おばあちゃん(95歳)と鍼 ②
先日、祖母に会いに行ったことをきっかけに、
拘縮や認知症について知識が乏しいと痛感しました。
学校に行き仲良しの司書さんに相談しました。
「私も介護をしていて、
認知症や介護の本をたくさん揃えたのよ!
でも中々見てくれる人が少ないんよ」
と話してました。
1時間ほど司書さんと本を吟味して
拘縮ケアや認知症の行動心理学の本を
借りました。
拘縮を防ぐタオルの位置や
介護時の声の掛け方など
とても参考になりました。
今日祖母に会いに行ってきました。
午前中、按摩師さんに施術をしてもらっていました。
日によって差がありますが、
顔色も良く、傾眠もほとんどありませんでした。
眉間の皺がないことに一安心。
それでも、腕はきつく抱きしめたて
膝頭が隙間のないくらいひっついていました。
硬い手すりに腕が食い込んでいました。
「もうあきませんわ…」と祖母は弱気でした。
「ほな、鍼しましょうか」と言うと
昔鍼治療によく通っていた祖母は軽く頷きました。
車椅子に乗ったまま4箇所に鍼をしました。
足を2箇所した後、体を前屈できるようになり、
前回できなかった背中にも鍼をすることができました。
1mmも刺していませんが、
動きが予測できないので置鍼は少しヒヤヒヤしますね。
てい鍼があれば安心かもしれません。
背もたれに当たらないようにタオルを挟み
前屈姿勢を介助してもらいながらの置鍼でした。
5分ほどの置鍼した後、脇に隙間ができて
握り締めていた指が徐々に解けてきました。
痛がる場合があるので、
声かけしながら指を動かしていきます。
拘縮した手の中は汗ばみ
菌が繁殖するのでとても臭いです。
爪が食い込み、それだけでも痛いだろなと。
看護師さんに握り締めた指の解き方を教わり、
鷲手のようになった隙に爪切りをしました。
腕を膝上に降ろせるようになったので、
袖をめくって脈を見ようとしました。
拘縮の姿勢でクロスして両腕が当たっていた部分は内出血していて、加わる力の強さに驚きました。
タオルを摘んだり、コップを持ったり
自分の意思で動かせるから祖母はご機嫌そうでした。
祖母は孫のことをわかっているのかな。
私の名前を言うとニコリと笑って頷きました。
私が今日全身真っ白の出立ちだったので、
時たま「先生、ここが痛いんですわ」
話してくれました。
「指があかんようになってあきませんわ」
「お団子が食べたいですわ」
「ありがとうさん」
今日は傾眠することなく、
話はチグハグだけど、ゆっくりゆっくり
色んなことを話してくれました。
「本人が言いたいこと、伝えたいことを話せるようにしてあげたらいいんですよ」
と祖母のことを相談した時に
お爺さんに治療された経験談を交えて
下野先生がお話してくれました。
鍼で延命、なんていうことは考えていません。
残された時間を祖母が穏やかに
過ごせればと思います。
鍼をする前。
腕は拘縮し、体が傾き肘置きに腕が食い込む。
昔よく握手をしていたので、
「握手して」というと手を差し出してくれました。
上腕は動かない。
足の鍼施術後、腕が解けて軽度の前屈が可能に。
背中と肘に空間ができたのでタオルを入れて
姿勢を安定させる。
背中に5分置鍼、腰は鍼が無理なので軽擦。
車椅子のステップから足を降ろしたり、
自分の意思で少し動かせるように。
脇に空間ができて、
肘置きに腕を置けるように。
動かす時は、方向や位置を
知らせた後に動かしています。
タオルを摘んで畳む動作をする。
山楂子など
山楂子
実験として無理して食事を大量に摂取。
やはり次の日は大ダメージ。
症状として気になったところは鼻詰まり・咳・軽い腰痛・股関節痛
舌下静脈が浮き出て、脈は沈気味になった。
行った実験は山楂子を大分多めに摂取。
気になる原穴付近にも体感として反応あり。
勿誤薬室方函口決には浄府湯という処方がありますが、ここで大切なのは山楂子だと思いました。
ネットでは処方構成、文章を確認しましたが今手元に本がないので、また原文を確認したいと思います。
とにかく身体への現れ方がとても勉強になりました。
命
生命の危機に瀕したとき、人間は一番能力を発揮する。
最近そう思う事が増えました。
事象
東洋医学を考えるとき、文字面になってはいけない。
一定の揺らがない法則があり、それは日常の現象でも当たり前に観測される。
人間も自然の中の一部なのだからそれは当てはまる。
そのイメージを持ってくると見えてくるものもあるのではないか。
そう考えてみています。
環境
沢山の勉強をさせて頂いている本当にありがたい環境にいるなと思います。
発見があるとやはり嬉しいし、拡がってくる。
しかしそうなった時に怖いのが自分。
それが日常になっては絶対にいけない。
自分自身で非日常にする努力を行うべきで、そこに甘えてしまう事は本当に恥ずかしい事だと思います。
自分なんて碌でなしを肯定するわけにはいかない。
陰陵泉
こんにちは高山です。
今日は陰陵泉穴について書いていきたいと思います。
陰陵泉って初めて聞いた時、ちょっとカッコいいって思いました。
陰陵泉の漢字を見てみると、
「陰」は陰陽の陰であったり、
陰真、陰津、陰虚、陰血など陰に関わりのある経穴って
イメージです。
「陵」はあまり馴染みの漢字ではなかったのですが、訓読みで「いささぎ」という読みがあるようで、
意味は天皇や皇后のお墓という意味があるそうです。
ということはすごく大事な場所ですね
「泉」は水が湧き出るところ。
つまり陰陵泉は陰に属していて水が湧き出るすごく大事なところって意味で捉えることが出来るかもしれません。
名前のイメージ通り、陰陵泉の穴性は利水と言われています。
脾の運化機能の失調による、水湿や水飲の滞留を通調してくれる作用があります。
つまり脾の失調による水様便や浮腫など、もしかしたら
花粉症の透明な鼻水にも効果があるのかもしれません。
逆に脾の関わりが薄そうな、胸水や、自汗、尿量減少、
関節に水が溜まるなどにも効果があるのでしょうか?
弁証によっては効果があったり、なかったりするのかもしれません。
陰陵泉は脾経の合穴であるので、脾に関係のない水による疾患には効果がないのでしょうか?
水が密接に関わってくる臓腑は腎、脾、肺、三焦な感じがします。
これら全てに陰陵泉に効果があれば、すごく便利かもしれません。
水に関連する経穴をよく調べてみようと思います。
最近試していること
最近試してる事①
目に頼らなかったらどうなるんだろうって事で色々試してみています。
目を瞑って10分程度過ごす。
その際ゆっくりでもいいから歩きながら、猫の位置を探ってみる。
分からなかったら目を開けて場所を確認。
当たったら触ってみる。
いつもと違う感覚で面白いです。
しかし物にぶつかるかもしれない恐怖で歩くのが中々怖いです。
視覚障害の方は点字ブロックに対して杖が当たった時の音と触覚で歩行を行っているそうなのですが、神経張ってないとできないなと思いました。
できれば目を開けながら研ぎ澄まそう。
使わない事はできると思う。
道の物為る、惟れ恍惟れ惚。惚たり恍たり、其の中に象有り。恍たり惚たり、其の中に物有り。
窈たり冥たり、其の中に精有り。其の精甚だ真なり、其の中に信有り。
老子21章とも繋がるのかな。
最近試してる事②
じゃあそれを目を開けながら近づけようとして、色々方法はあると思うのですが目を背けながら対象物に触るという事を行ってみています。
また違った印象を受けます。
最近試している事③
会話する時、伝えたい事が伝わった瞬間を探る。
トーン、テンポ、躱しかたなど。
また、伝わりにくい状態はどんな状態?
自分がその状態ならどうなる?
この前最悪な精神状態だった時の自分の感覚も参考になります。
妊婦
妊婦さんを見て、もし「治療してくれ」と言われたらどうするんだろうと思った。
1人ではなく、2人分の命を見なければいけないので状況が違う。
母体も分け与えている状態。
そもそもの目的が違うので、脈なども正常時とは違う。
臍も参考になりそう。
ここで胃気などにも踏み込むことになると思うが、今勉強している傷寒論とも関連させていきたい。
まだ多分何かあるんだろうなと言った段階です。
フロイト
最近ちら〜と見ていっているのですが、面白い考えの人だと思いますし、勉強になってます。
お腹と体型
最近は腹診を中心に勉強しています。
まず自分の体験として一鍼堂で治療を受けさせて頂いて外形の変化で一番感じたところがお腹でした。
下っ腹と側面の形が特徴的なお腹です。
治療を受けていくとだんだんとフラットになり、自分では別人のお腹の様になったと思っています。
そこから似たような人を意識して観察する様にしているのですが、反り腰、股関節の動きが悪いという特徴がある気がします。
まだ例が少ないし勘違いかも知れませんが…
循行的には胃経が絡んでくる場所で、私自身も食や消化器官に関するトラブルが発生しやすいので関連があるかもしれないなと思っています。
また、胃関連の気になったところで、普段はそんなに舌が濡れていていないのにその日はとても唾液が多い人がいた。
腹部を触らせて頂くと胃の部分がとても冷たかった。
お話を聞くと冷たいものが多くなっているらしく、食欲不振も起こっているらしい。
残念ながら背中は触れませんでしたが、反応があるのか気になるところでした。
PS今回のブログで使用している写真ですが淀川花火大会のものです。
自宅付近のとある場所から見えるのですが、3年ぶりでしたのでじっくり観ました。
とても綺麗で、フィナーレの打ち上げではたくさんの歓声が上がっていました。
自宅の近くで毎年行われるイベントなので正直最近はしっかり観れていませんでしたが、やはり行なって頂いた方が8月!って感じで楽しいです。
真夜中のドン
昨日の事。
寝る前に鍼の事を考えて就寝。
夜中に目が覚める。
うつらうつらしてる。
ふと足を切経する。
寝る前も気になっていたが、薄暗くこの様な状況だと顕著。
明らかに形態もおかしく崩れていて、奥行きを感じる。
ここに置きたいと感じた。
幸い枕元に鍼を置いていたので一連の流れは崩れずに済んだ。
置く直前に東洋医学考で読んだ四肢の経穴を使う時の刺法が浮かんだ。
暗いので鍼先なども見えないけど、刺法だけ注意して後は何となく感覚で照海に置く。
ドンっといった重低音に近い感覚があった。
後の反応を追う前から分かる良い感覚。
しばらくするとこの前教えて頂いた2箇所に変化が現れる。
自分に対してだと今までで一番良い鍼ができた気がして嬉しくなった。
六味丸を使った感覚と少し似てる。
参考資料
東洋医学考 星雲社 一鍼堂出版
欲しかった本入手
以前から欲しかった意訳黄帝内経太素が安値で売られていたので手に入れる事ができました。
まだ読み始めたところですが自身が内経を読んで疑問に思っていたところがハッキリ書かれていたりして勉強になります。
今回は勉強用のブログとして、書籍から学んだ事を書いていこうと思います。
本一辺倒にならない様に、モードを切り替えながら生活していこうと思います。
まだパラパラ読み始めたところですが、気になった部分の一部を書いていきます。
意訳黄帝内経太素 P131 五臓命分
「志・意と者(は)精・神を御し魂・魄を収め、寒・温を適え喜・怒を和す所以者也。」
P132
「志・意が和す則(と)精・神は専直(すなお)となり魂・魄は散ぜ不、悔・怒も至ら不、五臓が邪気を受けることは不矣(ない)」
ここでは志・意が切り離されていない点も気になる。
現代語訳 黄帝内経霊枢 上巻P161 本神篇
「物を任うゆえんの者これを心と謂う。意の存する所これを意と謂う。意の存する所これを志と謂う。」
全訳 内経講義 P201
「李中梓の注「意がすでに決まり、堅固になったものが志である。」」
記憶などで例えられた場合、意は短期記憶力で志は長期的記憶力と説明されていました。
(意の在する所これを志と謂う。)
医学三蔵弁解 P151 帰脾湯
「人参は心気を補い、遠志は腎中の志気を補います。心腎の二気がよく交通すると、脾気がその昇降の間を保ち、三臓の気が自然と充実してきます。」
帰脾湯は心脾両虚の薬ですが、心神不交も兼ねる。
しかし帰脾湯の物忘れの特徴的な現れ方は「直前の記憶がない」という点。
さっきまで何をしていたのか分からなくなる。(意病)
でも、意志は切り離せるものではなく、実際に遠志という生薬で腎気(志気)を心に届ける過程で脾気(意)を巻き込んで治している。
この後のストーリーとして意志が安定して魂・魄なども安定、喜・怒も過剰なものが無くなればいいなと思いました。
参考書籍
意訳黄帝内経太素 第一巻 築地書店 小曽戸丈夫著
現代語訳 黄帝内経霊枢 東洋学術出版社 南京中医薬大学著
全訳 内経講義 たにぐち書店 田久和義隆訳
医学三蔵弁解 たにぐち書店 伴尚志 現代語訳
色々メモ
手がビリビリ
人の身体を触らせてもらって感じることのある手のビリビリって感じは何なんだろう。
この感覚を探っていく必要がありそう。
治療後のベット
治療後のベットって何か残っているのかな。
人によってだけども、イメージとして何か薄黒く?モヤっとしたものが残っている気がする。
考え事
胸の部分がずっと気になっている。
神は働きすぎると疲れる。
自分の身体でも、思考すると気が上がる。
考えすぎ、思考しすぎると動悸がする。
一時的に落ち着けるだけなら桂枝加竜骨牡蛎湯(竜骨・牡蛎)を使えば思考の暴走、動悸は治る。
心の暴走は宗気にも影響するためか息切れも起こる。
現代語訳 素問 霊蘭秘典論篇 P161
「心なる者は、君主の官なり。神明焉より出づ。…膻中なる者は、臣使の官、喜楽焉より出づ。」
調べていこうと思ったけどここはとりあえずここまでにします。
悪癖が出てる。
形
漢字はもともと意味があったはずなのに字義を知らないと形に拘ってしまう。
そうなってくるとあんまり意味がなさそうだなと思う。
意識
今までも意識していたけど、日常の意識を使いかたをもうちょっと変えてみよう。
自分がその時どうしたいと思ったか、何に魅かれたか、嫌だと思ったこと。
学校で勉強ばかりさせられると遠のいていきそうなところ。
一鍼堂で教わって大切だと思ったことのみ実践。
寺子屋にて
◯ 歴史
東洋医学は、どのように発展してきたのか。
かつて東洋医学を受けられた人々とは、どんな人々だったのか。
ドラマで、ホ・ジュンが腕を斬られそうになったけど、「いや、ホ・ジュンは悪くない!」と視聴者は思った筈です。
でも、大抵の人は腕は斬られたくない。
下野先生と東洋医学が発展した背景をお話しして、私が勉強したいと思う東洋医学の「立ち位置」とは何か、ヒントを得る事ができた。
とにかく解剖生理と病理を徹底的に勉強するべし。
○ 工場
季節の食べ物を食べると良いと言われますが、
ダイレクトに胃に入るものだけど、それらを納め、吸収して加工する工場が壊れていたらどうだろう?
他にも、自分の力ではなく、薬で勝手に臓腑を動かすとどうなるか。
薬を辞めた後、自分の力で動かし始めた時、
どのような動きをするのか。
「夏風邪にはコレ!」と特効薬のように処方された漢方。
それを飲み始めてから咳が出てきた患者さん。
食養生、漢方を全て否定するわけではないが、
その人の臓腑の状態をしっかり把握しなければ
悪化してしまうケースを診せてもらいました。
何でもダメダメと言うのもストレスですが、
疲れている時は嗜好品を食べたくなったり
食事を抜いたりするけど、
薬やサプリに頼るなら、
3食キチンと取って、
睡眠の時間を取るようにしていきます。
◯ 聞いてるだけ
問診も、せっかくの時間を割いているのに、
ただ聞いてるだけやなと反省する事があります。
下野先生が初診の患者さんに問診される所を
扉の向こうから聞かせてもらいました。
今後治療をしていく上で自分が指標となる事、
患者さんが指標になる事、短時間でも
内容が整理されていてとてもわかりやすかったです。
朗読、会話
朗読
最近人に合わせるって難しいなと痛感しています。
合わせにいったらより合わなくなる感じがします。
正直どうしようかと悩み中なのですが、何かしらやっていかないと変わらないので色々試していっています。
最近試し始めた事が人の朗読しているところの真似です。
心から入れれば一番いいのでしょうけど、できていないのでまずは形から入ろうと思ってYouTubeなどで人が行なっている朗読を真似してみています。
人との会話中に全く同じ事をしていたら違和感が生まれそうですが、相手と同じ事をする必要があるので少しは相手の理解に繋がる気がします。
また、長い文章になると腹から声が出ていないと読みきる事ができないので伝わりやすい声を出さなければいけなかったり、瞬発的に言葉を出す訓練にもなります。
会話
ストレスなく一緒に過ごせる人は波長が合って自然に過ごせる。
家族でも体調不良を起こすと様子が違ってくるので違和感から色々察知しやすいと言った話をよく聞く。
違和感を察知できるのは、同じ空気感をもった人の違和感だと思う。
鍼灸院には若者からお年寄りまで幅広い年齢の方が来るし、色んな個性を持っている。
そういった相手を理解しようと思えば尊重しなければ話は始まらない。
綺麗なものばかりに囲まれているとそう言った人にしか対応できなくなるし、逆もそうなる。
本当に会話上手な人は違和感を感じない。
きっと一致してるんだと思う。
ネガティブなもの
会話の中でネガティブなものが出てくるとそれに同意してはいけない。
もっていかれる。
ただ真っ向から否定するとそれもまた問題なので違和感を感じさせずにかわす必要がある。









