張景岳曰、
明清時代、痰に関する研究は日増しに整備されていった。
張景岳は「痰には虚と実とがあり、・・・最良の治療は、痰を発生させない事である。これが天を補うということである。」
と述べている。(『中医病因病機学』第20章 痰飲病機)
気になりましたので備忘録として置いておきたいと思います。
先生方で『景岳全書』を購入するなら、”この出版社がおススメ”などあればご教授頂ければありがたく思います。
【参考文献】
『中医病因病機学』東洋学術出版社
膩苔が強い舌を観察します。
こんにちは稲垣です。
舌診について研究を重ねてまいります。
【前】
舌体は紫舌で、
舌尖から舌辺にかけての歯痕の部分に
赤みが強く感じらます。
舌尖に点刺が多く、舌尖より舌根にかけての
中央部分に黄膩苔が強い。
潤いが少ないように思います。
舌裏に関しては舌下静脈がハッキリと見え、
両側が暗く血の滞りを感じます。
【後】
今回は、刺鍼中もコミュニケーションをとりながらでしたので、
ゆっくりと休んで頂く形ではありませんでした。
舌面に関しては、変化は少ないですが
舌尖あたりの苔が少し引いて
舌体の色が見やすくなったように感じます。
舌裏の色調が明るくなったように感じるのと
両側の暗さが少し明るくなっていうように思います。
舌面の黄苔や潤いの少なさより
熱が強く津が焼かれているように感じます。
その熱の所在が重要に思いますが、
舌尖の点刺との共通点が気になります。
以前より練習として診させて頂いており
ひどい時は紫舌と膩苔が極めて強くなります。
化火をどのように抑えるのかが課題と思いますが、
舌裏からみえる瘀血が下焦を滞らせ、
気機を上昇させてる要因と考えております。
熱化させずに自身でセーブできる力を持つ事
を長期的に考えて施療を行っております。
経過を観察していきます。
最後の夏休み
切経を「練習」という気持ちで取組んでいて、気持ちが緩んでいました。
「学生」というポジションに甘えがありました。
「来年の今頃には臨床に立てるようにせんとな」
昨日に続き今日、2人の先生がお話しされました。
「はい」と即答できない、不安と焦り。
傷寒論を読み始め、原文を読めるようにと
先日父が漢文の読み方を教えてくれました。
後押しをしてくれる人々と寺子屋という恵まれた環境。
わからないなりにも、寺子屋で得たひとつひとつの経験を体に触れ手に染み込ませ、
自分なりに考察を重ねていきます。
寺子屋に来てもうすぐ1年。
あの頃よりかは少し成長できたかな⁈
学生最後の夏休みがもうすぐ終わります。
今日感じた経験を心に留め、
来年の今頃は臨床に立てるように
毎回、集中して本番のごとく取組むべし!
舌診(07)
受付のNさんに舌の研究の為にご協力頂きました。
即答にて快諾いただける皆さんに感謝しております。
表
裏
舌質
舌色:淡紅舌
舌形:嫰・胖大・点刺
舌苔
苔色:白黄苔
苔質:全体・薄苔
全体的に苔が少なく薄いのと、舌尖・舌辺に対しての点刺がみられる。
それより、各所に少なからず熱化の可能性をみます。
舌の出し方に力が無いように思える。
舌裏を観るときに舌の薄さが気になる。
舌態の力なき姿と薄さより生気の弱りを感じます。
臓腑配当は控え、舌象に注視し経過を観察したいと思います。
色は気の外見
ただいま難経の解説書を読んでいます。印象に残ったところをまとめてみました。
『難経鉄鑑』第一三難
顔面は「五臓の精華の府」である。
五臓はそれぞれ五行の色を具えている。
その色の変化は全て顔色に現れる。
顔面は正陽の場所であり、人身の上部にある。諸気は陽に属して上達するため顔面に集まる。
人身の気が外に現れたものを色と言う。
「色は気の外見」
気は陽に属し、動き回って一定の状態を保つことがないので顔色は良く変化する。
血は陰に属し、一定の状態を守る。
顔面の色が次々に変化していくのとは異なり、脈の場合は一定の決まりを述べることができる。このことが(難経)で脈の一定の部位を設けている理由である。
しかし、気の中にも血があり、血の中にも気があるため、気は色を主って脈を兼ね、血は脈を主って気を兼ねると考えるのが妥当である。
『難経鉄鑑』第一三難 たにぐち書店より引用
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読み返してみると、なるほど、納得な情報がいっぱいです。もっと望診を磨かなければと思いました。色と脈は連動しているんですね。
初めまして。
大阪の鍼灸学生で稲垣といます。宜しくお願いします。
もうすぐ後期単位認定試験が始まります。
試験勉強をしていると、食事が少量になってきます。
お腹いっぱいになって眠くなってしまうのも困りますし、運動不足もあったり、体重を増やしたくないのもあり。。。
そんな生活の中、年をめされた方で食欲が旺盛な方を拝見する機会がありました。年齢を重ねると食は細くなっていくものだろうと思っていましたが。
『養生訓』には老人の食に関しての注意喚起を目にします。
例えば、
「第二章 飲食 (23 老人は食を少なめに)」
”胃腸虚弱の人、ことに老人は、飲食に傷められやすい。味わいのよい飲食物に向かうときは、我慢をすべきである。節度を越えてはならない。心弱くては欲には克てない。心強くして欲に克つべし。”
僕が目にしたその方を考えるに、単純に”食い意地が張ってる”と、判断するには寂しく感じます。
もしかしたら、水穀の精微を得んが為の必死な姿なのかもしれない。
悩み(主訴)を発する途中なのかもしれないのでは。
それを鍼灸にて治療を考えると腎を補する法なのか・・心の障害を瀉する法なのか・・
もしかしたら、主訴を解消しても、それが最終ではないように感じます。
出典
『口語 養生訓』貝原益軒(日本評論社)
逆子の灸
学校の授業で、
逆子に効く灸は至陰であり、鍼灸師ならみんな知っている有名な経穴の一つだと教わりました。
でもなぜ至陰が逆子に効果あるといわれているのか?理由が気になるので調べてみました。
逆子は中医学では「腎の気に問題がある」と考えられる。
至陰は腎経ではなく膀胱経なのに、なぜつかわれるのか?
腎と膀胱は表裏の関係にある
中医学では表裏を応用した治療法が多様され、1つ1つのツボまで陰陽や五行に分類する。
至陰は「金」に属し「金」は「水」の母。
水(腎)を治療するので水の母である金に属するツボを選んでいる。よって至陰がそれにあたる。
(『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』著 小金井 信弘 より抜粋)
至陰を使うことは、逆子=至陰の灸と、ただ暗記するよりかは理解できたのですが、
では、腎経のツボをつかったら効果はどうなのか?
そもそも逆子は「腎」だけの問題なのだろうか?
気になるので、逆子について中医学の婦人科系の本なども読んでみて引き続き探ってみようと思います。
先週の患者さん
先週の患者さん
以前見たことのある空気感だった。
脾虚がベースにあり気遣いをされる方。
ストレスを受けていてもどこか他に気を使われている。
ストレスを受けたとしても体質や本人の処理の仕方で傷つく臓腑は違う。
また、自身がここが気になると先生に報告した穴で治療するとどうなるか。
以前別の患者さんで聞いた話を思い出した。
匙加減を間違うときっと暴発してしまう。
直接的、表裏と二つの側面から難しいのかと想像。
フットサル
鍼灸とは全く別の話です。
フットサル選手の感覚を知りたくて、
「ガチガチの個サルより緩い個サルの方がドリブルが難しくないか?」と聞いてみた。
帰ってきた答えがブレースピードが早すぎると相手によっては反応できないから、そういう時は自身のプレースピードも下げてプレーするらしい。
ガチガチならガチガチ、小学生なら小学生とそこに応じたスピードでプレーすると上手くいく。
とは言ってもやはり自身に近い方が楽で、小学生相手が一番難しいらしいです。
色々役立てそうな感覚だと感じました。
手
手で覚える。
この事を明日はより強く意識いこうと思います。
その為にもきちんと集中します。
周辺
どんな状況でも周りへの意識を忘れずに。
そこが抜けた瞬間治療どころでは無くなる。
気遣い
受付をしていて、診察券を返すときに予約時にメールアドレスを伝える。
その時に自身が不親切な案内だった。
その事実が自身の課題を表していると思った。
改めるべき点。
優しくないといけない。
第28回 はり師・きゅう師 国家試験。
令和2年2月23日、『第28回 はり師・きゅう師 国家試験』を受験しました。
解答速報での自己採点では、ある程度余裕をもって合格点を越えていますので、致命的なマークミスが無い限り大丈夫と思われます。
試験が終わって、”やり終えた感”の試験後を過ごしておりますが、
本日も朝の目覚めの時に「勉強せな!」と起きて・・
「あれ?模試?、、卒試?、、国試?、、、?、いやいや、全部終わってるやん。」
となってしまいました。
先生方にしてみれば、懐かしい感覚ではないでしょうか。
私のクラスは最後の一ヶ月間、皆が共に勉強する雰囲気が出来て、ラストスパートが上手くいった様です。
その結果、卒業できる者は全員、国家試験に合格点をクリアする事ができました。
それが、一番嬉しく思っています。
卒業式が3月に行われますが、変に気を使わずに最後の3年生の1日を皆と過ごせそうです。
院長はじめ、皆様には学生の期間中に大変お世話になりました。
お一人ずつに顔をみてお話が出来たら良いのですが、一先ずこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
本当に、ありがとうございました。
受付をしていると云う事で、各種勉強会に優遇措置にて参加させて頂き、院長のご厚意に大変感謝しております。
学生中の勉強会の一つ一つが貴重な時間であり、お世話になりました。
これからが本当の意味での勉強の始まりと考えております。
厚生労働省の正式な発表まで、まだ時間は少しありますが、
日々、医学の探求に精進して参りたいと思います。
宜しくお願い致します。
今日の一曲
Takaaki Itoh - Bloom After Broken Life
https://www.youtube.com/watch?v=8nnwbs_umFA
勉学や人生の諸問題で、煮詰まった時に、僕はたまにこれを聴き返す。
【破綻したあとに咲く、「何か。」】
こういう音楽を、勉強時のBGMに取り入れることがあります。
いったい、何回、聴いた(=破綻≒何か咲く)ことやら……
※林先生より「Blogは自由に、なんでも書いていい。」と承ったので、今後はこういう記事も増やしていきます。
※怒られたら止めます。















