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東洋医学・鍼灸医学の研究用ブログです。

学生・東洋医学を学ぶ者の為のプロジェクトを設置。

これからも勉強会や企画を 展開していきますが、 参加して頂いても、 なかなか単発でその場では 触発されて気持ちが盛り上がる ものの、 結局、それが日常にはならないといった問題が 発生します。 これが根本問題だと思います。 そこで、 一鍼堂の方から一つ、新しい サイトを作り、 勉強したいと思う有志にそれぞれ アカウントを発行して、 勉強した内容や疑問などを日記調に書き記して いってもらって、 それを僕らの方で見させてもらって、 アドバイス出来るものはするといった ものを考えています。 エントリーしたい人はまた、挙手お願いします。
六甲山

とある山中にて。

こんにちは、稲垣です。 修行の一環で、とある山中にて作業をさせて頂いております。 感じる事は多々あるのですが、この春に感じた事を記したいと思います。 今年の節分は例年よりも一日早い2月2日でした。 つまり立春は2月3日。 その翌日に山中に入りましたが、都市部の寒さとは違う空気を感じました。 気温は寒いのですが、間違いなく”春”。 ビルよりも、木に囲まれた方が、 季節を正確に教えて頂いているように感じます。 その春ですが、 藤沢周平の作品に出てきそうな 東北武士の気概のような力強さを感じました。 ”長い冬に積もった寒さを、苦難を跳ねのけて芽を出す力強さ”的な。 車のギアでいうと1速、2速とかそんなギア比でしょうか。 そんな空気を感じながら作業をしていると。 肝氣の力強さを思い、疏泄機能・条達機能とはこういう事なのかな?と感じたり。 弦脉とはこういう事なのかぁ?と感じたり。 色々な事の辻褄があう感覚を得る事が出来て楽しい時間を過ごせます。 極めて価値ある時間を頂いています。 一人で黙々と作業をする事が、 そんな楽しく思考出来るコツのように思いえますが、どうなのでしょう。 この場所だけに限らず、様々な山を楽しみたいと思います。

メモ

・七衝門 これについて気になるきっかけがあったのでテストが終わったらまた調べていきたいと思います。 調べると背中の診断でも使えるのではと思いました。   ・流れ 身体を触らせて頂いていて、流れを止めてはいけない。 そう思った出来事がありました。   ・左右差と土台 左手と右手の感覚が違う。 以前から感じていたけど、手首、足首ともに右の方が硬い。 脈も左右差がある。 これを気血の流れの影響として捉えた時、土台となる部分に着目。 お腹にも停滞が現れている。 そこを改善するための動きとして 「左足の中段回し蹴り」の動きを取り入れてみました。 これをきちんと行うには体感として、 股関節の柔軟性ももちろん必要ですが、それよりも大切な事が 「腰を入れる動き」 しっかり腰が入ると自然と股関節のストレッチにもなる。 股関節が柔らかくなったタイミングで右の手首・足首・肩・顎関節の動きも良くなるから身体って繋がっているなあと面白かったです。 顔面部でも顎は下焦の位置に属しますが、そういった認識にも繋がる気がする。 また「腎は作強の官」と言われますが、その意味合いにもリンクするかもしれないなと思いました。 しかし上段蹴りできる人はすごいなぁ…

最近試していること

最近試してる事① 目に頼らなかったらどうなるんだろうって事で色々試してみています。 目を瞑って10分程度過ごす。 その際ゆっくりでもいいから歩きながら、猫の位置を探ってみる。 分からなかったら目を開けて場所を確認。 当たったら触ってみる。 いつもと違う感覚で面白いです。 しかし物にぶつかるかもしれない恐怖で歩くのが中々怖いです。 視覚障害の方は点字ブロックに対して杖が当たった時の音と触覚で歩行を行っているそうなのですが、神経張ってないとできないなと思いました。 できれば目を開けながら研ぎ澄まそう。 使わない事はできると思う。   道の物為る、惟れ恍惟れ惚。惚たり恍たり、其の中に象有り。恍たり惚たり、其の中に物有り。 窈たり冥たり、其の中に精有り。其の精甚だ真なり、其の中に信有り。 老子21章とも繋がるのかな。   最近試してる事② じゃあそれを目を開けながら近づけようとして、色々方法はあると思うのですが目を背けながら対象物に触るという事を行ってみています。 また違った印象を受けます。   最近試している事③ 会話する時、伝えたい事が伝わった瞬間を探る。 トーン、テンポ、躱しかたなど。 また、伝わりにくい状態はどんな状態? 自分がその状態ならどうなる? この前最悪な精神状態だった時の自分の感覚も参考になります。   妊婦 妊婦さんを見て、もし「治療してくれ」と言われたらどうするんだろうと思った。 1人ではなく、2人分の命を見なければいけないので状況が違う。 母体も分け与えている状態。 そもそもの目的が違うので、脈なども正常時とは違う。 臍も参考になりそう。 ここで胃気などにも踏み込むことになると思うが、今勉強している傷寒論とも関連させていきたい。 まだ多分何かあるんだろうなと言った段階です。   フロイト 最近ちら〜と見ていっているのですが、面白い考えの人だと思いますし、勉強になってます。  

視点・公孫・合谷

主語 自分の課題を解決するために主語を置き変えて視点も変えてみようと思う。 意識を変えてみたら実践中なのですが対人でも変化がありました。     打撲から奔豚 今朝起きたてに上がってくる感じ・落ち着かない感じがした。 奔豚だと思います。 昨日の実技の授業の時もそうでしたが、右の神門が触られると嫌な感じでした。 脈は全体的に強くなっている。 体を色々探ってみた。 すると右の公孫がべコーンと凹んで奥に何かいる感じでした。 何故こんな事になったのか考えていると日曜の夜にフットサルで右足の公孫あたりを軽く打撲していました。 衝脈との関わりでこの症状を起こしているかなと思ってその方向に打ってみました。 その後の神門の変化・公孫の形状変化・排便の変化・奔豚の変化・周辺の血管の様子など勉強になりました。   灸実技 学校では灸の授業でやたらと合谷を使います。 これをされた後の座学の授業の様子を見ると結構な人数がボーっとしています。 原穴的には大腸経ですが空間的に太衝と結びつけても氣滯の弁証にも使えると思います。  

勉強会など

先日勉強会で症例検討を行いました。 その際に気になった点を書いていきます。   舌 状態から考えて陰液の欠乏、熱、正気の弱りが考えられる。   脈 Oさんから教えていただいた感覚から 瘀血、虚熱、正気の弱りが伺えた。   切経も含めて、まずは脾と胃の関係を考え直したい。   また、症状からして脾気虚を原因とした脾陰虚の様なニュアンスも感じます。 これが原因で病理産物も生成されたのか。   現代語訳 黄帝内経素問上巻 太陰陽明論篇 「四肢は皆気を胃に稟くけども、経に至ることを得ず。必ず脾に因りて、乃ち稟くることを得るなり。 今 脾病みて胃の為に其の津液を行らすこと能わざれば、四肢水穀の気を稟くるを得ず。」   「黄帝がいう。「脾と胃とは、一つの膜を挟んで連ねているだけであるが、脾が胃に変わって津液を輸送するというのはどういう理由か。」 岐伯がいう。 「足の太陰脾経は、三陰と言いますが、その経脈は胃を貫いて脾に連属し、咽喉を絡っています。 このため太陰経の脈は胃の水穀の精気を手足の三つの陰経に送ることができるのです。 一方、足の陽明胃経は、足の太陰脾経の表にあたり、五臓六腑の栄養の供給源です。 このため太陰脾経が胃に変わって津液を送るといわれています。 五臓六腑はいずれも脾経を経て胃の水穀の気を受けています。 このため太陰脾経が胃に変わって津液を送ると言われています。」」     切経から陽明の熱の様な存在も気になったのですが、脾が立て直され陰液が生成される様になれば自然と落ち着くのか? 上の文、気になったので書き残します。 他に瘀血のできる位置もとても勉強になりました。   課題 相手を感じれた?時なんとなく相手の気持ちが移ってきて同じ様な状態になる事が少し増えたのですがこれはまた自分の課題とするところと違うのか。 良い事なのか悪い事なのかわかりませんし、一向に問題をクリアできていないのですが今までにはなかった感覚なので新鮮です。

督脈

背中で診断する際、督脈と臓腑の関係が少し整理できそうです。   中医臨床 臨床経穴学 P729 第15章 督脈 「本経経穴の効能面では、各経穴ともその経穴の所在部位とその近隣の局部の病証、穴下にある関連臓腑・器官の病証を治療することができるという共通性がある」   つまり膀胱経だけではなく督脈の経穴もしっかり臓腑の状態が反映するので診なければいけないし、そちらを治療穴にする場合があるので確認する必要があることがわかりました。 先週の記事で書いた疑問を少し深掘りできた気がします。   現代語訳 奇経八脈考 P194 「各陽脈はすべて足太陽に従属し、足太陽は督脈と連係しているので、各経の陽気を主治することができるのである。足太陽と督脈の作用を、明確に分けることは非常に難しい。 例えば古代に経穴画「十二人図」を作った際に、督脈は足太陽に入れ、任脈は足少陰に入れているが、これは両者の関係が密接なことの反映である。」   ここからも何か学べる気がしますが、まだ掴めないのでとりあえずメモとして残させて頂きます。   参考資料 「中医鍼灸 臨床経穴学」 東洋学術出版社 李世珍著 「現代語訳 奇経八脈考」 東洋学術出版社 李時珍著 現代語訳・和訓 勝田正泰

中国の思想(01)

老子 一章 真理は固定したものではない 道可道、非常道。 名可名、非常名。 無名天地之始、有名万物之母。 故常無欲以観其妙、常有欲以観其徼。 此両者同出而異名。 同謂之玄。 玄之又玄、衆妙之門。 道を可とする道は、常なる道に非ず。 名を可とする名は、常なる名に非ず。 無は天地の始まりの名、有は万物の母の名。 故に常なる無は其の妙を観さんと欲し、常なる有はその徼を観さんと欲す。 この両者は同じ出にして名を異とする。 同じく、これを玄と謂う。 玄のまた玄を、衆妙の門とす。 【参考文献】 『中国の思想[Ⅵ]老子・列子』徳間書店

5月のこと

◯寺子屋 毎回必死ですが、少しずつ慣れてきました。 寺子屋では多くの患者さんの 問診と切経をさせてもらいました。 初めは2〜3人でもヘトヘトでした。 7〜8人の問診にようやく耐えられるように なってきましたが、こなすことで精一杯です。 考察できる余白スペースを増やしていきたいです。 同じ方を毎週診させていただくことで、 患者さんの変化を蓄積しています。 今年は5月から梅雨入りして台風もありました。 天候の変化、季節の流れも鑑みて 性別、年齢、体格、様々な体を診させてもらい 観察し得た感触を蓄積していきます。     ○刺鍼 初めてモデル患者さんに刺鍼をしました。 上手く刺さるかな? 押し手の形はこうやっけ? 痛くないのかな? 落ちたらどうしよう。 集中より不安の比重が多く、 刺すことに気を取られ、 刺さらなかったら慌てふためきます。 咄嗟の出来事に対応できず パニックになってしまうのは 私の悪い癖です。 もう少し冷静にならないといけません。   右太渓への刺鍼が難しい… 「どんな体勢からでも診れるように」 刺鍼を始めて、より下野先生の言葉が 響くようになりました。 切経、脈診、腹診、全てに繋がります。 切経の時にペンで反応点に印をつけます。 刺鍼の方向、体勢、押手の場所を意識しながら ペンで印を打つと予行演習にイイですね。     ○切経 脈、お腹、背中…切経で何を主軸に診るのか。 院長と下野先生の言葉をひとつひとつ繋ぎながら 切経を追うようになりました。 書籍のやり方では、 数多ある現象をとめどなく収集すると 情報過多になり、時間を費やします。 邪があちこちに移動したり、変化していくのであれば、主語を変えてみる。 世界観やが変わり、目の前が開けたように 感じました。 色んな見方があっても良いし、 遠回りして気付くことも大切だと思います。 何を主軸に置くか、 モードの切替えがあるということを 教えていただけたので、 追試して行こうと思います。     ○先輩からの助言 決断に迫られた時、 何かすがりたくなるほど不安になります。 私なりに考察してみましたが、 果たしてどうなるのか… 自分の不安に飲まれそうになった時、 白石先生からアドバイスをいただき、 腹を括ることができました。 不安だから、もう一穴足したくなる。 それでも、今日は踏みとどまって 患者さんに出来ることを精一杯やってみようと 試みました。 来週経過を追いながら考察します。  

風邪の引き始め、切り替え

  風邪のひき始め 涼しくなってきました。 でも未だに人によっては暑いという人がいる。 クラスでも空調が未だに24くらいに設定しようとする人も。   当然寒いので風邪をひきかけた。 症状としてはまず悪寒・鼻水(量多め)・喉のイガイガ・脈緊。発熱がないからか、浮いてはいない。 典型的な小青龍湯証なのでお湯で服用て暖かい服を来た。   じんわり汗をかき、暑くなってくる。 薬によって反応する穴はどこだろうと探ってみる。 申脈がかなり熱を持ってきた。 理論的にも説明がつくし、勉強になる。 あくまで肺は邪気の付着部位だなぁ。   昔の人は「手首足首を冷やさないよう」と言っていたけど、そういう事かと納得。 首にネギも実は理論的な気がする。 今度同じ状況で反応があったら申脈試してみよう。   発汗が終えると喉の痛みと緊脈は消えたので、一旦は凌いだ。 でも、膀胱経にムチを打って働かせたという事は背景にある腎や他臓も弱める。 実際腹部にも出ている気がした。   他気になる変化として、ふと手のひらを見たら左手の労宮がゲッソリしてたのだけど、これは薬の反応なのか。 気になります。   切り替え 最近いい経験ができている。 この状況で頭を使うのは仕方ない。 それは使うべきところだと思う。 今の課題として、その状態から治療に移る時、一気に切り替える精度の高い方法を模索中。   自身の一つの状態確認法としては、周りの音がどう聞こえているか。 そこである程度確認できるので、いい状態に一瞬で持っていける様にしたい。