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東洋医学・鍼灸医学の研究用ブログです。

苔を育成中

胖嫰舌の表裏から考察します。

  舌質・舌苔 淡白舌・嫰・胖大・歯痕・点刺 薄白苔が全体的にありますが、 舌根には白膩があるようにみえます。 舌裏 舌下静脈に怒張・蛇行はみられずに ぼんやりとしています。 外側には暗いところがみられます。 舌面の中央が凹んでいるのが特徴的と思いました。 胖嫰舌のうえに、舌を出すのに力がない為に 凹んでいるのだろうと考えています。 口の開け方にも力強さを感じません。 舌に赤みが少なく、 全身に栄養が行き届いているのか?と心配されます。 舌裏に暗いところがあり、滞りも感じます。 全体的にのっぺりしておりしているのが印象的で 気・血ともに、か細く感じております。 仮説として 裏に虚があり血の停滞がおこり、その表現として舌裏に 血の滞りがあらわれているように思います。 そこが原因となって水分が均等に末端まで届かずに 舌全体に溢れているのでは?と考えます。 原因は同じくして気の停滞もおこり、 力強さを得ることが出来ていないと考えます。 この湿が下焦に累積されていかないかと危惧されます。 舌のみで、想定を考えてみました。 今後も考察を深めたいと思います。  

先週の患者さん

  先週の患者さん 以前見たことのある空気感だった。 脾虚がベースにあり気遣いをされる方。 ストレスを受けていてもどこか他に気を使われている。 ストレスを受けたとしても体質や本人の処理の仕方で傷つく臓腑は違う。   また、自身がここが気になると先生に報告した穴で治療するとどうなるか。 以前別の患者さんで聞いた話を思い出した。 匙加減を間違うときっと暴発してしまう。   直接的、表裏と二つの側面から難しいのかと想像。   フットサル 鍼灸とは全く別の話です。 フットサル選手の感覚を知りたくて、 「ガチガチの個サルより緩い個サルの方がドリブルが難しくないか?」と聞いてみた。 帰ってきた答えがブレースピードが早すぎると相手によっては反応できないから、そういう時は自身のプレースピードも下げてプレーするらしい。 ガチガチならガチガチ、小学生なら小学生とそこに応じたスピードでプレーすると上手くいく。 とは言ってもやはり自身に近い方が楽で、小学生相手が一番難しいらしいです。 色々役立てそうな感覚だと感じました。   手 手で覚える。 この事を明日はより強く意識いこうと思います。   その為にもきちんと集中します。   周辺 どんな状況でも周りへの意識を忘れずに。 そこが抜けた瞬間治療どころでは無くなる。   気遣い 受付をしていて、診察券を返すときに予約時にメールアドレスを伝える。 その時に自身が不親切な案内だった。 その事実が自身の課題を表していると思った。 改めるべき点。 優しくないといけない。

不妊治療と鍼灸

40代モデル患者さんのことについて書いて行こうと思います。 3回の体外受精が妊娠に繋がらず、鍼灸治療で体のケアしたいとご来院。 体を切診したところ、肝、腎に弱りがあり脾の運化にも影響しているようだった。 飲酒の習慣があり、湿をおびた瘀血が見受けられ、気の鬱滞をおこしていました。 補腎、疏肝、活血化瘀を重点に治療。 週一回のペースで治療していき、4回目の体外受精で妊娠。 妊娠後、脾の弱りも出できて悪阻や倦怠感など妊娠初期に表れる症状を健脾、調気和中を重点に治療し安定期に突入しました。 妊娠中の身体はとてもデリケートなので、妊娠後期も快適に過ごせるよう細心の注意をはらいながらサポートしていこうと思います。
鎮守の森に足を踏み入れる

【用語集】肝血虚

肝血虚 肝の機能の一つとして、 血を貯蔵し、血流量を調整する「蔵血作用」がある。 具体的な例として 日中など身体を動かす際には、 全身に(気)血がめぐり滋養される。 一方、安静時や就眠時は一部の血は肝に帰り蔵される。 肝が血の滋養を得られないと 肝血虚となるが、 その原因として、 出血過多や病気を長く患うことにより 気血が消耗することがあげられる。 また、血自体が生成されにくい状況も原因となりうる。 『黄帝内経霊枢』 決気篇には、 “焦受気取汁、変化而赤、是謂血。” →中焦で気を受け汁を取り、変化して赤し。これを血という。 とあり、中焦の脾胃が水穀の精微を血へ変化させるが、 脾胃の働きが悪くなると血の生成にも影響が現れる。 腎との関わりでいえば、 肝血は腎精から化し、腎精は肝血によって補うというように、 相互に助け合っているが、それらのバランスが崩れると肝血の不足となる。 肝血虚が進行すると 「心」や「腎」に影響が及ぶ。 心は血を主るといわれ、 心が血虚となると、 「心悸」(しんき:動悸がして不安を伴う状態) 「怔忡」(せいちゅう:心臓が激しく動悸する症状) などがあらわれる。 肝腎は同源であり、 精と血も互いに転化する関係性にあるが、 肝血の不足が長期化すると、 生殖機能の低下や小児の発達遅滞など腎精不足の症状があらわれる。 参考文献: 『黄帝内経素問』 『黄帝内経霊枢』 『中医基本用語辞典』 東洋学術出版社 『基礎中医学』 神戸中医学研究会 『中国医学辞典』 たにぐち書店 『臓腑経絡学』 アルテミシア 『鍼灸医学事典』 医道の日本社

東洋医学探訪(02)

鍼灸学生の授業の一環で解剖実習があります。 東洋医学を学ぶ者として 『太古の医家達も、間違いなく解剖実習で学んでいるだろうな』 と考えておりました。 京都で医学史の1ページに触れてまいりました。 山脇東洋觀臓之地 ーーーーーーーー碑文ーーーーーーーーー 近代医学のあけぼの 観臓の記念に 1754年 宝暦4年閏2月7日に 山脇東洋(名は尚徳 1705~1762)は所司代の官許をえて この地で日本最初の人体解屍観臓をおこなった。 江戸の杉田玄白らの観臓に先立つこと17年前であった。 この記録は5年後に『藏志』としてまとめられた。 これが実証的な化学精神を医学にとり入れた成果のはじめで 日本の近代医学がこれから めばえるきっかけとなった東洋の この一業をたたえるとともに 観臓された屈嘉の霊をなぐさめるため ここに碑をたてて記念とする。 1976年3月7日 日本医師会 日本医史学会 日本解剖学会 京都府医師会 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 六角獄舎跡は二条城の南の因幡町にあります。 跡地は集合住宅であり、石碑のみの設置でした。  

舌診(07)

受付のNさんに舌の研究の為にご協力頂きました。 即答にて快諾いただける皆さんに感謝しております。 表 裏 舌質 舌色:淡紅舌 舌形:嫰・胖大・点刺 舌苔 苔色:白黄苔 苔質:全体・薄苔 全体的に苔が少なく薄いのと、舌尖・舌辺に対しての点刺がみられる。 それより、各所に少なからず熱化の可能性をみます。 舌の出し方に力が無いように思える。 舌裏を観るときに舌の薄さが気になる。 舌態の力なき姿と薄さより生気の弱りを感じます。 臓腑配当は控え、舌象に注視し経過を観察したいと思います。

【学生向け勉強会】 「素問を読もう!」勉強会のお知らせ

こんにちは、一鍼堂の大原です。 鍼灸学生の皆さんへお知らせです。 この春から、東洋医学のバイブルである黄帝内経を 週1回ペースで読んでいこうという勉強会を 開催します! こんな人にオススメです↓↓ 「黄帝内経を読んだ方が良いと言われたけれど、どうやって読んだら良いか分からない」 「自分一人では勉強がなかなか続かない」 「将来は、東洋医学の伝統的な考えに基づく鍼灸治療を行っていきたい」 「土日は忙しくて勉強会に参加できない」 週1回ペースで素問を読んでいくことで、 半年後には漢文を読めるようになることを 目標にしたいと思います。 興味がありましたらぜひお問い合わせください! 参加希望・お問い合わせはこちらへ↓ 学生向け勉強会フォーム ↑「エントリーしたい議題」の欄に、「火曜」か「木曜」のどちらかをご記入ください。 以下、詳細です。 【予定内容】 座学で、黄帝内経(素問)の内容を読み合わせていく。 目標としては「週1回ペースで古典に触れていくことで、 半年後には漢文を読めるようになる」 【参加対象】 鍼灸学生(新1年生~新3年生) 【日程・スケジュール】 (1)火曜の部 毎週火曜日 19時00分 ~ 20時30分頃 (2)木曜の部 毎週木曜日 13時00分 ~ 14時30分頃 火曜か木曜のどちらか参加しやすい方に ご参加ください。 ※上記(1)と(2)について、 同じ週の火曜と木曜は基本的に同じ内容の予定ですが、 進捗状況が異なってくると 少しずつずれてくるかも知れませんので できるだけ同じ曜日に出席されるのが良いかと思います。 第0回 (説明回 → 素問・上古天真論(第1)を少し) ・3月20日(火) 19時00分 ~ ・3月22日(木) 13時00分 ~ →以降、同じように、 毎週火曜19時~と、木曜13時~に行なっていく予定です。 詳しくはスケジュール表を参照ください。 【参加費】一回あたり2,500円 ただし、第0回は説明会を兼ねておりますので 「無料」といたします! 興味がありましたら ぜひお問い合わせください! エントリーされる方はこちらへ↓ 学生向け勉強会フォーム ↑「エントリーしたい議題」の欄に、「火曜」か「木曜」のどちらかをご記入ください。 ------------------------------------------------------------------------- 【最後に】 新2、3年生の鍼灸学生さんは 色々な技術を習得していく中で、 将来自分が進むべき道というのが 少しずつ見えて来たかも知れません。 また新たに鍼灸学生さんになる方は 夢を持ってこの業界に進もうと 思っておられると思います。 ですが、伝統的な鍼灸をやってみたいが 古典を学ぶ場所が無いという声を聞きます。 そんな皆さんの為に、継続して学習していく 勉強会を開催することとなりました。 このような週1ペースの勉強会は初の試みですので 正直どのようになるか分かりませんが、 参加者の方と一緒に勉強させていただく気持ちを忘れず、 共に学んでいけたらと思います。 一定数に達した場合は 定員とさせていただきますので、 ご容赦下さいませ。 (人数が集まらない場合は中止とさせて頂きますので ご了承くださいますようお願いします。) 【講師】一鍼堂 大原 エントリーはこちら ↓ ↓ ↓ 学生向け勉強会フォーム ↑「エントリーしたい議題」の欄に、「火曜」か「木曜」のどちらかをご記入ください。 一鍼堂

「11/10(土) 漢方薬「桂枝湯」を学ぼう!」の感想

講師は大原先生より学びました。 傷寒論より太陽病~厥陰病を説明され、 実際に桂枝湯を煎じ、飲用を楽しみながら温かい時間を過ごさせて頂きました。 学生の身で、混沌の日々を過ごしておりますが 通行人や電車で同乗する人達を観る際に、仕草や素行を観察してしまいます。 例えば この人は落ち着きがない、汗が多い、座り方が横柄、疲れてる、顔色が悪い、 歩き方、目の力強さ、物の持ち方、声の大きさ、、、、 その標は?本は? 虚している?、実している?、陽虚?、陰虚?、内熱?、肝気?、腎虚?、、、、と しかし、本日の漢方講座を経験すると、今までは力の入り過ぎた感覚で見ていた様に思いました。 飲用より身体を整えていく感覚を思うと 力を抜いて観察し、全体像より症状とか異変の把握に努めなくてはならないと感じました。 臓腑を補した影響が、体全体へと達すると思えたからなのでしょうか。 この”『補する』を重点とする”という事を 「10/7(日) 学生向け勉強会」後半戦の院長特別講座で教えて頂きました。 その後半戦のフィーリングは一つの起点となっていますが、共通項を得られたのが本日の収穫の一つです。 大原先生、お疲れ様でした。 いつも配慮頂く院長に感謝いたします。ありがとうございました。 【番外編】 (講座が終了し、方剤の効能についての雑談中) 大原先生 「・・は腎陽と腎陰の両方を補うんですよ。逆じゃなくて両方を補えるんです!」 稲垣 「なるほど、太極を大きくするのですか・・」 と返答した際の大原先生の顔が 『稲垣、易経できやがったな』的な顔は脳裏から離れません( ̄▽ ̄)

施術日記(04)

T.I 先生との治療練習4回目です。 同じ経脈上に刺鍼する事で、軸を作りたいと考えております。 舌診の鍛錬 【目的】 ① 同經への刺鍼にて、短期的・中期的・長期的な観察。 ② 四診も含め、複合で考察。 舌を出した瞬間に思ったのは『紅くなった?』 いつもより、白っぽさが減って このシリーズが始まって以来、刺鍼前の舌の表情では目立った違い。 舌の出し方も、リラックスが感じられます。 舌尖・舌辺の感じは前回と同じ様子ではあるが、雰囲気が違う。 陰陵泉(右):0番鍼にて置鍼(5分) 全体的に水分量の調整は出来たと感じ、 所々に赤みが見て取れるも、 一皮剥けて、深層が顔を出しているようにも感じる。 舌の出し方も、締まりを感じる。 これは変な緊張が高まったというよりも、 適正な気力をもって来てるように思える。 舌の中央当たりも、渇きが出てきてる。 もしかしたら、苔を取るのはこの渇きを持たせる事で、 剥離させて行くのでは??と妄想する。 腹診も刺鍼前後に変化は感じられ、 中脘あたりの変化が興味深い。

行動

行動   とにかく相手に合わせながら動く。   ごちゃごちゃ考えず、いい意味で一心不乱に。   流れを止めない。   自分も相手も頭を使った時は空気が止まる。   先週見させて頂いた人の時、時間をかけすぎてしまっていた。   戻り、報告の際受けた時間をかけすぎというご指摘。   術後の反応を探るときはとにかく早く。   見れる見れないは関係なく行った。   何より驚いたのは患者さんの拍子抜けした空気。   「え?終わり?」   言葉にしなくても伝わった。   見れる見れないはこちらの都合。   患者さんには関係のない話。   患者さんのステージの上で見れる様になる。   相手には相手の都合がある。   常にそこを見ずに先はない気がしました。   都合を考えずに触ってしまって申し訳なくなる。   明日の寺子屋。   燃え盛る様なものをいらない。   ただ相手に任せる事を意識してみる。