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東洋医学・鍼灸医学の研究用ブログです。

山楂子など

山楂子 実験として無理して食事を大量に摂取。   やはり次の日は大ダメージ。   症状として気になったところは鼻詰まり・咳・軽い腰痛・股関節痛   舌下静脈が浮き出て、脈は沈気味になった。   行った実験は山楂子を大分多めに摂取。   気になる原穴付近にも体感として反応あり。   勿誤薬室方函口決には浄府湯という処方がありますが、ここで大切なのは山楂子だと思いました。   ネットでは処方構成、文章を確認しましたが今手元に本がないので、また原文を確認したいと思います。   とにかく身体への現れ方がとても勉強になりました。   命 生命の危機に瀕したとき、人間は一番能力を発揮する。 最近そう思う事が増えました。   事象 東洋医学を考えるとき、文字面になってはいけない。 一定の揺らがない法則があり、それは日常の現象でも当たり前に観測される。 人間も自然の中の一部なのだからそれは当てはまる。 そのイメージを持ってくると見えてくるものもあるのではないか。 そう考えてみています。   環境 沢山の勉強をさせて頂いている本当にありがたい環境にいるなと思います。 発見があるとやはり嬉しいし、拡がってくる。 しかしそうなった時に怖いのが自分。 それが日常になっては絶対にいけない。 自分自身で非日常にする努力を行うべきで、そこに甘えてしまう事は本当に恥ずかしい事だと思います。 自分なんて碌でなしを肯定するわけにはいかない。

舌診(06)

舌形について整理する 【舌形】 老 粗糙(そそう) :舌面の紋理のきめが粗い。 堅斂(けんれん):舌体が堅くしまった感じ。 蒼老(そうろう):色が濃い。 嫰 細膩(さいじ):舌面の紋理がきめ細やかで潤いがある。 浮胖嬌嫰(ふはんきょうどん):舌体がはれぼったくて柔らかい感じ。 胖大 舌体が正常よりはれぼったくて大きく、舌を伸出した時に口の幅いっぱいになる。 腫脹 舌体が堅く腫脹し、甚しければ口腔内を満たしたり、 口外に出たままで回縮・閉口ができない。 歯痕 舌体の辺縁に見られる歯による圧迫痕。 痩薄 舌体がやせて小さくなったり薄くなったもの。 裂紋 陰血が不足して舌面を栄潤できなかったり、陰津の散布を阻滞したりして発生する。 苔のみの裂紋と混同に注意が必要。 光滑 舌面に苔が無く乳頭が消失し、光ったように見える。 点刺 点は紅・白・黒色を呈し舌面の点状隆起であり、熱入営血や心肝火旺などを示す。 刺は舌面に立ち上がった軟刺や顆粒のことで、気分熱盛や胃腸熱盛などを示す。 瘀点、瘀斑 舌面より隆起しない斑点で、点状のものを「瘀点」、斑状のものを「瘀斑」という。 紫舌と同意であったり、熱入営血での斑疹出現の前兆であったり、血瘀であったりする。 舌下脈絡 舌下静脈の怒張・蛇行があれば気滞血瘀の可能性。 重舌、舌衄、舌癰、舌疔、舌瘡、舌菌 ・重舌 腫脹などにより小舌が生じたように見えるもの。 小児などにみられ、心経化熱の上衝によったりする。 ・舌衄 舌面からの出血で、血熱妄行や脾の不統血。 ・舌癰 舌面の化膿症で大きく腫脹するのが”癰” ・舌疔 舌面の化膿症で紫色であったり小豆大であったりするのが”疔” ・舌瘡 舌面に生じるアフタ。 ・舌菌 舌面から隆起する新生物。 【参考文献】 『中医臨床のための 舌診と脈診』医歯薬出版社 『新版 東洋医学概論』医道の日本社

上ル・下ル(02)

介護施設などで、少しでも通常と違う事があると連絡をするシステムがあります。 連絡ノートであったり、端末機器への入力であったり。 中枢性の疾患のある利用者も多く居られ、時として介護士を悩ませたりします。 機嫌が悪かったり、意味不明な事を発したりと。 記録には『〇〇様、不穏。△△など、される。』などと記されたりします。 そんな”不穏”な状態の方で多くみられるのが便通が滞っているケース。 大便秘訣について再確認する。 病因病機により四つに分けるとすると、 ①熱秘:実熱による。顔面紅潮や口渇、口臭の可能性あり。 ②氣秘:気滞による。曖気が多く、腹部や胸肋部の張満感の可能性あり。 ③虚秘:気虚(息切れ、疲労感など)あるいは血虚・陰虚(顔色が悪い、疲労感など)による。 ④冷秘:陽虚による。大便がゆるく、腹部や四肢の冷えなどの可能性あり。 上がるものが上がり、下がるもの下がらないと 様々なところで問題が出てくるのかと思う。 備忘録として記す。 【参考文献】 『新版 東洋医学概論』医道の日本社

蹲踞

  何か自宅で出来るトレーニングはないかと考えていたのですが、蹲踞(そんきょ)という姿勢が自分にとっては良いのではと思い、訓練中です。 その姿勢を取りながらすり足で前後左右に歩いたりもするのですがこれが意外と難しい。 足首の硬さもそうですが、特に右に動いた時によろけやすい。 自分の体はどうなっているのか?と考えた時、昔からやっているフットサルやサッカーの影響があるのでは?と感じました。     《藤本蓮風 経穴解説》P 14 「職業によって、経絡・経筋が普通の人より異常に偏っている。偏っている方に気の停滞だ起こる、という診立てが当たったということです。 現代は、皆さんコンピューターをやりますね?キーボードやマウスなどで、どの指にどのように負荷がかかるか?同時に目も疲れますが、何経に狂いが起こるのか?を考えてみて下さい。 生活習慣や職業が、経絡・経穴を決定づけます。」     フットサル・サッカーは切り返しを多用するので、 どうしても足の外側に負荷がかかるシーンが多くなり、O脚が多いと言われます。 私も両足共に外旋気味です。 また、プレーも人一倍右足に偏ったプレーを行うので、片足に負担が大きく左右差も生まれやすいのかもしれないと思いました。   動作を確認すると、右足の第四趾の動きが悪い。 これは足少陽胆経(筋)への影響を表すのか?   《現代語訳 黄帝内経霊枢 上巻》 P231 経脈篇 「足の少陽胆経…体を転側することが出来なくなる」 私は腰を右に捻る動作が苦手なのは、足少陽胆経(筋)に影響した結果なのか?   日常動作も確認していきたいと思います。     参考資料 「現代語訳 黄帝内経霊枢 上巻」 南京中医薬大学編著 東洋学術出版社 「藤本蓮風 経穴解説」 藤本蓮風著 メディカルユーコン    

足など

足 細かいことは書きませんが、これから足への理解を深めていきたいと思います。 自身の体の使い方と経穴の理解も深まる気がしています。   刺したとき さっきの話とは別ですが、自分の足で実験で刺した時に何を感じるか。 もっと捉えれる様にしていきます。   先生 どの仕事でもそうですが、その中でも緊張が多い大変な仕事だと思う。 色んな事を考えなかればいけないし、責任が生じる。 同じ重圧を受けていても感じ方は人それぞれだと思いますが、この間みせて頂いた方にとっては負荷がかかるだろうなと感じました。 様々な不安も重なっているのかもしれない。   勢い 何かをする時、内容を伴わずに自分が作った勢いに乗ってどうにかしようとする。 今の自分にとっては特に気をつけなければいけない部分。

天人合一(01)

先輩に許可を頂いた患者さんに、問診に入らせて頂いております。 望診・聞診・問診・切診。 四診合参し、取穴を想定する訓練を一つ一つ手ほどきを頂きます。 患者さんの発するインフォメーションについて 自分の頭の中でシャッターを切りますが、 課題としては、一部分に注視しすぎるところでしょうか。 要は、全体が診えていないなと。 広く全体の情報を、クールダウンして俯瞰しなくては。 と、いう事で自宅に眠っていたカメラを引っ張り出してみました。 情報をいかにキャッチできるのか。 些細な情報の一つ一つを、瞼に撮る訓練をしてみたいと思います。 【参考文献】 『新版 東洋医学概論』株式会社 医道の日本社

しゃべる訓練など

  しゃべる訓練 しゃべる訓練として自分語りをします。   先日一鍼堂で「なぜ鍼灸師になろうと思ったのか」と言った話を先生とした。   その時にお伝えした内容ですが、それよりもっと前になぜ医療をやりたいのかと言った問答が自分の中にあった。   大学生一回生の時、情報基礎倫理の授業で 「グラスに入った水が半分残っています。 これをどう考えますか?」   と言ったテーマで講師が話していた。   その問いに対して 「残り半分もある」 「残り半分しかない」   どう捉えましたか? と言った内容だった。   話を聞いていて、ふと陰陽の考え方がよぎった。   グラスには水の入った部分もあれば空の部分もある。   全てには逆の側面がある。   もちろんその先もあるが、ほとんどの事象はそう。   世間一般の良いや悪いの評価に対して 何でお前らに決められなあかんねん、と疑問を抱いていた中で出会ったそんな考え方。   自分の中にドカーン!と言った感覚があって、その日の学校の帰りは見るもの全ての逆の側面を見るようにしていた。   東洋医学の中にある考えの一つに触れ、それが何なのか知ってみたくなった。   何となくですが、その先に自分みたいなしんどい人が救われる未来があるのかなと医療人を目指したような気がします。   過去に囚われるのは良くありませんし、そこに縛られている訳でもありませんが、先へ進む為にもいい振り返り方はありかなと感じた。     カフェにて 老子を読んでいて、ボーッとしながらふと周りの景色が入ってきた。   その時に大きく飾られていた世界地図を見た。   ありきたりな感想ですが、   「日本って小さいなぁ」   そう思いました。   この狭い国の中でさらに狭いコミュニティに縛られる必要はない。   もっと広く、大きなものを。   世界地図だって宇宙を含めたらまだまだ狭い。   どこまでも伸び伸びと。   思い浮かんだ逍遥という言葉。   単語としては一番好きかもしれません。     何も抱かない   何か不満が募る。   そこは出した方がいいかもしれない。   でも、そこを抱かない事が一番大切。   最初からなければ何も生まれない。   何に焦点を当てて生きていくか。   スッキリした人間でありたい。     腹部と経穴 習った腹部のエリアと経穴を一致させるために、心経の穴のみをを軽く刺した。   刺した後に感じる腹部の変化。   変化を感じる事ができて良かったです。

膩苔が強い舌を観察します。

こんにちは稲垣です。 舌診について研究を重ねてまいります。 【前】 舌体は紫舌で、 舌尖から舌辺にかけての歯痕の部分に 赤みが強く感じらます。 舌尖に点刺が多く、舌尖より舌根にかけての 中央部分に黄膩苔が強い。 潤いが少ないように思います。 舌裏に関しては舌下静脈がハッキリと見え、 両側が暗く血の滞りを感じます。 【後】 今回は、刺鍼中もコミュニケーションをとりながらでしたので、 ゆっくりと休んで頂く形ではありませんでした。 舌面に関しては、変化は少ないですが 舌尖あたりの苔が少し引いて 舌体の色が見やすくなったように感じます。 舌裏の色調が明るくなったように感じるのと 両側の暗さが少し明るくなっていうように思います。   舌面の黄苔や潤いの少なさより 熱が強く津が焼かれているように感じます。 その熱の所在が重要に思いますが、 舌尖の点刺との共通点が気になります。 以前より練習として診させて頂いており ひどい時は紫舌と膩苔が極めて強くなります。 化火をどのように抑えるのかが課題と思いますが、 舌裏からみえる瘀血が下焦を滞らせ、 気機を上昇させてる要因と考えております。 熱化させずに自身でセーブできる力を持つ事 を長期的に考えて施療を行っております。 経過を観察していきます。

実験、公孫など

珈琲 私はコーヒーが合いません。 香りや苦味が好きなんですが、身体に合わない。 自分の感覚として体感しているのは肝の暴走。 散々書籍にあることなので発見でも何でもないのですが、体感としても感じます。 じゃあ、それを思いっきり飲んだらどうなるか。 ボトルコーヒーを一本一気飲みしてみた。 自分の体の反応と術者としての感覚を飲む前、飲んだ後と比較してみました。   術者として 普段から鋭くない感覚が更に鈍くなる。 全く相手を感じる事ができない。 身体を触らせて頂く時に頭に言葉が多くなる。   体感として 自意識が強くなる。 ナポレオンはコーヒーを勇気の出る飲み物として愛用していたらしいのですが、鈍感になっただけじゃないのか。と思った。 また、時間差があるので直後には出ない。 ただ影響がマックスになった時、酒で酔った感覚になる。 調べるとコーヒー酔いというものもあるらしいです。 気逆を起こすと気が大きくなる? 脈の寸には影響があった気がします。 頭には色んな言葉が浮かぶ様に。 エゴが強くなった感覚? いつも以上に自分の世界だけで全てを完結させている気がしました。   家に帰って自分の肝経の経穴に鍼をしてある程度は和らぎましたが、躁鬱状態ってこんな感じなのかなと思いました。   手に受ける感覚 何か違和感を感じたとして、それぞれ種類が違ってくる。 細分化して言語化できればいいなと思いました。 体感として一つ重い感覚はあったので、まずはそれについて考えていく。     切経 術者と患者が合った時、そこに囚われ過ぎるのは良くないと思いました。 ベタベタ触ると段々反応も薄れ、よく分からなくなってくる。 即時即決、一回でどれだけ情報を頂けるか。 患者とどの様な意識で向き合うか、模索します。 深さも意識したい。     公孫 この穴の認識を深めたい。 奇経八脈考、症例から学ぶ中医婦人科などを中心に調べているのですが、まだイメージが掴めていません。 引き続き調べて行きます。   楽しむこと 表面的なものではなくて、この本質って何なんだろう。 考える事で遠のいていっているかもしれないけど、一旦はこの工程を踏みたいと思います。

痰飲(1)

痰飲について、『中医病因病機学(主編:宋 鷺冰、翻訳: 柴崎 瑛子)』の第9章 「内生要因」より、古典からの引用部分を抜き出す。 「千金方衍義」 その根源が不足すれば、日がたつにつれ水の精華は混濁してゆき、ついには痰飲が出来る。 そして必ず先ず呼吸した大気が及ばないところに集まるので、腸から脇、そして四肢へと達し、 しだいに胸膈へと浸蝕していき、ますます乱れていく。 つまり痰飲の病で胃から始まらないものはない。 「儒問事親」 飲ができるためには原因が五つある。それは憤慨を抑えたことによるもの、疲労によるもの、 思慮が過ぎたためのもの、飲痛によるもの、そして発熱に冷えに損傷されたためのものである。 「医碥」 痰自体は自分の津液であり、・・その静粛機能を失って加熱すれば、 津液が火に煮詰められ、粘っこい濁物に変わる。 また温が失われて寒が過剰になれば、津液が寒のために停滞し、次第に凝結して痰ができる。 「三因方」 飲食過多で道楽にふけり、大声を張り上げてひどく疲れ、運動が適当でなければ、 津液が巡らず、集まって痰飲になる。これは不内外因に属する。 「直指方」 水と飲と起源が同じだが名前が異なる。 人は脾土が欠損しているだけで飲んだ水がいつまでも転化できなかったり心下に停滞したり、 脇間に集まったり、経絡に入ったり、膀胱に溢れたりし、そのために病気になることがよくある。 「本草綱目」 痰涎などは気に従って上下し、入り込めないところはない。 心に入れば竅を惑わせて癲癇・うわ言・幻視などをひき起こす。 【参考文献】 「やさしい中医学入門」東洋学術出版社 「中医病因病機学」東洋学術出版社