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東洋医学・鍼灸医学の研究用ブログです。

日にあたる猫

食べることについて②

皆さまこんにちは、イワイです。 前回の続きです。 〝後天の精〟とは生まれ持った〝先天の精〟とは別に 飲食物から補います。この後天の精の全身へのルートをみてみますと、 後天の精 ↓ 別名 水穀の精微といわれる ↓ 一部は気、血に化生→全身の組織、器官に行き渡る ↓ 残りの一部は 腎 に収まる となっています。 次は〝精〟の作用についてです。①〜③ ①生殖 ②滋養→人体の組織、器官に滋養する 詳しくみてみると、 精は必要に応じて、血へ変化。 ↓ 血も旺盛、正常に各組織、器官を滋養。 精は気へ化生。 ↓ 人体の新陳代謝を推動、抑制し生命活動を維持する。 精は人体を構成する基本物質と捉えられており、 東洋医学では精が充足していると、 生理機能は正常に働くと考えられています。 ③神の維持 神:広義では、生命活動の総称であり、精が充足することで、神の機能が保たれる。 狭義では、精神、意識 、思惟活動を主るもの。 ここからは、勉強した感想です。 飲食物を食べることで、西洋医学的に考えるとエネルギー源となるということ、一方で東洋医学的に考えると、エネルギー源という役割と五臓六腑が正しい働きを出来るようにしていたり、精神活動も主ることになるので、幅広い意味で捉えることが出来ることに気づきました。 【参考文献】 『新版 東洋医学概論 』東洋療法学校協会

最近試していること

最近試してる事① 目に頼らなかったらどうなるんだろうって事で色々試してみています。 目を瞑って10分程度過ごす。 その際ゆっくりでもいいから歩きながら、猫の位置を探ってみる。 分からなかったら目を開けて場所を確認。 当たったら触ってみる。 いつもと違う感覚で面白いです。 しかし物にぶつかるかもしれない恐怖で歩くのが中々怖いです。 視覚障害の方は点字ブロックに対して杖が当たった時の音と触覚で歩行を行っているそうなのですが、神経張ってないとできないなと思いました。 できれば目を開けながら研ぎ澄まそう。 使わない事はできると思う。   道の物為る、惟れ恍惟れ惚。惚たり恍たり、其の中に象有り。恍たり惚たり、其の中に物有り。 窈たり冥たり、其の中に精有り。其の精甚だ真なり、其の中に信有り。 老子21章とも繋がるのかな。   最近試してる事② じゃあそれを目を開けながら近づけようとして、色々方法はあると思うのですが目を背けながら対象物に触るという事を行ってみています。 また違った印象を受けます。   最近試している事③ 会話する時、伝えたい事が伝わった瞬間を探る。 トーン、テンポ、躱しかたなど。 また、伝わりにくい状態はどんな状態? 自分がその状態ならどうなる? この前最悪な精神状態だった時の自分の感覚も参考になります。   妊婦 妊婦さんを見て、もし「治療してくれ」と言われたらどうするんだろうと思った。 1人ではなく、2人分の命を見なければいけないので状況が違う。 母体も分け与えている状態。 そもそもの目的が違うので、脈なども正常時とは違う。 臍も参考になりそう。 ここで胃気などにも踏み込むことになると思うが、今勉強している傷寒論とも関連させていきたい。 まだ多分何かあるんだろうなと言った段階です。   フロイト 最近ちら〜と見ていっているのですが、面白い考えの人だと思いますし、勉強になってます。  
切脈一葦

切脈一葦 上巻1

こんにちは、大原です。 前回まで、『切脈一葦』の序文を 2回に分けて読んでいきました。 前回の記事 (切脈一葦 序文2) 今回から、上巻を読んでいきます。 切脈一葦 巻の上 常陽 中茎謙 著 脈位 寸口の脈は、顕然として見(あらわ)る処なり。 故に上古より今に至る迄、 動脈の流行をここに診して。 血気の盛衰をうかがうこと何の時より始めと云うことを。 明らかにせずといえども、古書に脈を論ずるときは、 必ず寸口を主とするを以て考えるときは 上古の脈位なるこを疑いなし。 寸尺は、人の体より出(いで)たる者にて、説文に、 「周制の寸尺(すんしゃく)咫(し)尋常の諸度量は、皆人体をもって法と為す」と。 の語あり。 家語に、 「指を布(し)き寸を知る。 手を布(し)き尺を知る。 肘を舒(の)ばし尋(ひろ)を知る、の語あり」。 素問に、 「尺内の両傍はすなわち季肋なり」の語あり。 また、寸尺按じるの語あり。 霊枢に、「尺を調う」の語あり。 これらの語を合わせて考えるときは、人の体を指して尺と称すること、見るべし。 尺は度量の統名なるをもってなり。 調尺の尺は広く人身を指し、 尺内の尺は腹を指す。なお腹内というが如し。 尺寸の尺は手を指す。 寸に対するをもってなり。 寸口は尺を診するところなるをもって名づけ、 尺沢は尺より寸に、血脈の流行する処をもって名づけたる者なり。 動脈の見る処多しといえども、 その著名なる者は、寸口を第一とす。 人迎趺陽は、これに次ぐ者なり。 人迎は常に寸口より大く、 趺陽は、常に寸口より小なる者は、脈道に本末あるをもってなり。 これ仲景氏の寸口人迎趺陽をもって三部と為すといえども その大ならず。 小ならざる所の寸口を主として、人迎趺陽を参考に備えるゆえんなり。 虛里少陰膻中も、また其の著名なる者なり。 故にその証によって、参考に備えることあり。 寸口は手の掌の後、高骨の側に見る動脈なり。 人迎は、結喉の両傍に見る動脈なり。 結喉は喉嚨なり。頤(あご)の下に高く尖りたる骨をいう。 趺陽は趺の上に見る動脈なり。足の跗の上、大指と次指との両骨の間を上へ去ること五寸、 動脈手に応ずる所なり。 虛里は左の乳下に見る動脈なり。 少陰は足の内踝の後ろ、陥なる中に見る動脈にして、 いわゆる少陰の道、是なり。 臍中はいわゆる腎間の動、是なり。 (続く) 参考文献 『切脈一葦』(京都大学附属図書館所蔵) 画像は京都大学デジタルアーカイブより

冬休みに入りました!

こんにちは高山です。 冬休みに入りました。 今は東洋医学の病因と病機について勉強しています。 聞いたこともない物質や構造を学び、そこからさらに深掘りしていく、理解するのがむずかしいことが書いてあったり、量も多いです でも、病気がなぜ起こってしまったか、やその病気の症候などが記されていて、治療する上で、きっと大切になることが、書かれています。ちょうど冬休みですし、じっくり時間をかけて勉強しています。 まだ僕は一年生で、脈診や舌の色、腹診などの仕方や、 感触は全然知りませんが、いずれ学ぶ時が来ると思いますので、今はまだ机上の知識ですが、どんどん吸収していきたいと思います。 患者さんをしっかりと治療できて、喜ばれる日を夢見て日々前に進み続けます。

脾胃に優しく過ごしてみました

1月7日は無病息災を願って七草がゆを食べる日!と短絡的に考えていましたが、調べてみると中国から渡ってきた風習とのこと。「人日」という五節句(陰陽五行説に由来して定着した日本の暦における年中行事を行う季節の節目の日)の1つで、「人を大切にする日」なのだそうです。 一般的に春の七草(せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ)が使われていますが、何を使ってもいいみたいです。食材には五味、五性があり、春の七草は涼性の性質を持つものが多く、熱証(陽盛、陰虚)にいいとされているため、食べ過ぎて熱を持っている胃腸に優しいのかな。胃が熱を持つと過食になり、脾に負担がかかる、脾の働きが弱まると胃にも影響がでる?そもそも胃は疲れてるのになぜ過食がちになってしまうのか…と色々考えてしまいました。 人を大切にする=自分や家族のからだを大切にする日ということでもいいのかな?と私は思います。普段めったにキッチンに立つことがない私ですが、せっかくなので七草セットを買ってきて七草がゆを作ってみました。作りすぎたので明日の朝も脾胃に優しく過ごしたいと思います。

『中医内科学 第2版』 冒頭

中国語の本を訳していきます。 正確な訳では必ずしもないところもあると思いますが もし誤訳などがあれば その都度修正します。 --------------------------------------------------------------------------------- 『中医内科学 第2版』人民衛生出版社 冒頭部分から --------------------------------------------------------------------------------- 宋金以前、中医学には「中医内科」の名は無く、 中医内科は近代になって 少しずつ発展してきた学科名称である。 中医学的伝統概念中に、特別に表記して独立したものを除いた、 つまり外、婦、児、歯、眼、正骨等の科以外の病証のほとんどが 中医内科学的な範疇に隷属する。 中医内科学は、中医学の重要な構成要素であり、 各種内科病証の病因病機、臨床の特徴、弁証論治 および予防保健的な対策などの研究を行う 一つの臨床学科である。 十分に多い系統の考え方を反映している 中医独特理論体系は、 豊富な弁証論治の内容と調和し、 その他の各学科とも分割できない関係を有している。 中医学の整体観念の特色は、 いかなる病証も、全体の有機的な病理変化が局部に反映する、 いわゆる内にあるものは、必ず外に形となる、という考え方による。 このほか、人体における内部の臓腑、外部の苗竅、 および経絡の相互の関連からこれらを一つの整体とし、 かつ、人体と自然界とをまとめて一つの整体とみなし、 合わせて、いずれも中医内科学の弁証論治は 一連のつながりのある関係を備えるのである。 これらの意義によって、中医内科学は、 中医の各臨床学科の一科目の臨床基礎学科となった。 広義の概念を考えると、 中医の理論の核心部分は弁証論治の全過程であると同時に、 当然、内科学の範疇に属さなければならないものである。 学科の分化と発展により、 弁証論治の全過程の中で 弁証部分は診断学科の部分的内容を為し、 論治部分は、その他の各臨床専門学科の外的内容を除去し、 まさしくこれが狭義の中医内科であり、 流行病、雑病の大部分である。 前者(流行病)は傷寒および温病であり、 後者(雑病)は内治法を主とするもので、 各専門学科が包含する病証以外で、 その専門学科の中でも 臓腑と経絡との相関的な病証についてがこれに含まれる。  

脈診(05)

『中医脉学と瀕湖脉学』 (引用:P11「第一部 現代中医脉論」の”脉診の方法 3.指の置き方”より) 『並べる指の間隔は患者の身長に対応して、 腕の長いものには少し広めに置き、 腕の短いものに対しては指を詰めて並べる。 指の位置が決まれば、三指で同時に診脉するのを総按といい、 また単按といって、一部の脈象を重点的に診るために、 中指と環指をもち挙げることによって寸脉を診たり、 示指と環指をもち挙げて関脉を診たり、 示指中指をもち挙げて尺脉を診たりすることも行われる。 示指ないし中指のみを用いて単按することもある。 実際の診脉においては総按も単按もあわせて駆使される。』 寸・関・尺 を総按にて診ようと固執していたように思います。 特に自身の手が大きいとこもあり、 もっと指の使い方に柔軟さが必要だったと思いました。 そういえば、院長に診て頂いた時が極めてフレキシブルだったと思い出しました。 【参考文献】 『中医脉学と瀕湖脉学』たにぐち書店
木

臓腑生理の学習

皆さまこんにちは、鍼灸学生のイワイです。 東洋医学概論の臓腑生理について復習している中で、分からなかった問題について調べてみました。 【問題】情報伝達に関与する働きを持つのは、どの臓腑によるものか?  これに関して、当初は心の働きだと思っていましたが、どうやら心ではなく、奇恒の腑の一つである「脈」の働きだったようです。 (寄り道しての復習です↓) 奇恒の腑とは? 水穀と直に接することない密閉した中腔器官であるとともに、精気を蔵するという機能も持っている。 胆、脳、脈、骨、髄、女子胞 話を戻しますと、脈は奇恒の腑の中でも心と関係があるというわれており、 脈は血脈、血府ともいわれ、生理物質が運行する通路であり、全身に分布し、臓腑と直接連絡しています。 脈の主な機能は、 ①生理物質の運行 ②情報の伝達 です。 ここでは、上記の問に対して ②情報の伝達 について学んだことを記します。 【生理】脈は、臓腑の機能や病態を反映するため、気血などは生理物質を通じて、情報の伝達に関与している。 また、脈は経絡の概念に内包された組織、器官であり、経絡の機能である情報伝達に関与する。 奇恒の腑の働きについて触れることが少なかったので、この機会に学べて良かったです。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 【参考文献】 「新版 東洋医学概論」東洋療法学校協会 編

ホッカイロ

冷え性の方でお腹や腰にホッカイロを一日中貼りっぱなしで行動をしている方がいらっしゃいますが、貼りっぱなしは要注意です。 寒いところに出る時だけ貼るのであれば良いのですが、貼りっぱなしにしていると余分な熱が邪となり体に入り込み臓腑の弱いところに症状がでる場合があります。 例えばもともと脾虚の症候がある場合、余分な熱が脾を傷つけ運化の働きが弱くなり飲食物をうまく処理できず滞りができてしまい時間が経つと瘀血になってしまいます。 瘀血ができると通り道が狭くなるので気血の流れがより悪くなり熱が生み出されていきます。 熱は陽の性質なので、上へ上へ登っていき、眩暈や頭痛、嘔吐といった上部の症状がでてきます。 その上、脾は湿の調整を行なっています。 湿をうまく処理できずに浮腫んだり、皮膚に湿が残ったままになり冷えの症状がでたりします。 体の内側は熱により傷ついているのに、表面は冷えを感じる。冷えを感じるからホッカイロを貼る。ホッカイロによってまた余分な熱を体に与えては弱っていく。とゆう悪循環が生じます。

脈診(03)

S.T先生 より四診について教授を受ける。 四診をさせて頂いた、ある患者さんの尺位の洪脉は不可欠な情報であるとの事。 そこで『中医脉学と瀕湖脉学』(たにぐち書店)を読んでみる。 瀕湖脈学七言訣(十一、洪脈) 寸洪在左主心診、 右寸洪時肺不堪。 肝火胃虚関内察、 腎虚陰火尺中看。 寸に洪あり 左心診を主る、 右寸洪の時 肺たえざる。 肝火、胃虚 関内を察し、 腎虚、陰火 尺中を看る。 この「洪脉=大脉」が発生する病機が重要なのかと思います。 【参考文献】 『中医脉学と瀕湖脉学』(株)谷口書店