藤原です。引き続きまとめです。よろしくお願い致します。(参考:「中医学入門」神戸中医学研究会編著)

〜基礎理論〜気、血〜

〜気〜
陽に属す。生理物質。
物質的な基礎のもとに発現する人体各種の生理機能に相当。

【気の生成】
陰陽(元気)の助けにより
「水穀の気(脾)」+「清気(肺)」=「後天の気」
→「宗気」(いったん胸中に集まり、全身各部の気の源になる気)
→ 「衛気」(脈外)
 「営気」(脈中)
 「臓腑の気」{肺、心、脾胃(中気)、肝、腎}
 「経絡の気」

【気の運行】
「心の推動作用」と「肺の宣散•粛降作用」により全身に隅々まで散布し、
「肝の疏泄」により調節され、
「腎の蒸騰」により基本的な推動と調整をうける。

【気の機能】
 推動、防御、固摂、気化(物質転化)の4作用。
 「気機」:昇降出入の運動形式
 

〜血〜
陰に属す。
血液のもつ濡養作用とその物質的基礎。
「血液」「循環」の意味。

【血の生成】
「水穀の精微から得た津液(脾)」が
「営気」の作用により脈中に入るとともに
「清気(肺)」と結合し、
「心」の作用で、赤く変化し生じる。

【血の運行】
「肺の治節作用」、「心の推動」によりリズミカルに循環し、
「肝の疏泄」により流量調整され、
「脾の統摂」(気の固摂)により脈内に保持。

【血の機能】
「濡養作用」
 •全身の組織と器官に栄養を与え滋潤
 •気(営気)と陰陽を載せて全身に散布

【血の意味の違い】
「血」=濡養作用
 血の機能面を「営気」、物質面は「営血」
 血液をたんに「営」と呼ぶこともある。

★特に学んだこと★
脈内で血は営気と陰陽を載せている。
気と血は別々に存在するのではなく、一体になっている。

以上、ありがとうございました。

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