「不問診断学でいきましょうかー」

突然の下野先生のひと言に???

望聞問切の「問」を省くということだそうです。

思い返すと…
短時間で何人もの患者さんを診ておられる下野先生は、必要なことを聞いて日頃から不問診断に近いことをされているのかなと思います。

私がやってることは、望聞問切の「問」だけです。

問診の場に色々と引き出そうと、長くなってしまいます。

それは、やはり私の中で切経と病因病機が紐付けされていないから、問診に頼りたくなるのだろうなと思います。

でも、問診しても取捨選択できないし、
果たしてそこまで必要なんか?

「頭痛」といわれて、
頭痛の病因を見てもあまりにもいっぱいで、
え?肝火かな?脾虚かな?
とかあれこれ考えるから混乱。

「難聴」「目が痛い」「鼻水」…
聞けば聴くほどいっぱい症状が出てきて、
全部調べたところで、パズルのピースみたいにピタッとはまるまで何時間もかけて、結局辻褄が合わず答えも出ず…あ、こりゃ私の身がもたへん。

何週間か前に下野先生が仰っていた
「近所だし」という言葉が今となってジワジワ来ます。

それなら、もっと大きく捉えて、清竅に行き渡らない生理学を調べた方がシンプルではないのかな?

 

患者さんには申し訳ないけれど、
「あ、はい、頭痛ですか」
と、サラッと通り過ぎて行った方が良いのかもしれません。

まだ1回だけですが、不問診断学、やってみると面白いですね。

今の私は聞いてもわかんないんだし、
聞いたとて結局自己満足なのかもしれません。

 

○ 写真のこと
ヒレンジャク
GW、実家でBBQをしていたら聞き慣れない鳥の声。
日本にいるのは冬で個体数は少なく、とても珍しい鳥だそうです。

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