今日の気付き
今日は白石さんの舌の写真を撮りました。
なかなか思うようにうまく撮れない・・。
教えていただいたコツを忘れないようメモして次回の撮影に活かします。
その後、腰の調子がイマイチと白石さんがお話されていたので、腰をみさせてもらったところ、
左の腰が右にくらべ張っており色も暗い感じがあったので、そこばかりに意識がいっていたのですが、
診る人によっては右の腰のほうがよくないと言われることもあるよ〜とお話されていました。
考えが偏りすぎて情報を見逃してはいけないですね。
まだまだ私の視野が狭いので毎回毎回学ぶことばかりで、勉強会、楽しいですo(´∀`)oワクワク
澤田流鍼灸術に正式入門。
澤田流聞書、鍼灸真髄。
学校の先生からオススメされて、図書室で細々と読んでましたが、自分や家族の治療で頻繁に参照するので、思い切って買いました。
……
P143「古道研究の態度」より引用。
ある時、私は先生より、
「あなたは和漢三才図会を読んだことがありますか。」
と聞かれ、何気なく「読みました」と答えたところ、非常に叱られた。
その際、先生はこう仰っしゃられた。
【今の人間は本の数だけ沢山よめばそれで良いと思っているが、それでは本当のことはわからん。三才図会のような良い本になると、一通りや二通り読んだだけでは駄目です。百ぺんでも二百ぺんでも読んで、生きた人間に当て嵌めて診て、わからん処のなくなるまで読まねばなりません。あなた方の、読んだ、というのは、それは本当に読んだのではない。ただ眼で見ただけにすぎない。】
こう言われ、私の軽率な態度を戒められた。
(中略)
古医学を学ばんとするものは、まず現代の医学的知識を【一応】投げ捨てて、我見を去り、無私なる虚心に帰ることが必要である。
(後略)
……
この本は、鍼灸専門学校一年修了(経絡経穴・東洋医学概論・灸術)ぐらいの実力で、そこそこの?治療ができるレベルにまで導いてくださる上に、伝統鍼灸術における学習の仕方まで叩き込んでくれます。
おかげで、母や弟の治療に役立ってます。
……
澤田先生の檄を胸に、もっかい、気合、入れ直そう。
ロックンロール。
外界への扉
皮膚は外界と内界を隔ててくれる人体最大の臓器です。
(膈といえば、いろんな邪が停滞して潜んでいそうなイメージが湧きます)
また皮膚は肺のように呼吸をしているといいますし、また体内の老廃物を汗として分泌排泄しているというのですから、五臓でいうと肺と大腸ということになります。
一方で「皮膚は内臓の鏡」とも言いますので、肺・大腸に限定するものでもなく、五臓全体と関わっている臓器ともいえます。
体表観察をしていると皮膚はいろんな情報を発信しているのを診てとれます。
●肌の色、ツヤ感
くすんでいる、青ずんだ、焦げた、赤らんでいる、血の気が引いたなど
●毛穴の状態・肌目
ザラザラ、ゴワゴワ、ラップのような、シワシワなど
●肌の温度
冷えている、あったかい、熱いなど
●発汗具合
サラサラ、つるつる、カサカサ、しっとり、ベタベタなど
●肌の弾力・緊張・弛緩・膨隆・陥没
ブヨブヨ、ふっくら、もちもち、カチカチ、パンパンなど
●肌感覚
くすぐったい、ゾワゾワする、気持ちがいい、苦しい、チクチクする、痛いなど
これらの情報が具体的にどういう状態を表しているのか、どの臓腑経絡からのメッセージなのかを読み取るのはまだまだ難しい部分も多いですが、今後、舌や脈、腹診などともっと紐付けできるようにしていけたらと思います。
緊張など
ワクチン
先週に引き続き、ワクチン後遺症の方の体を見させて頂いた。
舌では先週に引き続き辺縁に付いた黒いものが気になる。
少し薄れた様に見えるが、腹部にも邪気の停滞は残っている様に見え、背部にもその様子だ出ていると感じた。
脈は浅い位置で硬くなっていて根が張っていない。
腹部では八味地黄丸でよく出る様なお腹も混合されている。
ワクチンは要因の一つに過ぎないのでそこに引っ張られない様にしたい。
ベースを考える。
しかし心を触るのは怖くてできない。
緊張
その方の体は朝見させて頂くスケジュールだった。
起きて準備する時、どう気を引き締めるか。
余分なものが浮かび上がらない様に厳粛な気持ちにする。
今までにない良い緊張感ができた気がする。
そんな必要はないけど、この状態を無理矢理中医学に置き換えてみる。
張錫純の識神(心)を使わない事で元神(腎)を使わないみたいな認識が一致すると感じた。
そこから診病奇侅にある経穴の認識とも結びつけれそうな気もしてるけど、もう少ししっかり読み込んでいきたい。
参考資料
診病奇侅 医道の日本社
中医臨床のための医学衷中参西録 東洋学術出版社 神戸中医学研究会編訳
想像
先日不調だという友人の舌の写真を送ってもらいました。
絳舌、舌尖は鮮紅色で細かな裂紋を認め心火が旺盛。胖大、舌痕があり、舌面はやや乾燥し、津液の損傷も考えられました。
脈を直接みることができませんでしたが、
「脈を予想してみることも大切」だと下野先生に教えていただきました。
普段、友人の脈は細く針金のような輪郭の脈で速く、不調になると輪郭がはっきりせず弛緩して沈取りで消えそうになります。
後日舌と脈を見させてもらいました。
舌はあまり変化がありませんでした。
脈は右は前述したようでしたが、左は細く上焦で指腹を弾くような感触でした。
上焦は実し、下焦は虚しているのでは?と考えました。
脈の左右差をどう捉えるかはこれから勉強が必要です。
舌も脈も時々で変化していくものなので、定期的に診させてもらおうと思います。
今回の経験を機に舌を診て脈を想像する、またその逆も日頃から実戦してきます。
淡々
菜根譚を読んでいると色々ヒントが散らばっていると感じる。
「醸肥辛甘非真味、真味只是淡。神奇卓異非至人、至人只是常。」
神農本草経を読んでいても、神農はあくまで1人ではないと思いますが、その人達はこういった感覚も持っていたように感じる。
もしくは美食に溢れた現代人だからこう思うのか。
また、それをどの様に表現したか。
切経を行う時も同じことだと思う。
何かをやろうとするではなく、無駄を削ぎ落として純粋でありたい。
雑音なんて知らない。
患者さんとの一対一。
一つ一つが淡々とした真剣勝負。
そういった気持ちで望みたい。
参考書籍
座右版 菜根譚 講談社 久須本文雄
穴性について思うこと
先日母が風邪をひき、熱は下がったが咳が治り切らずに寝れないとの事で治療した。
脈は寸部が圧迫されている印象。
腹診後、腹を出した状態で咳をする時の動き方をみる。
触った感覚と視覚的なもの、腹の動き方を確認する。
何となくここかな?と思う部分がある。
配穴では、最初手足で使う。
しばらく置いて、マシにはなるんだけどまだ残っている印象。
背中を出してもらう。
確認すると、膈兪の周辺が湿気を帯びて一部硬くなっている。
そこに鍼を置く。
しばらくすると溢れ出す鼻水。
咳も治ってきた。
後々、学術的にも考え直した。
膈兪は血会であり、本ではやはり血の鬱滞に特に多く使われている印象。
今回は、舌下の血色や舌下静脈・脈などからでも瘀血所見は見られたが、そこは痰湿が中心に絡んでいて起きたものだと感じた。
後々考えると、「血会」に縛られすぎて感覚を疑う怖さも感じた。
また、東洋医学に限らず、一面を見たものがそれが全てだと感じて範囲外の認識が見えなくなる現象は良くある。
全てにおいて太極的な視点は必要だと改めて感じた。
卒腰痛
先日経験した卒腰痛について。
過去経験したなかで最も激烈な痛みを伴うものだった。
昼間、仕事中からシクシク痛んでいた。
数日前から多少気になってはいたが、晩悪くても翌朝には動けていたし、軽く見積もっていた。
振り返ってみると、根拠もなしに、きちんと見立てることをせず、見ようとしていなかった。
昼間から、腰を庇いながら動いていた。
陽も落ちて、1日の疲れもあり、
衛気の働きが低下していた為なのか。
他方では、何かにつけて苛々していて感情面の起伏が自覚されていた。
歩けていたので庇いながら帰ろうと考えていた。
寒暖差のある日で、建物を出てみると夜風が冷気を含んでいた。
直後、腰に激痛が走り、体の震えが止まらなくなる。
六淫が臓腑を直接に侵襲することもある、とされる
その型をそのまま体感したような心地だった。
身をもって経験してはじめて、それまで自分が
言葉が指し示すことを実際に想像することを殆ど何もしていなかったのだと知る。
それどころか、
表から徐々に傷られるのと対置しておかれた考え方、というくらいの距離感で見ていた。
悪寒、ただし寒気というより震えが先行する。
ガタガタ震えながら、足はそれ以上進まなくなり立ちすくむ中、
体をそのまま外気に晒しているのは良くない、
損傷が大きくなるばかりと感じられ、建物内に逃げ込む。
部屋に戻ってからは安静にしていたが、
直接に裏へ入ったことを示すように、急転悪化する。
横にした体は寝返りを打つにもうめき声を上げながらでないとできない。
護りをまるで失っている状態に近く、危機的な状況と感じた。
何をしていても痛く、
普段どうしてこの痛みが生じないのかが不思議に思えた。
体は動かせないが何か食べないと駄目だと思った。
小便など積極的な排泄も必須だと思った。
半日かかって一番悪い状態からは脱したものの、
弱りきった状態で、あのとき身を置いていた環境がまずければ、
もっと拗らせていたことは容易に想像できる。
未だ痛みに伴い腰の虚脱感が左脚後面を足部までつたう。
からだについて多方面から捉え直す契機にしたい。
臓腑と感情
=================================================
2021/09/14 『臓腑と感情』
“『素問・陰陽応象大論』には
「怒傷肝」,「喜傷心」,「思傷脾」,「憂傷肺」,「恐傷腎」
とある。異なった感情刺激は、それぞれの臓腑に影響を与える。”
(中医基礎理論 P244)
この部分について、学生の時に授業で
(過度の)感情が臓腑を損傷する、という構図で説明
されて違和感を覚えたが、その理由が少し分かった。
強い感情が
もたらす気の作用が臓腑の「気」を乱す=狂わせる。
そして、それがパターンの様にになることもある。
ーたぶん、捉え方は変わっていく。現在の記録として
*【引用】全訳 中医基礎理論/たにぐち書店
=================================================
2021/09/15 『背部兪穴の取穴』
切経で触れるときに背部では
受け取る感覚が手足で取穴するときと
かなり違って感じられる。
手足部と同じように取れるはず、と
考えアプローチするからその違いを前に、
立ち止まることになる。
少なからずそういう面もありそうだと考えた。
体幹は経絡の走行ももっと入り乱れているだろうし、
何より内臓のすぐ裏にあたる部分でもある。
背部兪穴の考え方もある。
次回の機会には思い込みを少しでも横に置いて、
ツボの状態を観察したい。
=================================================
2021/09/16 『舌診×写真』
ある方の舌を観察してー
色は淡紅、だが舌全体に青い色調が加わり色味として重たい印象。
薄膩苔、少し白沫も見られた。
舌裏は淡紅、色に褪せた感じが見受けられた。
治療の前後の状態を観察。
治療後には、
おさまりがいい、落ち着いた雰囲気に、そして潤いが増していた。
(観察する少し前に水分を摂った、関連性としてどの程度考慮すべきか?)
今回は、写真におさめた。
治療前後で、並べて拡大して見比べてみた。
処置前は、舌の輪郭があきらかに凸凹だったことが見てとれた。
それが治療後、およそ滑らかな曲線を描く輪郭に変化していた。
印象の違い、その理由のひとつだと考える。
写真の撮影の仕方だけでなく、確認の仕方にも色々と工夫ができそうだ。
(認められた所見に関する考察はまた別の機会に記したいと思います)
=================================================
2021/09/17 『苔』
6月から
継続して定期的に舌の状態を見せてもらっている方の舌の所見
として、薄苔か無苔に近い状態をずっと見てきた。
この方の素質として捉えた方が良いのかと考えていた。
それが10日前くらいにはじめて薄苔が舌根部に見られ、
つい先日、それが以前よりも定着している様を見た。
先立って他の所見や症状が変化している状況の中で、
この段階でようやく、という感想を抱いた。
これが逆だったら、どのように受け止め考えることになるのか..
香
五臭(五香)では、「土」は「香(かんばしい)」とあります。
臊、焦、腥、腐はいかにも「臭そう」と思うのですが、「香」だけは日中どちらも辞書では「芳しい」という意味のようですから、違和感を覚えました。
先日、地元に帰ると雨が降った後でした。
「ラッキー!」と思い、マスクを少しずらしました。
降雨後、水を吸った樹皮や苔や土が蒸され、湿りを帯びた空気が漂っています。
なんとも言えない「甘い香り」がします。
(「匂い」「臭い」ではなく、「香り」)
地元の人は1300年前から続くこの香りが大好きです。
前述の香りとは異なりますが、樹々に覆われチョロチョロと小川が流れる湿気を帯びた森の方が、陽の当たる木陰の少ない森と比べてしっとりとした芳しい香りがします。
先人の指す「香」はどのように芳しい香りだったのかなぁと思いを馳せるとワクワクします。
















