講師は大原先生より学びました。

傷寒論より太陽病~厥陰病を説明され、
実際に桂枝湯を煎じ、飲用を楽しみながら温かい時間を過ごさせて頂きました。

学生の身で、混沌の日々を過ごしておりますが
通行人や電車で同乗する人達を観る際に、仕草や素行を観察してしまいます。

例えば
この人は落ち着きがない、汗が多い、座り方が横柄、疲れてる、顔色が悪い、
歩き方、目の力強さ、物の持ち方、声の大きさ、、、、

その標は?本は?
虚している?、実している?、陽虚?、陰虚?、内熱?、肝気?、腎虚?、、、、と
しかし、本日の漢方講座を経験すると、今までは力の入り過ぎた感覚で見ていた様に思いました。

飲用より身体を整えていく感覚を思うと
力を抜いて観察し、全体像より症状とか異変の把握に努めなくてはならないと感じました。
臓腑を補した影響が、体全体へと達すると思えたからなのでしょうか。

この”『補する』を重点とする”という事を
「10/7(日) 学生向け勉強会」後半戦の院長特別講座で教えて頂きました。
その後半戦のフィーリングは一つの起点となっていますが、共通項を得られたのが本日の収穫の一つです。

大原先生、お疲れ様でした。
いつも配慮頂く院長に感謝いたします。ありがとうございました。


【番外編】
(講座が終了し、方剤の効能についての雑談中)
大原先生
「・・は腎陽と腎陰の両方を補うんですよ。逆じゃなくて両方を補えるんです!」
稲垣
「なるほど、太極を大きくするのですか・・」
と返答した際の大原先生の顔が
『稲垣、易経できやがったな』的な顔は脳裏から離れません( ̄▽ ̄)

3 コメント

  1. 稻垣さん
    大原です。講座の感想ありがとうございます。
    稻垣さんの中にある知識と今回の話とが結びついて、
    理解が深まったようで良かったです。

    講座後の雑談について、補足しておきます。
    確か、陽虚に対するある方剤についての雑談で、
    陽を補う生薬だけで構成されていると思いきや、
    陰を補う生薬も入っているのはどういうことか?
    という話だったと思います。

    陰陽論の話に少しなりますが、
    純粋に陽、または、純粋に陰というものはなく、
    陰と陽とが合わさった状態であらゆるものは存在していると考えます。
    そのため、陰だけ、陽だけ、というのではなく、
    方剤においても、陰と陽とが合わさって、
    結果的にどちらかを主に補うかたちになります。

    太極を大きくするという表現も間違いではないと思いますが、
    陽を補うために、陰も補っておいた方が
    より陽を補うことができるということで良いかなと思います。
    易経を学ばれると
    陰陽論の深い話を知ることができると思いますが、
    そのまま単純に考えてみても良いのかなと思いました。

    また稻垣さんの中での新たな結びつきがありましたら
    ぜひ教えてください!

    • 大原先生、コメントありがとうございます。

      陰陽の両方を補うというのが、理論はわかりますが
      具体的に理解できてない所が多いので、イメージが湧きづらいところです。
      もっと調べる必要があり、課題ができたのが良かったと思います。
      そして、鍼で同様の事が可能なのでしょうか?などなど

      また時間のある時にお話しできたらと思います。
      ありがとうございました。

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