5月のこと
◯寺子屋
毎回必死ですが、少しずつ慣れてきました。
寺子屋では多くの患者さんの
問診と切経をさせてもらいました。
初めは2〜3人でもヘトヘトでした。
7〜8人の問診にようやく耐えられるように
なってきましたが、こなすことで精一杯です。
考察できる余白スペースを増やしていきたいです。
同じ方を毎週診させていただくことで、
患者さんの変化を蓄積しています。
今年は5月から梅雨入りして台風もありました。
天候の変化、季節の流れも鑑みて
性別、年齢、体格、様々な体を診させてもらい
観察し得た感触を蓄積していきます。
○刺鍼
初めてモデル患者さんに刺鍼をしました。
上手く刺さるかな?
押し手の形はこうやっけ?
痛くないのかな?
落ちたらどうしよう。
集中より不安の比重が多く、
刺すことに気を取られ、
刺さらなかったら慌てふためきます。
咄嗟の出来事に対応できず
パニックになってしまうのは
私の悪い癖です。
もう少し冷静にならないといけません。
右太渓への刺鍼が難しい…
「どんな体勢からでも診れるように」
刺鍼を始めて、より下野先生の言葉が
響くようになりました。
切経、脈診、腹診、全てに繋がります。
切経の時にペンで反応点に印をつけます。
刺鍼の方向、体勢、押手の場所を意識しながら
ペンで印を打つと予行演習にイイですね。
○切経
脈、お腹、背中…切経で何を主軸に診るのか。
院長と下野先生の言葉をひとつひとつ繋ぎながら
切経を追うようになりました。
書籍のやり方では、
数多ある現象をとめどなく収集すると
情報過多になり、時間を費やします。
邪があちこちに移動したり、変化していくのであれば、主語を変えてみる。
世界観やが変わり、目の前が開けたように
感じました。
色んな見方があっても良いし、
遠回りして気付くことも大切だと思います。
何を主軸に置くか、
モードの切替えがあるということを
教えていただけたので、
追試して行こうと思います。
○先輩からの助言
決断に迫られた時、
何かすがりたくなるほど不安になります。
私なりに考察してみましたが、
果たしてどうなるのか…
自分の不安に飲まれそうになった時、
白石先生からアドバイスをいただき、
腹を括ることができました。
不安だから、もう一穴足したくなる。
それでも、今日は踏みとどまって
患者さんに出来ることを精一杯やってみようと
試みました。
来週経過を追いながら考察します。
春
試験が終わり、色んなことに挑戦する余裕が出てきました。
色々調べていくと、1、2回生の時の様に好きな事に浸かっていき、その中で想像が膨らんで楽しいです。
最近は「生きるとは何なのか」といったテーマで調べ物を進めています。
その中で季節感というものも改めて取り入れたいと思いました。
今の季節で言うと春に何を感じるか。
1日1日と変わりますが、今は冬のキリッとした厳しさに比べてフワフワする日が多い様な…
色々体感しながら学びを進めていきます。
痰
今日は痰について書いていこうと思います。
痰は津液が濃密になり、粘ることにより形成されるものだそうです。
ネバネバ、ドロドロしたイメージです。
津液はサラサラした水のイメージです。
ではなぜサラサラしたものがドロドロに変わってしまうのでしょうか?
津液というのは飲食物が水穀の精に変化してそれが津液に変わる
また、気が津液の元という考えもあります。
つまり、津液を作る過程でなんらかの異常があり、痰ができてしまうのでしょうか?
あるいは、津液がなにか不純物が混ざってドロドロになってしまうのか。
あるいは、熱で津液が焼かれてドロドロになってしまうのか。
何が原因で痰が形成されてしまうのかが疑問です。
津液を形成するのは基本的には脾の役割で、つまり脾の失調によって痰が形成されてしまう。
そして、痰は気に従ってあらゆるところへ留まるとあるので、痰による症状は様々です。
肺に行けば痰や咳嗽が出る
脾に行けば胸焼け
経絡上に留まればあらゆる部位の疼痛、など症状は多岐に渡ります。
そして、気の流れを止めれば、気鬱、気滞が起こり、万病の元です。
脂肪は痰という考えにも至るのでしょうか?
つまり、太り過ぎの方は脾の働きが悪く、
正常に運化が出来なくて、食べてもお腹が減り、
水穀が正常に気化されず痰になって、脂肪として体の周りに痰がついているという考えも一つあるかも知れません。
痰がどのようなことが原因で形成されてしまうことについてよく考えたいと思います。
中医内科学 その2 心の病理①
前回の記事
『中医内科学 第2版』冒頭
臓腑の働きについて
『中医内科学 第2版』P.49〜、P.72〜より
心
『霊枢』邪客篇にて
「心なる者、五臓六腑の大主なり、精神の舎(やど)る所なり。」
とあり、
心の主な生理作用は、神明を主るものである。
『素問』痿論篇にて、
「心は身の血脈を主るなり」
とあり、
心は血脈を主るとは、また特別重要な生理作用であり、
ゆえに神明を失し、血脈が不利になることは、
心の基本病理変化である。
(1)心不主神明(心、神明を主らず)
・・・心が常を失すると、心神安ぜず、神舍を守らず、
患者に失眠りや多夢、恍惚(こうこつ)、健忘、惊悸、恐怖、
妄言、妄見、ときに悲しみ、ときに喜ぶ、ふるまいが常を失して、
痴呆、癲狂等の病証。
甚だしき場合は、神明が閉塞あるいはばらばらになる、
うわごと、意識がはっきりしない、
神明が臓腑百骸を統率・主宰できなければ、
患者の生命に危険がおよぶ。
ゆえに
『素問』霊蘭秘典論篇では
「主が明らかならざれば十二官危うし、
使道閉塞して通ぜず、形すなわち大いに傷れる」とあり
心が神明を主らなければ、心神が失養して、邪気受けて心竅を乱す。
心の要は正常な神志活動の進行であり、
必ず気血陰陽の充養を頼る。
・・・
ゆえに『景岳全書』では
「営は血を主り、血虚なれば心を養えず、心虛なれば心は舍を守れず」
とある。
心竅に、火熱、痰濁、瘀血などの邪気が犯せば、神明は主を失し、
軽ければ火熱擾心、神志不寧となり、患者は失眠や多夢、煩躁あるいは精神狂躁等を引き起こし、
甚だしければ痰濁、痰火、瘀熱が心竅をあざむき、嗜睡、痴呆、昏迷等を引き起こす。
ゆえに『霊枢』邪客篇では
「心なる者、その蔵強固にして、邪容(い)るあたわざるなり。
これに容(い)ればすなわち心傷れ、
心傷るればすなわち神去り、神去ればすなわち死す。」とある。
(2)心不主血脈(心、血脈を主らず)
については次回に続きます。
■参考文献
『中医内科学 第2版』 人民衛生出版社
腹など
腹
中脘くらいを押すと痛む。
これを実という人もいるが、虚という人もいる。
喜按などは絶対的な法則ではないと思う。
そもそも虚実が混じれば判断できなさそう。
脾胃
考え事は脾胃を痛める。
でもその意は神がコントロール。
痛む背景には心が関わる。
心血が消耗。
この段階での舌を習った。
背景にあるものが環境だったり何らかの原因で思考が忙しくなった場合、それが取れなければ回復も遅れる。
そう考えると環境もしくは環境に対する捉え方の変化が脾胃を回復させる事もあると思いました。
忙しすぎて寝れなくても脾胃が痛む。
また、虚里は胃の大絡。
だから脈が弱くなる。
相手に対して
自身の課題をクリアする為にも自分自身の課題をとりあえず一旦横に置く。
相手を見て自身の課題を知る。
その前提で考える。
物事を考える時、自身を投影させて相手を考えると、結局思考の癖が自身と重なるところ以外見えない。
むしろ歪めてしまう事もある。
何かを解決したい時、相手が何を求めているか。
相手にどんな示し方をすればいいか。
様子を見ると相手は頭が働くからとても心配性。
色んな可能性を考えて答えがわからない。
頑張りすぎて出来るのにエンストを起こして出来なくなってる。
そんな時どんなトーンで、どんな言葉で接したらいいんだろう。
言い方キツくなかったかな。
まずは相手の話を聞いて、安心してもらえる様にしないと。
歩調を同じく合わせて一緒に作れる人がやりやすいかな。
相手の世界から見た景色はどうなっているんだろう。
相手から見た景色を見る必要がある。
その為にも主役を置き換える。
また、そこには患者さんと先生方といった主役も入ってくるのでそこも考えないと。
大変だ。
舌の考察①
舌根部に膩苔、真ん中に裂紋。
歯痕、いつもに比べ厚さも色も薄い舌になっている。
何らかの原因で気血が消耗され、脾胃が弱って必要なものが作られずゴミが溜まってしまう状態。
裏の色も薄い。
風邪をひかれたとの事なのでそれが原因として大きいか。
辺縁も邪在少陽と見るべきか。
腹、背中などが気になる。
舌の考察②
舌の色がいつもに比べ暗紅色かつ白さが目立つ。
裏も赤みが少ない。
舌先のみ変色。
心熱により陰分が焼かれて褪せているのか。
舌診(04)
舌苔について整理する
【苔色】
白苔
表証を示し、傷寒の太陽病や温熱病の衛分証でみられる。
黄苔
熱証を示す。表に熱が留まったり、邪熱が裏に入ったり。
化熱もあり表寒化熱や陽虚の水湿不化をあらわす。
灰苔
裏証を示し、裏熱・痰飲・寒湿などでみられる。
黒苔
裏証を示し、熱極か陽虚寒盛など病変の重篤な段階でみられる。
緑苔
瘟疫や湿温などであらわれ、湿熱・痰飲などの化熱が考えられる。
霉醤苔
紅・黒・黄の混ざった苔で、湿濁が長期にわたって化熱を示す。
【参考文献】
『中医臨床のための 舌診と脈診』医歯薬出版社
『新版 東洋医学概論』医道の日本社
客氣の”客”
景岳全書 伝忠録
夏月伏陰續論
『主氣と異なるものとして、客氣がある。天は五氣を周らし、地は六氣を備えている。・・
・・この客氣は冬であろうと夏であろうと、その季節とは異なる氣を引き起こして、人々を病気にさせる氣である。・・』
『夏期になると陰気は伏して内にある。これは本来、天地の間における陰陽消長の理である。・・』
の冒頭から始まるこの篇ですが、
朱丹溪との陰陽の考え方の違いを解説し、張景岳の持論を展開している章になります。
この章を咀嚼した内容は別の機会に上げさせて頂くとして、
ときおり出てくる”客”が気になりましたので、調べてみる事としました。
【客氣(かくき)】
1⃣一時のから元気。血氣の勇。假(仮)勇。
2⃣其の歳の運を動かす外部から來る運気。主気に對(対)していふ。
客
①よせる。よる。身を寄せる。
②まらうど(客人)。主の對。
③上客。一座の尊敬する人。
④かかり人。
⑤外來人。
⑥あひて。
⑦たびびと。
⑧たび。
⑨居處(いどころ)の定まらない者。
⑩人。士。
⑪とくい。得意。顧客。
⑫來しかた(過ぎ去った時)。過去
⑬姓。
この夏月伏陰續論の客氣に関していえば、主たる氣とは別の
「病をもたらす得体の知れない氣」といったところでしょうか。
景岳全書の後の章、「命門余義」の中には
『・・三焦の客熱として邪火がある場合も火が原因となっているのであり、・・』
とあります。この客熱もまた、主体の火化とは異質の火に感じられます。
經穴では、
小陽胆経の經穴で上関穴を別名:客主人といいますが、この場合は
「頬骨弓を挟んだ、下関穴の相手方」という意味として、鍼灸学校で教えて頂きました。
その意味合いだけなのかどうか、今後の新たな発見を目指したいと思います。
【参考文献】
『大漢和辞典』大修館書店
『新版 経絡経穴概論』医道の日本社
『現代語訳 景岳全書 伝忠録』たにぐち書店
募原など
理由
最近、陽明と厥陰の古代の認識を調べていて面白い認識を見つけた。
部位で結びついている可能性、面白いです。
募原
起きた現象があったので、募原(膜原)について調べ中。
見ていくと温疫論(呉有性)の認識がとても勉強になる。
また、現代医学的に考えてもコロナと脂肪細胞の関連から説明できそう。
メトホルミンがコロナの後遺症予防に有効とされる理由もわかる。
募原の認識と一致するところも多い。
舞台など
舞台
主役をどこに置くか。
そこが以前からずっと課題として残っている。
受付でもこのシーンはこの人にやってもらった方がいいかな?と考えたりもするが黒子になる意識が薄い。
これはチームで行っている事。
受付時、一緒に働いている方々にやって頂いている事を思い返す。
上手い人達はサラッとして作意がないが、落としたところを助けて頂いている。
そうなる為にまずは太極的に、先の動きも考える。
感じられるところまでいければいいが、まずは考えてみる。
考えた上で考える事が違っていれば考えを捨てる。
自分の場合、内省して答えを出すというより、他からヒントをもらって練度を上げていきたい。
外を見る目を養う為にも意識を変えなきゃいけないな。
やり方は色々試していきます。
舌の考察①
色:淡紅
形:軽く歯痕舌、軽く胖大
その他:斜舌
裏は出すのに苦労している様子も窺える。
正気が無くて出せないというより、緊張して舌を操作出来ていない印象。
口の開け方、舌下静脈は偏る
脾気虚。
口の開け方や斜舌など偏りを感じる。
気の偏りがあるかもしれない。
また、舌下を見せるのに歯が見えるまで出すところに真面目で気逆を起こしやすい要素があると思われる。
舌の考察②
前回よりも舌下静脈付近の細絡が目立つ。
これも瘀血の症候としてみれそうか。
以前として強い歯痕舌が見られ、気虚の程度が強い。
考察③
暗紅色、裏に熱がこもり、瘀血。
自身の体なので他の情報と一致させられるが、舌先右の赤みは右の上焦の停滞と一致させられるかもしれない。
始めまして、のご挨拶。
徒然なるままに、日暮らし、キーボードに向かいて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。
……
始めまして。
某所にて、鍼灸学校での2年生をさせていただいております、仁と申します。
この度、ご縁があり、一鍼堂さまの東洋医学研究所で学生Blogを書かせていただくこととなりました。年齢は三十路半ば過ぎ、独身男性とだけ……
私は2005年、メンタルや睡眠の不調をきっかけに鍼灸に出会い、それから寛解やぶり返しを繰り返しつつ、徐々に良くなってきていき、定期メンテナンスの意味も込めて、鍼灸の患者を13年ほどやってます。
また、その間、色々な鍼灸院を渡り歩き、一般患者向けの東洋医学の勉強会にも参加させていただいたことがあります。
なので、私の心身の中において、東洋医学については、偏った思想・知ったかぶりの姿勢が根深く存在します。
ひょんなことから、東洋医学をやる鍼灸師となろうと決意したものの、その偏った「どうしょうもない、もう一人の自分」と格闘している真っ最中です。
東洋医学の鍼灸医術は、他の医療職とは違うベクトルの勉強方法……中国を始めとした他国の文献(をベースにした日本製の教科書)をチェックし、それだけでなく、自分の感性、五感を研ぎ澄ます訓練・稽古を、心身にインストールしつづけなければなりません。
……
要は、「ショッカーに誘拐されて、現在進行形で改造手術を受けさせられてる、昭和の仮面ライダー」の【候補生】といったところでしょうか。
※適切な例えかどうかはさておき……
その【候補生】が、
★「イーッ!」と叫んで騒ぐだけの「単なる戦闘員」という名の【モブキャラ】で終わるのか。
★毎週、仮面ライダーに殺られる、気持ち悪いデザインの「怪人」という名の【当て馬】で終わるのか。
それとも…………
★「そこ」から逃げて、普通の人間には戻れない悲壮感を持ちながらも、腹を括って覚悟を決めて、【仮面ライダー】として生きていくのか。
正直、自分自身、全く自信がありません。
でも、乗りかかった船です。やれるだけやってみます。
……
現在は、一鍼堂さまにおける、林院長の治療や先生方の勉強会や、各種鍼灸勉強会に参加させていただきつつ、また、学校で学んだことを活かし、試行錯誤・悪戦苦闘しながら、自分自身や家族・親族の病気・不調・不定愁訴を治療をしています。
※人体実験……
それらの経験を生かして、中間目標としては、猛烈に高難易度になった、2020年度のはり師・きゅう師の国家試験の合格と、
それを通過点とし、さらには、2025年までには社会福祉士や精神保健福祉士も取得したいなと考えております。
(社会福祉士は2017年1月の国試で2点たりず、不合格……いつかはリベンジしたい。)
また、将来的には、
・自閉症スペクトラム障害や発達障害、精神疾患や睡眠障害などの、いわゆる「気の病」に強い鍼灸師になれないか?
・鍼灸・福祉・合気道を三位一体で組み合わせた、統合療育院ができないか?
との漠然としたコンセプトと方向性を持ちながら、日々、基礎研究に励む毎日です。
…………
Blog記事のポリシーは、「Keep it rockin'!!」でいきます。
ですが、くれぐれも、「深夜に書いたラブレター」な記事を乱発する口先だけ人間にならないように、林先生はじめ、一鍼堂の先生方、諸先輩方、また読者の皆々様からのご指導ご鞭撻のほど、切によろしくお願いします。









