学生・研究生によるブログ

学生・研究生による学びと発見のブログです。

舌診(05)

受付のTさんに、舌の研究の為にご協力頂きました。 表 裏 舌質 舌神:有神 舌色:暗舌 舌形:痩舌・瘀点・舌下脈絡の怒張と小点 舌苔 苔色:灰黄苔 苔質:薄苔・燥苔

練習会にて

先日、寺子屋生だけの練習会でのこと。 お互いを治療し合いました。 その際、上巨虚に鍼をしたのですが、受け手の側の人が置鍼の間、身体の中で起こるその刺激の行方を追っていたみたいで、足から徐々に昇って骨盤の辺りが腰も含めて温かくなったと言っていました。 その後、続いて公孫に鍼をしたところ、腰までの広がりが、首の辺りまで登ってきたそうです。自身で鍼を受けるのはそういう意味でもすごく勉強になるとも言われていました。 実際、自分自身では感じることができない感覚なので、私もその話を聞いて勉強になりました。 今まであまりそういう感覚の話は聞いてこなかったので、寺子屋でお世話になるようになってから、そんなものなのだなと知るようになり、一般の患者さん側にも普通に感じる人は感じているんだと認識するようになりました。 いつか私にも感じられるようになるといいのですが、やっぱり持って生まれた体質的な要素が大きいのでしょうか、今のところ不明です。

日々の発見

○ 格言 パニックを起こす私にも ポンっと思い出せる先生の言葉があって、 その言葉は大抵10文字以内ぐらいです。 カルテに書き留めた走り書きやメモを読み直たり、 先生とお話しして突き刺さるシンプルな言葉。 今の支えとなり、課題であり、目標となっています。     ◯ 波長が合う ガードが堅い患者さんだ、とそれとなく聞いていました。 「先入観は置いときましょう」 と下野先生から言葉をいただき、どんなもんかなぁと 患者さんの世界感にお邪魔してきました。 中々言葉では表現できませんが、 自然と問診、切経ができる不思議な経験をしました。 これを波長が合うという事だそうです。    

ただいま、寺子屋

国試と卒業式を終え 半年ぶりに寺子屋に帰って来ました。 そして本日国試の合格発表があり無事合格しました。 今日は国試でお休みしていた間のことを 書こうと思います。 寺子屋はお休みしましたが、 体調管理のため一鍼堂に通っていました。   秋の卒業試験前は胸痛、息切れ、動悸。 締め付ける服や下着が着れなくなりました。 コロナに罹患して以来、 のぼせと耳鳴りがひどく、 疲れるとすぐ喉が痛くなり ここで放置してしまうと 発熱して咳が止まらなくなります。 卒試直前は 「間食を避けるように」 と院長が仰っていました。 脾の負担を減らし、脳に気血が行くようにということかな? お世話になっていた漢方の先生が以前 「甘いもん食べたらアホになるし心が病む」 と言っていました。 しかし、この頃学校では脳に栄養が行くと ブドウ糖ラムネが大流行。 とにかく何事もほどほどにですね。   卒試が終わり、油断してファーストフードを食べた後、 コロナは陰性でしたが38度の熱が出て咳が止まらなくなりました。 下野先生が以前話していたことを思い出しました。 「クリスマス、正月明けは温病チックな人が多い」 去年高熱を出した時に、内科の先生が 「熱が出るのは胃腸を大切にせえへんからや」と 脂質カットメニュー表をくれました。 肝鬱で脾がコテンパに弱っているし 脂っこい食事、夜中のおやつ、 クリームと名のつくもの(アイス、ケーキ、チョコ)を避け 徹底的に和食生活することにしました。 冬になり、学校の暖房が暑くて逆上せが酷くなり 眠ることができなくなりました。 冬場寒冷となるべき時に反って温暖であったり、 厚着し過ぎたりしても精気を外洩れせしめ「陰虚」の体質を作ってしまう。 同気相求むですね。 香辛料を控えるように、 カイロ、ストーブ、入浴 直接熱に当たる事を避け 重ね着して暖をとる。 毎晩22時には寝る! 院長から生活指導もしていただきました。 「精を蔵さずして発生する所の温病」 精を蔵さず陰虚となり「陰虚伏熱」   国試が近づくにつれ 精神的に追い詰められ疲れがピークの中、 今年は立春と卒試が重なりました。 立春になると毎年決まって発熱する私は、 インフルもコロナの大流行もあり 異常に気が立っていて この頃から右の太白と公孫の間が痙攣し始めました。 脾が悲鳴を挙げてるのかなぁ・・・ 国試が終わるとピタッと止みました。 冬から春にかけての季節の変わり目 「木の芽時」に国試や入試がある日本は酷… 治療を通して面白いなぁ〜と思ったのが、 体の変化と治療後のリズムがわかってきたことでした。 そして鍼だけで乗り切れるか、 鍼の効果を妨げないように 秋頃からサプリも漢方もやめました。 治療の翌日は、力が抜けて木偶の棒になります。 「頑張れない日」ができました。 初めは勉強できへんやんか…と 嘆いたてましたが、 ちゃんと植物が育つように大地を整えて 上にばかり行こうとせんと 大地にも根を張れるように 敢えてそうしてくれてはるんやと思うようになりました。 翌々日からちゃんとヤル気スイッチが入りました。 コロナと切っては切れない3年間、 学校でマスクを外したのは卒業式が初めてでした。 コロナ世代やと悲観したこともありましたが、 後遺症に鍼が効くことも学べました。 師との出会い 鍼師を生業としたいと夢を抱く同志 応援してくれた家族や友人 満足いく学生生活が送れました。 これからやりたかった勉強をして 早く臨床に立てるようになります。 参考文献:「温病の研究」 楊 日超著  

『閃く経絡』を読んで

以前より、SNSで噂になってた本『閃く経絡』を読んでみました。 ---------------------------------------------------------- 『閃く経絡』 ”現代医学のミステリーに鍼灸の”サイエンス”が挑む!” 著者:ダイエル・キーオン 発行:日本の医道社 ----------------------------------------------------------- ダニエル・キーオンさんは医師として救急の現場に立ちながら、 キングストン大学で中医学を学び、後に北京に渡り就業を行ないました。 医師でありながら鍼灸師であるという立場で、経絡の謎を解明しようと試まれています。 鍼灸学校で習う解剖学・生理学の復習になり、 学生の立場としてはテストされているような感覚も正直あるのですが。。 医師としての立場らしく、淡々と表現されるグロテスクさも楽しむ事が出来ました。 彼の経絡に対するこの論証の一つ一つは、なかなか見ごたえがある様に思います。 実はこのような生々しい論理は好きだったりします。 この本の素晴らしいところは東洋医学に対する敬意が感じられるところです。 東洋医学の軸を動かさずに西洋医学の詳細を詰めていく方法は、 解明する探検の大変さも感じられますが、気持ち良さを同時に覚えます。 そして、医古文などを読む際に手助けとなるのが、現在の医学への探求があるという事は 太古の昔も医学に燃える医家がいるのだろうと信じる事ができるところでしょうか。 未来の優秀な方々によって、東洋医学の証明がなされていくことに夢をはせます。 以前に一鍼堂ブログの番外編として院長が挙げられていた三焦に関してのブログも添付します。 ↓ https://www.1sshindo.com/blog/zenith16946/

祖母の脈を診る。

祖母。94歳。要介護4。今年2月に脳梗塞。 30年前ぐらいに大腸癌→人工肛門。 発声はあれど会話は覚束ない。 食欲旺盛。 六部定位脈診……の真似事をしてみる。 …… 肝心脾肺腎のうち、腎が沈なのは予想通りだったか、脾がやたら強いのには腰を抜かした。 次いで、肺も強い。 肝心はかなり弱かった。 うーん、もっと色んな人の脈を診ないと比較ができん。

舌の観察 その2

家族の舌を引き続き観察。 ぎっくり腰になった日だったので、舌以外も観察し原因となるものは何なのかを考えてみました。 【舌】 舌尖:紅色 舌中:裂紋苔 乾燥→津液不足 痩薄→熱盛傷津 舌裏の静脈がはっきりしている→瘀血 【脈】 実脈?浮脈?しっかりと力のある脈 【腹診】 ぽちゃぽちゃ音がする以外はよくわからなかった。 下痢している。 背中に熱をもっていて触るとすごく熱い! 背中の色もところどころ暗いところがあり→瘀血 背中の質感はかさかさしておらずしっとりしている。あせもがありかゆみがひどい。左腰のはりが強い。 ぎっくり腰になる1週間前に口唇ヘルペスを発症しており仕事の忙しさからの疲れがあり。→脾胃の弱り? 脾胃の弱りから熱が生じて津液が不足? 瘀血はどこから?? まず脾胃を立て直せば良いのか? 経過観察していきます。

柴胡桂枝湯

まずは方剤の勉強から 柴胡桂枝湯 組成は小柴胡湯+桂枝湯からなっています。 小柴胡湯 柴胡 黄芩 ーー清熱和解 人参 炙甘草 大棗 ーー益気調中 半夏 生姜ーー和胃降逆 柴胡が肝胆の疏泄機能を調節し、少陽経気の流れを通じさせ、黄芩と合わせることで少陽経の邪熱を清する。本証は邪気が体質の虚に乗じて少陽系に入り込んできた病証なので、益気薬を用いて邪気の伝変を防ぐ必要がある。本方は清熱薬と益気薬を配合した扶正去邪の方剤である。 桂枝湯 桂枝ーー解肌発汗 温経通陽 芍薬ーー和営斂陰 生姜ーー桂枝の解肌発汗を補佐 大棗ーー芍薬の和営養陰を補佐 炙甘草ーー諸薬の調和 桂枝と芍薬は一散一収して衛気と営陰を調和する扶正去邪の方剤である。芍薬の収斂作用は、桂枝の辛散による正気の損傷を抑え、桂枝の辛散は芍薬の酸収による邪気の閉じ込めを防ぐ働きがある。 漢方方剤ハンドブック 東洋学術出版社 特に起床時と就寝前くらいによくゾクゾクした寒気を感じていたので、中医学的に考えると、衛気の運行が脈中と脈外の間で入れ替わるような不安定な時期に寒気を特に感じていたのかもしれません。 柴胡桂枝湯を飲み始めてからの変化ですが、確かに寒気はなくなったように思います。著しい寒波がなくなったということもあるかもしれませんけど... あと膈内のひきつり感もほぼほぼよくなったのではないかと思います。あと一年ぐらい前から急に視力が落ちた感じがしていて気になっていたんですが、それも回復しているようにも思います。特に夜に自転車に乗るような時はかなり見づらくなっていたのが、あれ?目がよくなってる?と思えるくらい、ライトで光るお店の看板や信号がクリアに見えるようになっています。肝は目に開竅するというので疏肝作用の改善の恩恵でしょうか。 でもまだ改善できていないところもあるので、ここに理気薬を加えてみたいです。  

動かし方など

  動かし方 自身の受けた治療について。 下焦を動かしたいからと言ってアプローチするところは下焦に直接的にアプローチすればいいとは限らない。 上からのアプローチは自身で受けたものでは2回目ですが、何故か新鮮に感じられ、治療翌日の動き方も今までと違う気がして勉強になりました。   標本? 症状には経絡・経筋など枝葉があるけども、それを考える時は臓腑でも同じ。 相剋・相生など五行では習いますがそう言ったものに限らない話で、あるのかもしれませんが書籍ではなかなか載っていない自身の知らない繋がりが隠れている。 何か教わった事で一つのキッカケで色んな関連したものが「バババっ!」と繋がっていく感覚。 自分の中で発見があるとても楽しい時間でした。 自分の体で灸を受けた時も同じ反応が出ます。   本体性振戦 調べると「原因はよく分からないけど震える状態」に付けられる病名。 場所は手指・頭・声に多いらしい。 薬はβ遮断薬が良く使われる。   陽明蓄血 現代語訳 宋本傷寒論 P422 「陽明の証があり、患者に健忘がある場合は、必ず蓄血がある。なぜかというと、その患者にはもともと瘀血があり、これが患者に健忘をおこさせている。大便は乾燥して硬くなっていても、かえって排便は容易で、しかも大便の色が必ず黒ずんでいる。この場合は、抵当湯で瘀血を攻下すればよい。」 役立ちそうなのでメモとして残します。 この本再販されないかな…   生き方 とても大切だと感じる出来事が最近多い。 どんな過酷な環境でも自分を失わず、自分の思う正しい生き方をして鍼灸師として治療にあたれる。 そういう治療家になりたい。   参考資料 現代語訳宋本傷寒論解説 東洋学術出版社 生島忍編著

良かった感覚

面白い体験が出来た。   できる限り沈んだ感覚で相手を感じれた。   その時は問診で特に何も聞いてなかったのですが、患部側の反応が大きかったので感じる事が出来た。   一連の流れから明らかにおかしくなってる箇所があって、そこで自分の気が当たるとバチバチバチ!となる。   イメージ的には   ーーーーーーーーー物質ーーーーーーーーーーーーーー   この何かが流れを止めていて、その箇所に症状が出ていたイメージ。   良い状態で入れたので、自分と相手の境界線がなく、相手の事が自分の事の様に感じれた。   その時の自分の心の状態のイメージはどんよりした暗さではなく、澄んだ暗さのイメージだった。     どこかの鍼灸師さんの話で男性でも女性の生理痛がわかるって話を聞いた事があるけど、あの感覚なんだろうか。   こう言ったことをもっと探って理論化して治療に役立てていく様にしたい。