ただいま難経の解説書を読んでいます。印象に残ったところをまとめてみました。

『難経鉄鑑』第一三難

顔面は「五臓の精華の府」である。

五臓はそれぞれ五行の色を具えている。
その色の変化は全て顔色に現れる。

顔面は正陽の場所であり、人身の上部にある。諸気は陽に属して上達するため顔面に集まる。
人身の気が外に現れたものを色と言う。
「色は気の外見」

気は陽に属し、動き回って一定の状態を保つことがないので顔色は良く変化する。

血は陰に属し、一定の状態を守る。
顔面の色が次々に変化していくのとは異なり、脈の場合は一定の決まりを述べることができる。このことが(難経)で脈の一定の部位を設けている理由である。

しかし、気の中にも血があり、血の中にも気があるため、気は色を主って脈を兼ね、血は脈を主って気を兼ねると考えるのが妥当である。

『難経鉄鑑』第一三難 たにぐち書店より引用

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読み返してみると、なるほど、納得な情報がいっぱいです。もっと望診を磨かなければと思いました。色と脈は連動しているんですね。

 

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