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東洋医学・鍼灸医学の研究用ブログです。

患者、食べ飲み など

患者 今週寺子屋で見せて頂いた患者さん、もし自分があの人ならどういう気持ち、体になるか。   声や様子から色々気にされそう。   治療してなかったら心臓が心配だな。   生殖器関係に問題はないかな。   気逆を起こして気にされやすいだろうから、言葉遣いはどうした方がいいかな。   敏感そうだから特に時間をかけたらいけないな。   拾えなかったけど本当に心経の辺りに反応がなかったんだろうか。   あの状態なら出やすいと思うんだけれども…     食べ飲み   先日友人の結婚式があった。   そこでのスケジュールが11時〜披露宴 15時〜二次会 と言った胃腸にとってのハードスケジュールだった。   家に帰ってお腹を触ると胃がパンパン。   足では地機が硬くなっていた。   浅めに刺しても痛かったのですが、腹満は楽になりました。   舌の変化も見ていたのですが、翌日の変化など特に勉強になりました。   また、大人数は大変だなと改めて実感。   自分の課題です。     感覚 本を読みながら何かを触る。   何も見ずに何かを触る。   感覚が全然違う。   触覚だけでなく、全ての感覚がそうだと感じる。   今、きちんと周りの音を拾えているか?   それがノイズの様に聞こえるか、キチンと聞こえるかは自分の状態によって違う。   そこを聞こうとすれば別のものを拾い溢す。   こちらから行くべきじゃないんだろうな。   結局それが何なのか?とその場で気にしてる時点でダメなんだと思います。     実験   ↑の事を考えていて、先週の寺子屋ではできる限り周りの状況観察に努めてみた。   やり始めの少しの間はいい感じだったのですが、ずっとやっているとしっくりとこなくなりました。   停滞するといい感じじゃなくなる。   一気にその場の空気とのギャップが出てくる感じがしました。   理論から実践しようとしましたが、これは無理だなと痛感。   実践から理論なら可能なんだと思います。     経穴 勘違いかもしれませんが、その穴に対してどういう認識を持つかで効果が変わってくると、何となく感じた出来事がありました。   補寫といった話ではなく、刺し方でも全く違う目的になるのではないのかなと感じています。     背中 知り合いの身体を借りれたので刺させて頂いた。   普段は腹などでみますが、その時は背中で変化を追ってみた。   脾募と脊柱など一致する部分が見られて勉強になりました。
日光が綺麗に見えました(記事の内容とは関係ありません)

脳についての復習

こんにちは、大原です。 脳に関して、解剖学・生理学の復習を行いました。 (以下、復習した内容をまとめたものになります。) -------------------------------------------------- 脳は、脊髄と合わせて中枢神経系をなし、 解剖学的に 延髄、橋、中脳、小脳、間脳、大脳に分けられる。 脳の松果体はメラトニンを分泌し、 人の睡眠や生体リズムに関わる。 形態は、松かさ状の小体で、大きさはあずき粒大、 色は赤灰色である。 松果体の前方には 視床、視床下部があり、これらを間脳といい、 視床下部の下には下垂体という器官がある。 下垂体からは 成長ホルモン、プロラクチン、FSH、LH、TSH、ACTHと、 多くの種類のホルモンが分泌され、 これらの分泌の亢進や抑制を主っているのは 視床下部である。 参考文献 『解剖学 第2版』 『生理学 第2版』 医歯薬出版 東洋療法学校協会 編

病因について(2)

ようやく、一年生も終わりに近づいてきました。 この冬は、解剖学・生理学・栄養学で共通する機能を 多方面より勉強する時間を過ごしていました。 解剖学では腎臓そのものの構造。 生理学(動物)では蓄尿・排尿のメカニズム。 生理学(植物)では腎蔵に関係する内分泌(バゾプレッシン・アルデステロン)。 栄養学では高血圧とそれに対応する栄養素(塩分を控える)。 腎機能のフルコースでした。 東洋医学の病因について~ 【外因】 ・六淫(風、寒、暑、湿、燥、火) ・疫癘 人体が影響を受ける要素の一つについて黄帝内経の一節に出会いました。 特に外因と関係深い、地域の特徴や風俗習慣について。 『素問』異法方宜論篇 第十二 黄帝問曰.醫之治病也.一病而治各不同.皆愈何也. 岐伯對曰.地勢使然也. 故東方之域.天地之所始生也.魚鹽之地.海濱傍水.其民食魚而嗜鹹.皆安其處.美其食. 魚者使人熱中.鹽者勝血.故其民皆黒色疏理.其病皆爲癰瘍.其治宜砭石.故砭石者.亦從東方來. 黄帝問いて曰く、 医の病を治するや、一病にして治 各々同じからざるに、皆癒ゆるは何ぞや? 岐伯答えて曰く、 地勢の然らしむるなり。 故に東方の域、天地の始めて生ずる所なり。魚塩の地、海浜にして水に傍う。 魚を食して鹹を噛む。皆其の処に安じ、其の食を美とす。 魚なる者は人をして熱中たらしめ、塩なる者は血に勝つ、故に其の民 皆黒色にして疏理なり。 其の病 皆癰瘍となる。其の治 砭石に宜し。故に砭石なる者は、亦た東方より来る。 また腎?かと・・ 【五行】 ・五味  酸、苦、甘 、辛、鹹 ・五蔵  肝、心、脾 、肺、腎 ・五時  春、夏、長夏、秋、冬 冬だから腎を勉強しろ。という事だったのでしょうか??(笑) 参考文献 『中医病因病機学』東洋学術出版社 『現代語訳 黄帝内経素問』東洋学術出版社 『新版 東洋医学概論』医道の日本社 稲垣英伸

脾と胃の病証

脾と胃は表裏関係にあり、経脈を通じて関連しているため生理的にも病理的にも相互に影響を及ぼす。 脾は臓(陰)に属し、陰が旺盛で喜燥悪湿 胃は腑(陽)に属し、陽が旺盛で喜湿悪燥 脾は胃が熱化しないように胃に陰液の一部を供給し、胃は脾が冷えないように脾に陽気の一部を供給していて、これらの協調関係が正常な脾胃の機能を発揮させている。 脾胃湿熱(内生した湿熱が脾胃に影響を及ぼす病証) 症状:上腹部の膨満感、食欲不振、嘔吐、口苦、口粘、尿黄、舌苔黄膩 本証は虚実挟雑(虚証と実証が同一時期に出現している証のこと)だが、主に湿熱(実証)の症状が顕著である場合が多い。 a.中焦の気機(気の働き)が滞る 湿熱が中焦の気機を滞らせると、上腹部の膨満感が起こり、熱により上逆すると嘔吐が起こる。 中焦の気が滞るため食欲不振が起こる。 b.湿熱が鬱滞する 痰湿が存在すると、口は粘り(口粘)、乾燥するが多く飲めない(口乾)という特徴がある。 実熱により津液を損傷すると、口苦や尿黄などが起こる。 c.運化が失調する 湿熱の影響で脾気虚になると、運化が失調するため食欲不振となり、水液を吸収できないと下痢になる。下痢は湿熱の影響を受けると粘稠になり、臭いも強くなる。 d.舌脈所見 痰湿により舌苔膩になり、脈滑となる。内熱により舌苔黄となり、脈は速く(脈数)なる。 a-dは特徴的な臨床所見? 上腹部(胃脘部)の膨満感や食欲不振は、湿邪が引き起こし、もともと津液が、水がいっぱいになっているもので胃熱との違いは、食欲不振があるかないか 粘→湿、乾・苦→熱。2つが引き起こす状態が1度に出る。

胃・小腸・大腸

  霊枢を読み進めていって勉強している事を書いていきます。   《現代語訳 黄帝内経霊枢 上巻》 P104 邪気蔵府病形篇「黄帝がいう。「私は五臓六腑の気が、みな井穴から出て、滎穴と輸穴を経て合穴に入ると聞いたことがある。 その気血はどの道を通って注ぎ、進入した後どの蔵府および経脈と連結しているのだろうか。その道理を聞きたいものだ。 岐伯が答える。「これは手足の陽経が別絡から内部に進入して、六府に連続しているのです。」 黄帝がいう。「滎穴・輸穴と合穴には、治療の上で一定の作用があるのか」。 岐伯が答える。「滎穴・合穴の脈気は深いところにあるので、内府の病気を治療できます」。 黄帝がいう。「人体内部の府の病は、どうやって治療するのか」。 岐伯がいう。「陽経の合穴を取ります」。」 黄帝がいう。「合穴には各おの名称があるのか」。 岐伯が答える。「足の陽明胃経の合穴は三里にあります。手の陽明大腸経の脈気は足の陽明胃経を循り巨虚上廉で合します。手の太陽小腸経の脈気は足の陽明胃経を循り巨虚下廉で合します。手の少陽三焦経は足の太陽膀胱経で合します。足の太陽膀胱経は委中で合し、足の少陽胆経は陽陵泉で合します」。」   →下合穴の説明が書かれていました。 腑病にはこれらを使いなさいと提示されています。 ここでは特に、足陽明胃経の上廉(上巨虚)・下廉(下巨虚)が大腸・小腸の合穴に設定されている点が気になりました。   《中医薬大学全国共通教材 腧穴学》 P 64 「中医理論によると大腸小腸は全て、広義の胃に属すので大腸小腸の下合穴は胃経上にあるのである。」 《中医薬大学全国共通教材 全訳中医基礎理論》 P130 「胃の通降作用とは、小腸が食物残渣を大腸に送ったり、大腸が糞便を排泄したりする機能も含んでいる。」   →答えなのでしょうが黄帝内経における根拠が書かれていません。 いや、普通に考えて胃から大腸まで繋がっているじゃないか!とよぎりますが、それは西洋医学の解剖学的所見なので東洋医学を考える上では参考にできません。 極力黄帝内経に理由を求めていきます。 胃〜大腸は、水穀の受納〜糟粕の排出までのラインのはずなので、まずは水穀が糟粕になるまでの流れを追っていきます。   <現代語訳 黄帝内経素問 上巻> P210 五臓別論篇「六腑には、常に水穀が充実しているものですが、反対に精気は充実していません。 この道理は、水穀が口から入ったあと、胃は実するが腸は空虚であり、食物が下へ送られる段階になると、腸は実するが胃は空虚になると理由にもとづいています。」   《現代語訳 黄帝内経霊枢 上巻》 P479 腸胃篇 「「黄帝が伯高に問う。「わたしは六腑の消化器官がどのようになっているか、腸胃の大小・長短、水穀を容れる容量の多少などを知りたいと思う」。 伯高言う。「すべてをお話しいたしましょう。 穀物が口から入って体外に出るまでの消化器官の深浅・遠近・長短の数値は次のとおりです。 唇から歯までは長さ九分、口の端から端までは幅二寸半。歯から会厭までは深さ三寸半、水穀五合を容れることができます。 舌は重さ十両、長さ七寸、幅二寸半。咽門は重さ十両、幅一寸半、咽門から胃までは長さ一尺六寸。 胃の形は曲がりくねっており、それを伸ばすと長さ二尺六寸、周囲一尺五寸、水穀三斗五升を容れることができます。 小腸は腹腔の中にあり、後は脊柱に付き、左から右へ向かって周り廻り、腹腔内で幾重にも折り重なって廻り、下口は廻腸に注ぎ、外側は臍の上に付き、廻り折れ曲がり、湾曲すること全部で十六回、周囲二寸半、直径八分と三分の一、長さ三丈二尺。 廻腸は臍の所に位置し、左に向かって廻り、下向きに重なって、折れ曲がり湾曲すること、同じく十六回、周囲四寸、直径一寸と三分の一、全長二丈一尺。 広腸は脊椎に付き、廻腸が送る糟粕を受け取り、左に向かって廻って脊椎の前に重なり、上から下へ行く程太くなり、最も太い所で周囲八寸、直径二寸と三分の二、長さ二尺八寸。 腸胃の水穀を運輸消化する過程は、口唇から肛門まで総長六丈四寸四分、全部で三十二回の湾曲があります」。」   《臓腑経絡学》 P 63 「大腸は、廻腸、広腸、直腸、肛門(魄門)から成る。」   《中医学ってなんだろう》 P 241 「「大腸の伝導」は、広い意味での「胃の降濁」の一部と言えるものです。 胃気が下降していることは、大腸の伝導の前提となります。」   →飲食物が胃に入って糟粕を排出するまでの過程が示されており、それは胃を起点に一連の流れで繋がっているので古人はこのラインを胃の代表する一つのグループとして考えた。 腸の伝導機能とは胃の降濁機能の一部とも言える。 関連が深いからこそ、わざわざ「腸胃篇」という一つの篇にまとめたのかもしれない。   ↓「胃の通降(降濁)機能」 ①胃◯→小腸→大腸 ②胃→小腸◯→大腸 ③胃→小腸→大腸◯ ④胃→小腸→大腸→◯(糟粕)   続いて「胃経上にある下合穴を刺し腑病を治す」とはどの様な事なのか考えてみたいと思います。   参考資料 <現代語訳 黄帝内経 霊枢 上巻> 東洋学術出版社 南京中医薬大学編著 <現代語訳 黄帝内経 素問 上巻> 東洋学術出版社 南京中医薬大学編著 <中医薬大学全国共通教材 腧穴学> たにぐち書店 主編 楊甲三 <中医薬大学全国共通教材 全訳中医基礎理論> たにぐち書店 主編 印会河 <中医学ってなんだろう> 東洋学術出版社 小金井信宏著

舞台など

舞台 主役をどこに置くか。 そこが以前からずっと課題として残っている。 受付でもこのシーンはこの人にやってもらった方がいいかな?と考えたりもするが黒子になる意識が薄い。 これはチームで行っている事。 受付時、一緒に働いている方々にやって頂いている事を思い返す。 上手い人達はサラッとして作意がないが、落としたところを助けて頂いている。 そうなる為にまずは太極的に、先の動きも考える。 感じられるところまでいければいいが、まずは考えてみる。 考えた上で考える事が違っていれば考えを捨てる。 自分の場合、内省して答えを出すというより、他からヒントをもらって練度を上げていきたい。 外を見る目を養う為にも意識を変えなきゃいけないな。 やり方は色々試していきます。   舌の考察①     色:淡紅 形:軽く歯痕舌、軽く胖大 その他:斜舌 裏は出すのに苦労している様子も窺える。 正気が無くて出せないというより、緊張して舌を操作出来ていない印象。 口の開け方、舌下静脈は偏る     脾気虚。 口の開け方や斜舌など偏りを感じる。 気の偏りがあるかもしれない。 また、舌下を見せるのに歯が見えるまで出すところに真面目で気逆を起こしやすい要素があると思われる。   舌の考察②     前回よりも舌下静脈付近の細絡が目立つ。 これも瘀血の症候としてみれそうか。 以前として強い歯痕舌が見られ、気虚の程度が強い。   考察③ 暗紅色、裏に熱がこもり、瘀血。 自身の体なので他の情報と一致させられるが、舌先右の赤みは右の上焦の停滞と一致させられるかもしれない。

背中

ありがたい事に最近人の背中を触らせて頂く機会が増えてきました。   しかし現状として捉えることが出来ていない。   正直な感想としてはどうしたものか。   手が重いと仰って頂く事が多い。   ベターって感じで触ってしまっているのかな。   そんな感じなので何とか手を軽くする様に訓練しないといけないなと思っています。   前に脈診の際に教えて頂いた体勢も意識してみよう。   患者側が体験出来たことも勉強になりました。   なかなか人に背中を触られる経験ってしないので、触られたら嫌な部分ってあるんだと知れました。   また背候診と繋がるかは分かりませんが、自分の身体で食事を変えたら何か変化あるのかなと思って一回の食事量と肉をだいぶ減らして変化を追ってみています。   感覚の部分はあまり感じれていませんが、肉食の人の肌のキメが荒いということと筋肉が硬くなるという事は体感する事が出来ました。   なんの役に立つか分かりませんがせっかくやってみたので書いて残させていただきます。

不妊治療と鍼灸

40代モデル患者さんのことについて書いて行こうと思います。 3回の体外受精が妊娠に繋がらず、鍼灸治療で体のケアしたいとご来院。 体を切診したところ、肝、腎に弱りがあり脾の運化にも影響しているようだった。 飲酒の習慣があり、湿をおびた瘀血が見受けられ、気の鬱滞をおこしていました。 補腎、疏肝、活血化瘀を重点に治療。 週一回のペースで治療していき、4回目の体外受精で妊娠。 妊娠後、脾の弱りも出できて悪阻や倦怠感など妊娠初期に表れる症状を健脾、調気和中を重点に治療し安定期に突入しました。 妊娠中の身体はとてもデリケートなので、妊娠後期も快適に過ごせるよう細心の注意をはらいながらサポートしていこうと思います。

おばあちゃん(95歳)と鍼 ②

先日、祖母に会いに行ったことをきっかけに、 拘縮や認知症について知識が乏しいと痛感しました。 学校に行き仲良しの司書さんに相談しました。 「私も介護をしていて、 認知症や介護の本をたくさん揃えたのよ! でも中々見てくれる人が少ないんよ」 と話してました。 1時間ほど司書さんと本を吟味して 拘縮ケアや認知症の行動心理学の本を 借りました。 拘縮を防ぐタオルの位置や 介護時の声の掛け方など とても参考になりました。   今日祖母に会いに行ってきました。 午前中、按摩師さんに施術をしてもらっていました。 日によって差がありますが、 顔色も良く、傾眠もほとんどありませんでした。 眉間の皺がないことに一安心。 それでも、腕はきつく抱きしめたて 膝頭が隙間のないくらいひっついていました。 硬い手すりに腕が食い込んでいました。 「もうあきませんわ…」と祖母は弱気でした。 「ほな、鍼しましょうか」と言うと 昔鍼治療によく通っていた祖母は軽く頷きました。 車椅子に乗ったまま4箇所に鍼をしました。 足を2箇所した後、体を前屈できるようになり、 前回できなかった背中にも鍼をすることができました。 1mmも刺していませんが、 動きが予測できないので置鍼は少しヒヤヒヤしますね。 てい鍼があれば安心かもしれません。 背もたれに当たらないようにタオルを挟み 前屈姿勢を介助してもらいながらの置鍼でした。 5分ほどの置鍼した後、脇に隙間ができて 握り締めていた指が徐々に解けてきました。 痛がる場合があるので、 声かけしながら指を動かしていきます。 拘縮した手の中は汗ばみ 菌が繁殖するのでとても臭いです。 爪が食い込み、それだけでも痛いだろなと。 看護師さんに握り締めた指の解き方を教わり、 鷲手のようになった隙に爪切りをしました。 腕を膝上に降ろせるようになったので、 袖をめくって脈を見ようとしました。 拘縮の姿勢でクロスして両腕が当たっていた部分は内出血していて、加わる力の強さに驚きました。     タオルを摘んだり、コップを持ったり 自分の意思で動かせるから祖母はご機嫌そうでした。 祖母は孫のことをわかっているのかな。 私の名前を言うとニコリと笑って頷きました。 私が今日全身真っ白の出立ちだったので、 時たま「先生、ここが痛いんですわ」 話してくれました。 「指があかんようになってあきませんわ」 「お団子が食べたいですわ」 「ありがとうさん」 今日は傾眠することなく、 話はチグハグだけど、ゆっくりゆっくり 色んなことを話してくれました。 「本人が言いたいこと、伝えたいことを話せるようにしてあげたらいいんですよ」 と祖母のことを相談した時に お爺さんに治療された経験談を交えて 下野先生がお話してくれました。 鍼で延命、なんていうことは考えていません。 残された時間を祖母が穏やかに 過ごせればと思います。 鍼をする前。 腕は拘縮し、体が傾き肘置きに腕が食い込む。 昔よく握手をしていたので、 「握手して」というと手を差し出してくれました。 上腕は動かない。 足の鍼施術後、腕が解けて軽度の前屈が可能に。 背中と肘に空間ができたのでタオルを入れて 姿勢を安定させる。 背中に5分置鍼、腰は鍼が無理なので軽擦。 車椅子のステップから足を降ろしたり、 自分の意思で少し動かせるように。 脇に空間ができて、 肘置きに腕を置けるように。 動かす時は、方向や位置を 知らせた後に動かしています。 タオルを摘んで畳む動作をする。

できる事だらけ

体の使い方でずっと指導して頂いている事を強く意識する。 方向性。 土台を固めた上で預けて脈をみる。 鍼を行うときにもその感覚が活きる気がする。 押手などでしっかり固定化した上でどこに届けるのか。 人に練習させてもらって、この意識で置いたらいい感覚だった。 この先に微細な調整などもあるんだろうな。 指の使い方なんかも少し馴染んできて良い感じです。 生まれた感覚を大切に、ブラッシュアップしていきます。     寺子屋時に学びの姿勢に関して受けた言葉に対して思うところ。 結局のところ、それを生業とするプロとしての責任感を持った上で、楽しんで学びを進めれるかというところに帰ってくると思う。 伝えて頂いた学び方なら、何事にも答えや正解といった枠を作らないので限界がないし、やれる事は無限に広がっていく。 先に患者さんの治療があるならこれ以上の事はないよなと思う。