学生・研究生によるブログ

学生・研究生による学びと発見のブログです。

はじめました

初めて投稿します。北山です。よろしくお願いいたします。お正月、実家でひたすら食べ物が出現する状況でしたので、飲食について調べてみました。 飲食物の摂取については、適量を維持することが最も重要であり、食べ過ぎたり(過飽)、食べる量が十分でない状態(過飢)はどちらも脾胃の機能を損傷させる、とありました。 バランス良く食べる事は大切ですし、食べ過ぎてしまうことが身体に良くないことはなんとなく体感としてわかるように思います。しかし身体は食物を摂取することで気血を生成するため、当然適切な量を食べないと気血は衰弱、減少する。気血が減少すれば正気が不足し、外邪の侵入を防げなくなってしまう。考えたら当たり前なのかもしれませんが、食べないことによるダメージは実感としてわかりにくいため(個人差?病のような状態になるまで時間がかかるから?でしょうか?)、食べ過ぎることと、食べなさ過ぎることが同じくらい脾胃にダメージを与えてしまうとは思っていなかったので驚きました。もう少し調べてみたいと思います。 【memo】 脾胃: 飲食物の栄養を運搬吸収する主要な器官 五味: 酸苦辛甘咸、食物成分、飲食物の総称 「五味口に入りて、もって五気を養う」(素問  六節臓象論篇)  

温煦作用は気の生理作用?

気の生理作用について。 気には推動・温煦・防御・固摂・気化の5種類の生理作用があると授業で教わった。 その時は特に疑問を持つこともなかったが、中医学の本に、 「温煦作用は陰陽の「陽」の機能であり、「気」の機能ではない」と書かれていた。 ”「陽」は温煦を主り「陰」は涼潤を主る。陽は温煦すなわち温熱性を主り五臓六腑・組織器官および気・血・津液・精を温暖にし、陰は涼潤すなわち寒冷と滋潤性を備え、陽の温熱性を抑制・調節し陽と共同協調して体温を一定に保っている。” (『新装版 中医学入門』神戸中医学研究所より抜粋) 一方で、 ”温煦作用は気の作用で、気は熱源として働き、気によって産生された熱により組織器官を温めすべての生理機能がスムーズに行われるようにする。” (『新板 東洋医学概論』 医道の日本社より抜粋) 温煦作用は陰陽?気?結局どっちなのだろう 読んでも答えはわからないので、疑問のままおいておくことにします。          

欲しかった本入手

  以前から欲しかった意訳黄帝内経太素が安値で売られていたので手に入れる事ができました。   まだ読み始めたところですが自身が内経を読んで疑問に思っていたところがハッキリ書かれていたりして勉強になります。   今回は勉強用のブログとして、書籍から学んだ事を書いていこうと思います。   本一辺倒にならない様に、モードを切り替えながら生活していこうと思います。   まだパラパラ読み始めたところですが、気になった部分の一部を書いていきます。   意訳黄帝内経太素 P131 五臓命分 「志・意と者(は)精・神を御し魂・魄を収め、寒・温を適え喜・怒を和す所以者也。」 P132 「志・意が和す則(と)精・神は専直(すなお)となり魂・魄は散ぜ不、悔・怒も至ら不、五臓が邪気を受けることは不矣(ない)」   ここでは志・意が切り離されていない点も気になる。   現代語訳 黄帝内経霊枢 上巻P161 本神篇 「物を任うゆえんの者これを心と謂う。意の存する所これを意と謂う。意の存する所これを志と謂う。」 全訳 内経講義 P201 「李中梓の注「意がすでに決まり、堅固になったものが志である。」」   記憶などで例えられた場合、意は短期記憶力で志は長期的記憶力と説明されていました。 (意の在する所これを志と謂う。)   医学三蔵弁解 P151 帰脾湯 「人参は心気を補い、遠志は腎中の志気を補います。心腎の二気がよく交通すると、脾気がその昇降の間を保ち、三臓の気が自然と充実してきます。」   帰脾湯は心脾両虚の薬ですが、心神不交も兼ねる。 しかし帰脾湯の物忘れの特徴的な現れ方は「直前の記憶がない」という点。 さっきまで何をしていたのか分からなくなる。(意病) でも、意志は切り離せるものではなく、実際に遠志という生薬で腎気(志気)を心に届ける過程で脾気(意)を巻き込んで治している。 この後のストーリーとして意志が安定して魂・魄なども安定、喜・怒も過剰なものが無くなればいいなと思いました。   参考書籍 意訳黄帝内経太素 第一巻 築地書店 小曽戸丈夫著 現代語訳 黄帝内経霊枢 東洋学術出版社 南京中医薬大学著 全訳 内経講義 たにぐち書店 田久和義隆訳 医学三蔵弁解 たにぐち書店 伴尚志 現代語訳

膩苔が強い舌を観察します。

こんにちは稲垣です。 舌診について研究を重ねてまいります。 【前】 舌体は紫舌で、 舌尖から舌辺にかけての歯痕の部分に 赤みが強く感じらます。 舌尖に点刺が多く、舌尖より舌根にかけての 中央部分に黄膩苔が強い。 潤いが少ないように思います。 舌裏に関しては舌下静脈がハッキリと見え、 両側が暗く血の滞りを感じます。 【後】 今回は、刺鍼中もコミュニケーションをとりながらでしたので、 ゆっくりと休んで頂く形ではありませんでした。 舌面に関しては、変化は少ないですが 舌尖あたりの苔が少し引いて 舌体の色が見やすくなったように感じます。 舌裏の色調が明るくなったように感じるのと 両側の暗さが少し明るくなっていうように思います。   舌面の黄苔や潤いの少なさより 熱が強く津が焼かれているように感じます。 その熱の所在が重要に思いますが、 舌尖の点刺との共通点が気になります。 以前より練習として診させて頂いており ひどい時は紫舌と膩苔が極めて強くなります。 化火をどのように抑えるのかが課題と思いますが、 舌裏からみえる瘀血が下焦を滞らせ、 気機を上昇させてる要因と考えております。 熱化させずに自身でセーブできる力を持つ事 を長期的に考えて施療を行っております。 経過を観察していきます。

方剤学(02)

ニンニクを多めに食しました。 私自身の二便について変化がありましたので、備忘録として。 疲労回復や滋養強壮などをイメージするニンニクですが、主に作用する臓腑や経絡が『胃』や『大腸』との事で調べてみました。 『中医臨床のための中薬学』においては分類として”駆虫薬”の章に配置されております。   大蒜(蒜頭、葫) ニンニクは生薬名として、大蒜(たいさん)、蒜頭(さんとう)、葫(こ)等という。 〈性味〉 辛、温。小毒。 〈帰経〉 胃・大腸。 〈効能と応用〉 1:殺虫 鈎虫、蟯虫に対して用いる。 2:止痢 細菌性下痢に、単味を服用 3:止咳 肺結核(肺瘻)の咳嗽、百日咳(頓咳)などに用いる。 4:治瘧 瘧疾に用いる。 5:解毒消腫 皮膚化膿症の初期に用いる。 肺疾患や皮膚疾患にも応用があるところが、興味深く思います。 肺の”水の上源”、胃の”喜湿悪燥”など一定の水分量を共通にするところが気になるところです。 【参考文献】 『中医臨床のための中薬学』東洋学術出版社 『大漢和辭典』大修館書店 (葫:第九巻802頁) 『新版 東洋医学概論』医道の日本社

意識

  受付にて 働いていて、脳がオーバーヒートを起こす様になる前の段階の自分の空気を変えないと。 一度先生が気を使ってくださり空気を変えて受付に戻った時の景色。 朗らかさな空気に包まれていた。 ああじゃなきゃいけないよな、鬼みたいになってはいけない。 そこから先にあるのは争いになってしまう。 真剣にやる事は大前提として、その向かうべき方向性を修正しないと。   …   その為にも言うべき事はハッキリ言う。 でも角が立たない様に言い回しなども増やして行こう。   先生方がやってることを見ればわかる。   やるべき事は沢山あるけど、真剣に楽しんで一つ一つクリアしていこう。   変える部分が沢山あるのはそれだけ本当の楽しみが詰まっている。   今までの自分の在り方に固執してもおもんない。   枠は取らないとな〜   勝手に自分が作った抑圧するものを外す。   どこまでもいけそうな感じになる。   逍遥ってこう言うことなのかな。   昔の中国なんて今より殺伐とした世界だったからこそ出来た発想かもしれない。     通じる 相手と同じ空気になった時、感情がこちらにも通じる。 相手の心の景色が浮かび上がる? 同じ反応が起こる? なんとも言葉で言い表し難いものですが、そんな体験がとても勉強になる。 波長の合う人と同じ状況になりやすい。   施術者目線に立つと、必然的に幅を増やしていく必要性が出てくる。 最近伝えてくださってるのもそういう事かなと感じる今日この頃です。   綺麗なところにいようとすんなよ自分。   そこから抜けたらもっと楽しいぞ。                     と書いてみたものの、 また葛藤が自分に向いた。   この意識では変化が薄まる。   意識のベクトルを変えていく。   相手のことをもっと観察。   内向きを外向きに。   その為にも空虚に、冷静に。

ぬたあん

試験期間なのでどうしても勉強しなければいけない。   全てではないけども、機械的に詰め込むものが多くつまらない。   詰め込む量が増えるとそれ以上は頭に入らなくなる。   そんな時は気持ちもいっぱいになっている。   だからちょっと休憩を挟む。   休憩中は両手にゴルフボールを二個ずつ持って内回し、外回しを行う。   肩で息をする様ないっぱいいっぱいの状況ではうまく回せない。   うまく回す為には   意識はどこに置くのか。   身体はどんな状態であるのか。   自由上肢の骨は本当に自由なのか。   うまく回せる様になると心が和らいでいる。   食事を摂る時にもその状態にする。   味を感じる。   感じる心は空っぽでなければいけないのだろうな。   老子にある知恵によって起こる煩わしさからの解放とはこれか。   バガボンドの宮本武蔵と吉岡伝七郎の対峙するシーンみたいだな。   変な無理はしない。   我が身が後回しになるからかえって先になる。   発見があったから嬉しい気持ちになった。   もっともっと広げていきたいけど、明後日から試験なので勉強しなければ…   一発胸を叩いとこう。

コロナの後遺症

明日から全国旅行支援が始まるとニュースが報じていました。 楽しいニュースの一方でコロナの後遺症で苦しんでいる人も多く、罹患した人の32%が何らかの後遺症が残っているとのことも報道してしていました。 主な後遺症をあげると 倦怠感 息苦しさ 臭覚異常 集中力の低下 記憶障害 抑うつ 頭痛 食欲不振 腹痛・下痢 脱毛などなど こう言った後遺症が罹患後、一年以上経っても続く場合もあるようです。 それによって日常の生活に戻れないで社会復帰できない人も多いとのことです。 なかなかこの新型コロナというものは今までにない厄介な感染症です。 また調べてみると、後遺症が起こりやすい人はというと、 高齢者に多い 女性に多い 重症だった人に多い 一言で言うと陽気不足の人たちだとも言えるのではないでしょうか。 子供は風の子で陽気が旺盛だが、高齢者は陽気不足で寒がり。 男性は陽の性質、女性は陰の性質が優勢 重症になった人は闘病により、かなり疲弊していると思われ、陽病が過ぎて陰病の状態になっている。 もともと陽気不足な体質なところ、そこに特異的な病邪であるコロナが入ってきて、打ち負かすことはなんとかできたんだけども、同時にあちこちの臓腑経絡も傷ついてしまったのではないでしょうか。その損傷部位により後遺症の出方が様々あるんだと思います。 ということは、ざっくりいうと不足している気を補う治療が基本となるのでしょう。 そういう意味でこう言った諸々の後遺症に対しては、西洋医学よりも東洋医学の方ができることは大きいと思います。      

積聚

ようやく酷暑の時期が過ぎ、少し秋の気配が感じられてやれやれです。今まで外気の暑さを避け、内にばかり閉じこもりがちだったので、これから少しずつ外への活動の機会を増やそうと思っているところです。 そんな中、新たな本を手に取りました。 読んでいて気になったところを抜粋して、自分の学びに繋げたいと思います。 以下 積聚治療 気を動かし冷えを取る 小林詔司 より 難経55難にいわく 病には積と聚とあるが、どのようにこれを区別したらよいか。 積は陰の気である。聚は陽の気である。 だから陰は沈んで伏し、陽は浮いて動く。 気の積むところを積と言い、気の聚まるところを聚という。 だから積は五臓の生じるところであり、聚は六腑の成るところである。 積は陰の気であるから、その始まりは場所がはっきりしていて、その痛み(病)はその場所にある。また上下、左右の境界も明確である。 聚は陽の気であるから、その始まりには場所がはっきりせず、上下の境もはっきりしない。痛みがあってもその場所が移動するから聚という。   以上をまとめると ①腹部の病を、積と聚の2種類に分けている。 ②積聚は、いずれも気である。 ③気に陰陽があり、積を陰の気、聚を陽の気とする。 ④そのため、積は固定的なもので判断しやすく、聚は移動性のもので判断しにくい。 この気の概念と陰陽観という2点を前提にすることで、腹部のあらゆる症状を網羅することになり、さらには肉体のあらゆる症状が腹部に投影されているとすることができる。つまり、腹部症状を積と聚という言葉で統一しているのである。 言葉の上では聚と積の2種類であるが、現象としては連続した気のあり方ということができる。 積聚治療との本当の特徴は、病症に具体的に現れた人体の現象そのものを気の集合体ととらえ、その視点で治療をしていくというその考え方にある。その前提として、気と陰陽の概念を、時間をかけてじっくり理解しなければならない。 積聚治療とは ◉すべての病症を気の概念で把握する ◉病とは気の偏りや滞りとみなし、その究極の原因を冷えとして把握する ◉治療とは人体の気を動かすことである まだ導入部分しか読んでませんが、この本は気の概念についての勉強になりそうです。

外邪の侵入経路

2022/02/01 外邪の侵襲に関する説明で、経絡より進入というところがピンとこないのは自分の体験が伴わないことが大きいからか。四肢にとるツボは同じ経絡上の痛みを緩和したり動かしたりすることから導かれた考えにあたるのか。そうならば他覚的に捉えられた事柄とそうでないものとが並列で列挙されていることが余計に捉えにくくしているように感じる。 2022/02/05 ある患者さんの所見からー腹壁が全体に気滞がきつかった印象の初診から3日、そのときとはガラリと印象とが違っていた。臍下の一部を除く他は適度な張りが見られる、その程度になっていた。自汗と各所に反応が見られた下腿もまるきり違っていた。状態の違いの裏にあるものが何か、結論は出ないが次回の経過を追う。 2022/02/06 丁寧に説明する、丁寧にやる、そんなことばかりに注力するのはもうやめだ。