脾胃が弱くなる
食べる量が充分ではない状態が続くことによって
脾胃が弱くなる、とは?(→水穀が入ってきても生気が精製されなくなる)
=虚弱になる?ということ? =病気になる?→昇降異常?
=機能が弱くなる?
脾胃の機能の主なもの:「納運(受納機能/運化機能)」
運化:飲食物を消化し吸収する過程であり胃と小腸が関わる。
失調すると消化吸収が阻害され食欲不振になる。
受納:水穀を受け入れる場所。水穀を腐熟させ水穀の精微へと変化させる。
胃は水穀で満たされることから水穀の海と呼ばれる。
胃が受納できる⇒食欲がある、ということ。
教科書ではそれぞればらばらに習っていることも、実際には
同じ身体の中で起こっていることであって機能が対立し、融合し合っている、のは
脾胃だけでなく他の臓腑もそうなのかもしれないな、と思いました。
臓腑の生理や機能についてあやふやになっていることが沢山あると感じたので
しっかりと復習することにします。
舌の考察など
六経弁証
何故か日本では太陽病→少陽病→陽明病→太陰病→少陰病→厥陰病 と教わる。
藤平健先生の論文も読んだが、腸チフスを元に話を展開されていて良くわからない。
熱論を崩すほどのものなのか。
元々傷寒論だと①太陽→陽明 ②太陽→少陽のパターンどちらも明示されてあるからそこに意味はないと思うのだけど、教科書では順序逆転。
先生に聞いてみてもあまり納得出来なかった。
色んな意見があっていいと思いますが、自身の中では邪気の進展を機械的に覚えないでおく事にしました。
恐る恐る
まだ全然自身の人をきちんとした条件で刺すといった経験は足りていませんが、散々強く刺される経験なら学校でしてきた。
人の治療がどうこうという事はどうでもいいのですが、自分の中に落とし込もうとして考えた時は
こうしてみたらどうだろう?と疑問が生まれる。
その中で「怖いもの知らずな鍼」は自分の目指すところではない。
では逆説的に「怖いものを知る鍼」ならどうなるのか。
刺す経験はないけど、先生方・寺子屋・受付で話した事や起こった事、そこで感じた事を鍼に落とし込めると近付くのかな。
刺す前に刺すイメージをしてみる。
実際刺すとどうなるのかな。
でもその前に相手の体が答えてくれる様にしよう。
猫
うちの猫が高齢(18歳)で最近は寿命も近いかなといった状態になってきた。
呼吸が深く吸えず荒くなる、腰の落ち、水を飲むとすぐに吐く、恐らく原穴であろう位置のスカスカ感、いつも寝転んでいる、嬉しくなると喉をならすゴロゴロの回数低下、聴力はずいぶん前から低下傾向 など腎を思わせる症状が出ている。
何とか残りを楽に過ごしてほしいので少しだけ手を加える様にしていると少し状態は落ち着く。
最後まで楽に、良い猫生であったなと感じてほしいものです。
舌の考察①
舌質・舌形
胖大傾向。
歯痕がみられ、ハリがない。
舌苔
表面的に潤っていて滑苔傾向。
舌色
表裏ともに色が薄く、裏が弱っている。
舌先に少し赤みが見られる。
その他
舌の出し方がデロンといった感じ。
舌診ではないが、口周りに白い吹き出物あり。
脈
中〜沈、押し切ると消える、尺部の落ちがあった。
緩と少し滑だった印象。
考察
舌の色や力のない出し方から臓腑の弱りが起こり、正気が建っていないと想定。
そのため気も上がり、舌先に色が偏る。
臓腑の弱りもあるために水を捌く力もないため停滞して過度な潤いが生まれる。
全体的な色調は気がいかないため出ていない。
脈と合わせて中焦、下焦を強めて正気を建たせる。
舌の考察②
舌質・舌形
胖大傾向。
舌色
こちらも舌先に少し赤みが目立つ。
表面に比べ裏が赤い。
少し色褪せが気になる。
舌先か辺縁部に黒い色調のものが見える。
舌苔
奥の方に膩苔が見られる。
黄色みがあるが恐らく飲み物(茶)の影響。
その他
舌の出し方としてある程度の力はある。
考察
膩苔から飲食物の停滞が見られる。
裏に熱を抱え込み、表面的な色褪せが見られる事から裏熱が陰分を傷つけている可能性がある。
辺縁部分の色調からも上焦〜中焦の境目に邪気の停滞が見られる。
抱え込んだ裏熱を取りつつ本質的な中焦を建てて舌を引き締め、膩苔も取れる様にする。
境目の邪気も直接的・間接的な方法はあるにしろ動かして取っていく。
六經病機(02)
太
(01)はなはだしい。
(02)とおる。
(03)おおきい。
(04)尊稱に用いる。→太后、太君など
(05)秦・大に通ず。
(06)夳に同じ。
(07)姓。
明
(01)あきらか。あかるい。
(02)あきらかにする。
(03)あきらかに。はっきりと。
(04)あける。夜がしらむ。
(05)よあけ。あけがた。
(06)あけて。つぎ。
(07)ひる。日中。
(08)あかるみ。
(09)おもて。そと。うわべ。
(10)ほがらか。
(11)おこる。ひらく。
(12)大きい。
(13)さかん。
(14)陽。陰の對。
(15)雄。雌の對。
(16)有形。
(17)この世。現世。
(18)かみ。神靈。
(19)日。月。星。
(20)天。
(21)賢人の述作をいう。
(22)よく治まる。ひらけた國。
(23)視力。
(24)たぐふ。
(25)水道。水の流れみち。
(26)ちかう。盟に通ず。
(27)萌に通ず。
(28)孟に通ず。
(29)猛に通ず。
(30)望に通ず。
(31)朝代の名。朱元璋が元を滅ぼし建てた國。
(32)諡。
(33)姓。
(34)眞言の異名。
少
(01)すくない。すこし。
(02)すこしく。わずか。やや。
(03)すくなしとする。不足に思う。
(04)そしる。かろんずる。
(05)しばらく。しばらくする。
(06)おとる。
(07)かすか。おとろえる。
(08)へる。
(09)かく。
厥
(01)石を発掘する。
(02)ほる。
(03)つくす。つきる。
(04)つく。突きたてる。
(05)病名。のぼせ。足が冷え、頭がのぼせる。
(06)その。それ。
(07)の。
(08)句調を調へる助辭。
(09)みじかい。又、尾の短い犬。
(10)石の名。
(11)ゆれ動くさま。
(12)蹶に通ず。
(13)橛に通ず。
(14)古は氒につくる。
(15)姓。
【参考文献】
『大漢和辭典』大修館書店
(太:第三巻763頁、明:第五巻763頁、少:第四巻89頁、厥:第二巻659頁)
『中医病因病機学』東洋学術出版社
備忘録(1)
アルバイトとして障害者の介助や老人の介護をおこなっておりますが、
今回は、とある方の入浴を介助いたします。
洗髪の際、
ゴシゴシ、ゴシゴシ、、
Aさん「もっと強くして下さい。」
稲垣 「大丈夫ですか?それでは。」
ゴシゴシ、ゴシゴシ、、(結構強くしてるけど大丈夫かな?)
Aさん「もっと強くして下さい。」
稲垣 「(゚д゚)!えっ(マジで!)。わかりました。」
ゴシゴシ、ゴシゴシ、、
Aさん「強くやり過ぎて、昔は血が出たことがあるんですが、それが良いんです。
HAHAHAHAHAHA。」
稲垣 「・・・。」
Aさん「でも、寝不足の時は強さに耐えれない時があるんです。」
★ ”養蔵”できない事での、”皮毛”への影響を思う。
今の状態
頭でっかちの石頭でありのままを受け入れることができない大馬鹿者。
そんな表現が今の自分に相応しい。
起きた現象に対して拾って集めた記憶にあるものを当てはめて喜んで…
そんな状態でそこに先入観無しで向き合えるのか。
そもそもそんな状態でありのまま受け取れているとでも思っているのか。
都合のいい部分だけ捉えて形を変えて頭に入れていないか。
こんな事をやっていたら全ての現象に申し訳ない気持ちになる。
人に対してもそう。
向き合うための準備が出来ていない。
もっと素直に、正直に生きたい。
こんなんじゃ薄っぺらい言葉しか吐けないし、行き着く先は量産型の人間。
変えないと話にならない。
今のところ対策として、朝起きた時に今起きている現象をそのまま受けとることを意識して(意識せず)、感じたことをノートに書き留めてみています。
朱丹溪の処方について。
反佐論
『たとえば近代の医家が宗とし法とするものに丹渓の書がある。その朱丹溪が呑酸を治療する際には炒黄連(さおうれん)を君とし呉茱萸(ごしゅゆ)を佐とする《左金丸》のが常である。また心腹が痛むものを治療する際には、山梔子(さんしし)を倍加して炒乾姜(さかんきょう)を佐とするとよいと言っている。このように寒薬を君とし熱薬を佐とするような処方の構成は、私には理解できない。もしその症状が熱によって出ているものなら冷やせばよいだろうが、どうしてさらに呉茱萸や生姜といった熱する薬を用いるだろうか。もしその症状が寒によって出ているものなら熱せばよいだろうが、どうしてさらに黄連や梔子といった冷やす薬を用いるのだろうか。・・・その疾病の原因を理解できないので、熱薬を用いたり寒薬を用いたりするのである。また、病状と方剤の寒熱が同じか違うかを判断できないので、その病気に対して真の見解を持つことができず、寒熱両方の見解を持ったまま治療していくことになるのである。これが医家における病の最たるものであり、自分自身を深く反省しよく戒めなければならないところである。』
黄連 :清熱燥湿、清熱瀉火、瀉火解毒
呉茱萸 :暖肝・散寒止痛、下気止嘔
山梔子 :清熱瀉火・除煩、清熱利湿、清熱涼血・止血、清熱解熱
炒乾姜 :温中散寒、回陽通脉、温肺化痰・化飲
左金丸(別名:回令丸、萸連丸):清肝瀉火、降逆止嘔
君薬 :主となる病態を治療するもので配合薬の中で最も重要なもの
臣薬 :君薬の作用を強めたり主証に付随する兼証を治療するもの
佐薬 :君薬・臣薬を補助するもの
使薬 :諸薬を調和したり服用しやすくするもの
張景岳は景岳全書の陰陽論の中で劉河間と朱丹溪を、陰陽に対しての治療方針について批判的でありましたが、反佐論の中でも丹渓の書を用いて説明がされています。
病因の把握、治療方針の見立てなど、歴代の医家達にも様々違いがあるように難しいところなのかと思います。
そして、そこが研究し続ける重要なテーマに思います。
【参考文献】
『現代語訳 景岳全書 伝忠録』たにぐち書店
『中薬学』東洋学術出版社
『方剤学』医歯薬出版株式会社
『新版 東洋医学概論』医道の日本社
閃輝暗点
先日、閃輝暗点というものを経験しました。
今までに経験したことがなかったので正直焦りました。
仕事をしていたら、右目の視野の真ん中が見えにくくなっていることに気がついて、ちょうど太陽などの強い光を直視した後に、その部分が緑っぽくなって見えにくい感じです。
おかしいなと思って目をつぶってみたらギザギザした半円状のものが見えてプリズムみたいに光ってました。それがだんだん大きくなってきてますます見づらい状態になってきたので、とりあえず近くに眼科があったので診てもらいました。眼科に着いた頃にはその症状はなくなっていましたが、診てもらった結果は片頭痛の前兆によく起こる症状の閃輝暗点だということでした。
私の場合は片頭痛は起きなかったですが、そういう人も多いそうです。とりあえず失明などの重症の前兆でなかったのでひと安心でした。
眼科では脳血管の痙攣が原因だといわれましたが、あとでネットで調べると発生のメカニズムはまだよく解明されていないようですが、今は視覚野の血管痙攣説よりも大脳皮質神経の機能不全が、視覚中枢の後頭葉から始まり、徐々に周辺に広がるという脳神経細胞の機能不全説が有力となっているようです。
何だか機能不全説の方が重症に聞こえるんですけど・・・
要するにその部分で気血不足が起こったんでしょう。そして原因はストレスです。
ストレスと言われると何でも納得させてしまう力がありますね。
美しさ。
東洋医学で言うと、
一般的にブラックボックス化されているイメージでした。
しかし、
林先生の治療をみて、それが改めて覆されました。
先生の治療はブラックボックス化させるのではなく、外部で症状として出ているものを、内部の原理や構造を理解し、それをわかりやすく伝える。
そしてそれに合った配穴する。
その治療に感動し、そして、美しさを感じました。
これが自分の目指す治療だなと。
生意気ですが、将来、自分にも治療ができるという根拠のない自信が湧いてきます。
想像すると、鳥肌が立つように心躍ります。
好きな人ができたような感覚で笑
好奇心と情熱を持って東洋医学に向き合いたいと思います。
方剤学(02)
ニンニクを多めに食しました。
私自身の二便について変化がありましたので、備忘録として。
疲労回復や滋養強壮などをイメージするニンニクですが、主に作用する臓腑や経絡が『胃』や『大腸』との事で調べてみました。
『中医臨床のための中薬学』においては分類として”駆虫薬”の章に配置されております。
大蒜(蒜頭、葫)
ニンニクは生薬名として、大蒜(たいさん)、蒜頭(さんとう)、葫(こ)等という。
〈性味〉
辛、温。小毒。
〈帰経〉
胃・大腸。
〈効能と応用〉
1:殺虫
鈎虫、蟯虫に対して用いる。
2:止痢
細菌性下痢に、単味を服用
3:止咳
肺結核(肺瘻)の咳嗽、百日咳(頓咳)などに用いる。
4:治瘧
瘧疾に用いる。
5:解毒消腫
皮膚化膿症の初期に用いる。
肺疾患や皮膚疾患にも応用があるところが、興味深く思います。
肺の”水の上源”、胃の”喜湿悪燥”など一定の水分量を共通にするところが気になるところです。
【参考文献】
『中医臨床のための中薬学』東洋学術出版社
『大漢和辭典』大修館書店
(葫:第九巻802頁)
『新版 東洋医学概論』医道の日本社
何気ないひと言
先日、久しぶりに寺子屋の実技練習に参加しました。
先生が何気なく仰った一言や、行動に、
ぼんやりと、悶々としていた事、
見落としていた!と気づいた事。
ちょっと視野が拡った感じで
ワクワクします。
1年前、数ヶ月前、数日前なら
先生の言葉がよく分からなかったかもしれません。
日々臨床に出て、疑問に思ったことがなければ、
今日得た気付きはなかったかもしれません。
些細なことでも
次から現場で活かそう!
勉強会や実技練習に参加すると、
モチベーションに繋がります。
分からない事、できない事を嘆くより、
それも楽しんでいけるくらい
肩の力を抜いていて歩んで行こうと思います。
















