澤田流鍼灸術に正式入門。
澤田流聞書、鍼灸真髄。
学校の先生からオススメされて、図書室で細々と読んでましたが、自分や家族の治療で頻繁に参照するので、思い切って買いました。
……
P143「古道研究の態度」より引用。
ある時、私は先生より、
「あなたは和漢三才図会を読んだことがありますか。」
と聞かれ、何気なく「読みました」と答えたところ、非常に叱られた。
その際、先生はこう仰っしゃられた。
【今の人間は本の数だけ沢山よめばそれで良いと思っているが、それでは本当のことはわからん。三才図会のような良い本になると、一通りや二通り読んだだけでは駄目です。百ぺんでも二百ぺんでも読んで、生きた人間に当て嵌めて診て、わからん処のなくなるまで読まねばなりません。あなた方の、読んだ、というのは、それは本当に読んだのではない。ただ眼で見ただけにすぎない。】
こう言われ、私の軽率な態度を戒められた。
(中略)
古医学を学ばんとするものは、まず現代の医学的知識を【一応】投げ捨てて、我見を去り、無私なる虚心に帰ることが必要である。
(後略)
……
この本は、鍼灸専門学校一年修了(経絡経穴・東洋医学概論・灸術)ぐらいの実力で、そこそこの?治療ができるレベルにまで導いてくださる上に、伝統鍼灸術における学習の仕方まで叩き込んでくれます。
おかげで、母や弟の治療に役立ってます。
……
澤田先生の檄を胸に、もっかい、気合、入れ直そう。
ロックンロール。
喫茶店
最近の出来事。
時々行く近所のカフェに入ろうとしたら生憎の定休日だった。
そのまま帰っても良かったんだけど、普段あまり通らない場所に目を傾けてみると昔ながらの喫茶店を発見。
入ってみるとお客さんと談笑中の店員のおばあさんが愛想よく出迎えてくれた。
飲み物を準備し、自分に出し終えると再び楽しそうに談笑再開。
良い雰囲気で喋っているので、どんな会話をしているのか耳を傾けてみた。
A「私、炊飯器に直接にカレーを入れて炊き上げるねん」
B「え、そうなん?」
まあ普通の会話。
でもとても楽しそう。
そこに今の自分に必要な要素が詰まっている様な気がしました。
『閃く経絡』を読んで
以前より、SNSで噂になってた本『閃く経絡』を読んでみました。
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『閃く経絡』
”現代医学のミステリーに鍼灸の”サイエンス”が挑む!”
著者:ダイエル・キーオン
発行:日本の医道社
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ダニエル・キーオンさんは医師として救急の現場に立ちながら、
キングストン大学で中医学を学び、後に北京に渡り就業を行ないました。
医師でありながら鍼灸師であるという立場で、経絡の謎を解明しようと試まれています。
鍼灸学校で習う解剖学・生理学の復習になり、
学生の立場としてはテストされているような感覚も正直あるのですが。。
医師としての立場らしく、淡々と表現されるグロテスクさも楽しむ事が出来ました。
彼の経絡に対するこの論証の一つ一つは、なかなか見ごたえがある様に思います。
実はこのような生々しい論理は好きだったりします。
この本の素晴らしいところは東洋医学に対する敬意が感じられるところです。
東洋医学の軸を動かさずに西洋医学の詳細を詰めていく方法は、
解明する探検の大変さも感じられますが、気持ち良さを同時に覚えます。
そして、医古文などを読む際に手助けとなるのが、現在の医学への探求があるという事は
太古の昔も医学に燃える医家がいるのだろうと信じる事ができるところでしょうか。
未来の優秀な方々によって、東洋医学の証明がなされていくことに夢をはせます。
以前に一鍼堂ブログの番外編として院長が挙げられていた三焦に関してのブログも添付します。
↓
https://www.1sshindo.com/blog/zenith16946/
印象的だったこと
日曜日、腹診と脈診の勉強会に参加させて頂きました。
その際驚かされた事がお腹の変化の早さ。
白石先生のお身体を衛気診で触らせて頂いた時に特に顕著に感じたのですが、左の肝相火のエリアで強い熱感があり、白石先生もそこを触られている時違和感を感じられる部分でした。
余りにも印象的だったのでここですかと確認していると段々熱感が冷めてきてなくなっていった。
次確認するともう残っていなく、お身体を触らせて頂く時にサッと診る必要性を感じました。
また、脈診を行う際、座った時に腰の角度を変えると左肩の窮屈さが無くなって診やすくなり、患者との距離感も今までよりいい感じに落ち着きました。
その感じで行うと今までと診ている時の景色も変わり、自分自身も小さく感じられた。
受け手にその際の感想を聞いても圧を感じにくかったそうで変化が感じられて嬉しかったです。
寺子屋で椅子に座って勉強させて頂いている時でも実践できそうなのでやっていこう。
学ぶ事
耳障りの良い言葉、その時自分に合うと思っているものが自分の為になる訳ではなく、辛い経験も絶対に必要。
どんな状況でもそこから学ばなければいけない。
自分の周りに現れた現象には全て意味があると思う。
鍼灸師として生きようと考えているのなら出される答えは普通のものとは違うと思う。
それを学べたのは誰のお陰か。
ちゃんと考えれば分かる。
この経験を無駄にしないことが唯一できる恩返しだと思う。
とても価値のある大きいものを与えて頂いた気がします。
臓腑について学ぶ(01)
肺
上焦にあり、静粛下降の役割を持つ
気や水液が下降し全身を巡る事によって五臓の気機は昇降のバランスを保つ。
《肺が粛降機能を失う阻害要因》
実の病理変化:外邪や瘀血痰湿などの病理産物により水道が塞がる→痰水壅肺
虚の病理変化:虛寒などにより津液を宣発散布することが出来なくなる→肺虚失制
【痰水壅肺】
息切れ・咳逆・喘息で横になれない。胸脇満痛。飲邪の氾濫による水腫。など
【肺虚失制】
遺尿・頻尿。など
ーーー関連領域より病理を考えるーーー
鼻・涕:鼻閉、鼻汁。呼吸や嗅覚に影響あり。
皮・毛:易感冒。皮膚の乾燥。掻痒感。
魄 :感覚・運動・情志などの本能的な精神活動の失調。
憂・悲:憂う。悲しむ。
辛 :気の消耗や熱化。大腸の機能に影響あり。
【参考文献】
『中医病因病機学』東洋学術出版
『新版 東洋医学概論』医道の日本社
舌の考察 2023/11/22
最近は舌の考察を寺子屋生どうして写真をとってみたりして行なっています。
今までこんなにじっくり舌を観察する機会がなかったので、やはり勉強になるなと改めて思っています。
自習の方では難経鉄鑑の34難まで進みました。
以前読んだ時は33難が難しくて、一体何のことを言っているのかチンプンカンプンでしたが、今回改めて読み返してみると何となく全体像を理解できたような感じになり、繰り返し読み返す意味を再確認することができました。
舌質 胖大 やや淡白より。
厚みがあって、パンと張った気が充実している舌で、気滞があるのかなと思われる。
しかし舌尖の赤味が他の2人とは違ってみられない。
舌苔も薄く消化管も問題なさそうに見える。
舌の張り感がなく、だらんとした気が抜けた舌。
舌苔は粘稠で厚みがあり、低速モードで消化管の働きが追いついてない。中焦、下焦に停滞している。
備考:生理が終わって、口周りの吹き出物の活動が治ったように思う。
上の2人に比べると、舌の色が暗く、鮮やかさに欠ける印象をもつ。
舌の弾力性も以前の写真に比べると低下している雰囲気がして、気虚が増したように感じる。
舌裏も白抜け感があり、まだらで血の停滞が見られる。
祖母への鍼灸ケア:温灸器
祖母(94歳。認知症あり。要介護4。脳梗塞後遺症あり。)
に対する、スモークレス温灸器の動作テスト。
不定愁訴は便秘。
使用経穴は督脈の腰陽関と霊台あたり。
経穴は使わないと覚えられん……
※7月14日に行いました。














