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東洋医学・鍼灸医学の研究用ブログです。

ジメジメ、酒など

  ジメジメ 最近の空気は湿度と温度が上がり、緩くて重い感じがする。   この時期に人の身体を見ていると湿疹を起こしている人が増えてきた印象です。   大腸経のあたりに出る人もいれば、肺経のあたりに出る人もいたり。   そう言った人のお腹も重そうな感じです。   また、コロナにもかかる人も段々増えてきました。   知り合いの収容人数60人の施設でもクラスターが発生し、30人が発症したらしいです。   季節によって体も反応は変わるので必然的にこの時期に使用する事の多くなる穴もあると思います。   先週触らせて頂いた合谷の感じも勉強になりました。     酒飲んで常に下痢している人 授業で打鍼の授業があったのでお腹を触らせてもらった。 脈だけ先にとらせてもらうと沈実、関が弱い。 腹部は脾募、胃募の冷え、臍右の箇所がパンパン、左肝相火の熱。 聞くと20代より毎日飲酒して下痢をしているらしい。 臍右を押すと睾丸まで響くという現象も勉強になりました。 明日は脈診で同じペアになるのでついでに舌もみせてもらおう。     穴の深さ 深さって何だろうと考えることが最近多いです。 手を当てた時になんとなく感じる事のある掘り下げられたものでいいのか。 色んな人の身体を触らせてもらって情報を集めていかなければ。 とにかく色んな人の身体を触りまくろう。   言い方 ブログなどの記事を書くにあたってその言葉がどういった印象を与えるか。 言葉使いが綺麗な人はいいですね。 相手の立場に立って考えられている印象を受けます。   名前 考えていて、貞和にすることにしました。 貞の定のイメージを中にもち、和で合わせるイメージも持つ。 そんな人間でありたいので、名前はそうしました。   頭より体 ずっとテーマにしている事ですが、捉え方を少し変えて見て、とにかく身体を運ぶ様にしてみることにしました。 全部相手に教えてもらう。 頭でわかっていた事ですが、実行方法を変えます。

問診

  問診をさせて頂いたが、要点を抑えて聞くことが出来なかった。   まず、主訴もそうだけどもそれがどう原因とリンクしているか。   本来のきっかけであろう可能性が大きいものではなく、枝葉の部分を主訴として来られる事も多々ある。   ただそれだと「ここが痛いから鍼して」というやり方と変わらない。   患者さんからしたら当たり前の話なのだけれども、施術者がそれじゃいけない。   重要であろう情報を汲み取り、そこから時期や広がり方、症状の特徴や進行具合、悪化条件やその他参考になるものも聞いていく。   そこから要点をまとめてパッと先生にお渡しできるぐらいでいい。   他、聞き方としてもクローズドにならない様に気をつけたい。   ありのままの情報を聞き出せないこともそうだし、患者さんの緊張に繋がりそうなものでもある気がする。   また、この間問診させて頂いた人のキッカケを考えても全員がそうなるとは思えない。   背景にある臓腑の状態も考察できそうなものではある。   ただし、弁病論治になれば見落としにつながるので臨床の場では持ってこない様にする必要があると思う。     仮説として置いておき、臨床を重ねて答えを出せる様にストックしておく。   しかし記憶系の問題は日常生活にも支障を来しやすいし、その悩みが続くと別の疾患にもつながるので大変なものだと感じた。     早く治ります様に。
海遊館のジンベイザメを間近に見る

【用語集】心血瘀阻

心血瘀阻 さまざまな要因により 心脈が詰まり気血が通じなくなる状態を指す。 主な要因として、 心気虚(しんききょ:心気が不足し、血脈や精神を主宰する機能に影響が出る)や、 心陽虚(しんようきょ:心気虚が進行しておこることや、重い病などで陽気が損傷することがあり、心気虚の症状の他に寒がる・四肢の冷えなどの症状が現れる)により、 心血も同時に不足することで、心脈が養われなくなること。 また、 ストレスや過労、寒邪、痰湿などが原因となり、 瘀血が形成され心脈の流れを阻(はば)むことがあげられる。 陽気と陰血は互いに影響しあっているため、 陽気が虚していくと、 血の循環が妨げられ、その結果、血が心脈を瘀阻(おそ:主に血が停滞し、流れを阻むこと)する。 そのことがさらに心陽不振(しんようふしん:心陽が不足すると、血脈を温め通りをよくすることが出来なくなり、痰湿や瘀血が心脈を塞ぎやすくなってしまう)を進ませる。 その逆もまたしかりである。 主な症状として、 心陽が鬱滞(うったい:流れが滞っている状態)すると、 陽気が四肢末端まで行きわたらず、 動悸・怔忡(せいちゅう:心臓が激しく動悸する症状)の他に手足の厥冷などがおき、 心脈が瘀滞して通じなくなると、 唇や爪が青紫色になる・狭心痛・胸から背中にかけて痛みなどの症状がおこる。 参考文献: 『黄帝内経素問』 『黄帝内経霊枢』 『中医基本用語辞典』 東洋学術出版社 『基礎中医学』 神戸中医学研究会 『中国医学辞典』 たにぐち書店 『臓腑経絡学』 アルテミシア 『鍼灸医学事典』 医道の日本社
緑地公園 桜2

鍼治療を受けて

先日鍼治療を受けて感じたこと 鍼を置かれた後、 即座に足底の方に向けて動き出す 勢いがあってまるで足から抜けていくような動き 同時に大きな呼気が生じる、 呼吸が何度か続けて起こる。 ふと治療に入る前に心に抱えていた、感情的なこだわり (直近で起こった事について「解せない」と思う、苛立ち、怒りに似た感情) が手放せて軽くなったことに気づく (これは気滞に当てはまるのか?) この直後に体の別の部位、 肩の力みについて意識が入り、肩の緊張が緩む。 この肩の力みは腰の弱さ(慢性腰痛あり)と関連していると自覚する ____________________________ ある部分の滞りが他の部位にも波及していくように ほどける時にも推進力のようなものが働くのだろうか 普段はおとなしい腰痛が悪化する時には、 体が疲労倦怠の状態にあることが多い。 腰に違和感を感じ始めた後に続くのが、 上半身と下半身の疎通不良、からだ全体の動きの硬さや気鬱の症状 (気虚が先で、気滞が後か?) 記事を書きながら、考えていたが 「どちらが」という検討に意味がないと思えてきた ただ、はっきりとしたこと これまでは気病が4種に分類されていること、 この4つをこれまで概念的にしか見てこなかった。 表れる症状を単語と結んで並べていただけだった。

休み

普段一生懸命働いて休む。 この休みの時の過ごし方はとても大切だと思う。 上手く休めると、しっかり息を抜く事で今あるものに気づくことができる。 普段から過呼吸な訳ではないけども、ちゃんと呼吸できている感覚になる。 ここまで落とせると、色んな事が整理できて、それを次に活かせるし、思考以外の感覚が使え、今あるものを感じる事ができる。 ここがスタート時点で、そこで感じたものをどう解釈するか。 今も、ふと、唐揚げの臭いがした。 そういえば、この前嗅覚障害の患者さんがきたよな。 でも、自分でも匂いが感じにくくなっていた。この状態になって匂いをしっかり感じている。 きっかけが、ご本人の仰っていた通りなんだろうか。 患者さんも色々お伝えくださるが、それを鵜呑みにせずに別の視点で見ることで、座学としての弁証の視点から別の見え方ができる。   自身で作る脳の束縛の様なものから解けて、気づくものがある。 仕事で懸命にやる事もいいというか、やるべきなんですけど、休みは休みの過ごし方がある。 勉強しなきゃ、ではなくやりたいからやる。 自由にできていないと、外界との現象と壁ができる。 幅を狭める。 午前中ゆっくり過ごして感じた事なので、この感覚をもったまま午後の休日を過ごしたらどうなるかやってみよう。  

脾胃湿熱の「湿熱」について

東洋医学概論の教科書にあった脾胃湿熱でしたが、湿熱とは 食べ過ぎ・飲みすぎが原因で体内に入ったままになっている「水」が 熱の影響で湿気?のようになっているものなのか? ヒントを探して中医弁証学を読んでみましたが、今日はハテナが多いです。 湿は重濁性と粘滞性をもっていて、湿邪による病は長引きやすく、進行が緩慢 粘滞性があるために長引きやすいような感じがしますが、 病の進行が緩慢というのはいいことなんでしょうか? それともわかりにくい?ということなのでしょうか。。 気機を阻滞させやすく清陽(?)に影響しやすい。 湿気の多い環境や居住地の場合、湿邪は外から皮毛に入る。 また、脾胃虚弱や水分の取りすぎ、過食などは湿の内生をまねく。 湿の病は内外の湿が合わさって発生することが多い。 私自身が雨の多い土地で生まれましたが、どれくらいの期間その環境で過ごすか、というのも関係があるのでしょうか。 (それによって湿邪に対して耐性ができるみたいなことはあるのか?そもそも邪に対して耐性ってなんだろう…) (大阪は日本の中でも湿度が高い土地柄から、梅雨の時期になると湿邪による症状が起きやすい、と授業の時に聞いたことがあり、根拠を調べてみましたが思うような答えは出てきませんでした…)

舞台など

舞台 主役をどこに置くか。 そこが以前からずっと課題として残っている。 受付でもこのシーンはこの人にやってもらった方がいいかな?と考えたりもするが黒子になる意識が薄い。 これはチームで行っている事。 受付時、一緒に働いている方々にやって頂いている事を思い返す。 上手い人達はサラッとして作意がないが、落としたところを助けて頂いている。 そうなる為にまずは太極的に、先の動きも考える。 感じられるところまでいければいいが、まずは考えてみる。 考えた上で考える事が違っていれば考えを捨てる。 自分の場合、内省して答えを出すというより、他からヒントをもらって練度を上げていきたい。 外を見る目を養う為にも意識を変えなきゃいけないな。 やり方は色々試していきます。   舌の考察①     色:淡紅 形:軽く歯痕舌、軽く胖大 その他:斜舌 裏は出すのに苦労している様子も窺える。 正気が無くて出せないというより、緊張して舌を操作出来ていない印象。 口の開け方、舌下静脈は偏る     脾気虚。 口の開け方や斜舌など偏りを感じる。 気の偏りがあるかもしれない。 また、舌下を見せるのに歯が見えるまで出すところに真面目で気逆を起こしやすい要素があると思われる。   舌の考察②     前回よりも舌下静脈付近の細絡が目立つ。 これも瘀血の症候としてみれそうか。 以前として強い歯痕舌が見られ、気虚の程度が強い。   考察③ 暗紅色、裏に熱がこもり、瘀血。 自身の体なので他の情報と一致させられるが、舌先右の赤みは右の上焦の停滞と一致させられるかもしれない。

噯と曖

読み物で、漢字の微妙な使い方の違いに時折立ち止まる事があります。 例えば、『井、滎、兪、經、合』の”滎”が”榮”となっていたり。 「ん?」となってしまう時です。 今回は”噯”と”曖”について 口へん、日へんの微妙な違いなのですが。 噯(あい) 1⃣いき。あたたかい氣。 2⃣おくび。 曖(あい) 1⃣かげる。かげって、ハッキリしない。 2⃣くらい。暗くて見えない。 ↓ 例:曖昧(あいまい)ハッキリしない。紛らわしい。 つまりゲップは ”噯氣(あいき)”であって”曖氣(あいき)”ではないのですが、この漢字の入れ替えが多いように思います。 因みに ”噫気(あいき)”もゲップ。 噫氣(あいき) 1⃣吐き出すいき。呼氣。 2⃣おくび。食べた過ぎた時など、胃にたまったガスの口腔外に出るもの。 噯氣(あいき) 1⃣おくび。吹呿。噫気。 噯の意味より、噫氣よりも噯氣の方が少し温度が高いゲップに感じるのは気のせいでしょうか。 【参考文献】 『大漢和辞典』(株)大修館書店

脉要精微論篇 第十七(01)

黄帝問曰、診法何如。 岐伯對曰、診法常以平旦。 陰氣未動、陽氣未散、飮食未進、 經脉未盛、絡脉調匀、氣血未亂。 故乃可診有過之脉 切脉動静、而視精明、察五色、 観五藏有餘不足、六府強弱、形之盛衰。 以比参伍、決死生之分。 患者さんが来院され、部屋に案内して暫く。 問診に入らせて頂き、四診を行うも 患者さんの全体象が掴めていないなぁ・・と反省の日々。 対峙した時の弱さをつくづく思う。 治療する側として、心持ちから何から必要なものが多々あり。 切脉一つするにせよ、無駄遣いを心掛けなくてならないと緊張感を持つ。 【参考文献】 「現代語訳 黄帝内経素問 上巻」東洋学術出版

五行大義(08)

学生時代に教科書『新版 東洋医学概論』より 第3章 東洋医学の思想 第2節 五行学説 Ⅱ 東洋医学における五行学説の運用 のところに 『五時(春、夏、長夏、秋、冬):五時は四季(春夏秋冬)に土用を加えたものであり、五季という・・ 』 ここに違和感を覚えておりましたが、 五行大義を拝読し、全てを網羅した分けではありませんが、 五時ではなく、四時(春、夏、秋、冬)としての記述であり、”土”は別の価値観としてあります。 この四時とした方が、立体的に五行として捉えており、 五時(春、夏、長夏、秋、冬)とした場合の、平面的な詰め込んだような違和感が無いように思います。 精査を続けたいと思います。   第二辯體性 (淮南子云)  「形体と性質について」淮南子(思想書)から引用すると、 淮南子云、天地之襲精爲陰陽。 陰陽之專精爲四時、四時之散精萬物。 積陰之寒氣、反者爲水、積陽之熱氣、反者爲火。 水雖陰物、陽在其内。 故水體内明。 火雖陽物、陰在其内。 故火體内暗。 木爲少陽、其體亦含陰氣。 故内空虚、外有花葉。 敷榮可觀。 金爲少陰、其體剛利、殺性在外、内亦光明可照。 土苞四德。 故其體能兼虛實。 淮南子がいうには、天地の襲精は陰陽となす。 陰陽の専精は四時となす、四時の散精は万物なり。 積陰の寒気、反なるもの水となし、積陽の熱気、反なるもの火となる。 水 陰物といえども、内に陽あり。 故に水の体内は明なり。 火 陽物といえども、内に陰あり。 故に火の体内は暗なり。 木 少陽たり、その体または陰気を含む。 故に内は空虚、外は花葉あり。 敷栄して観ることが出来る。 金 少陽たり、その体は剛利、殺性は外にあり、内はまた光明して照らすことが出来る。 土 四徳を苞む。 故にその体はよく虚実を兼ぬ。 【参考文献】 『五行大義』株式会社 明德出版社 『新版 東洋医学概論』株式会社 医道の日本社