学生・研究生によるブログ

学生・研究生による学びと発見のブログです。

12月24 日

痛みの誘因と脈状と

痛みを訴えられるのは左側の股関節。 脈弱、左右では右手で捉えにくいと感じる。 とくに右側関上で弱く感じられる。 その他の所見から脾胃に一定の弱り、 また津液不足があることを拾いつつ 主訴との関連性は不明ながら、 数カ所に鍼を置き立ちあがってもらいどうか尋ねると 最初より痛みが強くなったと言われる。 この時、脈に大きな変化はない。 疎通目的で同側、経絡の走行上に取穴したところ ここで脈が変化、左側の捉えにくさは感じられなくなり、 今度は先程までの痛みは軽くなった。 来院された時より軽減していた。 一穴目からの取穴含めて 脈状の変化の関連性については今は不明。 どのくらい経れば整理されるのかも分からないが 経験として留め置く。

異名同穴②

経穴名は古い伝承から生まれたものであるが、 明らかにもともと異なった名称があったものと、伝承中に誤って伝えられたものなど、 成書によっていくつかの異なった名称が記載されている。 ②2つの異名のあるもの 穴名         異名 淵液穴    :   腋門穴、泉液穴 温溜穴    :   逆注穴、蛇頭穴 顴髎穴    :   兌骨穴、権髎穴 侠谿穴    :   夾谿穴、侠谿穴 帰来穴    :   谿穴、谿谷穴 金門穴    :   関梁穴、梁関穴 気穴穴    :   胞門穴、子戸穴 魚際穴    :   鬼心穴、太淵穴 瘈脉穴    :   資脈穴、体脉穴 懸顱穴    :   髄孔穴、米噛穴 血海穴    :   百虫窠穴、血郄穴 欠盆穴    :   天蓋穴、尺蓋穴 下巨虚穴   :   巨虚上廉穴、下廉穴 三間穴    :   少谷穴、小谷穴 四満穴    :   臓腑穴、髄中穴 申脈穴    :   陽蹻穴、鬼路穴 少衝穴    :   経始穴、少冲穴 尺沢穴    :   鬼受穴、鬼堂穴 絲竹空穴   :   巨髎穴、目髎穴 承泣穴    :   谿穴、面髎穴 少海穴    :   曲節穴、合水穴 日月穴    :   胆募穴、神光穴 二間穴    :   間谷穴、周谷穴 衝陽穴    :   会原穴、会湧穴 承筋穴    :   腨腸穴、直腸穴 水突穴    :   水門穴、水天穴 石関穴    :   石闕穴、右関穴 太衝穴    :   大沖穴、太沖穴 大赫穴    :   陰維穴、陰関穴 大敦穴    :   水泉穴、大順穴 肘髎穴    :   肘尖穴、肘窌穴 築賓穴    :   腿肚穴、腨腸穴 中都穴    :   中郄穴、太陰穴 聴宮穴    :   多所門穴、窓籠穴 天窓穴    :   窓籠穴、窓聾穴 天泉穴    :   天温穴、天湿穴 飛陽穴    :   厥陽穴、飛揚穴 然谷穴    :   然骨穴、龍淵穴 臂臑穴    :   頭衝穴、頸衝穴 伏兎穴    :   外勾穴、外丘穴 跗陽穴    :   附陽穴、付陽穴 陽交穴    :   別陽穴、足髎穴 陽谿穴    :   中魁穴、陽渓穴 廉泉穴    :   本池穴、舌本穴 漏谷穴    :   本陰絡穴、陰経穴 【参考文献】 『鍼灸医学事典』医道の日本社 『新版 経絡経穴概論』医道の日本社 『大漢和辞典』大修館書店

先日の症状より(続き)

前回(先日体調を崩したケース)の続き。 体に合わないものを食べたことがきっかけだったと考える。夜間、悪寒にはじまり悪心、煩躁、考えがまとまらなくなり、とても苦しく、手探りで押圧したのが合谷。気が降りていって上部にかかった力が解けて頭部にスペースができた。一度ここで助かったと思った、が実際は違った。下方に押し下げられたが依然そこでうねり向かう先が必要としていると感じた。外に出すべきーそして百会を用いた。体内を一気に突き上げる流れが生じ、嘔吐する。結果的には必要以上に気を漏らしたこの対処が体にもたらした負担によりこの後がしんどかった。 ツボの実相の一端を身をもって知れたことはとても良かった。

血の色は赤い

血液の赤色はどっからきているのか? 西洋学的に考えると赤血球に含まれるヘモグロビンの色だと学校で習いました。 ヘモグロビンは鉄(ヘム)とタンパク質(グロビン)が結びついたもので、この鉄が赤色素を持っているためです。 いっぽう、東洋医学的にはどうなのかというと話が複雑になります。 血は水穀の精微と腎精から化生される とあります。 二通りのパターンがあるようです。 パターン ① 飲食物が脾胃の運化を受けて水穀の精微に転化したのち、営気によって脈中に滲注し、肺に上輸されて清気と合するとともに心火(心陽)の温煦を受けて赤く変化し血となる。 つまり消化管で得られたエネルギーの素みたいなものを肺と心まで運び上げた後に、心のパワーで温められてようやく赤く変化するらしいのです。それまでは無色なのでしょうか? パターン② 腎精化血であり、腎陽の温煦により腎精が血に転化して脈中に入る。 この書き方だと腎の温煦でも赤くさせるのかがハッキリしません。でもきっと心と同じように温煦パワーで赤い血になっているのでしょう。 そういえば西洋学的に腎臓から産生・放出されるエリスロポエチンというホルモンが、骨髄での赤血球を産生を日々促しつづけているので、ここでは怖いほどシンクロしていますね。 因みに、エビやタコは青色の血(銅の色)、植物は緑色の葉緑素(マグネシウムの色)だそうです。 (基礎中医学 神戸中医学研究会 p19参照)  

今日の気付き

今日は白石さんの舌の写真を撮りました。 なかなか思うようにうまく撮れない・・。 教えていただいたコツを忘れないようメモして次回の撮影に活かします。 その後、腰の調子がイマイチと白石さんがお話されていたので、腰をみさせてもらったところ、 左の腰が右にくらべ張っており色も暗い感じがあったので、そこばかりに意識がいっていたのですが、 診る人によっては右の腰のほうがよくないと言われることもあるよ〜とお話されていました。 考えが偏りすぎて情報を見逃してはいけないですね。 まだまだ私の視野が狭いので毎回毎回学ぶことばかりで、勉強会、楽しいですo(´∀`)oワクワク

順気一日為四時篇 第四十四(01)

黄帝曰、願聞四時之気。 岐伯曰、春生、夏長、秋収、冬蔵、是気之常也、人亦応之。 以一日分四時。 朝則為春、日中為夏、日入為秋、夜半為冬。 朝則人気長、長則勝邪、故安。 夕則人気始衰、邪気始生、故加。 夜半人気入蔵、邪気独居干身、故甚也。 黄帝曰く、願わくば四時の気を聞かん。 岐伯曰く、春は生、夏は長、秋は収、冬は蔵、これは気の常なり、人もまたこれに応ず。 以て一日を四時に分つ。 朝は則ち春を為し、日中は夏を為し、日入は秋を為し、夜半は冬を為す。 朝は則ち人気が長じ、長則ち邪に勝り、故に安なり。 夕は即ち人気が衰え始め、邪気が生まれ始まる、故に加なり。 夜は人気が蔵に入り、邪気が独り身に居り、故に甚だしきなり。 【参考文献】 『黄帝内経 霊枢 下巻』東洋学術出版社

山崎、太陰など

山崎 色々取っ払うために学生時代から何となく好きだった山崎駅にいきました。   特に何かがある訳ではないのですが、人通りもそんな多くなく、鳥や風の音が聞こえる中にある踏切の音もいい感じです。   何もない中、外の世界と向き合った時に以前教わった環境のお話が思い返された。   自分だけになってもいけませんが、自我の確立のさせ方も少し見えてきた気がします。   自分の課題と向き合う時、人と関わってどうこうするよりも先にそっちが必要ですね。     太陰など 太陰は太陰と呼ばれるだけあってやはり陰が一番深いところなんだと実感。   心の在り方にも影響するなと思います。   ベクトルが自分に向いて陰鬱な時、脾の弱りも考えられる。   思考がどう向かうかもわかりやすいです。   先週聞かせて頂いた話も水に関係していて、これから梅雨時に入ってどう臓腑が変化していくかみていくと勉強になりそうです。   また、ここで生まれた痰湿は氣滯と結びついて胆に波及する事もあると思う。   胆経に反応がある場合、痰湿を兼ねていることが多いと思います。    

舌・形体など

舌・形体など 舌を見た時、舌の厚さが大きくなり、水々しくなっている舌を良く見る。   本で確認すると淡胖舌が近いような。   たぶん水分を抱え込んでいるんだろうな〜と想像する。   お腹を触らせて頂くと臍下あたりに違和感を感じることが多いです。   そういう人と話すとそんなに食べている訳ではないけど痩せないと言っている人が多いような…   腎が弱ると水もダブつき動かず溜まっていく。   水は性質的に重く、下へ下へ溜まっていくので、手首・足首を見た時ポッチャリしている事も多い気がする。   腎が弱いので肉体疲労ですぐへバッてしまう。   脈を取ると根がない様な、そんな印象を抱く人が時々います。   ただ、こう言った部分のみに着目すると先入観に繋がり、色々見落としそうなのでその程度にとどめておこうと思います。   何となく 何かを見る時、自分はとても小さな存在だと思うと広く見渡せる。 逆に大きな存在であると思うと足元しか見えない。 そんな気がします。   うった感じ この前人に鍼をうたせてもらった。 ズシンとした感じを受けたんだがあれは何だったんだろうか。 体全体に乗っかってくる様な。 患者側も感じたらしいです。 打つ時の心持ちは至ってシンプルだったと思う。

脈診(01)

二十八脉 浮脉 ・軽く指を当てると拍動が感じられ、按じると感じ方が弱くなる、もしくは感じられなくなるもの。 ・風邪が表にある場合、陽邪が存在する場合、陰陽の制約関係が失調した場合。 沈脉 ・軽く指を当てただけでは拍動は感じられず、筋骨の間まで按じると感じるもの。 ・病邪が裏に入った場合、内生の邪がある場合、陽気が損傷した場合。 遅脉 ・脈拍が遅く、1呼吸に3拍以下のもの。 ・陽気の損傷など。 数脉 ・脈拍が速く、1呼吸に6拍以上のもの。 ・陽邪(暑邪。火邪)を感受した場合、内熱・内火がある場合など。 虚脉 ・浮・中・沈いずれも無力で、指を押し返す力の弱いもの。 ・気血が不足した場合など。 実脉 ・浮・中・沈いずれも力強く指を押し返すもの。 ・正気が充実している場合、邪正相争がある場合。 伏脉 ・沈脉より深く、骨につくほど重按して初めて触れるもの。 疾脉 ・脉拍が極めて速く、1呼吸に7,8拍以上のもの。 滑脉 ・脉の流れが滑らかで、円滑に指に触れるもの。 濇脉 ・脉の流れが悪く、ざらざらとして、渋滞したようなもの。 短脉 ・脈の長さが短く、寸・関・尺の範囲に満たないもの。 ・気の推動作用が低下、気血の運行が滞った場合など。 長脉 ・脉の長さが長く、寸・関・尺の範囲を超えるもの。 ・陽邪を感受した場合、内熱・内火がある場合など。 弦脉 ・琴の弦に触れたような、長く真っすぐで緊張したもの。 ・肝の疏泄失調により気機が失調した場合など。 緊脉 ・張った縄に触れたような、緊張した有力なもの。弦脉に似る。 ・寒邪の侵襲を感受した場合など。 細脉 ・脈幅が小さく、細かいが指にはっきり感じられるもの。 ・陰血が消耗した場合、陰血が相対的に減少した場合。 微脉 ・極めて細く、柔らかく、拍動がはっきりせず、按じると絶えそうなもの。 洪脉 ・浮位で触れ、脈幅が大きいもの。拍動が勢いよく触れ、去る時に勢いが衰える。 結脈 ・脈拍がやや遅く、不規則に時々止まるもの。 代脉 ・脈拍が規則的に止まり、拍動が回復するまでの間欠時間がわりと長いもの。 促脈 ・脈拍が速く、不規則に時々止まるもの。 緩脈 ・脈拍が1呼吸に4拍と緩やかで、遅脈より少し速いもの。 芤脉 ・浮位で触れ、脈幅が大きく、軟らかい。按じると中空で、脉の輪郭を触れるが中が空虚なもの。 革脉 ・浮位で触れ、脈幅が大きく、緊張していて、按じると中空なもの。弦脉と芤脉を合わせたような脉。 濡脉 ・浮位で触れ、脈幅が小さく、軟らかい。少し按じると絶えそうなもの。 弱脉 ・沈位で触れ、脈幅が小さく、軟らかい。少し按じると絶えそうなもの。 散脉 ・浮位で触れ、拍動のリズムが一定せず、按じると消えてしまうもの。 動脈 ・脉の長さが非常に短く、関の一点に現れ、脉が速く、円滑に触れるもの。 牢脉 ・沈脉あるいは伏脉のように沈んでいて、弦脉のように緊張していて、拍動が強く有力なもの。 ★ 時間のある時に、先生がたと練習させて頂いておりますが、ダメ出しやアドバイスを忘れない為に、”脉とり器”を自作しました。 脉診での悪い癖の再確認と、教えて頂いた事の癖をつけるために。 【参考文献】 『新版 東洋医学概論』医道の日本社

心得

4月からモデル患者さんを診る機会をいただいています。 治療を通して患者さんが感動する姿に 鍼師という職業はかけがえのないものだと感じます。 「こうなりたい!」と 憧れ目標にできる鍼師が目前にいるのですから。   先日、3名の患者さんを診させていただき、 それはもう今まで体験したことのないくらい クタクタになりました。 毎日何十人もの患者さんを治療する 先生方が超人に見えます。   一体何をどうしたか、思い出す事だけで精一杯。 記憶がないところもあります。 先生に教えていただいた言葉も 拾えなくなるくらいフラフラでパニックで悔しい。 「誰でも通る道ですよ」と下野先生は言います。   学術も実技もまだまだですが、 心身の持っていき方が一番難しいです。 臨床に出る上の心得や自分の立ち位置について 日々考えさせられます。 「自分」ではなく、「患者さん」が主役。 「自分」は横に置いといて… 自分が出来ないということへの 不安、甘え、恐れ、緊張など 諸々の感情が現場の空間や治療に影響します。 「自分の緊張ではなく、治療に対して緊張感を持つように。」 と院長も仰ります。 できないといっても、場数を重ねて 解決するものもあるかもしれません。 主語を自分としない方法も アドバイスをいただいたので 視点を変えてみます。 良いパフォーマンスができるように、 体力と集中力を温存する方法。 消耗しても回復する方法も課題です。 色々と書いてみましたが、 正直今回の件は具現化することが とても難しいです。   課題は山積みですが、 ラップを刻むように登っていけばと思います。