ホーム Blog ページ 17

Blog

東洋医学・鍼灸医学の研究用ブログです。

ジメジメ、酒など

  ジメジメ 最近の空気は湿度と温度が上がり、緩くて重い感じがする。   この時期に人の身体を見ていると湿疹を起こしている人が増えてきた印象です。   大腸経のあたりに出る人もいれば、肺経のあたりに出る人もいたり。   そう言った人のお腹も重そうな感じです。   また、コロナにもかかる人も段々増えてきました。   知り合いの収容人数60人の施設でもクラスターが発生し、30人が発症したらしいです。   季節によって体も反応は変わるので必然的にこの時期に使用する事の多くなる穴もあると思います。   先週触らせて頂いた合谷の感じも勉強になりました。     酒飲んで常に下痢している人 授業で打鍼の授業があったのでお腹を触らせてもらった。 脈だけ先にとらせてもらうと沈実、関が弱い。 腹部は脾募、胃募の冷え、臍右の箇所がパンパン、左肝相火の熱。 聞くと20代より毎日飲酒して下痢をしているらしい。 臍右を押すと睾丸まで響くという現象も勉強になりました。 明日は脈診で同じペアになるのでついでに舌もみせてもらおう。     穴の深さ 深さって何だろうと考えることが最近多いです。 手を当てた時になんとなく感じる事のある掘り下げられたものでいいのか。 色んな人の身体を触らせてもらって情報を集めていかなければ。 とにかく色んな人の身体を触りまくろう。   言い方 ブログなどの記事を書くにあたってその言葉がどういった印象を与えるか。 言葉使いが綺麗な人はいいですね。 相手の立場に立って考えられている印象を受けます。   名前 考えていて、貞和にすることにしました。 貞の定のイメージを中にもち、和で合わせるイメージも持つ。 そんな人間でありたいので、名前はそうしました。   頭より体 ずっとテーマにしている事ですが、捉え方を少し変えて見て、とにかく身体を運ぶ様にしてみることにしました。 全部相手に教えてもらう。 頭でわかっていた事ですが、実行方法を変えます。

どうなんだろう

勉強で母親の身体を診させてもらった。   特に気になる点は左少腹急結・左少腹部や股関節あたりの色が黒くなっている・中脘あたりが緊張・舌は腐膩があり、全体的に紫舌・舌下脈絡の特に左側の怒張・脈は渋・左のみ深く沈めると脈が確認出来なくなる・左太渓の顕著な陥没と発汗・足先は冷えている。   以前脈を取らせてもらった時は疲れると脈が7回に一回飛んでいた。   問診はせずに症状で気になる点を後で確認すると左腰に違和感があり、まれに左少腹部に張った感じが起こるとの事。   根本は腎の弱りなのか。   瘀血を取るにしても正気を立て直す必要があると感じた。   よくゲップが出る人なのですが、この胃の働きの低下にも腎虛・瘀血が関係してそうな気がする。   治療穴としては左太渓で腎の立て直しを行うシーンかなと想像。   また、活血も組み合わせる必要があるのかと思った。   左の三陰交を抑えると軽い圧痛があるとの事だったのでここも治療穴に含めることができるのか。   色々考えてみたものの分からない点だらけで難しい。

寺子屋にて

◯ 歴史 東洋医学は、どのように発展してきたのか。 かつて東洋医学を受けられた人々とは、どんな人々だったのか。 ドラマで、ホ・ジュンが腕を斬られそうになったけど、「いや、ホ・ジュンは悪くない!」と視聴者は思った筈です。 でも、大抵の人は腕は斬られたくない。 下野先生と東洋医学が発展した背景をお話しして、私が勉強したいと思う東洋医学の「立ち位置」とは何か、ヒントを得る事ができた。 とにかく解剖生理と病理を徹底的に勉強するべし。     ○ 工場 季節の食べ物を食べると良いと言われますが、 ダイレクトに胃に入るものだけど、それらを納め、吸収して加工する工場が壊れていたらどうだろう? 他にも、自分の力ではなく、薬で勝手に臓腑を動かすとどうなるか。 薬を辞めた後、自分の力で動かし始めた時、 どのような動きをするのか。 「夏風邪にはコレ!」と特効薬のように処方された漢方。 それを飲み始めてから咳が出てきた患者さん。 食養生、漢方を全て否定するわけではないが、 その人の臓腑の状態をしっかり把握しなければ 悪化してしまうケースを診せてもらいました。 何でもダメダメと言うのもストレスですが、 疲れている時は嗜好品を食べたくなったり 食事を抜いたりするけど、 薬やサプリに頼るなら、 3食キチンと取って、 睡眠の時間を取るようにしていきます。     ◯ 聞いてるだけ 問診も、せっかくの時間を割いているのに、 ただ聞いてるだけやなと反省する事があります。 下野先生が初診の患者さんに問診される所を 扉の向こうから聞かせてもらいました。 今後治療をしていく上で自分が指標となる事、 患者さんが指標になる事、短時間でも 内容が整理されていてとてもわかりやすかったです。

中国の思想(02)

老子 八章 水にまなべ 上善若水。 水善利万物而不争、処衆人之所悪。 故幾於道。 居善地、心善渕、与善仁、言善信、正善治、事善能、動善時。 夫唯不争、故無尤。 上善は水のごとし。 水はよく万物を利して争わず、衆人は悪なる所におる。 故に道にちかし。 居は地に善し、心は渕に善し、与は仁に善し、言は信に善し、正は治に善し、事は能に善し、動は時に善し。 夫れただ争わず、故にとが無し。 上善は水のごとし 「水は方円の器に随う」といい、「行雲流水」という。 いずれも水の流動してやまぬところをひいてのたとえだが、 老子は水にダイナミックな「不争の徳」を象徴させた。流動するからこそ力をもつのである。 (引用:『中国の思想[Ⅳ]老子・列子』P42) 【参考文献】 『中国の思想[Ⅵ]老子・列子』徳間書店

状態・姿勢・腰陽関など

いい状態 この前の寺子屋はいい状態で入れた。 色々発見があって勉強になりました。 背中って横に出るんだなと新たな発見がありました。 季肋部からサイドにかけても繋がって反応あり。 その他教えて頂いた事とも繋がって大変いい経験が出来ました。   姿勢 椅子に座る時に両坐骨に体重が均等に分散され、仙骨が立っているか。 ちょっと姿勢を変更中。 自然と肛門は上がります。   腰陽関 一時期便秘で下剤で無理やりひねくり出していた人の背中を見せて頂いた。 腰陽関のラインで腰痛が起こっていて、触った後に見て確認してみても凄い陥没+黒く変色。 その上の突起間は詰まっているというよりもはや盛り上がっていてなんだこれって感じでした。 膝が痛いとも仰っていたので、もし刺したら利腰膝になるかもしれない。 そこへの絡みが分かっていなければ意味がない気もしますが… お腹は天枢に反応があった気がします。 大腸の募穴であるから腰陽関も関連してる? 下剤は長期的に使用すると大腸メラノーシスが起こり、大腸癌のリスクも跳ね上がるとの事ですが、腸単位で気虚血瘀を起こす?   背景 その方、見ると背景には肝鬱を抱えている。 太衝にも出るし、お腹も悪い意味でモデル体型。 歩くと母指球が痛いそうで、肝経の影響かなと想像。 改めて考えると「あれ?天枢はこちらを表しているのか?」と判断がつかない。 募穴という意味では大腸だけれども… 他にも分かっていなければいけない所を置き去りにして考えているので、課題として置いておきます。   足元 足元からガラガラっと崩れ落ちる感覚。 これをセルフで作れないか思考錯誤中。   言葉の距離感 丁寧過ぎても相手に気を使わせる。 いい面も悪い面もある。 状況によって変えなければな。 形だけ守っている時は、ジャケットを着ている時の感じと似てます。 大切なのはそこじゃないだろうと反省。   食事制限 寺子屋に入ってから一度やり過ぎては良くないと判明した僧侶の様な食事。 以前と認識を変えたので、補助になるかと思って再度挑戦。 ある程度までいくと自汗→軽度の気虚発熱と言った事が起こる。 やっぱりダメでした。 ただその中でもゆっくり、しっかり噛むと言った事は自分のテンポを落とせる事が実感出来て良かったです。 しっかり味の向こう側も体験できました。   相手 人と接する時、相手ときちんと交流する。 感情ではなく向き合う。 お互いが準備ができていなければ通じない。 受付の仕事はその下準備なのに、最近は最低です。 下準備をおろそかにして先生にお渡ししてしまっている。 なぜと考えてミスした日付と時間帯を追ってその時の自分の状態を思い返す。 大体のシーンで状態が良くない。 自身の余分なものが多い。 空回りです。   表情 表情や顔の状態を弁証に結びつけても面白いかもしれないと思った。 鬱症状では表情筋が固まるが、頬のあたりを肝あたりに配当できないか。 素問刺熱論篇 「肝熱病者、左頬先赤」 緊張すると上手く笑えないといった現象を人の停滞と見れないか。 学校の教科書では肝は下焦と習いますが、あれは温病学だけの話だと思う。 昔ガンの人の本を読んだ時、例え面白くなくても頬を上げるだけでも状態が良くなるといった内容があった。 どうしてもガンになると気鬱は入り易いので、現象としてはそこの解除といった意味なのかなと思いました。 学術資料が少ない中での試論なので、追っていくものとします。   参考資料 「現代語訳黄帝内経素問 中巻」P22、23 東洋学術出版社 南京中医学院編著

中国の思想(06)

老子 六十八章 「不争の徳」 善為士者不武。 善戦者不怒。 善勝敵者不与。 善用人者為之下。 是謂不争之徳、是謂用人之力、是謂配天之極。 善く̪士たる者は武ならず。 善く戦う者は怒らず。 善く敵に勝つ者は与わず。 善く人を用うる者はこれが下となる。 これを不争の徳と謂い、これを人の力を用いると謂い、これを天の極みに配すと謂う。 (引用:『中国の思想[Ⅳ]老子・列子』P108) 《私議》 以前は戦時中を題材にした書物を読む事が多かったですが、 その中にあった『海軍士官たるもの、常に激してはならない』との教訓を覚えております。 日露戦争の終わった後に、連合艦隊が解散する時、 『連合艦隊解散告別之辞』というのが発せられます。 一番有名なのは最後の一文なのですが「・・勝って兜の緒を締めよと」です。 そこに至るまでの文面においては、日本という地形上に海軍が重要である事や 日々の訓練が重要であるとの教えを説いています。 戦うというのは腕力だけに限らないですが 日々の心の持ちよう、日々の努力、俯瞰して全体を観る能力とか、 人との関わりあいとか、為になります。 【参考文献】 『中国の思想[Ⅵ]老子・列子』徳間書店

相手

  リアルタイム 腹がリアルタイムで変化を表す場所だという事が実感できました。 場所的に当たり前ですが、逆にそこまで臓腑との結びつきが強い場所であれば腹診時は少し怖いものがあります。 気をつけたいと思います。 また、先日学校の授業で神門へ灸を受けたのですが、似たような場所の腹の変化が見られました。 脈も心の原穴にやられたからと言って寸に反応が出る訳ではない現象も見られて勉強になりました。   脈 お腹も変化していましたが、あの時脈はどう変わったのか。 今まで似た体質のお二人を見せて頂いたので、整理して治療のイメージができればなと思います。   労宮 ここでみる様にしていたのですが、この前の当て方はきちんと当たっていないというか、自分が良いなと思っていた時に感じた当て方とズレていました。 手で探る様な仕草に近づいている印象があったので改善します。 また、右手の方が感度が低いので普段から合掌して変化しないかやってみます。   案内 最初に先生に案内の仕方を教わった時、患者さんの歩くペースに合わせる事を教わりました。 意識はしていたのですが、そこの意識が甘い事に気付かされました。 改善します。     鍼灸師 きちんと人を治せる様になるために足りないものが多すぎる。 できていないことだらけですが、頑張って出来る様になりたいと思います。 相手があっての事ですが、最終的には全て自己責任。 変わるも変わらないも崩れないも自分次第。 全部受けとり、向き合い、幅広く合わせられる様に努力します。 また、本に全てを頼る訳ではありませんが、必要性を感じたので論語の勉強もやっていきます。 変わらなければいけないきっかけにまた遭遇できて本当に良かったなと思います。 気を引き締めて頑張ろう!

相反①

先日診せていただいた患者様の状態がとても勉強になったと同時に少し嫌な気持ちにもなった。   対症療法ばかり行って正気を虚損させて戦う元気もなくなり症状が治ったと豪語する。   自身の体験も含め好きではない治療法です。   さらにそこに作用の反する薬を飲んでカバーしてもプラスマイナスゼロにしているだけで何もなっていない。   やっている事はトリカブト保険金殺人事件と同じだと思う。   この事件、大体の内容としては 「トリカブト(附子)の毒が入ったカプセルを飲ませパートナーに保険金をかけ手に掛ける。」 といったもの。 しかし附子を服用すると普通5分そこら早い時間で亡くなる。   現場には死亡推定時刻の1時間前くらいに前まで一緒にいた加害者が急用でいなかったのでアリバイがある。   しかし怪しい。 するととある魚関係の業者から連絡があり、 「草河豚を大量に買った人がいた。」 との事。   そこで容疑者の自宅を捜索すると大量の草河豚が見つかった。 何故草河豚を使ったのか。   後から調べると実は 附子毒(アコニチン)と河豚毒(テトロドトキシン)はどちらも神経毒だが全く逆の働きをする。   具体的にはアコニチンはナトリウムチャネル活性化、テトロドトキシンは不活性化。   これを一つにまとめたカプセルを飲むとどうなるか。   アコニチンとテトロドトキシンが拮抗している内は毒と毒が相殺され生きています。 しかし代謝時間の差でテトロドトキシンの効果が無くなるとアコニチンが効いて結局死に至ります。   加害者はアリバイ時間を作る為にその二つが入ったカプセルを飲ませたのでした。   恐らくこの仕組みを昔の中国人は経験から理解していたのか 国訳本草綱目 10巻 P603 「荊芥、菊花、桔梗、甘草、附子、烏頭と相反し…」 相反とは作用が逆で拮抗することなので、打ち消し合う関係。 実際、 同書籍 P603 「物類相感志には「凡そ河豚を煮るには、荊芥と共に煮て五七沸して水を換える。かくすれば毒が無くなる。」とある。これは二説しているように見えるが、実は河豚の毒は荊芥に入るから毒がなくなるのではないか。」 荊芥で無毒化していましたが、これを附子で行っただけの様に思えます。   私はこの内容、臨床にとても関係すると思っています。   このテトロドトキシンがナトリウムチャネルを不活性化する働き、心療内科やてんかんなどの薬で同じ働きをするものが多いからです。   薬剤師で漢方メーカー東洋薬行の社長である惠木弘先生は 著書「体がよろこぶ!「効く」漢方の正体」P 57、58で 「向精神薬というのはすべて体を冷やす作用があり、その結果、腎のエネルギーが一気に失われて落ち込んだ気分がますます落ち込むことになるのです。気分が躁状態なら向精神薬で一定の効果は期待できますが、うつの場合は逆効果。「死にたい」という気持ちを強くしかねません。これは東洋医学の「心肝気虚」という状態で、悲観傾向をますます助長してしまうのです。」   と書かれています。 私もてんかんと診断されてテグレトール(カルバマゼピン)を10年ほど飲んでいた時は最悪な気分でした。   その様な時は四逆湯など逆の作用をする薬を飲むと低体温と共に気持ちも上がり、いろいろ楽になりました。   こういった薬はミトコンドリア機能も低下させるので染色体異常による不妊症、成長期おいては身長が伸び辛くなる、アトピー性皮膚炎を招くなど症状をとる為にさまざまな事を知らず知らず犠牲にしがちだと思っています。   そんなこんなでどんな薬を飲んでいるか、この前診せて頂いた患者様からとても大切なことだと思いました。   他の先生方も学んだ事を生かして治療しているので人の治療批判は良くないと思うのですが、元患者側からすると複雑な気持ちです。   参考資料 「国訳本草綱目 第十冊」 春陽堂 「体がよろこぶ!「効く」漢方の正体」 草降社 惠木弘著

脈診(04)

瀕湖脉学七言訣(二十、弱脉) 弱来無力按之柔、 柔細而沈不見浮。 陽陥入陰精血弱、 白頭猶可少年愁。 弱脉は力無く来て、按じても柔、 柔は沈にして細、浮では見られず。 陽は陥入し、陰精血は弱、 白頭(老人)は考えられるが、少年なら愁う。 脉が骨周辺まで沈む理由が何なのか.. 自問自答してみる。 年老いて骨が弱くなり営気を必要としているから、 骨への栄養補給の為に沈下する? いや、肌肉の中空を維持出来ない為に沈む? 衛気が衰えて、エマージェンシー発生の為に 脉が皮毛に栄養補給にやってくるのが浮脈? 現象に対しての理由は多々ありそう。 【参考文献】 『中医脉学と瀕湖脉学』(株)谷口書店

施術日記(02)

T.I 先生との治療練習2回目です。 前回の経験を元に、同穴への刺鍼にて変化をとります。 舌診の鍛錬 【目的】 ① 前回と同穴で、少し深めへの刺入を試して違いを診る。 ② 事前・事後の同じところ、違うところを診る。   舌は右に傾いているが、ほぼ正中線上に出ている。 前回のように舌尖が細くなっているような力が入っている姿ではない。 舌根あたりの苔の薄い黄色が、舌診の際にとりにくく工夫を必要とする。 舌の先端より舌辺への淡い斑点が特徴的。 一週間前より、やや歯痕が発生しかけのようにも思える。 陰陵泉(右)に3番鍼にて置鍼(10分) 刺鍼について疼痛があったせいか、 舌尖が細くなり力が入っているように感じる。 この穴であるかどうかが不明であるが、 舌の周囲にあった斑点が目立たなくなるのは前回と同様。 わずかな歯痕はほとんど無くなり、 舌全体に水分の量が調整されたように感じる。 出来る限り、専門用語を使わずに表現する事で、 発見があればと考えております。