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東洋医学・鍼灸医学の研究用ブログです。

山楂子など

山楂子 実験として無理して食事を大量に摂取。   やはり次の日は大ダメージ。   症状として気になったところは鼻詰まり・咳・軽い腰痛・股関節痛   舌下静脈が浮き出て、脈は沈気味になった。   行った実験は山楂子を大分多めに摂取。   気になる原穴付近にも体感として反応あり。   勿誤薬室方函口決には浄府湯という処方がありますが、ここで大切なのは山楂子だと思いました。   ネットでは処方構成、文章を確認しましたが今手元に本がないので、また原文を確認したいと思います。   とにかく身体への現れ方がとても勉強になりました。   命 生命の危機に瀕したとき、人間は一番能力を発揮する。 最近そう思う事が増えました。   事象 東洋医学を考えるとき、文字面になってはいけない。 一定の揺らがない法則があり、それは日常の現象でも当たり前に観測される。 人間も自然の中の一部なのだからそれは当てはまる。 そのイメージを持ってくると見えてくるものもあるのではないか。 そう考えてみています。   環境 沢山の勉強をさせて頂いている本当にありがたい環境にいるなと思います。 発見があるとやはり嬉しいし、拡がってくる。 しかしそうなった時に怖いのが自分。 それが日常になっては絶対にいけない。 自分自身で非日常にする努力を行うべきで、そこに甘えてしまう事は本当に恥ずかしい事だと思います。 自分なんて碌でなしを肯定するわけにはいかない。

素問 陰陽応象大論篇(第5)から 

<学生向け 近日開催予定のイベント> 【学生向け勉強会のお知らせ】東洋医学概論をモノにしよう! →(随時お問い合わせ受付中です!) 【学生向け勉強会】「素問を読もう!」申込み受付中です →毎週火曜19時〜 または 毎週木曜13時〜(途中からの参加も可能です。) こんにちは、大原です。 素問の勉強会では、現在 陰陽応象大論篇(第五)の内容を読み解いていっております。 さて、素問 陰陽応象大論篇(第五)の中に、 気(人体を動かす力)、 形(肉体)、 味(飲食物)、 精(生命活動を維持する源泉) それぞれの相互転化についての記述があります。 その原文と読み下しは以下になります。 【原文と読み下し】 ・・・ 水為陰、火為陽。(水は陰となし、火は陽となす。) 陽為氣、陰為味。(陽は気となし、陰は味となす。) 味帰形、形帰氣、氣帰精、精帰化。(味は形に帰し、形は気に帰し、気は精に帰し、精は化に帰す。) 精食氣、形食味、化生精、氣生形。(精は気に食(やしな)われ、形は味に食(やしな)われ、化は生を生じ、気は形を生ず。) 味傷形、氣傷精。(味は形を傷り、気は精を傷る。) 精化為氣、氣傷於味。(精は化して気となし、気は味に傷らる。) ・・・ 原文三行目から、 体内での転化について述べられていますが、 どのように起こっているのかを原文通り順番に読んでいくと、 一見このようになります。 味帰形、 「味(飲食物)」→「形(肉体)」 形帰氣、 「形(肉体)」→「気(人体を動かす力)」 氣帰精、 「気(人体を動かす力)」→「精(生命活動を維持する源泉)」 精帰化。 「精(生命活動を維持する源泉)」→「化(必要な気血などを他の物質から変化させる作用)」 さらに4行目以降も転化についてですが、 精食氣、 「気」→「精」 (「精」は「気」によって食(養)われる、という意味から) 形食味、 「味」→「形」 (「形」は「味」によって食(養)われる、という意味から) 化生精、 「化」→「精」 氣生形。 「気」→「形」 となります。 矢印は、物質などの生成の向きを示していますが、 「形」は「気」を生成したり(原文3行目)、「気」は「形」を生成したり(原文4行目)、 また「精」は、「化」を生み出し(原文3行目)、反対に「化」から生成される(原文4行目)とあり、 チャート図のように読んでしまうと、 混乱してしまう印象を受けませんでしょうか? ですが、ここでのポイントは、 これらの相互の関連は その調和が保たれているということが重要だということだと思います。 「気」→「精」などのようにそれぞれ別個で抜き出すのではなく、 これらをまとめて、 「味」→「形」⇄「気」→「精」⇄「化」 のように表してみると、「気」について、 例えば次のように意訳できると思います。 「飲食物を得た肉体からは「気」が生じ、 その「気」が充実していると生命活動の源泉である「精」も充実してくる。 その「精」が充実してくると、飲食物から体内に必要な気血を化する作用を生みだす。」 このように、単に、肉体から「気」が生じるというのではなく、 飲食物を得て充実した肉体から「気」が生じるという、 一連の流れが重要なのだと思います。 同様に、単に「気」から「精」が生みだされるというのではなく、 飲食物を得て充実した肉体によって気が生みだされ、 (肉体や気が充実するためには飲食物もしっかりしたものが必要だと思いますが) その「気」が充実してくると「精」が生みだされるということだと思います。 一連の流れが重要だということだと思います。 以下に、参考までに、上の原文の意訳を記します。 【意訳】 水は陰であり、火は陽である。 火である陽は、人体においては気であり、 水である陰は、飲食物(味)である。 飲食物によって肉体(形)は形成され、 飲食物を得た肉体からは気が生じる。 その気が充実していると、生命活動の源泉である精も充実してくる。 その精が充実してくると、体内に必要な気血に化する作用を生みだす。 すなわち、精を作り出すには気を消費し、 肉体は飲食物を得ることで成り立っているのである。 また、化する作用によって精は生まれ、 気によって肉体ができるともいえる。 しかしながら、これらの相互関連は、その調和が保たれている場合にうまくいくのであり、 飲食の不摂生・偏った飲食があると、その飲食によって肉体はかえって損傷され、 肉体が損傷するので気も弱り、気から充実するはずの精も傷られることになる。 まとめると、正しい飲食からは肉体や気が充実し、さらに精をも生み、 精が充実していくると気も充実してくる。 反対に飲食の不摂生や偏った飲食は肉体や気が弱り、 精を作り出すこともできなくなるということである。 すなわち気は精をよりどころとしているので、飲食の不摂生によって障害されるのである。  

異名同穴④

腧穴(しゅけつ)とは、いわゆる「つぼ」と呼ばれるものの総称である。 腧穴には、十四経脉上(正経十二經脉・督脈・任脈)にある「經穴(正穴)」、経脉に所属せず治療効果から発生し名称と部位が定まっている「奇穴」、奇穴の中でも1901年以降になってから定められた「新穴」、押すと心地がよかったり、圧痛を感じたりするが、名称も部位も定まっていない「阿是穴(天応穴、圧痛点)」などが含まれる。 經穴(正穴)      : 十四經脉上にあり名称、部位が定まっている。 奇穴          : 十四經脉上になく名称、部位、主治症が定まっている。 (新穴         : 1901年以降に定められた奇穴) 阿是穴(天応穴、圧痛点): 名称や部位は定められていないが、病態と深く関わって出現したり、治療点となる部位がある。   ④4つの異名のあるもの 穴名         異名 陰交穴    :   少関穴、横戸穴、丹田穴、小関穴 陰都穴    :   食呂穴、食宮穴、石宮穴、通関穴 横骨穴    :   下極穴、屈骨穴、曲骨穴、下横穴 客主人穴   :   上関穴、客主人穴、客王穴、太陽穴 曲地穴    :   鬼臣穴、陽沢穴、鬼臣穴、鬼腿穴 頬車穴    :   機関穴、鬼牀穴、曲牙穴、鬼林穴 曲骨穴    :   尿胞穴、屈骨穴、曲骨端穴、回骨穴 三陰交穴   :   承命穴、太陰穴、下三里穴、女三里穴 心兪穴    :   背竅穴、俉焦の間穴、心の兪穴、背兪穴 上脘穴    :   上管穴、上紀穴、胃脘穴、胃管穴 衝陽穴    :   会原穴、趺陽穴、会湧穴、会骨穴 神門穴    :   兌衝穴、中郄穴、鋭中穴、兌骨穴 身柱穴    :   知利気穴、散気穴、塵気穴、知利毛穴 臑会穴    :   顴髎穴、臑交穴、臑輸穴、臑兪穴 太谿穴    :   昌細穴、照海穴、陰蹻穴、大系穴 中府穴    :   膺中兪穴、肺募穴、府中兪穴、膺兪穴 中極穴    :   気原穴、玉泉穴、膀胱募穴、気魚穴 瞳子髎穴   :   太陽穴、前関穴、後曲穴、童子髎穴 命門穴    :   属累穴、竹杖穴、石門穴、精宮穴 腹結結    :   腹屈穴、腸結穴、腸屈穴、陽屈穴 陽関穴    :   関陽穴、寒府穴、陽陵穴、関陵穴 湧泉穴    :   地衢穴、地衝穴、蹶心蹶、涌泉穴 労宮穴    :   五里穴、鬼路穴、掌中穴、鬼窟穴 【参考文献】 『新版 経絡経穴概論』医道の日本社 『鍼灸医学事典』医道の日本社

素問 陰陽応象大論篇(第5)から その2

<学生向け 近日開催予定のイベント> 【学生向け勉強会のお知らせ】東洋医学概論をモノにしよう! →(随時お問い合わせ受付中です!) 【学生向け勉強会】「素問を読もう!」申込み受付中です →毎週火曜19時〜 または 毎週木曜13時〜(途中からの参加も可能です。) こんにちは、大原です。 前回の続きで、「素問を読もう!勉強会」でも 少し触れた内容になります。 (前回の記事→素問 陰陽応象大論篇(第5)から) 前回は、素問 陰陽応象大論篇(第5)の中の 人体を構成するものの、 それぞれの相互転化についての記述について 考えていきました。 ↓この一連の流れが重要であるという読み方をしてみました。 「味」→「形」⇄「気」→「精」⇄「化」 さて、素問の記述では、 最初の「味」は「陰」によって生じるとあります。 (「陰」→「味」) もう一度原文を確認してみましょう。この2行目にあります。 【原文と読み下し】 ・・・ 水為陰、火為陽。(水は陰となし、火は陽となす。) 陽為氣、陰為味。(陽は気となし、陰は味となす。) 味帰形、形帰氣、氣帰精、精帰化。(味は形に帰し、形は気に帰し、気は精に帰し、精は化に帰す。) 精食氣、形食味、化生精、氣生形。(精は気に食(やしな)われ、形は味に食(やしな)われ、化は生を生じ、気は形を生ず。) 味傷形、氣傷精。(味は形を傷り、気は精を傷る。) 精化為氣、氣傷於味。(精は化して気となし、気は味に傷らる。) ・・・ 2行目の「陽」や「陰」とは何を指すのかというと、 「陽」とは「天」のことで、 「陰」とは「地」のことであると、 この文章の前の部分の文脈から解釈できます。 すなわち「味」である飲食物とは、 「陰」すなわち大地のエネルギーによって 生じるということになります。 (「エネルギー」という言葉以外に良いキーワードが思い浮かびませんでした。 他に何か良い訳し方があるでしょうか、教えてください。) 形(肉体)や気、精は、正しい飲食によって得られると 前回の記事でまとめましたが、 さらに正しい飲食とは、 しっかりした大地のエネルギーから生じるということになります。 ちなみに、これらをまとめると 「陰」→「味」→「形」⇄「気」→「精」⇄「化」 となります。 現代の食生活における食材は、 大地のエネルギーをしっかり得たものかというと そうとも言いきれないのでは?と感じてしまいます。 例えばインスタント食品や人工的に作られた調味料などは、 大地のエネルギーがほとんど無いのではないでしょうか。 また、旬のものでない野菜も 現代はビニールハウスなどによる栽培技術によって 手に入りやすくなっていますが、このような季節外れの野菜は しっかりと栄養がとれるのでしょうか? 素問の内容から、そのような疑問をふと感じてしまいました。 (現代の農業の技術に関して私は全くの素人ですので、 このような疑問が間違ってましたら謝ります、すみません。) 参考までに、 「五味」の働きについての記述もこのあと出てきます。 辛散、酸収、甘緩、苦堅、鹹耎。 辛は散じ、酸は収め、甘は緩め、苦は堅くし、鹹は耎(やわ)らかにす。 (『素問 蔵気法時論篇』(第22)) さらに、 五味所入、 酸入肝、辛入肺、苦入心、鹹入腎、甘入脾、 是謂五入。 五味の入る所、酸は肝に入り、辛は肺に入り、苦は心に入り、鹹は腎に入り、甘は脾に入る、 是(こ)れを五入と謂(い)う。 (『素問 宣明五氣篇』(第23)) 五味の働きについては 現代の薬膳関係の書籍に書かれていますので、 薬膳に興味がある方はご存知かも知れません。 ですが、例えば、 いくら酸味や甘味のある食材を用いて調理したとしても、 その食材にしっかりとした陰がなければ、 味覚としては酸味や甘味を感じたりしても、 実際には身体を養うような本来の食物としての作用が 発現されないのではないでしょうか。 五味は大地のエネルギーから生じるという 原則的な内容について書かれた書籍は 個人的にあまり目にしたことがありませんが、 重要なことのように思います。 参考文献 『黄帝内経 素問』 東洋学術出版社

痹と痺

もう直ぐ国家試験となると授業も過去問を対象とした時間が大半です。 期末試験は期間がとれないので、各教科の試験は授業内で実施されていきます。 試験や資料の誤字については3年間で、かなり慣れました。 ○ 井・滎・兪・經・合 × 井・榮・兪・經・合 ○ 噯氣 × 曖氣     など 本日は痹と痺について 痹(ひ) 1⃣しびれる 2⃣リウマチ 痺(ひ) 1⃣うずらの雌 大漢和辞典の”痺”の欄には”参考”として「俗に此の字を痹に用いるは誤」と、 『字彙』からの引用も記載されています。 「痺與痿痹字不同」との事。 ※字彙(じい)は、明代の梅膺祚(ばいようそ)により編纂された中国の漢字字典。 明の時代から「同じ字じゃないよ」との注意書きがある以上、 出来るだけ正確を期したいと”しびれる”は”痹”で書き通しておりますと、 同じような人がいた時に、ほっこりします。 【参考文献】 『大漢和辞典』(株)大修館書店

『閃く経絡』を読んで

以前より、SNSで噂になってた本『閃く経絡』を読んでみました。 ---------------------------------------------------------- 『閃く経絡』 ”現代医学のミステリーに鍼灸の”サイエンス”が挑む!” 著者:ダイエル・キーオン 発行:日本の医道社 ----------------------------------------------------------- ダニエル・キーオンさんは医師として救急の現場に立ちながら、 キングストン大学で中医学を学び、後に北京に渡り就業を行ないました。 医師でありながら鍼灸師であるという立場で、経絡の謎を解明しようと試まれています。 鍼灸学校で習う解剖学・生理学の復習になり、 学生の立場としてはテストされているような感覚も正直あるのですが。。 医師としての立場らしく、淡々と表現されるグロテスクさも楽しむ事が出来ました。 彼の経絡に対するこの論証の一つ一つは、なかなか見ごたえがある様に思います。 実はこのような生々しい論理は好きだったりします。 この本の素晴らしいところは東洋医学に対する敬意が感じられるところです。 東洋医学の軸を動かさずに西洋医学の詳細を詰めていく方法は、 解明する探検の大変さも感じられますが、気持ち良さを同時に覚えます。 そして、医古文などを読む際に手助けとなるのが、現在の医学への探求があるという事は 太古の昔も医学に燃える医家がいるのだろうと信じる事ができるところでしょうか。 未来の優秀な方々によって、東洋医学の証明がなされていくことに夢をはせます。 以前に一鍼堂ブログの番外編として院長が挙げられていた三焦に関してのブログも添付します。 ↓ https://www.1sshindo.com/blog/zenith16946/

五行大義(1)

第二辨體性 體者以形質爲名。性者以功用爲義。以五行體性資益萬物。故合而辨之。 木居少陽之位、春氣和、煦温柔弱。火伏其中。故木以溫柔爲體、曲直爲性。 火居大陽之位、炎熾赫烈。故火以明熱爲體炎上爲性。 土在四時之中、處季夏之末。陽衰陰長。居位之中、總於四行、積塵成實。 積則有間。有間故含容。成實故能持。故土以含散持實爲體、稼穡爲性。 金居少陽之位。西方成物之所。物成則凝强。少陽則淸冷。故金以强冷爲體、従革爲性。 水以寒虛爲體。潤下爲性。 洪範云、木曰曲直、火曰炎上、土曰稼穡、金曰従革、水曰潤下。是其性也。 淮南子云、天地之襲精爲陰陽。陰陽之専精爲四時、四時之散精爲萬物。 積陰之寒氣、反者爲水、積陽之熱氣、反者爲火。 水雖陰物、陽在其内。故水體内明。 火雖陽物、陰在其内。故火體内暗。 木爲少陽、其體亦含陰氣。故空虛、外有花葉。敷榮可觀。 金爲少陰、其體剛利、殺性在外、内亦光明可照。 土苞四德。故其體能兼虛實。 体は形式を以て名となす。性は、功用を以て義となす。 五行の体性を以て、万物を資益す。故に合してこれを弁ず。 木は少陽の位に居り、春氣和し、煦温にして柔弱なり。 火その中に伏す。故に木は、温柔を以て体となし、曲直を性となす。 火は大陽の位に居り、炎熾にして赫烈なり。 故に火は、明熱を以て体となし、炎上を性となす。 土は四時の中に在り、季夏の末に処り、陽衰へ陰長ず。 位の中に在り、四行を総じ、塵を積みて実を成す。積れば則ち間あり。 間あり、故に容を含む。実を成す、故に能く持す。 故に土は、含散・持実を以て体となすし、稼穡を性となす。 金は、少陽の位に居る。四方は物を成すのところ。物成れば、則ち凝強す。 少陽は則ち清冷なり。故に金は、強冷を以て体となし、従革を性となす。 水は、寒虚を以て体となし、潤下を性となす。 洪範に云う、木に曲直といい、火に炎上といい、土に稼穡といい、 金に従革といい、水に潤下というと。これその性なり。 淮南子に云う、天地の襲精は陰陽となり、陰陽の専精は四時となり、四時の散精は万物となる。 積陰の寒気、反する者を水となし、積陽の熱気、反する者を火となす。 水は陰物と雖も、陽その内に在り。故に水の体は内明らかなり。 火は陽物と雖も、陰その内に在り。故に火の体は内暗し。 木は、少陽たり。その体、また陰気を含む。故に内空虚にして、外花葉あり。敷栄して観るべし。 金は少陽たり。その体剛利にして、殺生外に在り、内また光明ありて照すべし。 【参考文献】 『五行大義』明德出版社

妊婦さん

妊娠すると陰血は胎児を養うために使われるため妊婦の体は陰血が虚し、陽気偏亢という生理状態になる。 のぼせや眩暈、頭痛などの症状がでてくることがある。 胎児が大きくなると、気機を閉塞して昇降機能が失調する。 息切れ、動悸、不整脈が出てくることがある。 胎児を育むのに自分の精気が負けると不正出血が起きることがある。 安胎法は補腎培脾を主とする。 補腎は個胎を行う。 培脾は血の源を益し、血が充実することにより胎児は安定する。

施術日記(03)

T.I 先生との治療練習3回目です。 週ごとに、同じ経脈上に刺鍼する事で変化をとります。 舌診の鍛錬 【目的】 ① 一週間前と同穴にて、鍼の番号を変えて違いを診る。 ② このシリーズは今回で3回目。 鍼の ”前後” という短期的にできる変化とは違う、中期的な変化を探す。   舌の中央の苔・裂紋には長い歴史を感じるので、 この変化を狙うのは、 長期的に考えなくてはならないのかもしれません。 舌尖と舌辺の赤みは、ぼんやりといつものようにある。 舌の出し方に、強張った感じはみられない。 陰陵泉(右):0番鍼にて置鍼(5分) 一段と力が抜けたように感じる。 刺鍼後には舌尖と舌辺の赤みは、淡く穏やかになるのはいつもの通り。 舌の水分量の違いが、事前事後で間違いなく変化する。 2週間前は・・ この2週間前に舌診した際、 舌の出し方が右へ傾いていたのが特徴的でした。 舌尖の尖がり具合や舌の周辺の赤みは現在もありますが、 現在は少しマイルドになっているように感じます。 ご自身で治療をされているのもあり、 このシリーズでの正確なエビデンスという訳ではありませんが、 変化は感じられます。

経穴(01)

【地機】 学生時代に使用した経穴の教科書を新・旧で比較してみる。 旧教科書の”地機”は”陰陵泉”より5寸下、 新教科書は”地機”は”陰陵泉”より3寸下、とされている。 考えらる可能性は「2つとも違う」「片方が正解」「2つとも正解」。 重要なのは点でなく、線をとらえる事にあるのかな?と思う。 今後の切経の参考にして行きたいと思います。 旧 『経絡経穴概論』(株)医道の日本社 初版:1992年3月20日 ●地機(郄穴) 取穴部位:内果の上8寸、脛骨内側縁の骨際に取る。 (注)脛骨内側顆の下際から下5寸に当たる。 筋肉:ヒラメ筋 運動神経:脛骨神経 知覚神経:伏在神経 血管:後脛骨動脈 新 『新版 経絡経穴概論』(株)医道の日本社 初版:2009年3月30日 ●地機 SP8(脾經の郄穴) 部位:下腿内側(脛側)、脛骨内縁の後際、陰陵泉の下方3寸 取り方:脛骨内縁の後際、内果尖と膝蓋骨尖とを結ぶ線を3等分し、 膝蓋骨尖から3分の1の高さに取る。 解剖:ヒラメ筋・長母指屈筋〈筋枝〉脛骨神経, 《皮枝》伏在神経,後脛骨動脈 【参考文献】 『経絡経穴概論』(株)医道の日本社 『新版 経絡経穴概論』(株)医道の日本社