この間の勉強会で議題に上がった内風についての学びをまとめてみました。
内風とは眩暈やふらつき、痙攣などが生じた病態。
主に肝の疏泄失調によって体内から発生する風動の症候であるとされていますが、
腎の弱りがあると下へ引き下げる力が弱くなり気が上へ上へとあがって症状が出る場合もありますし、
陽明の湿が多くなることによって上部に圧がかかり内風の症状が出る場合もある。
様々な要因によって症状が生じているので、
弁証の過程では一つ一つの症状を孤立的に取り上げるのではなく
全面的に観察し総合的に分析していくことが重要である。



