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東洋医学・鍼灸医学の研究用ブログです。

舌診(07)

受付のNさんに舌の研究の為にご協力頂きました。 即答にて快諾いただける皆さんに感謝しております。 表 裏 舌質 舌色:淡紅舌 舌形:嫰・胖大・点刺 舌苔 苔色:白黄苔 苔質:全体・薄苔 全体的に苔が少なく薄いのと、舌尖・舌辺に対しての点刺がみられる。 それより、各所に少なからず熱化の可能性をみます。 舌の出し方に力が無いように思える。 舌裏を観るときに舌の薄さが気になる。 舌態の力なき姿と薄さより生気の弱りを感じます。 臓腑配当は控え、舌象に注視し経過を観察したいと思います。

メモ

・七衝門 これについて気になるきっかけがあったのでテストが終わったらまた調べていきたいと思います。 調べると背中の診断でも使えるのではと思いました。   ・流れ 身体を触らせて頂いていて、流れを止めてはいけない。 そう思った出来事がありました。   ・左右差と土台 左手と右手の感覚が違う。 以前から感じていたけど、手首、足首ともに右の方が硬い。 脈も左右差がある。 これを気血の流れの影響として捉えた時、土台となる部分に着目。 お腹にも停滞が現れている。 そこを改善するための動きとして 「左足の中段回し蹴り」の動きを取り入れてみました。 これをきちんと行うには体感として、 股関節の柔軟性ももちろん必要ですが、それよりも大切な事が 「腰を入れる動き」 しっかり腰が入ると自然と股関節のストレッチにもなる。 股関節が柔らかくなったタイミングで右の手首・足首・肩・顎関節の動きも良くなるから身体って繋がっているなあと面白かったです。 顔面部でも顎は下焦の位置に属しますが、そういった認識にも繋がる気がする。 また「腎は作強の官」と言われますが、その意味合いにもリンクするかもしれないなと思いました。 しかし上段蹴りできる人はすごいなぁ…
切脈一葦

切脈一葦 上巻3 (総論の最後まで)

こんにちは、大原です。 前回の続きです。 (前回:切脈一葦 上巻2) 今回も、原文に書かれている文意を汲み取りながら、 その読み方や 著者の言いたいことは何かを考えていきます。 今回は総論の最後までいきます。 --------------------------------------------------------------------------------- 画像は京都大学デジタルアーカイブ『切脈一葦』より、 12ページ目の最後から引用。 (本ブログ記事で参照した箇所を掲載) <読み> たとえよくこの三部九候を、詳に診し得ると いえども、脈色声形の四診を参考にするの時に臨みて、 何の益あらんや。 これ脈の一診をもって、 万病を診し分からんと欲する者のなすところにして紙上の空論なり。 →前回の記事でもありましたが ここでもばっさりと「これは机上の空論であるぞ」 と言ってます。 「脈診だけで全部分かろうとしなくても良いではないか、 何かメリットがあるのか?」と。 晋の王叔和(おうしゅくか)、 『難経』に依(よ)りて、 左右を分かち臓腑を配して、もって脈学を唱う。 これをもって同調の人、称して脈学の大成となす。 しかれども脈は血気の流行にして、一条脈の道路のみ、 何ぞ三部各その脈状を異にするの理あらんや。 また、浮中沈は、病人の脈の浮中沈にして、 医の指を浮中沈するの義にあらず。 なんぞ医の指の浮沈をもって、五臓をうかがうの理あらんや。 たとえ明達の人といえども、 その実なくして、その理を究むる理あることなし。 これ王叔和以来、一人も脈学の極めを知る人なきゆえんなり。 後世の脈を学ぶ者、分配家のために、欺かれるを知らず。 徒に精神を費やして、 その道を明むることあたわずといえども、 なおいまだ空言にして、その実なきことを知らず。 ただ、己が見解の及ばざる所となす。 これをもって分配家の脈法を出づることあたわず。 →「いくら聡明で物事の道理によく通じている人でも 中身の無いことに対しては、 その理を追求することはできない。」 と書かれています。 説得力のある言い回しで、手厳しいですね。 ついに一寸九分の地をもって三部となし、 あるいは 掌後の高骨をもって関となし、 あるいは 臂の長短に従いて三部を定め、 あるいは まず関を按じて、次に寸尺を按ずといい、 あるいは 浮かべて腑を診し、沈めて臓を診し、中をもって胃気を診すといい、 あるいは 浮かべて心肺を診し、沈めて肝腎を診し、中もって胃を診すといい、 あるいは 左を人迎となし、右を気口となし、 あるいは 左の寸関尺に心、小腸、肝、胆、腎、膀胱を配し、 右の寸関尺に、肺、大腸、脾、胃、命門、三焦を配して、 もって診脈の定法と為す。 これ皆三部各その候を異にするの理なきことを知らざるの誤りなり。 →「以上に述べた脈診の考え方は、 理が無いことを知らないためにできた、 誤った理論である。」 と書かれています。 読んでみると分かりますが、 この脈診の考え方は専門学校の授業などで習うものですね・・・。 もし三部各その候を異にすべきときは、反関の脈の如きは、 何の処をもって三部と為(な)さんや。 思わざるの甚だしきなり。 およそ医を業となる者は、皆脈を診するをもって、 先務としながら、もし この決断することあたわざる脈法をもって、 闇然として、人の病を診して、疑いを隠して、その証を弁ぜんとす。 その危うきこと薄氷を踏むがごとし。 これ何の心なるや。 これを何と言わんや。恐るべし。 歎(たん)すべし。 医を学ぶ者、深く心を用うべし。 あるいは言う、 寸関尺を分かっては、分配家の説なりといえども、 寸部の脈進みて、魚際へ上がる者を、頭中の病とし、 関部の脈に力ある者を、腹中の病とし、 尺部の脈に滞りある者を、腰脚の病とし、 左右は左右を分けて、 心を用いるときは、病人に患る所を問わずといえども、 大概知れる者なり。 しかればすなわち、 寸関尺の部位全く無しと言えからざるなり。 謙(著者の名前)曰く、 これは人相家相等を占する者と、同断にして、 医門に不用のことなり。 いかんとなれば、頭中に病あり、 あるいは腹中に病あり、 あるいは腰脚に病ありて、医に治を求むる者なれば、 脈をもって頭中の病、腹中の病、腰脚の病を占するに及ばず。 病邪の辞にて、知れたることなり。 何ぞ脈をもって占することを竢(ま)たんや。 →ざっくりと 「寸部を頭中の病、 関部を腹中の病、 尺部を腰脚の病とするような脈診は、 これは占いと同じであり 医学には不用である。」 と書かれています。 脈診を「占い」と比喩してますが、これは 脈の寸関尺だけで 病の場所を特定してしまうことに対する 懸念を表したのだと思います。 それ脈の用は、 頭中の病、腹中の病、腰・脚の病ある人の脈を診して、 色声形の三診に合して、 その病の陰陽・表裏・寒熱・虚実を決断するの診法なり。 病毒頭中にあり、腹中にあり、腰・脚に在るの類は、 みな瀉形の与(あずか)る所にして、 切脈の与(あずか)る所にあらざるなり。 これ病証有りて、脈を診すると、 脈を診して、病証を占するとの辞なり。 また脈をもって病毒の所を占すると、 脈をもって病証の陰陽・表裏・寒熱・虚実を決断するの弁なり。 →「脈診の目的は、 患者さんの身体の色や声、形態と合わせて、 それらを総合して、 病の陰陽・表裏・寒熱・虚実を決めるものである。 病が頭にあるのか、腹中にあるのか、腰・脚にあるのかを 脈の寸関尺で分かるとうたっているが、 病がどこにあるのかは「瀉形」によって判断するものであり、 脈診で判断するものではない。 ある病があるからそれに合った脈が現れるのであって、 その脈だからそれに合った病が現れるということではない。 さらに言い換えると、 その脈だから、病の陰陽・表裏・寒熱・虚実が決まるということではない。」 と書かれています。 つまり、脈診だけで全部は分からないぞ!ということが ずっと書かれていますね。 また、病がどこにあるのかは「瀉形」によって判断するもの とありますが、 この「瀉形」とは、 切脈、望色、聴声、写形(望診)といった 四診合算のことをいうようです。 その中の脈診だけで病を判断してしまうのは いかがなものか、 ということを一貫して言っているのだと思います。 引用: 京都大学デジタルアーカイブ『切脈一葦』より

終了しました【学生向け勉強会のお知らせ】東洋医学概論をモノにしよう!

こんにちは。 鍼灸学生の皆さんへお知らせです。 この6月から、金曜日または土曜日の午後に 学生向けの東洋医学の講座を開催していく予定です。 目標はズバリ「東洋医学概論を自分のものにしよう!」です。 ・『東洋医学概論』の授業が、よく分からない方 ・東洋医学系の試験科目の点数を上げたい方 ・将来は伝統的な鍼灸治療を行っていきたい方 にオススメです。 内容の丸暗記ではなく理解をしていくことで、 試験の点数UPはもちろん、将来、 東洋医学の考え方に基づいた治療を行うための 助けになればと思います。 参加希望・お問い合わせはこちらへ↓ 学生向け勉強会フォーム ↑「エントリーしたい議題」の欄に 金曜日参加希望の方は「金曜日・東洋医学概論」と、 土曜日参加希望の方は「土曜日・東洋医学概論」とご記入ください。 送信後、事務局から追って御連絡差し上げます。 (参加申し込み人数が2名に満たない場合は中止となります。御了承願います。) 以下、詳細です。 【参加対象】 鍼灸学生(1年生~3年生)で、 東洋医学の授業の内容をより理解したいという方 【スケジュール】 (1)金曜日の部(終了しました) (基本的には、毎月第2・第4金曜日の15時00分〜17時00分頃) ・第1回 2018年6月15日(金)15時〜17時頃 ・第2回 2018年6月29日(金)15時〜17時頃 ・第3回 2018年7月13日(金)15時〜17時頃 ・第4回 2018年7月27日(金)15時〜17時頃 ・第5回 2018年8月10日(金)15時〜17時頃 ・第6回 2018年8月24日(金)15時〜17時頃 (2)土曜日の部(終了しました) (基本的には、毎月第2・第4土曜日の14時30分〜16時半頃) ・第1回 2018年6月16日(土)15時30分〜17時30分頃 ・第2回 2018年6月30日(土)14時30分〜16時30分頃 ・第3回 2018年7月14日(土)14時30分〜16時30分頃 ・第4回 2018年7月28日(土)14時30分〜16時30分頃 ・第5回 2018年8月11日(土)14時30分〜16時30分頃 ・第6回 2018年8月25日(土)14時30分〜16時30分頃   【予定内容】 講義テーマ (基本的には、学校の教科書の順番に沿って行っていきます。 進捗状況によってはズレが生じます。) 第1回 東洋医学の特徴、陰陽論 第2回 生理物質(気・血・津液・精) 第3回 蔵象① (各臓腑のはたらき 「肝」・「心」) 第4回 蔵象② (各臓腑のはたらき 「脾」・「肺」) 第5回 蔵象③ (各臓腑のはたらき 「肺」続き、「腎」) 第6回 病因病機 【参加費】 1回あたり2,500円 【会場】 一鍼堂 大阪本院 内(緑地公園駅から徒歩2〜3分) 【講師】大原 気になる方はぜひお問い合わせください! 参加希望・お問い合わせはこちらへ↓ 学生向け勉強会フォーム ↑「エントリーしたい議題」の欄に 金曜日参加希望の方は「金曜日・東洋医学概論」と、 土曜日参加希望の方は「土曜日・東洋医学概論」とご記入ください。 送信後、事務局から追って御連絡差し上げます。 (参加申し込み人数が2名に満たない場合は中止となります。御了承願います。)   上記勉強会とは別に、 東洋医学概論の内容の基礎ともいえる「黄帝内経」の内容を 原文から紐解いていく勉強会も開催中です。 こちらも気になる方はぜひお問い合わせください! 詳細はこちら↓ 【学生向け勉強会】「素問を読もう!」申込み受付中です →毎週火曜19時〜 または 毎週木曜13時〜 (途中からの参加も可能です。)

風邪の引き始め、切り替え

  風邪のひき始め 涼しくなってきました。 でも未だに人によっては暑いという人がいる。 クラスでも空調が未だに24くらいに設定しようとする人も。   当然寒いので風邪をひきかけた。 症状としてはまず悪寒・鼻水(量多め)・喉のイガイガ・脈緊。発熱がないからか、浮いてはいない。 典型的な小青龍湯証なのでお湯で服用て暖かい服を来た。   じんわり汗をかき、暑くなってくる。 薬によって反応する穴はどこだろうと探ってみる。 申脈がかなり熱を持ってきた。 理論的にも説明がつくし、勉強になる。 あくまで肺は邪気の付着部位だなぁ。   昔の人は「手首足首を冷やさないよう」と言っていたけど、そういう事かと納得。 首にネギも実は理論的な気がする。 今度同じ状況で反応があったら申脈試してみよう。   発汗が終えると喉の痛みと緊脈は消えたので、一旦は凌いだ。 でも、膀胱経にムチを打って働かせたという事は背景にある腎や他臓も弱める。 実際腹部にも出ている気がした。   他気になる変化として、ふと手のひらを見たら左手の労宮がゲッソリしてたのだけど、これは薬の反応なのか。 気になります。   切り替え 最近いい経験ができている。 この状況で頭を使うのは仕方ない。 それは使うべきところだと思う。 今の課題として、その状態から治療に移る時、一気に切り替える精度の高い方法を模索中。   自身の一つの状態確認法としては、周りの音がどう聞こえているか。 そこである程度確認できるので、いい状態に一瞬で持っていける様にしたい。  

舌診(06)

舌形について整理する 【舌形】 老 粗糙(そそう) :舌面の紋理のきめが粗い。 堅斂(けんれん):舌体が堅くしまった感じ。 蒼老(そうろう):色が濃い。 嫰 細膩(さいじ):舌面の紋理がきめ細やかで潤いがある。 浮胖嬌嫰(ふはんきょうどん):舌体がはれぼったくて柔らかい感じ。 胖大 舌体が正常よりはれぼったくて大きく、舌を伸出した時に口の幅いっぱいになる。 腫脹 舌体が堅く腫脹し、甚しければ口腔内を満たしたり、 口外に出たままで回縮・閉口ができない。 歯痕 舌体の辺縁に見られる歯による圧迫痕。 痩薄 舌体がやせて小さくなったり薄くなったもの。 裂紋 陰血が不足して舌面を栄潤できなかったり、陰津の散布を阻滞したりして発生する。 苔のみの裂紋と混同に注意が必要。 光滑 舌面に苔が無く乳頭が消失し、光ったように見える。 点刺 点は紅・白・黒色を呈し舌面の点状隆起であり、熱入営血や心肝火旺などを示す。 刺は舌面に立ち上がった軟刺や顆粒のことで、気分熱盛や胃腸熱盛などを示す。 瘀点、瘀斑 舌面より隆起しない斑点で、点状のものを「瘀点」、斑状のものを「瘀斑」という。 紫舌と同意であったり、熱入営血での斑疹出現の前兆であったり、血瘀であったりする。 舌下脈絡 舌下静脈の怒張・蛇行があれば気滞血瘀の可能性。 重舌、舌衄、舌癰、舌疔、舌瘡、舌菌 ・重舌 腫脹などにより小舌が生じたように見えるもの。 小児などにみられ、心経化熱の上衝によったりする。 ・舌衄 舌面からの出血で、血熱妄行や脾の不統血。 ・舌癰 舌面の化膿症で大きく腫脹するのが”癰” ・舌疔 舌面の化膿症で紫色であったり小豆大であったりするのが”疔” ・舌瘡 舌面に生じるアフタ。 ・舌菌 舌面から隆起する新生物。 【参考文献】 『中医臨床のための 舌診と脈診』医歯薬出版社 『新版 東洋医学概論』医道の日本社

経穴(01)

【地機】 学生時代に使用した経穴の教科書を新・旧で比較してみる。 旧教科書の”地機”は”陰陵泉”より5寸下、 新教科書は”地機”は”陰陵泉”より3寸下、とされている。 考えらる可能性は「2つとも違う」「片方が正解」「2つとも正解」。 重要なのは点でなく、線をとらえる事にあるのかな?と思う。 今後の切経の参考にして行きたいと思います。 旧 『経絡経穴概論』(株)医道の日本社 初版:1992年3月20日 ●地機(郄穴) 取穴部位:内果の上8寸、脛骨内側縁の骨際に取る。 (注)脛骨内側顆の下際から下5寸に当たる。 筋肉:ヒラメ筋 運動神経:脛骨神経 知覚神経:伏在神経 血管:後脛骨動脈 新 『新版 経絡経穴概論』(株)医道の日本社 初版:2009年3月30日 ●地機 SP8(脾經の郄穴) 部位:下腿内側(脛側)、脛骨内縁の後際、陰陵泉の下方3寸 取り方:脛骨内縁の後際、内果尖と膝蓋骨尖とを結ぶ線を3等分し、 膝蓋骨尖から3分の1の高さに取る。 解剖:ヒラメ筋・長母指屈筋〈筋枝〉脛骨神経, 《皮枝》伏在神経,後脛骨動脈 【参考文献】 『経絡経穴概論』(株)医道の日本社 『新版 経絡経穴概論』(株)医道の日本社

良かった感覚

面白い体験が出来た。   できる限り沈んだ感覚で相手を感じれた。   その時は問診で特に何も聞いてなかったのですが、患部側の反応が大きかったので感じる事が出来た。   一連の流れから明らかにおかしくなってる箇所があって、そこで自分の気が当たるとバチバチバチ!となる。   イメージ的には   ーーーーーーーーー物質ーーーーーーーーーーーーーー   この何かが流れを止めていて、その箇所に症状が出ていたイメージ。   良い状態で入れたので、自分と相手の境界線がなく、相手の事が自分の事の様に感じれた。   その時の自分の心の状態のイメージはどんよりした暗さではなく、澄んだ暗さのイメージだった。     どこかの鍼灸師さんの話で男性でも女性の生理痛がわかるって話を聞いた事があるけど、あの感覚なんだろうか。   こう言ったことをもっと探って理論化して治療に役立てていく様にしたい。

六經病機(02)

太 (01)はなはだしい。 (02)とおる。 (03)おおきい。 (04)尊稱に用いる。→太后、太君など (05)秦・大に通ず。 (06)夳に同じ。 (07)姓。 明 (01)あきらか。あかるい。 (02)あきらかにする。 (03)あきらかに。はっきりと。 (04)あける。夜がしらむ。 (05)よあけ。あけがた。 (06)あけて。つぎ。 (07)ひる。日中。 (08)あかるみ。 (09)おもて。そと。うわべ。 (10)ほがらか。 (11)おこる。ひらく。 (12)大きい。 (13)さかん。 (14)陽。陰の對。 (15)雄。雌の對。 (16)有形。 (17)この世。現世。 (18)かみ。神靈。 (19)日。月。星。 (20)天。 (21)賢人の述作をいう。 (22)よく治まる。ひらけた國。 (23)視力。 (24)たぐふ。 (25)水道。水の流れみち。 (26)ちかう。盟に通ず。 (27)萌に通ず。 (28)孟に通ず。 (29)猛に通ず。 (30)望に通ず。 (31)朝代の名。朱元璋が元を滅ぼし建てた國。 (32)諡。 (33)姓。 (34)眞言の異名。 少 (01)すくない。すこし。 (02)すこしく。わずか。やや。 (03)すくなしとする。不足に思う。 (04)そしる。かろんずる。 (05)しばらく。しばらくする。 (06)おとる。 (07)かすか。おとろえる。 (08)へる。 (09)かく。 厥 (01)石を発掘する。 (02)ほる。 (03)つくす。つきる。 (04)つく。突きたてる。 (05)病名。のぼせ。足が冷え、頭がのぼせる。 (06)その。それ。 (07)の。 (08)句調を調へる助辭。 (09)みじかい。又、尾の短い犬。 (10)石の名。 (11)ゆれ動くさま。 (12)蹶に通ず。 (13)橛に通ず。 (14)古は氒につくる。 (15)姓。 【参考文献】 『大漢和辭典』大修館書店 (太:第三巻763頁、明:第五巻763頁、少:第四巻89頁、厥:第二巻659頁) 『中医病因病機学』東洋学術出版社

脾胃が弱くなる

食べる量が充分ではない状態が続くことによって 脾胃が弱くなる、とは?(→水穀が入ってきても生気が精製されなくなる) =虚弱になる?ということ? =病気になる?→昇降異常? =機能が弱くなる? 脾胃の機能の主なもの:「納運(受納機能/運化機能)」 運化:飲食物を消化し吸収する過程であり胃と小腸が関わる。 失調すると消化吸収が阻害され食欲不振になる。 受納:水穀を受け入れる場所。水穀を腐熟させ水穀の精微へと変化させる。 胃は水穀で満たされることから水穀の海と呼ばれる。 胃が受納できる⇒食欲がある、ということ。 教科書ではそれぞればらばらに習っていることも、実際には 同じ身体の中で起こっていることであって機能が対立し、融合し合っている、のは 脾胃だけでなく他の臓腑もそうなのかもしれないな、と思いました。 臓腑の生理や機能についてあやふやになっていることが沢山あると感じたので しっかりと復習することにします。