舌苔について整理する

【苔色】

白苔
表証を示し、傷寒の太陽病や温熱病の衛分証でみられる。

黄苔
熱証を示す。表に熱が留まったり、邪熱が裏に入ったり。
化熱もあり表寒化熱や陽虚の水湿不化をあらわす。

灰苔
裏証を示し、裏熱・痰飲・寒湿などでみられる。

黒苔
裏証を示し、熱極か陽虚寒盛など病変の重篤な段階でみられる。

緑苔
瘟疫や湿温などであらわれ、湿熱・痰飲などの化熱が考えられる。

霉醤苔
紅・黒・黄の混ざった苔で、湿濁が長期にわたって化熱を示す。


【参考文献】
『中医臨床のための 舌診と脈診』医歯薬出版社
『新版 東洋医学概論』医道の日本社

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