先日、祖母に会いに行ったことをきっかけに、
拘縮や認知症について知識が乏しいと痛感しました。

学校に行き仲良しの司書さんに相談しました。
「私も介護をしていて、
認知症や介護の本をたくさん揃えたのよ!
でも中々見てくれる人が少ないんよ」
と話してました。

1時間ほど司書さんと本を吟味して
拘縮ケアや認知症の行動心理学の本を
借りました。
拘縮を防ぐタオルの位置や
介護時の声の掛け方など
とても参考になりました。

 

今日祖母に会いに行ってきました。
午前中、按摩師さんに施術をしてもらっていました。
日によって差がありますが、
顔色も良く、傾眠もほとんどありませんでした。

眉間の皺がないことに一安心。
それでも、腕はきつく抱きしめたて
膝頭が隙間のないくらいひっついていました。
硬い手すりに腕が食い込んでいました。

「もうあきませんわ…」と祖母は弱気でした。
「ほな、鍼しましょうか」と言うと
昔鍼治療によく通っていた祖母は軽く頷きました。

車椅子に乗ったまま4箇所に鍼をしました。

足を2箇所した後、体を前屈できるようになり、
前回できなかった背中にも鍼をすることができました。

1mmも刺していませんが、
動きが予測できないので置鍼は少しヒヤヒヤしますね。

てい鍼があれば安心かもしれません。

背もたれに当たらないようにタオルを挟み
前屈姿勢を介助してもらいながらの置鍼でした。

5分ほどの置鍼した後、脇に隙間ができて
握り締めていた指が徐々に解けてきました。
痛がる場合があるので、
声かけしながら指を動かしていきます。

拘縮した手の中は汗ばみ
菌が繁殖するのでとても臭いです。
爪が食い込み、それだけでも痛いだろなと。

看護師さんに握り締めた指の解き方を教わり、
鷲手のようになった隙に爪切りをしました。

腕を膝上に降ろせるようになったので、
袖をめくって脈を見ようとしました。
拘縮の姿勢でクロスして両腕が当たっていた部分は内出血していて、加わる力の強さに驚きました。

 

 

タオルを摘んだり、コップを持ったり
自分の意思で動かせるから祖母はご機嫌そうでした。

祖母は孫のことをわかっているのかな。
私の名前を言うとニコリと笑って頷きました。
私が今日全身真っ白の出立ちだったので、
時たま「先生、ここが痛いんですわ」
話してくれました。

「指があかんようになってあきませんわ」
「お団子が食べたいですわ」
「ありがとうさん」
今日は傾眠することなく、
話はチグハグだけど、ゆっくりゆっくり
色んなことを話してくれました。

「本人が言いたいこと、伝えたいことを話せるようにしてあげたらいいんですよ」
と祖母のことを相談した時に
お爺さんに治療された経験談を交えて
下野先生がお話してくれました。

鍼で延命、なんていうことは考えていません。
残された時間を祖母が穏やかに
過ごせればと思います。

鍼をする前。
腕は拘縮し、体が傾き肘置きに腕が食い込む。

昔よく握手をしていたので、
「握手して」というと手を差し出してくれました。
上腕は動かない。

足の鍼施術後、腕が解けて軽度の前屈が可能に。
背中と肘に空間ができたのでタオルを入れて
姿勢を安定させる。

背中に5分置鍼、腰は鍼が無理なので軽擦。
車椅子のステップから足を降ろしたり、
自分の意思で少し動かせるように。
脇に空間ができて、
肘置きに腕を置けるように。
動かす時は、方向や位置を
知らせた後に動かしています。
タオルを摘んで畳む動作をする。

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