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東洋医学・鍼灸医学の研究用ブログです。

順気一日為四時篇 第四十四(01)

黄帝曰、願聞四時之気。 岐伯曰、春生、夏長、秋収、冬蔵、是気之常也、人亦応之。 以一日分四時。 朝則為春、日中為夏、日入為秋、夜半為冬。 朝則人気長、長則勝邪、故安。 夕則人気始衰、邪気始生、故加。 夜半人気入蔵、邪気独居干身、故甚也。 黄帝曰く、願わくば四時の気を聞かん。 岐伯曰く、春は生、夏は長、秋は収、冬は蔵、これは気の常なり、人もまたこれに応ず。 以て一日を四時に分つ。 朝は則ち春を為し、日中は夏を為し、日入は秋を為し、夜半は冬を為す。 朝は則ち人気が長じ、長則ち邪に勝り、故に安なり。 夕は即ち人気が衰え始め、邪気が生まれ始まる、故に加なり。 夜は人気が蔵に入り、邪気が独り身に居り、故に甚だしきなり。 【参考文献】 『黄帝内経 霊枢 下巻』東洋学術出版社

フットサル・イチロー・歩き方

フットサル 週末あたりに時間を見てフットサルをする事が多いです。 その時に勉強になる事が体の確認と駆け引き。 知らず知らず走るフォームが崩れていると非常に疲れやすくなる。 どういった動き方がいいのか確認出来ます。 疲れにくい時の走り方の感覚としては、物凄い重いものを力を使わずに持っている感覚です。 そういった時は地面と一体感がある。 これを普段の歩き方にも反映させよう。 不動明王みたいなドッシリさが欲しいところです。   もう一点、駆け引きの部分。 初心者が相手DFの時は全く通じないのですが、ある程度の経験者が相手になると出方を伺う読み合いになってくる。 読み合っている中、相手に一番通じるフェイントが空気感を出すこと。 行くぞ!といった空気感を出すフェイントと動作だけのフェイントは引っ掛かり方が全く違う。 鍼を打つとき、これがいい感覚なのかむしろ邪魔になるものなのか。 試してみない事には分かりませんが、こういった事を鍼にも落とし込んでみたいと思います。   イチロー262のメッセージを読んで とても勉強になる本でした。 イチローさんの遊び心も見えて楽しかったです。 考え方だけでなく体の使い方でも参考になる部分は多く P207 「腕の振りは、前後だよ。 体が伝わる、体の中で振る。 中心線の中で力が伝わるよう、 そこから、外れてはならない。」 といった内容も勉強になりました。   包む感覚 人の体を触らせていただくときに大切になる感覚じゃないのかと感じています。 こう触った方が相手が答えてくれている気がします。   仙骨 ナンバ歩きとモデルのウォーキングの映像を見ました。 どちらにも共通する事は腰の落とし方と上半身の連動。 ただ感覚として掴めないのでお尻歩きで訓練中してみます。 ベッドに座る姿勢に繋げる、体幹の強化、上半身と下半身の動きの連動、体の左右のズレの矯正が狙いです。   新鮮な感覚 起きたてに自分に鍼を刺してみた。 いつもと違った感覚で新鮮で、手が運ばれた気がする。   参考書籍 自己を変革するイチロー262のメッセージ  「自己を変革するイチロー262のメッセージ」編集委員会 ぴあ株式会社

「11/10(土) 漢方薬「桂枝湯」を学ぼう!」の感想

講師は大原先生より学びました。 傷寒論より太陽病~厥陰病を説明され、 実際に桂枝湯を煎じ、飲用を楽しみながら温かい時間を過ごさせて頂きました。 学生の身で、混沌の日々を過ごしておりますが 通行人や電車で同乗する人達を観る際に、仕草や素行を観察してしまいます。 例えば この人は落ち着きがない、汗が多い、座り方が横柄、疲れてる、顔色が悪い、 歩き方、目の力強さ、物の持ち方、声の大きさ、、、、 その標は?本は? 虚している?、実している?、陽虚?、陰虚?、内熱?、肝気?、腎虚?、、、、と しかし、本日の漢方講座を経験すると、今までは力の入り過ぎた感覚で見ていた様に思いました。 飲用より身体を整えていく感覚を思うと 力を抜いて観察し、全体像より症状とか異変の把握に努めなくてはならないと感じました。 臓腑を補した影響が、体全体へと達すると思えたからなのでしょうか。 この”『補する』を重点とする”という事を 「10/7(日) 学生向け勉強会」後半戦の院長特別講座で教えて頂きました。 その後半戦のフィーリングは一つの起点となっていますが、共通項を得られたのが本日の収穫の一つです。 大原先生、お疲れ様でした。 いつも配慮頂く院長に感謝いたします。ありがとうございました。 【番外編】 (講座が終了し、方剤の効能についての雑談中) 大原先生 「・・は腎陽と腎陰の両方を補うんですよ。逆じゃなくて両方を補えるんです!」 稲垣 「なるほど、太極を大きくするのですか・・」 と返答した際の大原先生の顔が 『稲垣、易経できやがったな』的な顔は脳裏から離れません( ̄▽ ̄)

胃火上炎について

胃熱証について学んでいて気づいたことです。 胃火上炎:胃で滞った熱が経に沿って上昇する病理変化 胃熱が強くなると上方へ昇る。 辛い物、アルコール、脂っぽいものなど刺激の強いものの取り過ぎ 外感した熱邪が胃に伝わること ストレスなど情志に内傷され肝鬱が起こること などによる火熱化火により胃の津液が損傷して胃気が消耗する。 →受納、和降の機能低下が起こる 胃津が損傷され、腸の潤いがなくなる→大便秘結 +胃熱の亢進により胃濁を伴って上昇→口臭発生 消化器の機能失調→胃気上逆?→呑酸 胃熱→口渇、冷たいものが欲しくなる、食欲亢進 深部で熱が鬱滞→口渇、煩熱、嘈雑、灼熱痛←拒按 熱邪が胃を破る→吐血 火熱が経脈を塞ぐ→血分が乾く→歯肉炎、歯周炎 胃で水穀を受納できない→食欲低下?→水穀を得られない →気血不足?→津液不足亢進 胃に火熱が発生→上炎→頭痛、咽頭痛、顎、顔面部の腫れ (経に沿って熱が上昇するため)   熱は摂取した水穀をどんどん消化する働きがあり、食べても食べても 空腹感を感じてしまう状態になる。 お正月に胃熱によって食欲が亢進するのは何故なのか、と考えていましたが この症状のことを、「消穀善飢」ということがわかりました。 【memo】 肝鬱との関連 水穀を消化することで火熱は更に強くなってしまうのか? 水穀を入れないことで火熱が鎮まることはあるのか? (火熱の原因による?) 胃濁とは 胃で本来降ろすはずだったものなのか? 消化しきれなかったもの、ということなのか?

学生・東洋医学を学ぶ者の為のプロジェクトを設置。

これからも勉強会や企画を 展開していきますが、 参加して頂いても、 なかなか単発でその場では 触発されて気持ちが盛り上がる ものの、 結局、それが日常にはならないといった問題が 発生します。 これが根本問題だと思います。 そこで、 一鍼堂の方から一つ、新しい サイトを作り、 勉強したいと思う有志にそれぞれ アカウントを発行して、 勉強した内容や疑問などを日記調に書き記して いってもらって、 それを僕らの方で見させてもらって、 アドバイス出来るものはするといった ものを考えています。 エントリーしたい人はまた、挙手お願いします。

テレビにおける鍼特集の直近の予定、と個人的な感想。

2018年12月31日 9時~13時 『YOUは何しに日本へ?』の再放送にて、YNSA(山元式新頭鍼療法)の紹介。 https://juku.teppennohari.info/post-7160/ 以下、東京大学付属病院に勤務しておられる、粕谷大智先生の公開Facebookページより。 2019年1月4日、NHKあさイチにて、鍼の特集あり。 https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=128705171477506&id=100030140710901 1月23日および2月13日、NHKためしてガッテンにて、鍼の特集あり。 https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=122722288742461&id=100030140710901 https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=128705171477506&id=100030140710901 また、上記文章から、詳細は不明ながらも、2018年にNHKであった「東洋医学 ホントのチカラ」の続編も企画中?らしい? …… 僕、個人的には、正直、怖くなってきました。 2019年以降における、日本の鍼灸および東洋医学の扱われ方、受け止められ方に。 特に、NHKで鍼灸の特集なんて、長年の鍼灸患者からしたら、驚天動地の出来事です。 国が、公共放送を使って、鍼灸をプロパガンダしている…… それは日本医師会も黙認している…… と個人的に受け止めてます。 国の予算が100兆円を越え、医療費が42.2兆円と、常軌を逸した予算配分になっており、 厚生労働省「平成29年度 医療費の動向」について https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177609.html また、柔道整復師の保険請求も、去年9月から非常に厳しくなり、整骨院・接骨院のハシゴ受診が非常に煩雑になったり。 (事実上のハシゴ受診不能。) ほぼ同時期に、はり師きゅう師の広告制限も非常に厳しくなったり。 「これらの動きの背後にある、思想・背景って、なんだろう?」 と、僕なりに推理すれば、乱暴な言い方をすれば、もはや、 「医者で治らない疼痛とか難病とか、もう知らん!!こっちはもう金がないんじゃ!!お前ら自由診療でなんとかせえ!」 という遠回しのメッセージにも感じられます。 当然、ターゲットとなる患者層は、今の若者よりお金を持っている「富裕層の老人たち」…ってところでしょうか。 国が勝手に、鍼灸の宣伝をしてくれるのであれば、なおのこと、今まで以上に、鍼灸で出来ることと出来ないことの線引き・リテラシーなどをしっかり確立しておかないと、患者さんから速攻で不信感を持たれかねませんね。 …… それは恐怖と不安の身震いか。 それとも……鍼灸医術に対する武者震いか…… 単に寒いだけで「ふるえ産熱」しているだけか…… …… それより、落としてる科目の単位認定試験、頑張ります。

舌が教えてくれること

舌診の本には舌の裏側のことや、舌下静脈のことなどが書かれていることがあまりないので、臨床で学ぶことがほとんどです。 今回は臨床で学んだ舌のことについて書いていきます。 瘀血の反応には暗紅舌や舌下静脈の怒張がある。 しかし、暗紅舌がみられても舌下静脈の怒張がなかったり、舌色が褪せているのに、舌裏は赤く、舌下静脈の怒張があるなど表裏で異なる反応が現れる場合は、正気の著しい低下が考えられる。 家族歴に消化器疾患や喘息などがみられる場合は、体質的に正気が弱い傾向をもともと有している可能性がある。 こういった場合は臓腑をたてることを優先する。 瘀斑は強い気逆の証であり、舌先にみられても必ずしも肺や心の病変を示すとは限らない。脾腎の弱りによる気滞や瘀血が原因となる場合もあるため、部位だけで病変を断定せず、総合的な判断材料の一つとして捉えることが重要である。

傷寒論の学習 その3

(前回ブログ 傷寒論の学習 その2:https://toyoken.org/1179/) こんにちは、大原です。 前回の内容でも書きました通り、 傷寒論で、 陽明病の「提綱証(ていこうしょう)」は 胃実熱証であるということが 学校の教科書や 多くの解説本で述べられています。 根拠となる条文は「陽明之為病、胃家実是也」です。 ですが、『宋以前傷寒論考』という書籍によると、 宋の時代に傷寒論の条文が書き換えられたようで、 宋以前は「胃中寒」だったそうです。 傷寒論の原本は失われているそうですので、 現代において傷寒論の内容を調べていくには、 傷寒論の内容が書かれた古文書をもとにして 汲み取っていくことになりますが、 現代の教科書は、 宋の時代に書き換えられた内容のものを基準にしているのですね。 太陽病が表寒で、 その後につづく陽明病が実熱になることに はじめ違和感を感じていたのを思い出しましたが その謎が少し解けたように感じました。 --------------------------------------------------------------------------------- 参考文献 『宋以前傷寒論考』 東洋学術出版社 興味がありましたら、ぜひ参考文献もお読みください。

投稿テスト

学生・研究生用の記事の公開テストを行いました。 自分自身の手で学びを得ましょう。  
早朝の東の空 冬

【用語集】大腸湿熱

大腸湿熱 湿熱の邪が大腸に鬱積することで生じる。 梅雨時期などに生じやすい湿邪や暑熱の邪が合して大腸に侵襲したり、 飲食の不摂生や、甘いものや脂っこいものの偏食により、 湿熱が大腸に鬱滞することが原因となる。 湿熱が大腸に影響した結果、 気血の鬱滞や、大腸の伝導機能(※1)を低下させる。 ※1大腸の伝導 →食物の残渣物である糟粕を最終的に糞便へと変化させ、 肛門から排出させる機能を指す。 『黄帝内経素問』霊蘭秘典論篇には、 “大腸者、伝道之官、変化出焉” (訳:大腸は伝道の官、変化ここに出ず) とある。 湿熱の邪が腸道に影響すると脈絡を損傷し下痢となり、 また邪熱の勢いが強いと 「裏急(りきゅう:腹痛があり、排便に間に合わず漏らすなどの切迫した状態)」をおこす。 また湿熱が結して気の流れを滞らせると、腹痛がおこる。