皆さまこんにちは、鍼灸学生のイワイです。

東洋医学概論の臓腑生理について復習している中で、分からなかった問題について調べてみました。

【問題】情報伝達に関与する働きを持つのは、どの臓腑によるものか?

 これに関して、当初は心の働きだと思っていましたが、どうやら心ではなく、奇恒の腑の一つである「脈」の働きだったようです。

(寄り道しての復習です↓)
奇恒の腑とは?
水穀と直に接することない密閉した中腔器官であるとともに、精気を蔵するという機能も持っている。

胆、脳、脈、骨、髄、女子胞

話を戻しますと、脈は奇恒の腑の中でも心と関係があるというわれており、
脈は血脈、血府ともいわれ、生理物質が運行する通路であり、全身に分布し、臓腑と直接連絡しています。

脈の主な機能は、
①生理物質の運行 ②情報の伝達 です。

ここでは、上記の問に対して
②情報の伝達 について学んだことを記します。

【生理】脈は、臓腑の機能や病態を反映するため、気血などは生理物質を通じて、情報の伝達に関与している。
また、脈は経絡の概念に内包された組織、器官であり、経絡の機能である情報伝達に関与する。

奇恒の腑の働きについて触れることが少なかったので、この機会に学べて良かったです。

木

—————————————————————————————————————
【参考文献】
「新版 東洋医学概論」東洋療法学校協会 編

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here