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東洋医学・鍼灸医学の研究用ブログです。

傷寒論の学習 その3

(前回ブログ 傷寒論の学習 その2:https://toyoken.org/1179/) こんにちは、大原です。 前回の内容でも書きました通り、 傷寒論で、 陽明病の「提綱証(ていこうしょう)」は 胃実熱証であるということが 学校の教科書や 多くの解説本で述べられています。 根拠となる条文は「陽明之為病、胃家実是也」です。 ですが、『宋以前傷寒論考』という書籍によると、 宋の時代に傷寒論の条文が書き換えられたようで、 宋以前は「胃中寒」だったそうです。 傷寒論の原本は失われているそうですので、 現代において傷寒論の内容を調べていくには、 傷寒論の内容が書かれた古文書をもとにして 汲み取っていくことになりますが、 現代の教科書は、 宋の時代に書き換えられた内容のものを基準にしているのですね。 太陽病が表寒で、 その後につづく陽明病が実熱になることに はじめ違和感を感じていたのを思い出しましたが その謎が少し解けたように感じました。 --------------------------------------------------------------------------------- 参考文献 『宋以前傷寒論考』 東洋学術出版社 興味がありましたら、ぜひ参考文献もお読みください。

行動

行動   とにかく相手に合わせながら動く。   ごちゃごちゃ考えず、いい意味で一心不乱に。   流れを止めない。   自分も相手も頭を使った時は空気が止まる。   先週見させて頂いた人の時、時間をかけすぎてしまっていた。   戻り、報告の際受けた時間をかけすぎというご指摘。   術後の反応を探るときはとにかく早く。   見れる見れないは関係なく行った。   何より驚いたのは患者さんの拍子抜けした空気。   「え?終わり?」   言葉にしなくても伝わった。   見れる見れないはこちらの都合。   患者さんには関係のない話。   患者さんのステージの上で見れる様になる。   相手には相手の都合がある。   常にそこを見ずに先はない気がしました。   都合を考えずに触ってしまって申し訳なくなる。   明日の寺子屋。   燃え盛る様なものをいらない。   ただ相手に任せる事を意識してみる。      

気になった事を色々と

  《標本》 色んなパターンを思考してみる。   例えば、方剤では「芍薬甘草湯が腓返りに効く」とされる。   以前勤めていたところは整形外科の処方箋がバンバン来るので反応聞いてみると確かに症状は緩和されている。   しかし、効かない人やいつまでも服用する人も発生する。   全く効かない一つのパターンとして存在したものが「脾胃が弱って痩せ細っている人」   《現代語訳 黄帝内経素問 P375》 「食物が胃に入って消化されると、一部分の精微な気は肝臓に送られ、そこで浸みこみ溢れた精気は筋に滋養を与えます。」   ここから脾胃の弱りから肝が関わる腓返りが発生すると想像すると、じゃあ※太衝を使って肝血を増やしたとする。   でも発生した肝血虚が副次的なもの何だったら繰り返し起こる事になる。   方剤でも抑肝散の構成をみると 〈柴胡・甘草・川芎・当帰・白朮・茯苓・釣藤鈎〉   説明では、 《中医臨床のための方剤学 P428》 「健脾薬の配合は、脾の健運を通じて肝の陰血を補充し、柔肝する目的である。」   元々脾胃が未成熟である乳幼児の処方であった事を考えると、本は脾胃であると考えられる。   ※まだ刺して治した経験がないので、穴性学の知識で仮定しています。     《自身の治療変化》   ここ最近の治療で体がまた変わってきた事を感じる。   自身がほんのり感じていた右の違和感に変化あり。   治療後の自分のお腹を触る。   右の邪が溜まっている部分が熱くなっている。   きっとしっかり治っていってるんだなと嬉しくなる。   そういえば、臍の形も変わったな。   変化を感じた箇所   太白周辺が赤みを帯びている   何か走ったなと思う箇所の付近にある経穴 腎経…兪府 胆経…京門、風市、帯脈、環跳、頭臨泣 脾経…血海、三陰交、商丘、大包、四白 肝経…曲泉   色々あるが使われた手数はとても少ない。   《電車の中で》 電車に乗っていると こちらが逃げたくなる様なかなりの圧を感じる人がいる。   おそらく警戒心の様なものなのかな。   自身が投影されている部分もあるのかも…   患者さんの体を触るときも気をつけたい。   《臍》 神厥で起こる様な変化は果たして神厥に限った話なのかな。   他の経穴にも起こるのかもしれない。   そうなってくるときっと本に乗っていない様な色んな見方ができる様になるかもしれない。   それが合っているかどうかはまずはきちんと診れる様になった先にある話だけれど。   参考資料 「中医臨床のための方剤学」    東洋学術出版社 神戸中医学研究会著 「現代語訳 黄帝内経素問 上巻」 東洋学術出版社 南京中医学院編  

脈診(01)

二十八脉 浮脉 ・軽く指を当てると拍動が感じられ、按じると感じ方が弱くなる、もしくは感じられなくなるもの。 ・風邪が表にある場合、陽邪が存在する場合、陰陽の制約関係が失調した場合。 沈脉 ・軽く指を当てただけでは拍動は感じられず、筋骨の間まで按じると感じるもの。 ・病邪が裏に入った場合、内生の邪がある場合、陽気が損傷した場合。 遅脉 ・脈拍が遅く、1呼吸に3拍以下のもの。 ・陽気の損傷など。 数脉 ・脈拍が速く、1呼吸に6拍以上のもの。 ・陽邪(暑邪。火邪)を感受した場合、内熱・内火がある場合など。 虚脉 ・浮・中・沈いずれも無力で、指を押し返す力の弱いもの。 ・気血が不足した場合など。 実脉 ・浮・中・沈いずれも力強く指を押し返すもの。 ・正気が充実している場合、邪正相争がある場合。 伏脉 ・沈脉より深く、骨につくほど重按して初めて触れるもの。 疾脉 ・脉拍が極めて速く、1呼吸に7,8拍以上のもの。 滑脉 ・脉の流れが滑らかで、円滑に指に触れるもの。 濇脉 ・脉の流れが悪く、ざらざらとして、渋滞したようなもの。 短脉 ・脈の長さが短く、寸・関・尺の範囲に満たないもの。 ・気の推動作用が低下、気血の運行が滞った場合など。 長脉 ・脉の長さが長く、寸・関・尺の範囲を超えるもの。 ・陽邪を感受した場合、内熱・内火がある場合など。 弦脉 ・琴の弦に触れたような、長く真っすぐで緊張したもの。 ・肝の疏泄失調により気機が失調した場合など。 緊脉 ・張った縄に触れたような、緊張した有力なもの。弦脉に似る。 ・寒邪の侵襲を感受した場合など。 細脉 ・脈幅が小さく、細かいが指にはっきり感じられるもの。 ・陰血が消耗した場合、陰血が相対的に減少した場合。 微脉 ・極めて細く、柔らかく、拍動がはっきりせず、按じると絶えそうなもの。 洪脉 ・浮位で触れ、脈幅が大きいもの。拍動が勢いよく触れ、去る時に勢いが衰える。 結脈 ・脈拍がやや遅く、不規則に時々止まるもの。 代脉 ・脈拍が規則的に止まり、拍動が回復するまでの間欠時間がわりと長いもの。 促脈 ・脈拍が速く、不規則に時々止まるもの。 緩脈 ・脈拍が1呼吸に4拍と緩やかで、遅脈より少し速いもの。 芤脉 ・浮位で触れ、脈幅が大きく、軟らかい。按じると中空で、脉の輪郭を触れるが中が空虚なもの。 革脉 ・浮位で触れ、脈幅が大きく、緊張していて、按じると中空なもの。弦脉と芤脉を合わせたような脉。 濡脉 ・浮位で触れ、脈幅が小さく、軟らかい。少し按じると絶えそうなもの。 弱脉 ・沈位で触れ、脈幅が小さく、軟らかい。少し按じると絶えそうなもの。 散脉 ・浮位で触れ、拍動のリズムが一定せず、按じると消えてしまうもの。 動脈 ・脉の長さが非常に短く、関の一点に現れ、脉が速く、円滑に触れるもの。 牢脉 ・沈脉あるいは伏脉のように沈んでいて、弦脉のように緊張していて、拍動が強く有力なもの。 ★ 時間のある時に、先生がたと練習させて頂いておりますが、ダメ出しやアドバイスを忘れない為に、”脉とり器”を自作しました。 脉診での悪い癖の再確認と、教えて頂いた事の癖をつけるために。 【参考文献】 『新版 東洋医学概論』医道の日本社

胞宮

髄海と同じく、奇恒の腑である胞宮について。 ーーーーーーーーーーー 女子胞は通常子宮のことを指すが、機能的には卵巣や輸卵管を含めた生殖器全体を統括するものと考えられ、胞宮・子宮・血室とも呼ばれる。 心・肝・脾・腎および衝脈(十二経脈の血が集まるところで十二経の海・血海と称される)・任脈・督脈と関連し、月経・妊娠・出産に関与する。 衝脈・任脈・督脈ともに胞中より起こる。 〈月経〉 月経は衝脈を通じて胞宮から出る血液であり、天癸の働きにより衝脈が盛んになり、心の推動と肝の疎泄によって暢行になった血が下泄して月経が来潮し、脾の統血によって月経が停止するので、定期的な月経になる。 健康な場合は、血の量も十分であるため症候として現れないが、血虚や気血両虚の場合、症状の出現や憎悪が起こる場合がある。 また、肝の疎泄は、衝脈・任脈に流れる血を女子胞に送り出す役割を担っているため、月経が近付くと疎泄が変動しやすい状態となる。肝鬱気滞や肝陽上亢の場合、頭痛・急躁・不安感・乳房の脹痛・眩暈などの症状が出現または憎悪しやすくなる。 また、精の不足や腎陽の虚損、脾気の虚損によっても、月経異常が起こる。 〈妊娠〉 女子胞は、懐妊後は胎児を保護し発育させる。 胎児が女子胞の中にいる間の栄養供給は、衝脈・任脈によって行われる。 妊娠の有無に関わらず、女子胞の機能維持には肝・腎の機能が正常であることが必要であり、肝・腎に何らかの機能失調が起こると、不妊症となる場合がある。また、肝・腎の機能失調により精血が不足すると、衝脈・任脈の機能が低下し、女子胞を滋養・固摂することができなくなり、流産する場合がある。 妊娠時は、胎児に精血を供給しているために、母体は精血の不足が起こりやすい。また、胎児は陽盛であるため、母体も陽に編盛しやすい傾向にある。 出産は、正常分娩であっても少なからず生理物質を消耗するため、正気の不足を招くことが多い。そのため、出産の回数が多い、堕胎の既往がある、出産後の養生が不十分であることなどは、気・血・精の不足が起こり疾病の原因となり得る。 ーーーーーーーーーーー 胞宮=子宮、不妊=腎虚といったような認識しかほぼなかったので...  調べていて合点いくことも多く、面白かったです。 『新版 東洋医学概論』医道の日本 『やさしい中医学』関口善太 『基礎中医学』神戸中医学研究会 西

異名同穴②

経穴名は古い伝承から生まれたものであるが、 明らかにもともと異なった名称があったものと、伝承中に誤って伝えられたものなど、 成書によっていくつかの異なった名称が記載されている。 ②2つの異名のあるもの 穴名         異名 淵液穴    :   腋門穴、泉液穴 温溜穴    :   逆注穴、蛇頭穴 顴髎穴    :   兌骨穴、権髎穴 侠谿穴    :   夾谿穴、侠谿穴 帰来穴    :   谿穴、谿谷穴 金門穴    :   関梁穴、梁関穴 気穴穴    :   胞門穴、子戸穴 魚際穴    :   鬼心穴、太淵穴 瘈脉穴    :   資脈穴、体脉穴 懸顱穴    :   髄孔穴、米噛穴 血海穴    :   百虫窠穴、血郄穴 欠盆穴    :   天蓋穴、尺蓋穴 下巨虚穴   :   巨虚上廉穴、下廉穴 三間穴    :   少谷穴、小谷穴 四満穴    :   臓腑穴、髄中穴 申脈穴    :   陽蹻穴、鬼路穴 少衝穴    :   経始穴、少冲穴 尺沢穴    :   鬼受穴、鬼堂穴 絲竹空穴   :   巨髎穴、目髎穴 承泣穴    :   谿穴、面髎穴 少海穴    :   曲節穴、合水穴 日月穴    :   胆募穴、神光穴 二間穴    :   間谷穴、周谷穴 衝陽穴    :   会原穴、会湧穴 承筋穴    :   腨腸穴、直腸穴 水突穴    :   水門穴、水天穴 石関穴    :   石闕穴、右関穴 太衝穴    :   大沖穴、太沖穴 大赫穴    :   陰維穴、陰関穴 大敦穴    :   水泉穴、大順穴 肘髎穴    :   肘尖穴、肘窌穴 築賓穴    :   腿肚穴、腨腸穴 中都穴    :   中郄穴、太陰穴 聴宮穴    :   多所門穴、窓籠穴 天窓穴    :   窓籠穴、窓聾穴 天泉穴    :   天温穴、天湿穴 飛陽穴    :   厥陽穴、飛揚穴 然谷穴    :   然骨穴、龍淵穴 臂臑穴    :   頭衝穴、頸衝穴 伏兎穴    :   外勾穴、外丘穴 跗陽穴    :   附陽穴、付陽穴 陽交穴    :   別陽穴、足髎穴 陽谿穴    :   中魁穴、陽渓穴 廉泉穴    :   本池穴、舌本穴 漏谷穴    :   本陰絡穴、陰経穴 【参考文献】 『鍼灸医学事典』医道の日本社 『新版 経絡経穴概論』医道の日本社 『大漢和辞典』大修館書店

テレビにおける鍼特集の直近の予定、と個人的な感想。

2018年12月31日 9時~13時 『YOUは何しに日本へ?』の再放送にて、YNSA(山元式新頭鍼療法)の紹介。 https://juku.teppennohari.info/post-7160/ 以下、東京大学付属病院に勤務しておられる、粕谷大智先生の公開Facebookページより。 2019年1月4日、NHKあさイチにて、鍼の特集あり。 https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=128705171477506&id=100030140710901 1月23日および2月13日、NHKためしてガッテンにて、鍼の特集あり。 https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=122722288742461&id=100030140710901 https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=128705171477506&id=100030140710901 また、上記文章から、詳細は不明ながらも、2018年にNHKであった「東洋医学 ホントのチカラ」の続編も企画中?らしい? …… 僕、個人的には、正直、怖くなってきました。 2019年以降における、日本の鍼灸および東洋医学の扱われ方、受け止められ方に。 特に、NHKで鍼灸の特集なんて、長年の鍼灸患者からしたら、驚天動地の出来事です。 国が、公共放送を使って、鍼灸をプロパガンダしている…… それは日本医師会も黙認している…… と個人的に受け止めてます。 国の予算が100兆円を越え、医療費が42.2兆円と、常軌を逸した予算配分になっており、 厚生労働省「平成29年度 医療費の動向」について https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177609.html また、柔道整復師の保険請求も、去年9月から非常に厳しくなり、整骨院・接骨院のハシゴ受診が非常に煩雑になったり。 (事実上のハシゴ受診不能。) ほぼ同時期に、はり師きゅう師の広告制限も非常に厳しくなったり。 「これらの動きの背後にある、思想・背景って、なんだろう?」 と、僕なりに推理すれば、乱暴な言い方をすれば、もはや、 「医者で治らない疼痛とか難病とか、もう知らん!!こっちはもう金がないんじゃ!!お前ら自由診療でなんとかせえ!」 という遠回しのメッセージにも感じられます。 当然、ターゲットとなる患者層は、今の若者よりお金を持っている「富裕層の老人たち」…ってところでしょうか。 国が勝手に、鍼灸の宣伝をしてくれるのであれば、なおのこと、今まで以上に、鍼灸で出来ることと出来ないことの線引き・リテラシーなどをしっかり確立しておかないと、患者さんから速攻で不信感を持たれかねませんね。 …… それは恐怖と不安の身震いか。 それとも……鍼灸医術に対する武者震いか…… 単に寒いだけで「ふるえ産熱」しているだけか…… …… それより、落としてる科目の単位認定試験、頑張ります。

腰・スピード・労宮など

気になった事を書いていきます。   ①腰 重いものを持つ時どう持てばいいか。 それも体の使い方に繋がる気がしました。 灯油を持つ時も訓練になってます。 また、シャワーを浴びているときに手をだらんとさせてみたんですけど、自分で手の重さを感じれる事が発見出来たので色々体勢を工夫してどんな体勢でも診れる様にしたいと思います。   ②スピード 手を動かすスピードを変える事で感じるものが変わった。 そこに集中すればするほど全体が失われていく。 中医学でも整体観念を大切にしますが、そういう事も繋がっている気がします。   ③労宮 触り方としては、労宮に意識を持っていけば自然と腰の使い方も連動される。 そうなってくれば指の緊張が無くなって受け手も硬さを感じない。 そんな感じがしました。   ④呼吸 呼吸は吐く息を意識すれば不必要な緊張が生まれにくくなる気がしました。   ⑤肘までみる 切経の時なぜ肘までみた方が良いのか。 素問攷注の図の認識が少し繋がった気がします。   ⑥橈入鍼法 やってみたいなと思って試していってるのですが切皮がうまくいかない… 多分前教えて頂いた銀鍼の話に繋がるのかと思いました。 練習します。    
日にあたる猫

食べることについて②

皆さまこんにちは、イワイです。 前回の続きです。 〝後天の精〟とは生まれ持った〝先天の精〟とは別に 飲食物から補います。この後天の精の全身へのルートをみてみますと、 後天の精 ↓ 別名 水穀の精微といわれる ↓ 一部は気、血に化生→全身の組織、器官に行き渡る ↓ 残りの一部は 腎 に収まる となっています。 次は〝精〟の作用についてです。①〜③ ①生殖 ②滋養→人体の組織、器官に滋養する 詳しくみてみると、 精は必要に応じて、血へ変化。 ↓ 血も旺盛、正常に各組織、器官を滋養。 精は気へ化生。 ↓ 人体の新陳代謝を推動、抑制し生命活動を維持する。 精は人体を構成する基本物質と捉えられており、 東洋医学では精が充足していると、 生理機能は正常に働くと考えられています。 ③神の維持 神:広義では、生命活動の総称であり、精が充足することで、神の機能が保たれる。 狭義では、精神、意識 、思惟活動を主るもの。 ここからは、勉強した感想です。 飲食物を食べることで、西洋医学的に考えるとエネルギー源となるということ、一方で東洋医学的に考えると、エネルギー源という役割と五臓六腑が正しい働きを出来るようにしていたり、精神活動も主ることになるので、幅広い意味で捉えることが出来ることに気づきました。 【参考文献】 『新版 東洋医学概論 』東洋療法学校協会

六經病機(01)

太陽病病機 【01】営衛不調 【02】表寒裏飲 【03】邪入經輸 【04】邪陥胸中 【05】実邪結胸 【06】邪陥心中 【07】邪熱下痢 【08】經邪入腑 【09】臓腑陽傷 【10】臓腑陰傷 【01】営衛不調 営は陰で、衛は陽である。衛営は拮抗する事によって、衛外を守り固め開闔を主るという生理機能をもつ。 外的要因により膚表の営または衛の力量に変化が生じ、陰陽昇降のバランスが崩れる。 成無己(金代)は「風は衛にあつまる。・・寒は営にあつまる。」(『注解傷寒論』)とする。 外邪(風)を感受すれば、衛の昇散活動が優位に立ち、衛強営弱病機を発生させる。 外邪(寒)を感受すれば、営の沈降し静かであるという性質が優位に立ち、営強衛弱病機を生み出す。 太陽表虚証。 衛の昇散性が優位となり、外表部に浮揚し、発熱する。 弱くなった営の沈降凝集し静かであるという特性が弱まり、内部を守れず自汗し脉が浮緩となる。 自汗がでれば、衛が散漫となり皮膚の温煦作用が失われ、悪風(風に当たると寒気)する。 太陽中風、陽浮而陰弱、陽浮者、熱自發。 陰弱者、汗自出。 嗇嗇悪寒、淅淅悪風、翕翕發熱、鼻鳴乾嘔者、桂枝湯主之。 方一。 太陽表実証。 営の沈降凝集し静かであるという性質が強くなり、衛が肌表の内側に抑鬱されて、膚表を温めることができなくなり、悪寒が現れる。 陽気が発散されず発熱する。 営の沈降凝集し静かであるという性質が、無汗・脉の浮緊となる。 血を滞らせれるので、頭痛や関節の痛みが現れる。 太陽病、頭痛、發熱、身疼、腰痛、骨節疼痛、惡風無汗而喘者、麻黄湯主之。 方五。 表寒裏熱証。 風寒両方を感受すれば、寒邪は営に入り、風は衛に入る。 営の沈降凝集し静かな性質が強くなり、悪寒ひどくなり無汗。 衛の昇散活動性が強くなるが、汗が出ないので熱を排出できず内部に鬱滞する。 その為に高熱して煩躁し、表裏とも実証となる。 太陽中風、脉浮緊、發熱、惡寒、身疼痛、不汗出而煩躁者、大青龍湯主之。 若脉微弱、汗出惡風者、不可服之。 服之則厥逆、筋惕肉瞤、此為逆也。 大青龍湯方。 八。 【参考文献】 『中医病因病機学』東洋学術出版社 『中医臨床のための 方剤学』医歯薬出版株式会社 『傷寒雑病論』東洋学術出版社