脈診の勉強を通して
1年性のとき、学校の先輩に脈を診てもらったときのこと。
「(臓腑の)○○が弱ってる•••その上○○で○○やからこれはしんどいな」
現在と比べても、更にちんぷんかんぷんだった中医学の理論を
ペラペラと展開されて、体調を心配してくれている様だったけど
何かこう「決めつけ」「レッテル貼り」をされたように感じて
ムッとした記憶があります。
つい先日、学校の授業中あるベテランの先生に脈を診てもらったときに
「脾も弱いけど食べる力はあるね」などの言葉に
そんなことまで分かるものなんだなあとの感想を抱く。
似た様な状況なのに、受け取ったものが全然違ったことに気がついた。
そして今回、1年性の時の感情には、自分よりも知識を持っている
先輩に対する嫉妬の様なものがあったのだと見返すきっかけに。
脈診の勉強はなかなか思うようには進展しなくて、
初学者の仲間とはいつも頭を抱えていますが、
経験不足で分からないなりに少しずつ見えているものも
あるのかも知れないと思えました。ありがたいです。
風寒邪の咳嗽から穴性を学ぶ①
初めまして。
2月より寺子屋でお世話になり始めました日下と申します。
先生方の様な治療家になれるよう様々な事を学んで成長したいと思います。
よろしくお願い致します。
最近穴性学を学び始めたので勉強した内容をアウトプットさせて頂きます。
中医鍼灸 臨床経穴学 P25
「風寒外束、肺失宣降(風寒の邪による宣降失調)
症状:喉が痒い、咳嗽、痰は稀薄である。鼻閉、鼻水。声が重い。または発熱、悪寒、頭痛。無汗。舌苔薄白、脈浮など。
処方:中府、風門、大椎(瀉)…疏風散寒、宣肺止咳。」
この意味を考えていきたいと思います。
まずは穴性を調べる前に、風寒邪がなぜこの様な状況を引き起こすか考えていきます。
記載には2パターンありますが、処方が同じなので異病同治だと思います。
先にパターン①について考察していきます。
①喉が痒い
霊枢経脈篇に肺経の流れが書かれていますが、その中に「従肺系横出腋下」とあります。
この肺系は喉嚨をさし、肺経の流れが悪くなれば経絡上にある喉にも影響すると考えられます。
また、痒みを感じるのは魄によるものだと思いました。
肺は魄を蔵すと言われますが、魄は魂と比べて、「本能的な、比較的低級な精神活動・神経活動のこと。」と言われ、
ここには痒いといった感覚も含まれます。
風寒邪によって肺経の流れが悪くなった結果、肺の蔵す魄にも影響が及んだのではないでしょうか。
②咳嗽
肺失宣降とある様に、正常な状態では肺は宣散粛降という働きをしますが、その機能が弱ると気が上逆して咳が現れます。
③痰は稀薄である。
肺が宣降失調を起こし、通調水道機能に影響を及ぼしたためかと思います。
中医病因病機学P448
「寒痰寒飲は肺に潜伏し、肺の宣降機能が失われる。症状は、咳嗽・喘息・澄んだ痰が出る・大量の白い痰が出る、などである。」
④鼻閉
素問 金匱真言論篇に「入通於肺。開竅於鼻。」
肺の機能失調が鼻に影響しているのだと思います。
⑤鼻水
③と同じ理由かと思います。
⑥声が重い
風寒喉瘖と言われるものです。
中医基本用語辞典
P209「風寒が外から襲い、肺気の宣発・粛降運動が失われ、風寒の邪気が喉部に停留し、声帯の開閉が不順になって本病証を生じる。」
穴性を学ぶにはその人に何が起こっているのかをまず知る必要があるかと思ったので調べてみました。
経絡の走行経路なども意識できるので勉強になります。
その他記載のない参考文献:
「臓腑経絡学」 アルテミシア 藤本蓮風監修 P39、42、44
「中医学って何だろう」東洋学術出版社 P194、196、211
はじめました
初めて投稿します。北山です。よろしくお願いいたします。お正月、実家でひたすら食べ物が出現する状況でしたので、飲食について調べてみました。
飲食物の摂取については、適量を維持することが最も重要であり、食べ過ぎたり(過飽)、食べる量が十分でない状態(過飢)はどちらも脾胃の機能を損傷させる、とありました。
バランス良く食べる事は大切ですし、食べ過ぎてしまうことが身体に良くないことはなんとなく体感としてわかるように思います。しかし身体は食物を摂取することで気血を生成するため、当然適切な量を食べないと気血は衰弱、減少する。気血が減少すれば正気が不足し、外邪の侵入を防げなくなってしまう。考えたら当たり前なのかもしれませんが、食べないことによるダメージは実感としてわかりにくいため(個人差?病のような状態になるまで時間がかかるから?でしょうか?)、食べ過ぎることと、食べなさ過ぎることが同じくらい脾胃にダメージを与えてしまうとは思っていなかったので驚きました。もう少し調べてみたいと思います。
【memo】
脾胃:
飲食物の栄養を運搬吸収する主要な器官
五味:
酸苦辛甘咸、食物成分、飲食物の総称
「五味口に入りて、もって五気を養う」(素問 六節臓象論篇)
一年経過
一鍼堂の寺子屋でお世話になり始めて、今月で1年が経過しました。
この一年の時の流れが早かったのか遅かったのかどちらか改めて振り返ってみて、どちらなんだろうと考えてみましたが、正直即答できる感じではなく、ハッキリわかりませんでした。
早かったように感じますし、遅かったようにも感じます。
ただ充実した1年であったのは間違いないです。
1年を通して、こんなに鍼灸の勉強に向き合ったことは今までになかったと思います。
これもひとえに、一鍼堂という学びの場に参加できたことに尽きると思います。
何かを学ぶ際には周りの環境がとても大事だと思いますし、特に私の場合は自分の意思や決意が軟弱なので、すぐに自分の甘い心に負けてしまいがちです。
でも一鍼堂での院長や各先生方、スタッフの方々の鍼灸に対する向き合い方にプロ意識を強く感じますし、そんな空間に自然と触れていると自分も精進して行きたいという強い気持ちが生まれてきます。
それに他のワクワク感を抱いた優秀な寺子屋生の皆さんと交流することで鍼灸に対する勇気や希望など、とてもよい影響を受けることができます。
只々、今の心境は、この場に居させていただくだけで大変ありがたい気持ちでいっぱいです。
加味
先ずは一番気になっていた青皮から始めてみます。
柴胡桂枝湯のエキス顆粒にミルで潰した青皮を加え、お湯を注いで出来上がり。
ん〜〜、美味しくなっている。
柑橘系の香りで爽やかさが加わり、私の好きな味です。毎回飲むのが楽しみになりました。
2日ほどこの組み合わせで飲んでみたのですが、何となくいいかもしれないという感じで、もう少し長く検証した方が良かったんでしょうが、我慢できず他の生薬も気になって、陳皮を加えることにしました。
生薬の組み合わせに相須薬対というのがあって、同じ性能と効果を示す生薬を組み合わせることで、効果を強める考えもあるので、まあ、いいか。
柴胡桂枝湯+青皮+陳皮
そして数日経過。
上腹部は問題ない感じですが、まだ中・下腹部がどうもスッキリしない。
更に大腸に働く枳実も加えよう。
柴胡桂枝湯+青皮+陳皮+枳実
枳実が加わったら、少し苦くなったような感じがします。
そして数日経過。
悪くはないですが、でもまだ何かが足りないような感じ。
口内炎
ここ最近、口内炎がよくできる。
私の場合、口内炎がでるのは食事が偏っているサインなので、そこを改善し
あとは塗り薬をぬってビタミンをとっていればすぐに治るのだが、
折角の機会なので自分で考察し、鍼をしてみる。
口内炎、あんなに小さいデキモノなのに地味に痛い。鍼の効果に期待!
水気凌心
水気凌心とは、水湿が氾濫して心臓に影響し、そのために心機能が減退して起こる。
(中医弁証学 /東洋医学術出版社 p234 より引用)
水気とは、体内に発生した異常な水液のこと。(「新装版」中医学入門/神戸中医学研究会 p13 より引用)
凌は押し伏せる。下に抑えるようにする。おおいかぶさるという意味。
今日教えていただいた言葉。忘れないように覚え書きです。
気鬱
こんにちは高山です。
気鬱について書こうと思います。
生き物は全身に気が流れていて、いろいろな活動に使われていますが、
この気がスムーズに流れなくなってしまう状態を気鬱といいます。
イメージ的には、ホースに水が流れていて、そのホースに何かが詰まって上手に水が流れない感じ。
そして、気鬱になると、気がいくべき場所に行かない状態になるのですから、あらゆる症状が出てくるのではないかと思います。
心に気が渡らなければ、精神に異常が出たり。
脾に気が渡らなければ、代謝異常を起こしたり。
頭に気が昇らないと、頭がボーっとしたり。
あらゆる器官が気をエネルギー元に活動を行なっているので、当然たくさんの病的症状が顕著になってくると考えます。
ではなぜ、気鬱になってしまうのでしょうか、これもたくさん理由があると思います。
一つ目が肝鬱気滞。
これはよく聞きます。
肝は気の流れのバランスを整える役割がありますが、この肝が虚してしまうと、この機能が失われます。
そうすると、気の流れに異常をきたし、よくあるのが、
胸脇部の痛み、太息、など
そこから、衝任脈へ波及し、月経痛が現れる。
二つ目が、感情による気鬱。
思い悩んだり、考えすぎたりしても気の流れが悪くなるようです。
自分はよく思い悩むことが多々あるのですが、
その時は、確かに頭がボーってしたり、体が普段よりだるくなります。
そして、三つ目が痰です。
痰というのは、どろどろねばねばした塊で、この痰が気の流れを滞らせるようです。
これだけでなく他にも気を滞らせる原因があると思います。
でも、一つ目、二つ目と三つ目の気鬱の形態の違いが見られます。
肝の疎泄と、感情の異常はホースと水で例えると、
ホースに流れている水の勢いが弱ってしまっているイメージが思い浮かびます。
痰の形成による気鬱は、ホースに石が詰まってしまって、水の出が悪くなっているイメージがあります。
この考え方であるならば治療のアプローチも変わってくる気がします。
そして、気鬱の病理の変移に気鬱が火に変わるとあるのですが、これもすごく興味深いなと思います。
これは五行的に考えて、肝が心になんらかの影響を与えて、火を生み出したのかなと考えました。
気鬱になった人が全員火に変化するという事もないと思いますので、それは体質からくるのものなのかなと思いました。
自分はよく、火が昇ったように上半身が熱くなるので、この体質に当てはまるのかなと思いました。
そう考えると自分はもしかしたら気鬱傾向が強いのかもしれません。
気鬱を、解消できる方法も考えていきたいと思います。
最後の夏休み
切経を「練習」という気持ちで取組んでいて、気持ちが緩んでいました。
「学生」というポジションに甘えがありました。
「来年の今頃には臨床に立てるようにせんとな」
昨日に続き今日、2人の先生がお話しされました。
「はい」と即答できない、不安と焦り。
傷寒論を読み始め、原文を読めるようにと
先日父が漢文の読み方を教えてくれました。
後押しをしてくれる人々と寺子屋という恵まれた環境。
わからないなりにも、寺子屋で得たひとつひとつの経験を体に触れ手に染み込ませ、
自分なりに考察を重ねていきます。
寺子屋に来てもうすぐ1年。
あの頃よりかは少し成長できたかな⁈
学生最後の夏休みがもうすぐ終わります。
今日感じた経験を心に留め、
来年の今頃は臨床に立てるように
毎回、集中して本番のごとく取組むべし!
















