想像し考えること
先日の勉強会で症例検討をしました。
患者さんの主訴、特徴、生活スタイルを聞いて私ならどう考えるか、この訴えなら舌、脈はこんな感じかな?
まだまだ知識がつたなすぎて、みんなの前で意見をいうのも正直物怖じしてしまう状態なのですが、
受け身の授業とは違い、勉強会の2時間があっという間でした。
今まで私の中の勉強は受験勉強のことで、塾でテクニックを教わり効率よくいい点をとって合格することがメインで、
わからなかったらすぐ問題集の答えをみて覚える。じっくり考えない。
それでなんとか乗り越えられたのですが、東洋医学というものはそう簡単にはいかなくて
今までの概念をひっくり返して取り組まないといけないのできっとわからずにもがき苦しむんだろうなと
自分から飛び込んだくせに楽しむことを忘れ、どう勉強したらいいかわからないツライ!というマイナス感情に陥っていました。
ですが、症例検討で患者さんの状態を想像して考えて全然正解はわからないけどこうかな?って思うことがワクワクして
あ、私勉強を楽しんでいるやん!もっと知りたい。そう思えたから一歩前進!と勉強会の帰り道密かに喜びを噛み締めてました。
まだ1回しか勉強会してないのになんて大げさなと我ながら思いますが、次の勉強会も楽しみです。
たくさんの意見に触れたいので勉強仲間が増えたら嬉しいです。
血の色は赤い
血液の赤色はどっからきているのか?
西洋学的に考えると赤血球に含まれるヘモグロビンの色だと学校で習いました。
ヘモグロビンは鉄(ヘム)とタンパク質(グロビン)が結びついたもので、この鉄が赤色素を持っているためです。
いっぽう、東洋医学的にはどうなのかというと話が複雑になります。
血は水穀の精微と腎精から化生される とあります。
二通りのパターンがあるようです。
パターン ①
飲食物が脾胃の運化を受けて水穀の精微に転化したのち、営気によって脈中に滲注し、肺に上輸されて清気と合するとともに心火(心陽)の温煦を受けて赤く変化し血となる。
つまり消化管で得られたエネルギーの素みたいなものを肺と心まで運び上げた後に、心のパワーで温められてようやく赤く変化するらしいのです。それまでは無色なのでしょうか?
パターン②
腎精化血であり、腎陽の温煦により腎精が血に転化して脈中に入る。
この書き方だと腎の温煦でも赤くさせるのかがハッキリしません。でもきっと心と同じように温煦パワーで赤い血になっているのでしょう。
そういえば西洋学的に腎臓から産生・放出されるエリスロポエチンというホルモンが、骨髄での赤血球を産生を日々促しつづけているので、ここでは怖いほどシンクロしていますね。
因みに、エビやタコは青色の血(銅の色)、植物は緑色の葉緑素(マグネシウムの色)だそうです。
(基礎中医学 神戸中医学研究会 p19参照)
患者、食べ飲み など
患者
今週寺子屋で見せて頂いた患者さん、もし自分があの人ならどういう気持ち、体になるか。
声や様子から色々気にされそう。
治療してなかったら心臓が心配だな。
生殖器関係に問題はないかな。
気逆を起こして気にされやすいだろうから、言葉遣いはどうした方がいいかな。
敏感そうだから特に時間をかけたらいけないな。
拾えなかったけど本当に心経の辺りに反応がなかったんだろうか。
あの状態なら出やすいと思うんだけれども…
食べ飲み
先日友人の結婚式があった。
そこでのスケジュールが11時〜披露宴 15時〜二次会 と言った胃腸にとってのハードスケジュールだった。
家に帰ってお腹を触ると胃がパンパン。
足では地機が硬くなっていた。
浅めに刺しても痛かったのですが、腹満は楽になりました。
舌の変化も見ていたのですが、翌日の変化など特に勉強になりました。
また、大人数は大変だなと改めて実感。
自分の課題です。
感覚
本を読みながら何かを触る。
何も見ずに何かを触る。
感覚が全然違う。
触覚だけでなく、全ての感覚がそうだと感じる。
今、きちんと周りの音を拾えているか?
それがノイズの様に聞こえるか、キチンと聞こえるかは自分の状態によって違う。
そこを聞こうとすれば別のものを拾い溢す。
こちらから行くべきじゃないんだろうな。
結局それが何なのか?とその場で気にしてる時点でダメなんだと思います。
実験
↑の事を考えていて、先週の寺子屋ではできる限り周りの状況観察に努めてみた。
やり始めの少しの間はいい感じだったのですが、ずっとやっているとしっくりとこなくなりました。
停滞するといい感じじゃなくなる。
一気にその場の空気とのギャップが出てくる感じがしました。
理論から実践しようとしましたが、これは無理だなと痛感。
実践から理論なら可能なんだと思います。
経穴
勘違いかもしれませんが、その穴に対してどういう認識を持つかで効果が変わってくると、何となく感じた出来事がありました。
補寫といった話ではなく、刺し方でも全く違う目的になるのではないのかなと感じています。
背中
知り合いの身体を借りれたので刺させて頂いた。
普段は腹などでみますが、その時は背中で変化を追ってみた。
脾募と脊柱など一致する部分が見られて勉強になりました。
ぽっこりお腹など
ぽっこりお腹
幼児体型みたいな上腹部のお腹が気になっています。
食べすぎた訳ではないのに胃脘部がぽっこりしている。
食生活を聞いてもそんなに食べすぎている訳ではない人も多い気がする。
二竅までの流れでどこかへの停滞。
すぐに起こるゲップやしゃっくり。
新たに入ろうとしても入らないのかな。
この間、自身に鍼を刺して状態を悪くしたのですが、その時の体型変化も勉強になりました。
もう一度、同じ状態を作ってみたのですが、同じ事が起こった。
人の足の状態でも内果の黒ずみなどもサインになるのかな。
追っていってみます。
他の人を見ていて
以前も書いた事ですが、一鍼堂にいる先生や先輩は色んな事によく気付かれる。
当たり前だけど必要なことだし、そうなる為のやり方は散々教わっていると思います。
「じゃあどうやって実践していこうか。」
その考えに結びつく事が間違いなのかもしれない。
恐らく自分が何かをしなくても、それに気づけるヒントは転がっているんだと思う。
だからわからない事だらけですが、とにかく今の境遇から教わっている事で、自分に現れた変化を感覚に結びつけていく様にしたい。
また、どんな事があっても揺らがない様に、きちんと自分につけた名前であれる様にしよう。
方向があっているかも分かりませんが、何か変化がある状態は楽しいですし、楽しみです。
観察のしかた
舌診の撮影をさせてもらった。
色と苔と形に必死で、
厚みはどうだっけ?
あまり覚えていないし写真にも残っていなかった。
舌診の本の写真は正面がほとんど。
本は平面。
人体は立体。
これからは色んな角度から観察しよう。
五月山
久々に自然の中でリフレッシュしてきました。
ちょうどモミジも真っ赤になっていて、晴天とのコントラストが綺麗に映えてました。
それからコロナ禍が始まってから、ずっと会えてなかった友達と久々に会うことができました。
机に向かう時間をキャンセルして、たまにはスローライフもいいですね。
今週のこと
今月から学校が対面授業になり、月経1週間前とタイミングが重なりました。
ブログを何回書いても考えがまとまらないので、今週はこの状態でありのままに書くことにします。
私は感受性が高い方ですが、今週は実習や治療や自分でも、ほぼ毎日体に鍼をしたりお灸をしましたが、痛みや熱さをほとんど感じませんでした。
「ひびき」と言われる刺激でも、普段は不快なのに今週は何ともありません。
私の中でセンサーがポッキリ折れた感じです。表面は気を張って元気そうに見えても、中はグニャグニャです。
脈も同じような感じです。脈の輪郭(断面)は雫型のようでした。浮取りは尖っていて、中〜沈取りにかけて輪郭があやふやになります。
沈(虚証)、滑(痰湿)、弦、細(血虚・陰虚)でしょうか?輪郭がボケてしまうのはどれかわかりません。
週の初めは夜だけ火照っていたのが、週末には一日中火照り、体の中で熱風の竜巻が吹くようになりました。頭痛、耳鳴りもありました。
魚腰や印堂あたりは重くて雲がかかっているようです。
舌については、舌は歯痕・胖嫩舌、舌中舌根は淡、舌尖は紅。舌根にかけて厚白苔。
それから歯痕舌が次第に消えていき、舌尖に紅点が出てきました。舌苔も少し薄くなってきました。
週末には細かな裂紋が舌中から舌尖に向けて幾筋ばかり出現しました。
肝は月経を主り、疏泄が任脈と衝脈から女子胞(子宮)に紅血を送り出す役割を担っています。月経前は疏泄が変動しやすく、肝鬱気滞、肝火上亢の場合は頭痛、急燥、不安感、乳房の脹痛などの症状が出現し憎悪する。
と教科書では記されています。
生殖器系は「腎」が主ると思い込んでいました。
私の月経前症候群の症状を振り返れば、月経が「肝」が主るのも頷けます。
【参考文献】新版 東洋医学概論 医道の日本社
東洋医学の用語に関して
今月初旬より、寺子屋でお世話になっております。
初めて東洋医学の本を読ませて頂いておりますが、用語に関して、特有の世界観を感じました。
例えば、五臓におきまして、
西洋医学では具体的な臓器を意味しますが、東洋医学では機能を意味するということ。
(東洋医学において人体は神様であるため、解剖しないことが前提にあると教えて頂きました。)
五臓をはじめ、用語全般に広い意味合いを含んでいる印象を受けました。
つい、正確な意味を知りたくなりますが、
限定しすぎないからこそ他部位と関連性を持ち、全体を見る(森を見る)東洋医学の世界観に合うのかな、と感じました。
まだまだ、捉え方が曖昧ですが、浅くでも読み進めていこうと思います。
うつ病の第一選択
以前いた職場にはうつ病や心の不安を抱える10〜20代の子たちが沢山いました。
寄り添うことしかできず、相談に乗っている時、背中がふと空虚な感じがして撫でた時、「なんだか安心してスッとしました」と言う子がいました。
鍼灸学校に入り、その場所が身柱穴や神道穴と知りました。
私の背中もそうですが、体表観察でもこの辺りが大きく落ち込んだり、なだらかでない時は気鬱が関連していると思います。
私自身10年前にうつ病になりました。
その頃は鍼灸が治療の第一選択となるとは知らず、抗うつ剤をメインに対処療法として鍼灸治療を受けていました。
なぜ自分がそうなったのか、なぜこんなにもうつ病が多いのか、東洋医学を学びルーツを辿っています。
「脾」=後天の元気を生み出す
「腎」=先天の元気を生み出す
とされるが、最終的な生死は「胃の気=脾の臓」によって決まる。
『臓腑経絡学 藤本蓮風著』
つまり、自殺念慮が起きることは、脾が密接に関わるということだと思います。
(五志病機については今勉強中なので、またいずれ…)
【脾胃なるもの、倉廩の官、五味出づ】
五味とは気血化生の源である。臓腑と全身を栄養するエネルギーを輩出する大本。
『臓腑経絡学 藤本蓮風著』
営衛気血を生み出す脾胃の失調すると、あらゆる臓腑に影響し、うつ病や精神疾患においても食欲減退は真気(元気の根本)が作れないということになります。
【脾は四肢を主る】
手足を動かす事で脾胃の働きがよくなる。
逆に脾の働きが弱ってくると手足の働きも鈍ってきたり…
『臓腑経絡学 藤本蓮風著』
気鬱の時は体を動かす=疏肝の効果があると思います。
しかし、気鬱が進み動けなくなるということは臓腑の力も衰弱しており、しっかり治療して脾胃の力を立て直さなくてはなりません。
うつ病の発症基礎は、肝失疏泄による肝気鬱結である。
『「証」の診方・治し方 -実例によるトレーニングと解説- 呉澤森著』
気鬱の病理は肝、心との関係が最も密接である。『中医病因病機学』
とありますが、自殺念慮やうつ病など精神疾患になるまでには、それ相応の時間経過があり、久病になればなる程「生命の根本」に立ち帰らねばならないと思います。
脾を補うに腎を補うにしかず。腎を補うに脾を補うにしかず。
脾の臓が弱っている場合に脾の臓を補う事もいいけれど、同時に命門の火・腎の働きを強化する。
『臓腑経絡学 藤本蓮風著』
生命の根本、脾、腎を立て直すことが重要であると考えます。
今日は寄り添う立場から、治療家になるために、患者さんと接するための大切な心掛けも院長からお話しいただけました。
「うつ病や自殺念慮の治療として、鍼灸治療は第一選択になることができる」
という院長の言葉が心強かったです。
副薬しなくても自分自身の臓腑の力と鍼灸で治せる。
それが1日でも早くスタンダードになるために、私も治療家となるべく多くの人の力になりたいです。
症状の記録
記録/9月22日午前
食後数分で胃のあたりがキュウと縮こまるように詰まる感じが苦しい。程度は強め。
座っているより楽なので横になっていると、
足の裏が熱くて気持ちが落ち着かず、やたら口渇感を覚えた。
昨夜はまるで嵐のようだったと思い返しながら軽めに済ませた朝食、
そのすぐ後で同じような胃脘部の苦しさに見舞われてまたかと驚く。
舌体紅、白膩苔、舌先に点刺、舌辺に歯痕あり。
脈は弦、やや数(普段との違いが感じ取れていないだけの可能性が高い)
20日の夕食にめずらしく焼肉を腹一杯頂いた。
からだは対応に追われているのかとも知れない。
食滞胃脘。ベースに脾腎の虚があり?
足底の熱感と同時に表れた口渇がかなり顕著だったこと
自分の舌であまり見ない紅色の舌を観察したこと
















