9/27に行われた勉強会で学んだことを書いていこうと思います。
今回モデルとなっていただいた患者さんは、「心腎不交・脾虚・少陽枢機不利」と弁証しました。
脾腎の弱りが見受けられたが、
特に腎の弱りが強く、それによって心の機能にも影響が及び、心火をうまく制御できない状態になっていると考えました。
そこで、まず腎を補うことを目的として太谿に置鍼しました。しかし、施術後も脈に大きな変化はみられず、患者さん自身の体感としても、明確な変化を感じることはありませんでした。
次に、脾を立てることを目的として脾経の穴に鍼をしました。すると、脈の状態だけでなく、舌や腹部の状態にも変化が現れ、全体的に身体が整っていく様子がみられました。
この経過から、今回の症例では、単純に腎を補うだけでは身体の反応を引き出しにくく、まず脾の機能をたてることが重要だったのではないかと考えました。
脾を立てることで身体の土台が整い、その結果として補腎ができる状態へと動いたのではないかと考えました。
脾をたてることで補腎が進み、心火がおさまっていった。
今回の施術を通して、腎の弱りが強くみられる場合であっても、単に補腎を行うだけでは十分な改善につながらず、まず脾気を立てることが重要であるということを学びました。




