先日、左下の歯の虫歯治療で麻酔をした後、歯肉炎を起こし咽頭が腫れて食欲も落ちました。

内庭穴、合谷穴、下関穴、大迎穴に鍼をしましたが効果がありませんでした。

その日の夜中に顔の熱感と鈍痛で目が醒めました。

やや紅 厚白膩苔
浮、数、滑?
心窩部が重苦しくやや吐気伴う

前日、寝不足で肝火を増長させて、元来脾胃が弱っている状態で脂濃い物を食べてしまい食滞による胃熱が影響したのか。
脾が弱るから腎も弱るし、その逆も。

全てが影響しているようにも思います。

胃熱からくる歯痛には内庭穴と書籍にあり、内庭穴を探ると圧痛がありました。

しばらく置鍼して様子を見ました。

あまり効果を得られなかったので、舌の厚白膩苔が気になり陰陵泉を追加すると次第に痛みも引き脉も沈んでいきました。

 

後日
左歯肉の腫れが中々引かない。
左通天周辺に圧痛があり、単刺で痛みが解消。

 

また後日

ふた月前から上歯も歯根炎で治療中のため、治療後は炎症と鈍痛があります。

左下の歯肉炎も中々腫れが引かず痛みがありました。

下肢に熱があり、右上巨虚は虚し、左上巨虚に圧痛がありました。

左右反応点にお灸をすると、歯にダイレクトに響き拍動痛が憎悪。
次に鍼をすると痛みが治りました。

痛みを伴う場合は、対処療法も必要ですが、治病求本が大原則だと思います。

正気の弱りで歯肉や歯根が炎症しているので、痛みを取りながら病の本質も治療する選穴ができるように、これからの課題としていきます。

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