書籍「閃めく経絡」 ダニエル・キーオン

を読み終えました。

感想としては、いろいろと盛りだくさんの内容で、私にとっては気づきや謎解きのヒントになるようなありがたい本でした。

まだ十分理解はできていませんが、

印象に残った部分、具体例をあげると、

中医学が想定している腎の機能のほとんどを副腎が担っている。

副腎は身体で最高濃度の神経堤細胞誘導体(腎精)を含む点で非常に興味深い腺である。

副腎→髄質→アドレナリン、ノルアドレナリン、ドパミン

例えば、パニック障害の時は強い恐怖心を呼び起こし、警報装置が誤作動を起こすように過剰にアドレナリンやノルアドレナリンが分泌されて、血圧を高め、心拍数を上げて、めまいや動悸などを起こします。

強い恐怖心は副腎を刺激するのです。(→過剰な恐れは腎を損なう)

また脳では過度な不安や恐怖によって扁桃体のドパミン受容体が活性化することがわかっているそうです。(→脳髄も腎に含まれます)

またドパミンは意志の力を発揮するのに非常に重要とあります。(→五神の志)

臓器から放出されたホルモンは感情の変化(こころ)と深く関わっているのです。ホルモンや神経伝達物質は各臓器からの気持ちが添付されたメッセージなのかもしれません。

そう思うと益々面白いなと思います。

またこうも書かれていて、

つまりホルモンは我々の脳の延長であり、脳と区別がつかないものだ。
あたかも臓器が脳から生じたかのようだ。(あるいは逆かもしれない)

そうなると人間の感情は臓器が作る、ホルモンや神経伝達物質によって支配されている!?

P︎MSや更年期障害、うつ病などの精神疾患、心因的なことが絡む疾患などが代表的なものでしょうか。

こういったトラブルに対して東洋医学では、五臓を正常化することで解決できることに繋がるんですね。

きっと。

 

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