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東洋医学・鍼灸医学の研究用ブログです。

福音

こんにちは、高山です! 先日、数少ない仲のいい友人から嬉しいお知らせが届きました! 大学受験に合格しました! 3年間の受験勉強の末、医学部受験に合格したみたいです。 彼とは、16歳の時に修学旅行でバスの席がずっと一緒で、意気投合して仲良くなりました。 話に毒とクセがあって面白い奴で、気弱でちょっと変な ところも、自分と似ていて、いいやつです。 共通点は自然と生き物が好きというところ。 その後も、一緒に山や川、池に行って虫取り網を持って 生き物取りをしました。いい思い出です。 卒業後の進路は医学部を目指すと言って、その後は 連絡をとらなくなり、成人式にも来ませんでした。 そして、去年の夏休み、インスタグラムで連絡が取れて、 久しぶりに遊ぼうって事で、滋賀の山奥にザリガニ取りに行きました。 相変わらず面白いやつで安心しました。笑 終始、話で爆笑していました。 見送る際、「今年は絶対合格できる」って後押ししました。 そして先日、彼から「終わったー、受かった!」って連絡がきて 自分のことのように嬉しくて、そして、賞賛しました。 血の滲むような努力、絶え間ない時間、親からの期待、 いつ終わるのかという恐怖、が言わなくても感じ取れました。 彼の姿は、これから、自分が目指すべきものの励みになりました。 彼は西洋医学で、自分は東洋医学を極めようと語りました。 受験に終わりがあっても、 東洋医学に終わりはあるのかは正直わかりませんが、 絶えず、勉学と新しい発見に 向き合おうと思いました。

施術日記(01)

ご協力いただきました。 T.I 先生をモデルに勉強させていただきます。 舌診の鍛錬 【目的】 ① 舌診における基準のレベルアップ。 ② 事前・事後の変化を漏れなく獲る。   舌が右に傾いています。 舌尖が少し細くなって、力が入っているように思えます。 苔の具合ですが、昔は白膩が強かったのかな?と。 淡い剥離が舌辺に散見されます。 陰陵泉(右)に3番鍼にて置鍼(10分) 刺鍼後は全体的に力が抜けたように感じます。 舌辺の剥離?斑点?も主張が弱くなっているように思います。 力が抜けた分、相対的にそう感じるだけかもしれません。 画像ではわかりにくいですが、実際には正気が出てきたように感じました。 この時は気づかなかったですが、 画像を編集している際に ”唇の渇き” が気になりました。

背中・寺

  姉の身体を触らせて貰いました。   気になったのは右の腎兪のあたりのエリアが落ち込んでいると思った。   お腹を向けてもらうと夢分流腹診の表で左の腎に当たるエリアが右に比べて力がなく柔らかかった。   実際のところ背中の臓腑の反応は腹とリンクするのか、またリンクするとしたらそこに規則性はあるのか気になります…。   腹、背中と触っていたら左の踵が痒いと掻き始めたのでこれも何なのか考えてみます。   また、背候診とは別件ですが、先日京都の法然院に行ってきました。   銀閣寺から哲学の道をしばらく歩いていった場所にあるお寺なのですが、行ってみると観光客もおらずゆっくり見て周ることが出来ました。   静かなのでセミや鳥の鳴き声、水の音などをじっくり聴け、生えている苔などもとても綺麗でいい場所でした。   また気が向いた時に行こうと思います。   写真撮影可能なお寺でしたのでアイキャッチ画像に設定しています。

フットサル・イチロー・歩き方

フットサル 週末あたりに時間を見てフットサルをする事が多いです。 その時に勉強になる事が体の確認と駆け引き。 知らず知らず走るフォームが崩れていると非常に疲れやすくなる。 どういった動き方がいいのか確認出来ます。 疲れにくい時の走り方の感覚としては、物凄い重いものを力を使わずに持っている感覚です。 そういった時は地面と一体感がある。 これを普段の歩き方にも反映させよう。 不動明王みたいなドッシリさが欲しいところです。   もう一点、駆け引きの部分。 初心者が相手DFの時は全く通じないのですが、ある程度の経験者が相手になると出方を伺う読み合いになってくる。 読み合っている中、相手に一番通じるフェイントが空気感を出すこと。 行くぞ!といった空気感を出すフェイントと動作だけのフェイントは引っ掛かり方が全く違う。 鍼を打つとき、これがいい感覚なのかむしろ邪魔になるものなのか。 試してみない事には分かりませんが、こういった事を鍼にも落とし込んでみたいと思います。   イチロー262のメッセージを読んで とても勉強になる本でした。 イチローさんの遊び心も見えて楽しかったです。 考え方だけでなく体の使い方でも参考になる部分は多く P207 「腕の振りは、前後だよ。 体が伝わる、体の中で振る。 中心線の中で力が伝わるよう、 そこから、外れてはならない。」 といった内容も勉強になりました。   包む感覚 人の体を触らせていただくときに大切になる感覚じゃないのかと感じています。 こう触った方が相手が答えてくれている気がします。   仙骨 ナンバ歩きとモデルのウォーキングの映像を見ました。 どちらにも共通する事は腰の落とし方と上半身の連動。 ただ感覚として掴めないのでお尻歩きで訓練中してみます。 ベッドに座る姿勢に繋げる、体幹の強化、上半身と下半身の動きの連動、体の左右のズレの矯正が狙いです。   新鮮な感覚 起きたてに自分に鍼を刺してみた。 いつもと違った感覚で新鮮で、手が運ばれた気がする。   参考書籍 自己を変革するイチロー262のメッセージ  「自己を変革するイチロー262のメッセージ」編集委員会 ぴあ株式会社

異名同穴②

経穴名は古い伝承から生まれたものであるが、 明らかにもともと異なった名称があったものと、伝承中に誤って伝えられたものなど、 成書によっていくつかの異なった名称が記載されている。 ②2つの異名のあるもの 穴名         異名 淵液穴    :   腋門穴、泉液穴 温溜穴    :   逆注穴、蛇頭穴 顴髎穴    :   兌骨穴、権髎穴 侠谿穴    :   夾谿穴、侠谿穴 帰来穴    :   谿穴、谿谷穴 金門穴    :   関梁穴、梁関穴 気穴穴    :   胞門穴、子戸穴 魚際穴    :   鬼心穴、太淵穴 瘈脉穴    :   資脈穴、体脉穴 懸顱穴    :   髄孔穴、米噛穴 血海穴    :   百虫窠穴、血郄穴 欠盆穴    :   天蓋穴、尺蓋穴 下巨虚穴   :   巨虚上廉穴、下廉穴 三間穴    :   少谷穴、小谷穴 四満穴    :   臓腑穴、髄中穴 申脈穴    :   陽蹻穴、鬼路穴 少衝穴    :   経始穴、少冲穴 尺沢穴    :   鬼受穴、鬼堂穴 絲竹空穴   :   巨髎穴、目髎穴 承泣穴    :   谿穴、面髎穴 少海穴    :   曲節穴、合水穴 日月穴    :   胆募穴、神光穴 二間穴    :   間谷穴、周谷穴 衝陽穴    :   会原穴、会湧穴 承筋穴    :   腨腸穴、直腸穴 水突穴    :   水門穴、水天穴 石関穴    :   石闕穴、右関穴 太衝穴    :   大沖穴、太沖穴 大赫穴    :   陰維穴、陰関穴 大敦穴    :   水泉穴、大順穴 肘髎穴    :   肘尖穴、肘窌穴 築賓穴    :   腿肚穴、腨腸穴 中都穴    :   中郄穴、太陰穴 聴宮穴    :   多所門穴、窓籠穴 天窓穴    :   窓籠穴、窓聾穴 天泉穴    :   天温穴、天湿穴 飛陽穴    :   厥陽穴、飛揚穴 然谷穴    :   然骨穴、龍淵穴 臂臑穴    :   頭衝穴、頸衝穴 伏兎穴    :   外勾穴、外丘穴 跗陽穴    :   附陽穴、付陽穴 陽交穴    :   別陽穴、足髎穴 陽谿穴    :   中魁穴、陽渓穴 廉泉穴    :   本池穴、舌本穴 漏谷穴    :   本陰絡穴、陰経穴 【参考文献】 『鍼灸医学事典』医道の日本社 『新版 経絡経穴概論』医道の日本社 『大漢和辞典』大修館書店

施術日記(04)

T.I 先生との治療練習4回目です。 同じ経脈上に刺鍼する事で、軸を作りたいと考えております。 舌診の鍛錬 【目的】 ① 同經への刺鍼にて、短期的・中期的・長期的な観察。 ② 四診も含め、複合で考察。 舌を出した瞬間に思ったのは『紅くなった?』 いつもより、白っぽさが減って このシリーズが始まって以来、刺鍼前の舌の表情では目立った違い。 舌の出し方も、リラックスが感じられます。 舌尖・舌辺の感じは前回と同じ様子ではあるが、雰囲気が違う。 陰陵泉(右):0番鍼にて置鍼(5分) 全体的に水分量の調整は出来たと感じ、 所々に赤みが見て取れるも、 一皮剥けて、深層が顔を出しているようにも感じる。 舌の出し方も、締まりを感じる。 これは変な緊張が高まったというよりも、 適正な気力をもって来てるように思える。 舌の中央当たりも、渇きが出てきてる。 もしかしたら、苔を取るのはこの渇きを持たせる事で、 剥離させて行くのでは??と妄想する。 腹診も刺鍼前後に変化は感じられ、 中脘あたりの変化が興味深い。

試験が終わり、色んなことに挑戦する余裕が出てきました。 色々調べていくと、1、2回生の時の様に好きな事に浸かっていき、その中で想像が膨らんで楽しいです。 最近は「生きるとは何なのか」といったテーマで調べ物を進めています。 その中で季節感というものも改めて取り入れたいと思いました。 今の季節で言うと春に何を感じるか。 1日1日と変わりますが、今は冬のキリッとした厳しさに比べてフワフワする日が多い様な… 色々体感しながら学びを進めていきます。

脈診(01)

二十八脉 浮脉 ・軽く指を当てると拍動が感じられ、按じると感じ方が弱くなる、もしくは感じられなくなるもの。 ・風邪が表にある場合、陽邪が存在する場合、陰陽の制約関係が失調した場合。 沈脉 ・軽く指を当てただけでは拍動は感じられず、筋骨の間まで按じると感じるもの。 ・病邪が裏に入った場合、内生の邪がある場合、陽気が損傷した場合。 遅脉 ・脈拍が遅く、1呼吸に3拍以下のもの。 ・陽気の損傷など。 数脉 ・脈拍が速く、1呼吸に6拍以上のもの。 ・陽邪(暑邪。火邪)を感受した場合、内熱・内火がある場合など。 虚脉 ・浮・中・沈いずれも無力で、指を押し返す力の弱いもの。 ・気血が不足した場合など。 実脉 ・浮・中・沈いずれも力強く指を押し返すもの。 ・正気が充実している場合、邪正相争がある場合。 伏脉 ・沈脉より深く、骨につくほど重按して初めて触れるもの。 疾脉 ・脉拍が極めて速く、1呼吸に7,8拍以上のもの。 滑脉 ・脉の流れが滑らかで、円滑に指に触れるもの。 濇脉 ・脉の流れが悪く、ざらざらとして、渋滞したようなもの。 短脉 ・脈の長さが短く、寸・関・尺の範囲に満たないもの。 ・気の推動作用が低下、気血の運行が滞った場合など。 長脉 ・脉の長さが長く、寸・関・尺の範囲を超えるもの。 ・陽邪を感受した場合、内熱・内火がある場合など。 弦脉 ・琴の弦に触れたような、長く真っすぐで緊張したもの。 ・肝の疏泄失調により気機が失調した場合など。 緊脉 ・張った縄に触れたような、緊張した有力なもの。弦脉に似る。 ・寒邪の侵襲を感受した場合など。 細脉 ・脈幅が小さく、細かいが指にはっきり感じられるもの。 ・陰血が消耗した場合、陰血が相対的に減少した場合。 微脉 ・極めて細く、柔らかく、拍動がはっきりせず、按じると絶えそうなもの。 洪脉 ・浮位で触れ、脈幅が大きいもの。拍動が勢いよく触れ、去る時に勢いが衰える。 結脈 ・脈拍がやや遅く、不規則に時々止まるもの。 代脉 ・脈拍が規則的に止まり、拍動が回復するまでの間欠時間がわりと長いもの。 促脈 ・脈拍が速く、不規則に時々止まるもの。 緩脈 ・脈拍が1呼吸に4拍と緩やかで、遅脈より少し速いもの。 芤脉 ・浮位で触れ、脈幅が大きく、軟らかい。按じると中空で、脉の輪郭を触れるが中が空虚なもの。 革脉 ・浮位で触れ、脈幅が大きく、緊張していて、按じると中空なもの。弦脉と芤脉を合わせたような脉。 濡脉 ・浮位で触れ、脈幅が小さく、軟らかい。少し按じると絶えそうなもの。 弱脉 ・沈位で触れ、脈幅が小さく、軟らかい。少し按じると絶えそうなもの。 散脉 ・浮位で触れ、拍動のリズムが一定せず、按じると消えてしまうもの。 動脈 ・脉の長さが非常に短く、関の一点に現れ、脉が速く、円滑に触れるもの。 牢脉 ・沈脉あるいは伏脉のように沈んでいて、弦脉のように緊張していて、拍動が強く有力なもの。 ★ 時間のある時に、先生がたと練習させて頂いておりますが、ダメ出しやアドバイスを忘れない為に、”脉とり器”を自作しました。 脉診での悪い癖の再確認と、教えて頂いた事の癖をつけるために。 【参考文献】 『新版 東洋医学概論』医道の日本社

治療と勉強の狭間

◯ 治療の合間に勉強させてもらう 寺子屋で勉強会を開きました。 お互いの主訴から治療まで一連の流れを再現してみました。 「練習相手」と思うから、ダラダラやる。 寺子屋で患者さんの問診から切経を 「5分以内に終わらせるように」 と下野先生に何度指導いただいているのに、 守らず切経を終えて帰ってくる。 やはり『甘え』みたいなものがあったと思います。患者さんも不快に思いますね。 ストップウォッチで測りながらどこに時間がかかっているのか、寺子屋生にも客観的にも見てもらいました。 更に寺子屋生の施術を受けることで モデル患者さんの治療をしている時の 自分を重ね合わせて、俯瞰して見ることができます。 無意識にやっていることを 改めて意識して修正し、 修正したものをブラッシュアップさせながら、 最終的には無意識でできるようになりたいです。 また、お互いの施術でたまたま選穴が同じだったのですが、気を付けなけれざならないと先生が仰ってた場所だけど、(なぜそうなのかわかっていない)悪い方向に向いた時、体験を共有することができました。     ◯“治療の流れ”を意識しすること 私は舌→カルテ→脈→カルテ→お腹…と 診て書いての間に流れが途切れてしまいます。 空間やリズムに何か歪みなようなものが出て違和感が出ます。 それは患者さんも感じていることと思います。 書く、聞く、話すことに気を取られてしまうので、流れを止めないために鍼の袋を捨てる動作ひとつにしても色々と引き算していこうと思います。
夕焼け

中医内科学 その2 心の病理①

前回の記事 『中医内科学 第2版』冒頭 臓腑の働きについて 『中医内科学 第2版』P.49〜、P.72〜より 心 『霊枢』邪客篇にて 「心なる者、五臓六腑の大主なり、精神の舎(やど)る所なり。」 とあり、 心の主な生理作用は、神明を主るものである。 『素問』痿論篇にて、 「心は身の血脈を主るなり」 とあり、 心は血脈を主るとは、また特別重要な生理作用であり、 ゆえに神明を失し、血脈が不利になることは、 心の基本病理変化である。 (1)心不主神明(心、神明を主らず) ・・・心が常を失すると、心神安ぜず、神舍を守らず、 患者に失眠りや多夢、恍惚(こうこつ)、健忘、惊悸、恐怖、 妄言、妄見、ときに悲しみ、ときに喜ぶ、ふるまいが常を失して、 痴呆、癲狂等の病証。 甚だしき場合は、神明が閉塞あるいはばらばらになる、 うわごと、意識がはっきりしない、 神明が臓腑百骸を統率・主宰できなければ、 患者の生命に危険がおよぶ。 ゆえに 『素問』霊蘭秘典論篇では 「主が明らかならざれば十二官危うし、 使道閉塞して通ぜず、形すなわち大いに傷れる」とあり 心が神明を主らなければ、心神が失養して、邪気受けて心竅を乱す。 心の要は正常な神志活動の進行であり、 必ず気血陰陽の充養を頼る。 ・・・ ゆえに『景岳全書』では 「営は血を主り、血虚なれば心を養えず、心虛なれば心は舍を守れず」 とある。 心竅に、火熱、痰濁、瘀血などの邪気が犯せば、神明は主を失し、 軽ければ火熱擾心、神志不寧となり、患者は失眠や多夢、煩躁あるいは精神狂躁等を引き起こし、 甚だしければ痰濁、痰火、瘀熱が心竅をあざむき、嗜睡、痴呆、昏迷等を引き起こす。 ゆえに『霊枢』邪客篇では 「心なる者、その蔵強固にして、邪容(い)るあたわざるなり。 これに容(い)ればすなわち心傷れ、 心傷るればすなわち神去り、神去ればすなわち死す。」とある。 (2)心不主血脈(心、血脈を主らず) については次回に続きます。 ■参考文献 『中医内科学 第2版』 人民衛生出版社