学生・研究生によるブログ

学生・研究生による学びと発見のブログです。

歯痛

学校の東洋医学の授業で歯痛(歯に関係のない歯周辺の痛み)についてを習う。 私も歯痛になったことがある。痛みの性質としては、 痛みの場所は上の時もあれば下の時もある動く→気滞? キリで突かれるような刺痛→瘀血? 灼熱感を伴う痛み→熱証 下顎から歯根にかけて走る痛み→? 触ると鈍痛、歯肉腫脹 いろんな痛みが混在していたので、教科書の病症のように1種類の痛みでは例えられないし、病因も単純そうではない。教科書や病症分類は極端な例しか載っていないのではないか。 教科書では病症の一例として、肝火上炎で歯痛が起こると書かれている。 現在もストレスを感じた時は当時の1/10ぐらいの痛みが稀に再現される。 当時の歯痛は随伴症状と照らし合わせると、肝鬱気滞もしくは、肝火上炎への移行期だったのではないかと考察する。 今なら脈や舌も見て他の視点からも考察できるのに…と思うが、やっぱり歯痛は嫌だ。

中国の思想(01)

老子 一章 真理は固定したものではない 道可道、非常道。 名可名、非常名。 無名天地之始、有名万物之母。 故常無欲以観其妙、常有欲以観其徼。 此両者同出而異名。 同謂之玄。 玄之又玄、衆妙之門。 道を可とする道は、常なる道に非ず。 名を可とする名は、常なる名に非ず。 無は天地の始まりの名、有は万物の母の名。 故に常なる無は其の妙を観さんと欲し、常なる有はその徼を観さんと欲す。 この両者は同じ出にして名を異とする。 同じく、これを玄と謂う。 玄のまた玄を、衆妙の門とす。 【参考文献】 『中国の思想[Ⅵ]老子・列子』徳間書店

EBV

■EBウイルス(EBV:エプスタイン・バール・ウイルス) 国家試験は終わりましたが、確認の為に調べておりました。 今までは出題中の4択より1つを見つける知識に重点がありましたが、国試が終わって疾患を調べていると、欲しい情報が異なってきます。 例えば国家試験を見てみると~ (科目でいえば”衛生”や”病理”で出てきやすいのですが) 【過去問】 ウイルスが原因となる腫瘍はどれか? 1、甲状腺腫瘍 2、バーキットリンパ腫 3、ウィルムス腫瘍 4、グラビッツ腫瘍 《正解 2》 1、甲状腺腫瘍←ヨウ素不足、腺腫誘発物質の過剰摂取など 2、バーキットリンパ腫←EBウイルス 3、ウィルムス腫瘍(腎臓がん)←遺伝子異常など 4、グラビッツ腫瘍(腎細胞がん)←喫煙、高血圧、肥満、長期透析など キーワードとして、EBウイルスに関しては 『伝染性単核球症(B細胞にEBウイルスが感染)、バーキットリンパ腫、上咽頭がん、キス病』 ぐらいの知識が把握できていれば、正とするのか、誤とするのかは対応できると思います。 しかし、実際に疾患をお持ちの患者さんが来られたら、 国試のテクニックではなく、悩みに寄り添える知識が必要になってくるな・・と、 因みにバーキットリンパ腫を発見したのはデニス・パーソンズ・バーキット。 イギリス軍の外科医として植民地のアフリカで従事する際に、ウガンダで子供のリンパ腫と出合い、発見することになります。 そこから地理学的相関関係を調査する為に1万5千キロに及ぶ調査を行い、地域分布を調べる事となります。   ■戻気(れいき) 戻気は、癘気(れいき)・異気・疫気・疫毒・乖戻の気(かいれいのき)とも呼ばれる生物要因。 六淫以外の発病要因で、自然界あるいは生物体内に存在し、生命力と発病作用を備えおり伝染性と流行性をもつ。 『素問』   刺法論篇      「五疫の至るや、みな相染易し、大小を問うなく、病状相似たり」 『諸病源候論』疫癘病候篇     「病は長幼の別なく、ほとんどみな似ている」 『温疫論』  原病篇       「この気が来ると、老幼や強弱にかかわりなく、これに触ったものは発病する」 『温疫論』  原病篇       「都市に発生するものもあれば、村落に発病するものもあり、ほかに安全なところはない」 『温疫論』  原病篇       「邪は口鼻から入る」「呼吸する間に、外邪はこれに乗じる」 『諸病源候論』温病令人不相染易候篇「人が乖戻の気を感受して発病すると、病気は伝染し、ついに一門が滅亡し、外部にまで及ぶ」   【参考文献】 『中医病因病機学』東洋学術出版社

閃めく経絡

以前から気になっていた本を読んでます。図書館で借りれました。 「閃めく経絡」ダニエル・キーオン著 私は今まで東洋医学について記した本で、西洋人が書いた本を読んだことがありませんでした。振り返れば、ほぼ日本人か中国人で、韓国人は1人か2人くらいでしょうか。なのでとても珍しく感じました。ちなみにこの本はアマゾンでも好評価です。 著者はどんな人なのかと見てみたところ、救急診療専門医のイギリス人で、中国に留学して鍼灸を学ばれていたようです。 なので、もともと現代医学に明るく、特に発生学が得意なのか、その知識の上で鍼灸を学ばれて感じたことを掘り下げ、分析して想像した内容になっているのかなぁという印象を受けました。 著者は、「発生学からの知識に数学を取り入れて、鍼灸がどのように作用するか理解するようになる方程式を作り上げる。それは無限に複雑で美しい形であると同時に洗練された単純性を表したものになる。」ということを記しています。 今まで東洋的な言い回しに慣れてきた私には、いかにも西洋的な文面だなと感じざるおえませんが、このような考え方で西洋医学はここまで発展してきたのだろうとも思います。 まだ、この本を半分くらいしか読んでいませんが、著者は「気」とは何か、なぜ「経絡」がこのような配置になっているのかを、人体がどのように発生し、どのように作用しているのかを理解すれば明らかになると考え、発生学の見地から答えを見出そうとしています。 この後の展開が楽しみです。   近年、西洋圏でも東洋医学が盛んに学ばれ、人気があると聞いています。そうなることで、この著者のような人も増えてきて、今までになかったいろんな切り口で考えられるようになり、東洋医学もより発展していくかもしれません。そしてそうなればいいなとも思います。

楽しむ

  最近は鍼ではありませんが、切経を通じてでも人間性は大切だと感じる事が多いです。   馬鹿騒ぎする訳にはいきませんが、自分にとってはある種の明るさや前向きさは必要。   それが楽しむ気持ちに繋がると感じます。   過去へ執着しているより今を生きる。   どんな状況であれ今を一生懸命生きる。   絶望的な状況だと感じていても自分自身の捉え方次第で変わる。   雑念なんて抱いている時点で今を生きていない。   教えて頂いた歌も自分に必要なとてもいい内容でした。   学術・人間性など勉強しなければいけない事ばかりですが、どんな事であれ自分を戒めつつ楽しんでいければなと思います。   学校の勉強も楽しもう。   淡々としながら。

心に汗をかくと涙が出る

私はいつも電車で通勤しています。 先日、朝の通勤時に本を読んでいたら、たまたま文章の感動シーンとぶつかってしまい、不覚にも涙と鼻水でデロデロになってしまいました。 この頃はコロナ禍で常時マスクをしているので、鼻水はあからさまに見えずに済んで助かりましたが、マスクの中はひどい状態でした(笑) その時、何故急にさっきまで何ともなかったのに、一瞬で涙と鼻水が溢れるんだろうと不思議に思い、ちょっと考えてみることにしました。 涙と鼻水(涕) 五行色体表で考えると 木と金→肝と肺→魂と魄 もしかすると感動などで心(神)が乱れて正常心を保てなくなるのを防ぐため、魂と魄が代わりにその感情を浄化させるために涙や鼻水として体外へ排出するのではないかと考えました。   七情が臓気を損傷し、心神が乱され、異常反応が現れれば、それとともに魂病が出現する。魂魄は依存し合い、分離することができないので、また両者の異常が同時に存在することがよくある。〜中医病因病機学〜   という一文を見つけました。やはり涙と鼻水はセットになりやすい、切っては切れない関係のようです。  
どんな公園ができるか期待

脈診の勉強を通して

1年性のとき、学校の先輩に脈を診てもらったときのこと。 「(臓腑の)○○が弱ってる•••その上○○で○○やからこれはしんどいな」 現在と比べても、更にちんぷんかんぷんだった中医学の理論を ペラペラと展開されて、体調を心配してくれている様だったけど 何かこう「決めつけ」「レッテル貼り」をされたように感じて ムッとした記憶があります。 つい先日、学校の授業中あるベテランの先生に脈を診てもらったときに 「脾も弱いけど食べる力はあるね」などの言葉に そんなことまで分かるものなんだなあとの感想を抱く。 似た様な状況なのに、受け取ったものが全然違ったことに気がついた。 そして今回、1年性の時の感情には、自分よりも知識を持っている 先輩に対する嫉妬の様なものがあったのだと見返すきっかけに。 脈診の勉強はなかなか思うようには進展しなくて、 初学者の仲間とはいつも頭を抱えていますが、 経験不足で分からないなりに少しずつ見えているものも あるのかも知れないと思えました。ありがたいです。

針先、切経、治療報告

切経 経まずは形を追ってみた。 その後、手を当てる時にしっかり当たれば深さと方向が感じられた様な気がする。 また、その他の関連部位と反応を繋げても勉強になりました。 みるときの心の状態、大切だなと感じました。 変な緊張感は不要。 自分を作らない。 また、日常の訓練として、全てにおいて距離感を大切にしたい。   鍼先 学校で鍼を受けました。 よくあるパターンだったのでそこからどう動くのかは経験済みだったので自分でリカバリーできるか試してみた。 ただ自分のリカバリーする為の治療でも失敗を沢山しているので同じ穴でもやり方は変えてみた。 針先から伝わる感覚がいつもと違い、以前失敗した時と脈の前後の反応も違うのでここからどう動くか。 処置が今日なので明日以降どう変化するか楽しみです。   日曜鍼を受けて 結論から書いていくと翌日以降は調子が良くなって施術を受けさせてもらって良かったなと思いました。 お腹が弱ると自身の体感として猫背気味になるのでそのへんもピンとしましたし、翌日のある変化が起こったあとは脈も均等でした。 学校の授業での鍼などもあり、純粋な前後の状態を確認してもらえなかったのが残念なくらいです。 前後変化としては、その日はとても口が渇き、冷たいものを飲みたくなる現象と睡眠が浅いと言った状態になりました。 翌日、倦怠感があり何となく湯船に浸かったら変わるかなと思って入浴しました。 しばらく浸かっていると急にお腹が膨れて汗がひき、一瞬の不安感、吐き気が出た後、排便したくなり急いでトイレに駆け込むと排便と共に状態が良くなると言った経過でした。 その後の反応や施術後の変化を見ると選穴は合っていたはず。 後の反応は必ず起こり得るものなのか、もしくはコントロールできるものなのか。 自分が治療する時のために頭の隅に置いておこう。

日常ネタ

先日、薬局に処方箋を持って来られた患者さんのエピソードをひとつ。 (年齢は70歳前後の男性の方だったと思います。)   「市販の風邪薬を飲んでいても全然効かへんから、病院に行ってきたわ〜。」 「薬で胃がやられたんか、胃が膨れた感じになって食欲もなくて、全然食べたいと思わんねん。咳もまだ続いてるしな。まいったなぁ。」 「やっぱりちゃんと、初めから病院で診てもらって薬飲まんなあかんなぁ。」   と言われて、総合感冒剤と咳止めと胃薬をもらって帰られました。   そして7日間後にまた来局されて、また全く同じ内容の処方箋を持って来られました。   「薬全部飲んだんやけど、全然治らへんのや。」 「また同じ薬なんか?、先生にいろいろ言うたんやけどな。これしかないみたいやわ。」 そこで、改めて今どんな状態なのか伺ったところ。 一番は胸脇部が苦しい。 上腹部が張って苦しいので、食欲がない。 咳が続く。 咳をすると頭痛というわけではないけど、頭の表面がピリピリと痛む。 と言われていました。   全然一週間前と症状が変わっていない様子。 これがもっとも西洋医学の苦手な部分ですよね。と思わず思ってしまいました。 万人に対しての通り一遍の大雑把な処方しかない。 東洋医学的なアプローチなら、もっと的確にケアできるシチュエーションなのだろうなぁと、その患者さんの背中を見送りながら思った場面でした。

心得

4月からモデル患者さんを診る機会をいただいています。 治療を通して患者さんが感動する姿に 鍼師という職業はかけがえのないものだと感じます。 「こうなりたい!」と 憧れ目標にできる鍼師が目前にいるのですから。   先日、3名の患者さんを診させていただき、 それはもう今まで体験したことのないくらい クタクタになりました。 毎日何十人もの患者さんを治療する 先生方が超人に見えます。   一体何をどうしたか、思い出す事だけで精一杯。 記憶がないところもあります。 先生に教えていただいた言葉も 拾えなくなるくらいフラフラでパニックで悔しい。 「誰でも通る道ですよ」と下野先生は言います。   学術も実技もまだまだですが、 心身の持っていき方が一番難しいです。 臨床に出る上の心得や自分の立ち位置について 日々考えさせられます。 「自分」ではなく、「患者さん」が主役。 「自分」は横に置いといて… 自分が出来ないということへの 不安、甘え、恐れ、緊張など 諸々の感情が現場の空間や治療に影響します。 「自分の緊張ではなく、治療に対して緊張感を持つように。」 と院長も仰ります。 できないといっても、場数を重ねて 解決するものもあるかもしれません。 主語を自分としない方法も アドバイスをいただいたので 視点を変えてみます。 良いパフォーマンスができるように、 体力と集中力を温存する方法。 消耗しても回復する方法も課題です。 色々と書いてみましたが、 正直今回の件は具現化することが とても難しいです。   課題は山積みですが、 ラップを刻むように登っていけばと思います。