学生・研究生によるブログ

学生・研究生による学びと発見のブログです。

視点

学校の帰りに人と喋りながら帰る。 難しい話ではなく、その人が今何を見ているものを教えてくれた。 自分とは違う視点。 そこに照準を合わせると今まで見えていなかった別のものが目に入る。 新しい発見があった。 何に合わせるか。 改めてとても大切な事だと思いました。 一緒に帰って良かった。 行動は大切!  

舌診(07)

受付のNさんに舌の研究の為にご協力頂きました。 即答にて快諾いただける皆さんに感謝しております。 表 裏 舌質 舌色:淡紅舌 舌形:嫰・胖大・点刺 舌苔 苔色:白黄苔 苔質:全体・薄苔 全体的に苔が少なく薄いのと、舌尖・舌辺に対しての点刺がみられる。 それより、各所に少なからず熱化の可能性をみます。 舌の出し方に力が無いように思える。 舌裏を観るときに舌の薄さが気になる。 舌態の力なき姿と薄さより生気の弱りを感じます。 臓腑配当は控え、舌象に注視し経過を観察したいと思います。

所見の記録 1

友人の体を診せてもらって その所見の記録。 もともとよく日焼けしていて色黒なのに 顔だけ抜けたように白い。 顔全体に乾燥の程度がきつく皺が深い。 そして、足首から下、特に踵は乾燥が顕著。 脈は細くタイミングがやや不規則だが 特にはやくうってはいない。 舌体は色が暗くてやや青みがかって見える。 薄白苔。 (続く)

体が重い

  先週から体調が変化してなかなか身体が重くてしんどい。   舌をみると真っ白な豆腐の粕の様なもので覆われており、脾募を労宮で触ると掌から抜けていく感じがし、指腹で触るとゆるゆるになっていて、両手が重い。   お風呂で温もると脾募が赤くなっていました。   数日前は入浴時、肺経が赤くなっていました。   関係あるかわかりませんが、最初に感じた身体の変化は1ヶ月くらい前で、胸のあたりに肌荒れが起こっていて、それが段々下に降りてきていた。   今は荒れが治ってきて少し脱皮し始めた。   調べると膜原に問題がある可能性もあるかも知れないと思った。   <中医臨床のための温病学入門> P136 「呉有可が「膜原は、外は肌肉に通じ、内は胃腑に近く、すなわち三焦の門戸、実に一身の半表半裏なり、邪は上より受け、直ちに中道に趨く、故に病は多くは膜原に帰す。」と述べるように、湿熱濁邪は膜原に鬱伏して、本証を発病しやすい。」   しかしこの邪が潜伏と言うけどもいつから潜伏しているかなど書いていないので気になる。   背中を診てもらっているとき膈のあたりがと言われた事があるが繋がっていないのか。   臓腑の働きが良くなると伏せていたものが浮き出てきたりすることはないのか。   気になるのでしばらく追ってみようと思います。     参考文献 中医臨床のための温病学入門 東洋学術出版社 神戸中医学研究会編著      

振り返って

○ 3/29 合格発表も終わり、 同じ県同士のクラスメイトとピクニック。 空と土と風と樹々の中で なんと爽快なことか。 どんな鍼灸師になりたいか 進路のことも語り合った。   ○ 3月下旬 繰返し基礎 国試では西洋医学ばかり勉強していたので 東洋医学をもう一度復習した。 各疾患を勉強をしたら、 臓腑の解剖学や生理作用や流注に戻る。 ほうほう、 基礎 ⇄ 応用の繰返しの必要性を改めて痛感。   ○ 4/2 直感 一鍼堂でお腹や背候診をすると 気色が浮き上がって見えます。 触れずとも「ここだ!」という時がある。 探そうと念じるのではなく、 とても冷静で素直な心持ち。 寧ろ、「ここだよー」って 自然と患者さんが教えてくれる という例えが近いかもしれない。   ○ 4/3 ① 脈診(寺子屋にて) 生まれつき脾が弱い人の 施術前と後の変化を診せてもらいました。 健康人の脈とは… 「胃の気の旺盛な脈」 しなやか、潤いがある、生々として力みがない “名状を以てするに難しき脈象のこと” (言葉にすること表現し難い脈) 施術前に寸・関を重按しても 僅かに触れるような脈でしたが、 施術後、脈形が細くても脈力が戻ってきた。 相対的に正気が上がり、これも善しとする。 「そもそもの体質を考慮すべきだ」 という先生の言葉を 心に留め、これから意識していきたい。   ○ 4/3 ②尺膚診 (寺子屋にて) 鍼治療を続けると 身体の変化に敏感になる。 あまり治療をしていない方の体は 言葉にし難い何か鈍い感覚があった。 尺膚診で足裏がジットリと濡れた感触、 陥凹すべき所が隆起している感触から 邪の性質を知ることで、 治療方針を立てていく。 一見肝鬱のように聞こえるが、 そもそもの本質は何か。 生体の中でどのような駆引きを展開させるか 先生の治療を聞くとワクワクした。     ○ 4/3 ③ 問診 初めて患者さんに問診させてもらいました。 「5分で問診から切経まで診てきて下さい」 と先生からお達しがあったが、10分オーバー… その後先生の問診を扉越しに聞く。 「花粉症はありますか?」 ではなく、 「花粉症は目、鼻、喉、頭痛などどこに出ますか?」 具体的な例を挙げると その後の弁証に役立つなと 教えていただけました。   ○ 4/5 色々あった日 新年度、新しい環境。 もう学生じゃないんやなと 急に襲う例えようのない不安。 勝手に緊張してピリピリ。 具合も悪くなって 集中できなくてまたピリピリ。 でも指摘されるまで気付かなかった。 「好きなものってなんですか?」 と受付さんに聞かれてハッとした。 Pinterestで密かに貯めている 好きなものコレクションが頭に浮かんだ。 自然と気持ちがアガる。 鍼灸の世界にいるから 鍼灸のことだけ考えなくちゃと 雁字搦めになって 肝心な時に気が散漫になり 集中できず空回りしていた。 「焦らんとやっていこう」 「楽しんで」 院長の言葉がありがたい。 自分のやり方で気持ちを切り替える方法を 模索していこう。 帰宅後、ノートの走り書きを目にする。 「和敬静寂」 静かな荘厳さの中に 何か穏やかな 人間の気が交流できるような雰囲気 脈診の心得の時に書き留めたものだが、 夜な夜な心に沁み渡る言葉でした。

基礎理論〜精、陰陽〜

初めまして藤原です。 院内にある「基礎中医学」は絶版になっていたので、同じ神戸中医学研究会編著の「中医学入門」から読み始めました。 学校で学んだ内容もありますが、理解不十分だったこと、新しく知ったこと、気になったことを中心にまとめてみます。 誤解していたら教えていただけるとありがたいです。 よろしくお願い致します。 〜基礎理論〜「精」と「陰陽(狭義)」 「精」生命エネルギーの基本物質。 水穀の精微から得られる「後天の精」 =「五臓の精」(各臓の実体である組織•器官を形成する物質) 五臓の精の余りから得られる「特別な腎精」(五臓の腎精とは異なる) 特別な腎精が命門に送られ「先天の精」の働きをかりて、全身の陰陽のもとになる「陰陽」を形成。「陰陽=腎陰腎陽=命門の火」 「元気」=「陰陽」であり、「気」とは別。 「陰陽(狭義)」は基礎物質の一つ。 すべての生理機能が必要とする生理環境を産出し維持する。 ※広義の陰陽である哲学的概念とは区別する。 命門でつくられた「陰陽」は三焦を介して五臓六腑に運ばれ「臓腑の陰陽」になる。 全身に到達するには「血」と「津液」に載り、「気」によって推動される必要があり、気•血・精・津液とは相互に不可分の関係。 「先天の精(生命の火)」は生命を維持して天寿を決定するが、天寿を全うできるか否かは「陰陽」の平衡状態が算出する生理環境と密接に関係。 逆に、「先天の精(生命の火)」が消えなければ「陰陽」の化生は持続。 (例え) ロウソクの芯(先天の精) 芯の燃焼(生命の火) ロウ(陰陽) 芯の燃焼を長く維持できるか否かはロウの質と量によって決まる。 •(狭義の)陰陽は基礎物質 •元気は気ではなく陰陽 •陰陽は五臓の精の余りから作られる •陰陽の作用は基礎物質が存在する環境(生理機能に必要な環境)の産生と維持

舞台など

舞台 主役をどこに置くか。 そこが以前からずっと課題として残っている。 受付でもこのシーンはこの人にやってもらった方がいいかな?と考えたりもするが黒子になる意識が薄い。 これはチームで行っている事。 受付時、一緒に働いている方々にやって頂いている事を思い返す。 上手い人達はサラッとして作意がないが、落としたところを助けて頂いている。 そうなる為にまずは太極的に、先の動きも考える。 感じられるところまでいければいいが、まずは考えてみる。 考えた上で考える事が違っていれば考えを捨てる。 自分の場合、内省して答えを出すというより、他からヒントをもらって練度を上げていきたい。 外を見る目を養う為にも意識を変えなきゃいけないな。 やり方は色々試していきます。   舌の考察①     色:淡紅 形:軽く歯痕舌、軽く胖大 その他:斜舌 裏は出すのに苦労している様子も窺える。 正気が無くて出せないというより、緊張して舌を操作出来ていない印象。 口の開け方、舌下静脈は偏る     脾気虚。 口の開け方や斜舌など偏りを感じる。 気の偏りがあるかもしれない。 また、舌下を見せるのに歯が見えるまで出すところに真面目で気逆を起こしやすい要素があると思われる。   舌の考察②     前回よりも舌下静脈付近の細絡が目立つ。 これも瘀血の症候としてみれそうか。 以前として強い歯痕舌が見られ、気虚の程度が強い。   考察③ 暗紅色、裏に熱がこもり、瘀血。 自身の体なので他の情報と一致させられるが、舌先右の赤みは右の上焦の停滞と一致させられるかもしれない。

始めまして、のご挨拶。

徒然なるままに、日暮らし、キーボードに向かいて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。 …… 始めまして。 某所にて、鍼灸学校での2年生をさせていただいております、仁と申します。 この度、ご縁があり、一鍼堂さまの東洋医学研究所で学生Blogを書かせていただくこととなりました。年齢は三十路半ば過ぎ、独身男性とだけ…… 私は2005年、メンタルや睡眠の不調をきっかけに鍼灸に出会い、それから寛解やぶり返しを繰り返しつつ、徐々に良くなってきていき、定期メンテナンスの意味も込めて、鍼灸の患者を13年ほどやってます。 また、その間、色々な鍼灸院を渡り歩き、一般患者向けの東洋医学の勉強会にも参加させていただいたことがあります。 なので、私の心身の中において、東洋医学については、偏った思想・知ったかぶりの姿勢が根深く存在します。 ひょんなことから、東洋医学をやる鍼灸師となろうと決意したものの、その偏った「どうしょうもない、もう一人の自分」と格闘している真っ最中です。 東洋医学の鍼灸医術は、他の医療職とは違うベクトルの勉強方法……中国を始めとした他国の文献(をベースにした日本製の教科書)をチェックし、それだけでなく、自分の感性、五感を研ぎ澄ます訓練・稽古を、心身にインストールしつづけなければなりません。 …… 要は、「ショッカーに誘拐されて、現在進行形で改造手術を受けさせられてる、昭和の仮面ライダー」の【候補生】といったところでしょうか。 ※適切な例えかどうかはさておき…… その【候補生】が、 ★「イーッ!」と叫んで騒ぐだけの「単なる戦闘員」という名の【モブキャラ】で終わるのか。 ★毎週、仮面ライダーに殺られる、気持ち悪いデザインの「怪人」という名の【当て馬】で終わるのか。 それとも………… ★「そこ」から逃げて、普通の人間には戻れない悲壮感を持ちながらも、腹を括って覚悟を決めて、【仮面ライダー】として生きていくのか。 正直、自分自身、全く自信がありません。 でも、乗りかかった船です。やれるだけやってみます。 …… 現在は、一鍼堂さまにおける、林院長の治療や先生方の勉強会や、各種鍼灸勉強会に参加させていただきつつ、また、学校で学んだことを活かし、試行錯誤・悪戦苦闘しながら、自分自身や家族・親族の病気・不調・不定愁訴を治療をしています。 ※人体実験…… それらの経験を生かして、中間目標としては、猛烈に高難易度になった、2020年度のはり師・きゅう師の国家試験の合格と、 それを通過点とし、さらには、2025年までには社会福祉士や精神保健福祉士も取得したいなと考えております。 (社会福祉士は2017年1月の国試で2点たりず、不合格……いつかはリベンジしたい。) また、将来的には、 ・自閉症スペクトラム障害や発達障害、精神疾患や睡眠障害などの、いわゆる「気の病」に強い鍼灸師になれないか? ・鍼灸・福祉・合気道を三位一体で組み合わせた、統合療育院ができないか? との漠然としたコンセプトと方向性を持ちながら、日々、基礎研究に励む毎日です。 ………… Blog記事のポリシーは、「Keep it rockin'!!」でいきます。 ですが、くれぐれも、「深夜に書いたラブレター」な記事を乱発する口先だけ人間にならないように、林先生はじめ、一鍼堂の先生方、諸先輩方、また読者の皆々様からのご指導ご鞭撻のほど、切によろしくお願いします。

初めまして。

大阪の鍼灸学生で稲垣といます。宜しくお願いします。 もうすぐ後期単位認定試験が始まります。 試験勉強をしていると、食事が少量になってきます。 お腹いっぱいになって眠くなってしまうのも困りますし、運動不足もあったり、体重を増やしたくないのもあり。。。 そんな生活の中、年をめされた方で食欲が旺盛な方を拝見する機会がありました。年齢を重ねると食は細くなっていくものだろうと思っていましたが。 『養生訓』には老人の食に関しての注意喚起を目にします。 例えば、 「第二章 飲食 (23 老人は食を少なめに)」 ”胃腸虚弱の人、ことに老人は、飲食に傷められやすい。味わいのよい飲食物に向かうときは、我慢をすべきである。節度を越えてはならない。心弱くては欲には克てない。心強くして欲に克つべし。” 僕が目にしたその方を考えるに、単純に”食い意地が張ってる”と、判断するには寂しく感じます。 もしかしたら、水穀の精微を得んが為の必死な姿なのかもしれない。 悩み(主訴)を発する途中なのかもしれないのでは。 それを鍼灸にて治療を考えると腎を補する法なのか・・心の障害を瀉する法なのか・・ もしかしたら、主訴を解消しても、それが最終ではないように感じます。 出典 『口語 養生訓』貝原益軒(日本評論社)

外界への扉

皮膚は外界と内界を隔ててくれる人体最大の臓器です。 (膈といえば、いろんな邪が停滞して潜んでいそうなイメージが湧きます) また皮膚は肺のように呼吸をしているといいますし、また体内の老廃物を汗として分泌排泄しているというのですから、五臓でいうと肺と大腸ということになります。 一方で「皮膚は内臓の鏡」とも言いますので、肺・大腸に限定するものでもなく、五臓全体と関わっている臓器ともいえます。 体表観察をしていると皮膚はいろんな情報を発信しているのを診てとれます。 ●肌の色、ツヤ感 くすんでいる、青ずんだ、焦げた、赤らんでいる、血の気が引いたなど ●毛穴の状態・肌目 ザラザラ、ゴワゴワ、ラップのような、シワシワなど ●肌の温度 冷えている、あったかい、熱いなど ●発汗具合 サラサラ、つるつる、カサカサ、しっとり、ベタベタなど ●肌の弾力・緊張・弛緩・膨隆・陥没 ブヨブヨ、ふっくら、もちもち、カチカチ、パンパンなど ●肌感覚 くすぐったい、ゾワゾワする、気持ちがいい、苦しい、チクチクする、痛いなど これらの情報が具体的にどういう状態を表しているのか、どの臓腑経絡からのメッセージなのかを読み取るのはまだまだ難しい部分も多いですが、今後、舌や脈、腹診などともっと紐付けできるようにしていけたらと思います。