脈(奇恒の腑)は血脈・血府とも言われる。

脈は主に気血などの生理物質を運搬し、心の機能により送り出された後、肺や肝の機能により推動され全身をめぐり、組織・器官を滋養している。
生理物質および各臓腑の状態を表すだけでなく、内外の環境や病因の特性を反映するため、脈診によって臓腑の機能失調および内在する病態を推察することが可能となる。

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五臓の働きや生理物質の種類・作用に関して、
異なる臓器や生理物質なのに同じような働きを持っているように見えたり、
一つの生理物資の代謝にいくつかの臓器が関与していたりで、
入り組み過ぎてそれぞれを独立して認識しづらかったため、五臓のことは横目で見つつ
イメージが付きやすい奇恒の腑について学んでました。ですが

「中医学において、生理代謝の中心は五臓六腑にあり、その生理活動をみていくと
ただ1つの臓器が中心となって行っているものがあったり、2つの臓器が関与して行っているものや、さらには3つ以上の複数の臓器が関与しているものもある。
そして生理活動の中では、関与する臓器の数が多いものほど重要度が高くなっている。
このことは気・血・津液の代謝がどれも3つ以上の複数の臓器が協調して行っていることからも分かる」

ということで、複雑に絡み合ったままでもいいんだなと分かったので、
引き続き進めていきます

「新版 東洋医学概論」医道の日本
「やさしい中医学入門」関口善太

西

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