私は鍼を刺されるのが怖く、鍼の響きも気持ちいいというよりかは痛みや不安に思うタイプです。

できることなら短くて細くて浅くて少ない鍼が良いです。

先日院長の鍼を受けた時、施術前に大きな温かい手で手で包み込まれました。

その時ふと不安な気持ちが和らぎました。

その後鍼を一本刺入していただきましたが、治療後、身体の力がストンと抜けて「気が落ち着く」という言葉がピッタリ当てはまりました。

治療を受けて、今日の私は気が散漫で地に足がついていなかったことに初めて気付きました。

七情にも「気が散る」「気が結ぶ」「気が上がる」「気が下がる」などがあり、情志の変化と臓腑は関係していると言います。

私たちも日頃から「気が〜するなぁ」と日常会話で口にします。こんな些細な言葉にも気の状態は反映されているんだと思います。

治療を受けて、先人の観察力と言葉に味わい深さを覚えました。

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