六経弁証

何故か日本では太陽病→少陽病→陽明病→太陰病→少陰病→厥陰病 と教わる。

藤平健先生の論文も読んだが、腸チフスを元に話を展開されていて良くわからない。

熱論を崩すほどのものなのか。

元々傷寒論だと①太陽→陽明 ②太陽→少陽のパターンどちらも明示されてあるからそこに意味はないと思うのだけど、教科書では順序逆転。

先生に聞いてみてもあまり納得出来なかった。

色んな意見があっていいと思いますが、自身の中では邪気の進展を機械的に覚えないでおく事にしました。

 

恐る恐る

まだ全然自身の人をきちんとした条件で刺すといった経験は足りていませんが、散々強く刺される経験なら学校でしてきた。

人の治療がどうこうという事はどうでもいいのですが、自分の中に落とし込もうとして考えた時は

こうしてみたらどうだろう?と疑問が生まれる。

その中で「怖いもの知らずな鍼」は自分の目指すところではない。

では逆説的に「怖いものを知る鍼」ならどうなるのか。

刺す経験はないけど、先生方・寺子屋・受付で話した事や起こった事、そこで感じた事を鍼に落とし込めると近付くのかな。

刺す前に刺すイメージをしてみる。

実際刺すとどうなるのかな。

でもその前に相手の体が答えてくれる様にしよう。

 

うちの猫が高齢(18歳)で最近は寿命も近いかなといった状態になってきた。

呼吸が深く吸えず荒くなる、腰の落ち、水を飲むとすぐに吐く、恐らく原穴であろう位置のスカスカ感、いつも寝転んでいる、嬉しくなると喉をならすゴロゴロの回数低下、聴力はずいぶん前から低下傾向 など腎を思わせる症状が出ている。

何とか残りを楽に過ごしてほしいので少しだけ手を加える様にしていると少し状態は落ち着く。

最後まで楽に、良い猫生であったなと感じてほしいものです。

 

舌の考察①

 

舌質・舌形

 

胖大傾向。

歯痕がみられ、ハリがない。

 

舌苔

表面的に潤っていて滑苔傾向。

 

舌色

表裏ともに色が薄く、裏が弱っている。

舌先に少し赤みが見られる。

 

その他

舌の出し方がデロンといった感じ。

舌診ではないが、口周りに白い吹き出物あり。

 

中〜沈、押し切ると消える、尺部の落ちがあった。

緩と少し滑だった印象。

 

考察

舌の色や力のない出し方から臓腑の弱りが起こり、正気が建っていないと想定。

そのため気も上がり、舌先に色が偏る。

臓腑の弱りもあるために水を捌く力もないため停滞して過度な潤いが生まれる。

全体的な色調は気がいかないため出ていない。

脈と合わせて中焦、下焦を強めて正気を建たせる。

 

舌の考察②

 

舌質・舌形

胖大傾向。

 

舌色

こちらも舌先に少し赤みが目立つ。

表面に比べ裏が赤い。

少し色褪せが気になる。

舌先か辺縁部に黒い色調のものが見える。

 

舌苔

奥の方に膩苔が見られる。

黄色みがあるが恐らく飲み物(茶)の影響。

 

その他

舌の出し方としてある程度の力はある。

 

考察

膩苔から飲食物の停滞が見られる。

裏に熱を抱え込み、表面的な色褪せが見られる事から裏熱が陰分を傷つけている可能性がある。

辺縁部分の色調からも上焦〜中焦の境目に邪気の停滞が見られる。

抱え込んだ裏熱を取りつつ本質的な中焦を建てて舌を引き締め、膩苔も取れる様にする。

境目の邪気も直接的・間接的な方法はあるにしろ動かして取っていく。

 

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