学生・研究生によるブログ

学生・研究生による学びと発見のブログです。

中国の思想(03)

老子 四十七章 知を外に求めるな 不出戸、知天下、不闚牖、見天道。 其出弥遠、其知弥少。 是以聖人不行而知、不見而名、不為而成。 戸より出ず、天下を知り、窓よりうかがわず、天道をみる。 その出ずる事ますます遠く、その知るはますます少なし。 これをもって聖人は行かずして知り、見ずしてあきらかにし、なさずして成す。 「道」を体得したなら、外に出ずとも、おのずと天下の動静が判り、 外を見ずとも、おのずと天体の運行が判る。 ところが、知識を外に求めて、駆けずり廻れば廻るほど、 ますます知識はあやふやになる。 だから、「道」を体得した聖人は、外物に頼らずに物事を理解し、 感覚に訴えずに物事を識別し、知ろうと努めず無為を守って知のはたらきを完全にする。 (引用:『中国の思想[Ⅳ]老子・列子』P84) 【参考文献】 『中国の思想[Ⅵ]老子・列子』徳間書店

歯痛

学校の東洋医学の授業で歯痛(歯に関係のない歯周辺の痛み)についてを習う。 私も歯痛になったことがある。痛みの性質としては、 痛みの場所は上の時もあれば下の時もある動く→気滞? キリで突かれるような刺痛→瘀血? 灼熱感を伴う痛み→熱証 下顎から歯根にかけて走る痛み→? 触ると鈍痛、歯肉腫脹 いろんな痛みが混在していたので、教科書の病症のように1種類の痛みでは例えられないし、病因も単純そうではない。教科書や病症分類は極端な例しか載っていないのではないか。 教科書では病症の一例として、肝火上炎で歯痛が起こると書かれている。 現在もストレスを感じた時は当時の1/10ぐらいの痛みが稀に再現される。 当時の歯痛は随伴症状と照らし合わせると、肝鬱気滞もしくは、肝火上炎への移行期だったのではないかと考察する。 今なら脈や舌も見て他の視点からも考察できるのに…と思うが、やっぱり歯痛は嫌だ。

肺と皮毛の関係

前回につづいて呼吸に関してまとめてみます。 蔵象として、肺は皮毛との関係が深いとされます。 (皮毛とは体表部のことをいい、 皮膚、および皮膚に付着する豪毛/ほそい毛 などを指す) 『肺は皮毛を主る』 皮毛が潤沢であるかどうかは肺気の機能で決まります。 肺はその宣発の働きを通して、 体の表面に気や栄養を行き渡らすことをしています。 なので正常な状態では、皮膚のキメが細かくて色艶もよく 体には抵抗力があって簡単に風邪を引いたりしません。 そして『肺は体に在っては皮毛に合す』ともいわれます。 この文について “肺は皮毛とリンクしている“ 参考にした書籍では、このようにあらわされていました。 とても分かりやすい表し方だと思いました。 リンクしているー つまり 皮膚もまた肺と共同で(衛気の働きの元で)呼吸ををしている、 ということ。 「呼吸は、宣発・粛降という気の流れを生み出しますが、  宣発という流れは、皮膚の呼吸がなければ完成しない」 考えてみると、とても当たり前のことにも思えるのですが、 そこから、皮膚(つまり体のいちばん外側)の状態という情報のもと、 肺気の働き方をみていく考え方が導かれることに改めて 面白さを感じました。   ____________________________________________ 【参考文献】 『図説東洋医学‹基礎編›』学研 『中医学ってなんだろう』東洋学術出版社 『中医基本用語辞典』東洋学術出版社

処置後のからだで

切経で、腰部の経穴に 置鍼後にはその穴の部位を中心に 揺らぐように広がるものがあった。 (処置の前にそこに特に拾えるものが無かった) 処置後の患者は体の力が程よく抜けて 安心しているように見えた。 穴性について考察する起点にしたい。
開放感

体表観察で

2021/03/31 練習で先輩の体をみせてもらった 腹部、手、足と順にみせてもらう中 両足で足部外側、踵から第5指にかけて(膀胱経の走行と一致) 著しく冷えている状態を観察した(はじめて観察した所見) 足底の一部、足首(アキレス腱のあたり)にも 冷えは感じられたけど、こちらは、もやりと感じる程度の柔らかい冷え 足の外側のラインの冷えは、触れる手が痛い、 「固い」冷え方、というか 短期的に生じたものでないものに思われた 昨日観察した内容を振り返るなかで、 2つは、冷えとして括ることはできても種類が異なるものといま、考える なぜあんなに風に冷たくなるのか 仮に足首から下をしばらく冷水に曝しても、あんな冷え方はしない 流れ、道筋における不良があるためとするのが妥当か? 他の可能性は? その時には、 別の所見で唇が乾燥していること、自覚症状に喉が渇きがあること などもあわせて注目していたが そもそも経絡の疎通に問題があるだけで、あの様な固さと伴う冷え方を 体は呈すものなのか? 鍼を打たせてもらった後にも、その部分の所見に変化は見られなかった この後、どのように変化していくのか

舌診(01)

舌の研究 修行生のSさんと勉強をします。 「左腕の外転について難あり。」との主訴により 刺鍼を行いました。 〈前〉 〈後〉 上逆し易い体質と考え、 上がらない重しをしっかりとさせる事を 長期的な目標としております。 主訴を受け、 気血の巡りをよくしたいと思い その阻害要因が中焦より下焦へと続く 舌の苔に診られる通りの邪熱かと考えます。 刺鍼後、 左腕の外転にやや改善が診られた事で好転反応はあり。 舌苔が面積も厚さも少なくなってる事、 舌体より気虚症状の減少が診られる事などから ある程度の効果があったのかと推測されます。 経過を観察をしていきます。  

異名同穴①

一穴で異なった複数の名称をもつものをいう。経穴名は古い伝承から生まれたものであるが、 明らかにもともと異なった名称があったものと、伝承中に誤って伝えられたものなど、 成書によっていくつかの異なった名称が記載されている。異名同穴には次のようなものがある。 ①1つの異名のあるもの 穴名         異名 頭の竅陰穴  :   枕骨穴 陰市穴    :   陰鼎穴 維道穴    :   外枢穴 陰胞穴    :   陰包穴 会陽穴    :   利機穴 解谿穴    :   鞋帯穴 関衝穴    :   関沖穴 間使穴    :   鬼路穴 下膠穴    :   下窌穴 曲差穴    :   鼻衝穴 氣衝穴    :   羊屎穴 玉堂穴    :   玉英穴 肩膠穴    :   肩窌穴 丘墟穴    :   坵墟穴 期門穴    :   肝募穴 侠白穴    :   夾白穴 肩井穴    :   膊井穴 下脘穴    :   下管穴 下廉穴    :   手の下廉穴 迎香穴    :   衝陽穴 下関穴    :   幽門穴 強間穴    :   大羽穴 曲鬢穴    :   曲髪穴 懸鍾穴    :   絶骨穴 後頂穴    :   交衝穴 合谷穴    :   虎口穴 巨闕穴    :   心募穴 五会穴    :   頭五会穴 五處穴    :   巨處穴 神庭穴    :   髪際穴 神道穴    :   臓兪穴 腎兪穴    :   高蓋穴 支溝穴    :   飛虎穴 志室穴    :   精宮穴 照海穴    :   陰蹻穴 至陽穴    :   肺底穴 上髎穴    :   上窌穴 上廉穴    :   手の上廉穴 少沢穴    :   少吉穴 少府穴    :   兌骨穴 小商穴    :   鬼信穴 商陽穴    :   絶陽穴 商曲穴    :   高曲穴 次膠穴    :   次窌穴 水分穴    :   分水穴 前谷穴    :   手の太陽穴 清冷淵穴   :   清冷泉穴 束骨穴    :   刺骨穴 大迎穴    :   髄孔穴 大包穴    :   大胞穴 大杼穴    :   背兪穴 大椎穴    :   百労穴 大巨穴    :   液門穴 大横穴    :   腎気穴 地倉穴    :   会椎穴 中衝穴    :   中冲穴 中緒穴    :   下都穴 中封穴    :   懸泉穴 中庭穴    :   龍頷穴 輙筋穴    :   神光穴 地機穴    :   脾舎穴 天衝穴    :   天冲穴 天鼎穴    :   天頂穴 天牖穴    :   天聴穴 天膠穴    :   天窌穴 天池穴    :   天会穴 天谿穴    :   天溪穴 手の三里穴  :   鬼邪穴 乳根穴    :   薜息穴 乳中穴    :   當乳穴 脳空穴    :   顳顬穴 魄戸穴    :   魂戸穴 扶突穴    :   水穴 風門穴    :   熱府穴 腹哀穴    :   腸哀穴 僕参穴    :   安邪穴 目窓穴    :   至栄穴 幽門穴    :   上門穴 兪府穴    :   輸府穴 陽白穴    :   揚白穴 陽池穴    :   別陽穴 陽交穴    :   足髎穴 梁丘穴    :   跨骨穴 蠡溝穴    :   交儀穴 列欠穴    :   童玄穴 霊墟穴    :   霊墻穴 顱息穴    :   顱顖穴 或中穴    :   惑中穴 和膠穴    :   和窌穴 学生の頃、経穴の覚え方として意味を考えて理解するようにしていました。 例えば ”至陽穴(督脈上、第7胸椎棘突起下方の陥凹部)”ですが、下から上がって膈に当たる所、 つまり「下焦からみて上焦との境目の横隔膜にたどり着いた所」なのかなと。 (この高さにある同列の経穴は”膈兪””膈関”) ”至陽穴”の異名として”肺底穴”とあり、これは上から下に向かって膈に当たる所、 つまり「肺臓から見た場合に横隔膜という底に突き当たる所」という事なのでしょうか。 下から見た場合、上から見た場合の別名があるのが面白いと思います。 歴代の治療家、地域、治療穴の用途の違いによって違いが表れているようで、 経穴の特性を覚えるいい手助けになりそうです。   【参考文献】 『鍼灸医学事典』医道の日本社 『新版 経絡経穴概論』医道の日本社

閃輝暗点

先日、閃輝暗点というものを経験しました。 今までに経験したことがなかったので正直焦りました。 仕事をしていたら、右目の視野の真ん中が見えにくくなっていることに気がついて、ちょうど太陽などの強い光を直視した後に、その部分が緑っぽくなって見えにくい感じです。 おかしいなと思って目をつぶってみたらギザギザした半円状のものが見えてプリズムみたいに光ってました。それがだんだん大きくなってきてますます見づらい状態になってきたので、とりあえず近くに眼科があったので診てもらいました。眼科に着いた頃にはその症状はなくなっていましたが、診てもらった結果は片頭痛の前兆によく起こる症状の閃輝暗点だということでした。 私の場合は片頭痛は起きなかったですが、そういう人も多いそうです。とりあえず失明などの重症の前兆でなかったのでひと安心でした。 眼科では脳血管の痙攣が原因だといわれましたが、あとでネットで調べると発生のメカニズムはまだよく解明されていないようですが、今は視覚野の血管痙攣説よりも大脳皮質神経の機能不全が、視覚中枢の後頭葉から始まり、徐々に周辺に広がるという脳神経細胞の機能不全説が有力となっているようです。 何だか機能不全説の方が重症に聞こえるんですけど・・・ 要するにその部分で気血不足が起こったんでしょう。そして原因はストレスです。 ストレスと言われると何でも納得させてしまう力がありますね。

素問 陰陽応象大論篇(第5)から 

<学生向け 近日開催予定のイベント> 【学生向け勉強会のお知らせ】東洋医学概論をモノにしよう! →(随時お問い合わせ受付中です!) 【学生向け勉強会】「素問を読もう!」申込み受付中です →毎週火曜19時〜 または 毎週木曜13時〜(途中からの参加も可能です。) こんにちは、大原です。 素問の勉強会では、現在 陰陽応象大論篇(第五)の内容を読み解いていっております。 さて、素問 陰陽応象大論篇(第五)の中に、 気(人体を動かす力)、 形(肉体)、 味(飲食物)、 精(生命活動を維持する源泉) それぞれの相互転化についての記述があります。 その原文と読み下しは以下になります。 【原文と読み下し】 ・・・ 水為陰、火為陽。(水は陰となし、火は陽となす。) 陽為氣、陰為味。(陽は気となし、陰は味となす。) 味帰形、形帰氣、氣帰精、精帰化。(味は形に帰し、形は気に帰し、気は精に帰し、精は化に帰す。) 精食氣、形食味、化生精、氣生形。(精は気に食(やしな)われ、形は味に食(やしな)われ、化は生を生じ、気は形を生ず。) 味傷形、氣傷精。(味は形を傷り、気は精を傷る。) 精化為氣、氣傷於味。(精は化して気となし、気は味に傷らる。) ・・・ 原文三行目から、 体内での転化について述べられていますが、 どのように起こっているのかを原文通り順番に読んでいくと、 一見このようになります。 味帰形、 「味(飲食物)」→「形(肉体)」 形帰氣、 「形(肉体)」→「気(人体を動かす力)」 氣帰精、 「気(人体を動かす力)」→「精(生命活動を維持する源泉)」 精帰化。 「精(生命活動を維持する源泉)」→「化(必要な気血などを他の物質から変化させる作用)」 さらに4行目以降も転化についてですが、 精食氣、 「気」→「精」 (「精」は「気」によって食(養)われる、という意味から) 形食味、 「味」→「形」 (「形」は「味」によって食(養)われる、という意味から) 化生精、 「化」→「精」 氣生形。 「気」→「形」 となります。 矢印は、物質などの生成の向きを示していますが、 「形」は「気」を生成したり(原文3行目)、「気」は「形」を生成したり(原文4行目)、 また「精」は、「化」を生み出し(原文3行目)、反対に「化」から生成される(原文4行目)とあり、 チャート図のように読んでしまうと、 混乱してしまう印象を受けませんでしょうか? ですが、ここでのポイントは、 これらの相互の関連は その調和が保たれているということが重要だということだと思います。 「気」→「精」などのようにそれぞれ別個で抜き出すのではなく、 これらをまとめて、 「味」→「形」⇄「気」→「精」⇄「化」 のように表してみると、「気」について、 例えば次のように意訳できると思います。 「飲食物を得た肉体からは「気」が生じ、 その「気」が充実していると生命活動の源泉である「精」も充実してくる。 その「精」が充実してくると、飲食物から体内に必要な気血を化する作用を生みだす。」 このように、単に、肉体から「気」が生じるというのではなく、 飲食物を得て充実した肉体から「気」が生じるという、 一連の流れが重要なのだと思います。 同様に、単に「気」から「精」が生みだされるというのではなく、 飲食物を得て充実した肉体によって気が生みだされ、 (肉体や気が充実するためには飲食物もしっかりしたものが必要だと思いますが) その「気」が充実してくると「精」が生みだされるということだと思います。 一連の流れが重要だということだと思います。 以下に、参考までに、上の原文の意訳を記します。 【意訳】 水は陰であり、火は陽である。 火である陽は、人体においては気であり、 水である陰は、飲食物(味)である。 飲食物によって肉体(形)は形成され、 飲食物を得た肉体からは気が生じる。 その気が充実していると、生命活動の源泉である精も充実してくる。 その精が充実してくると、体内に必要な気血に化する作用を生みだす。 すなわち、精を作り出すには気を消費し、 肉体は飲食物を得ることで成り立っているのである。 また、化する作用によって精は生まれ、 気によって肉体ができるともいえる。 しかしながら、これらの相互関連は、その調和が保たれている場合にうまくいくのであり、 飲食の不摂生・偏った飲食があると、その飲食によって肉体はかえって損傷され、 肉体が損傷するので気も弱り、気から充実するはずの精も傷られることになる。 まとめると、正しい飲食からは肉体や気が充実し、さらに精をも生み、 精が充実していくると気も充実してくる。 反対に飲食の不摂生や偏った飲食は肉体や気が弱り、 精を作り出すこともできなくなるということである。 すなわち気は精をよりどころとしているので、飲食の不摂生によって障害されるのである。  

雰囲気など

雰囲気 最近の状況になると色々自身の課題が見えてくる。   この課題を解決する為にも自分を柔軟にしよう。   どういう心持ちならその雰囲気になるか、どうすれば解除できるかも体感できた。   今は鍼灸師として生きていくための振る舞いが勉強になる状況だと思う。   自身の成長の機会として存分に活用させてもらおう。   環境ではなく自分を変える。   電車の中で 乗車中、座っていると横に人も座っていないのに隅に寄っている自分に気づく。   無駄な気遣い。   緊張が生まれて体が硬くなってしまっていた。   いらないものでした。     鬱 最近、鬱の雰囲気を鮮明に感じる事が出来た。   先にあると事前に察知できていれば避けれるものなのかもしれない。