脾の主な働きは飲食物を水穀の精微に変化させ
心、肺に運化し気血津液を化生させます。
胃は飲食物を受納し、腐熟させ、消化物を下降させる役割があります。
脾、胃が正常に働くことによって
気血がしっかり生成され様々な臓腑を滋養できるようになりますが、
不足すると色々な機能失調が起きます。
脾の病は全身各臓腑に影響を与え、他臓腑の病変も脾に影響を与える。
他臓腑の病であっても、機能を支える土台となる脾の働きにも注意を払う必要がある。
医学三蔵弁解の中焦を本とするのページには、
「中焦穀腑は、諸蔵の母、諸腑の源、
後天の元気の発生地、精神が養われるところ、
気血のたまわりて出るところ、営衛の成るところ、
生死の別れるところです。
養生の士はここを大切にして下さいと。」
と記されている。
<参考・引用文献>
『医学三蔵弁解』 たにぐち書店




