春
試験が終わり、色んなことに挑戦する余裕が出てきました。
色々調べていくと、1、2回生の時の様に好きな事に浸かっていき、その中で想像が膨らんで楽しいです。
最近は「生きるとは何なのか」といったテーマで調べ物を進めています。
その中で季節感というものも改めて取り入れたいと思いました。
今の季節で言うと春に何を感じるか。
1日1日と変わりますが、今は冬のキリッとした厳しさに比べてフワフワする日が多い様な…
色々体感しながら学びを進めていきます。
歯肉炎の治法
先日、左下の歯の虫歯治療で麻酔をした後、歯肉炎を起こし咽頭が腫れて食欲も落ちました。
内庭穴、合谷穴、下関穴、大迎穴に鍼をしましたが効果がありませんでした。
その日の夜中に顔の熱感と鈍痛で目が醒めました。
舌 やや紅 厚白膩苔
脉 浮、数、滑?
心窩部が重苦しくやや吐気伴う
前日、寝不足で肝火を増長させて、元来脾胃が弱っている状態で脂濃い物を食べてしまい食滞による胃熱が影響したのか。
脾が弱るから腎も弱るし、その逆も。
全てが影響しているようにも思います。
胃熱からくる歯痛には内庭穴と書籍にあり、内庭穴を探ると圧痛がありました。
しばらく置鍼して様子を見ました。
あまり効果を得られなかったので、舌の厚白膩苔が気になり陰陵泉を追加すると次第に痛みも引き脉も沈んでいきました。
後日…
左歯肉の腫れが中々引かない。
左通天周辺に圧痛があり、単刺で痛みが解消。
また後日…
ふた月前から上歯も歯根炎で治療中のため、治療後は炎症と鈍痛があります。
左下の歯肉炎も中々腫れが引かず痛みがありました。
下肢に熱があり、右上巨虚は虚し、左上巨虚に圧痛がありました。
左右反応点にお灸をすると、歯にダイレクトに響き拍動痛が憎悪。
次に鍼をすると痛みが治りました。
痛みを伴う場合は、対処療法も必要ですが、治病求本が大原則だと思います。
正気の弱りで歯肉や歯根が炎症しているので、痛みを取りながら病の本質も治療する選穴ができるように、これからの課題としていきます。
ただいま、寺子屋
国試と卒業式を終え
半年ぶりに寺子屋に帰って来ました。
そして本日国試の合格発表があり無事合格しました。
今日は国試でお休みしていた間のことを
書こうと思います。
寺子屋はお休みしましたが、
体調管理のため一鍼堂に通っていました。
秋の卒業試験前は胸痛、息切れ、動悸。
締め付ける服や下着が着れなくなりました。
コロナに罹患して以来、
のぼせと耳鳴りがひどく、
疲れるとすぐ喉が痛くなり
ここで放置してしまうと
発熱して咳が止まらなくなります。
卒試直前は
「間食を避けるように」
と院長が仰っていました。
脾の負担を減らし、脳に気血が行くようにということかな?
お世話になっていた漢方の先生が以前
「甘いもん食べたらアホになるし心が病む」
と言っていました。
しかし、この頃学校では脳に栄養が行くと
ブドウ糖ラムネが大流行。
とにかく何事もほどほどにですね。
卒試が終わり、油断してファーストフードを食べた後、
コロナは陰性でしたが38度の熱が出て咳が止まらなくなりました。
下野先生が以前話していたことを思い出しました。
「クリスマス、正月明けは温病チックな人が多い」
去年高熱を出した時に、内科の先生が
「熱が出るのは胃腸を大切にせえへんからや」と
脂質カットメニュー表をくれました。
肝鬱で脾がコテンパに弱っているし
脂っこい食事、夜中のおやつ、
クリームと名のつくもの(アイス、ケーキ、チョコ)を避け
徹底的に和食生活することにしました。
冬になり、学校の暖房が暑くて逆上せが酷くなり
眠ることができなくなりました。
冬場寒冷となるべき時に反って温暖であったり、
厚着し過ぎたりしても精気を外洩れせしめ「陰虚」の体質を作ってしまう。
同気相求むですね。
香辛料を控えるように、
カイロ、ストーブ、入浴
直接熱に当たる事を避け
重ね着して暖をとる。
毎晩22時には寝る!
院長から生活指導もしていただきました。
「精を蔵さずして発生する所の温病」
精を蔵さず陰虚となり「陰虚伏熱」
国試が近づくにつれ
精神的に追い詰められ疲れがピークの中、
今年は立春と卒試が重なりました。
立春になると毎年決まって発熱する私は、
インフルもコロナの大流行もあり
異常に気が立っていて
この頃から右の太白と公孫の間が痙攣し始めました。
脾が悲鳴を挙げてるのかなぁ・・・
国試が終わるとピタッと止みました。
冬から春にかけての季節の変わり目
「木の芽時」に国試や入試がある日本は酷…
治療を通して面白いなぁ〜と思ったのが、
体の変化と治療後のリズムがわかってきたことでした。
そして鍼だけで乗り切れるか、
鍼の効果を妨げないように
秋頃からサプリも漢方もやめました。
治療の翌日は、力が抜けて木偶の棒になります。
「頑張れない日」ができました。
初めは勉強できへんやんか…と
嘆いたてましたが、
ちゃんと植物が育つように大地を整えて
上にばかり行こうとせんと
大地にも根を張れるように
敢えてそうしてくれてはるんやと思うようになりました。
翌々日からちゃんとヤル気スイッチが入りました。
コロナと切っては切れない3年間、
学校でマスクを外したのは卒業式が初めてでした。
コロナ世代やと悲観したこともありましたが、
後遺症に鍼が効くことも学べました。
師との出会い
鍼師を生業としたいと夢を抱く同志
応援してくれた家族や友人
満足いく学生生活が送れました。
これからやりたかった勉強をして
早く臨床に立てるようになります。
参考文献:「温病の研究」 楊 日超著
気色と光
以前、先輩の先生から直接教わったことのあることだった。
今回、この文章に触れて改めてハッとさせられる
“「気色」というのは「色」ではありません。
「色」であれば光をあてればあてるほどハッキリしてくるものだけれども、
この「気色」というのは少し薄暗くした状態でうっすら浮上するもの ”
(引用:『鍼灸医学における実践から理論へ パート1』 P68)
先日、切経の練習をさせてもらう中で
背中は広くて目にとまる情報が多く拾いあげるべきものはどれか迷う、
と考えたことがあった
基礎となる理論が身についてないこと
情報を整理するための軸がないこと、
他にも理由はいくらでもあると思うが
拾いあげる情報がつながらず混乱しているとき、
この光のあて方のような意識からは程遠いことは確か
邪実や正虚を探るときに
ひとつ、これからの指針にしたい
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【参考文献】
『鍼灸医学における実践から理論へ パート1』 藤本 蓮風 著/谷口書店
臓腑について学ぶ(02)
伝導不随:大腸の腑氣の鬱滞と津液の不足により起こる。
大腸
〇 燥熱傷津(熱秘)
熱邪と糟粕が結びつき、津液を焼いて乾燥させる。
熱の原因として
「表寒が裏に入って熱化する」
「温邪が肺胃より大腸に順伝する」
「五志の異常が火化し、胃腸を攻撃する」
「味の濃いものばかりを食べて内熱が生じる」
〇気機鬱滞(気秘)
肝氣の鬱滞より脾胃の氣機も鬱滞し、腸道の伝導機能が動かない。
そして火化する。
〇気血虚衰(虚秘)
大腸の伝導能力がなくなってしまう。
排便後は疲れてしまう。
氣血の欠虚原因として
「普段から氣血が欠虚しており、津液が不足している」
「産後の陰血不足」
「長患いの為、脾肺の氣が虚す」
「年老いた為に元気が不足」
〇陰寒凝滞(冷秘)
腸道が温まらず氣機が停滞する。
冷やす原因として
「冷たいものを食べ過ぎ中焦の陽気が打撃をうける」
「長患いの為に脾胃が陽虚になり寒が発生する」
《私議》
氣がスムーズに動いているのか?水分量が適切なのか?との問いについて、
他の臓腑にも共通するのか、考察します。
鍼灸学生の頃、解剖学の先生に小腸と大腸の違いを質問した事がありました。
細胞の形態の違いなどから、大腸を「要は外ですわ。」と教えられた事がありました。
なるほど!と合点がいったのを覚えております。
【参考文献】
『中医病因病機学』東洋学術出版社
方剤学(02)
ニンニクを多めに食しました。
私自身の二便について変化がありましたので、備忘録として。
疲労回復や滋養強壮などをイメージするニンニクですが、主に作用する臓腑や経絡が『胃』や『大腸』との事で調べてみました。
『中医臨床のための中薬学』においては分類として”駆虫薬”の章に配置されております。
大蒜(蒜頭、葫)
ニンニクは生薬名として、大蒜(たいさん)、蒜頭(さんとう)、葫(こ)等という。
〈性味〉
辛、温。小毒。
〈帰経〉
胃・大腸。
〈効能と応用〉
1:殺虫
鈎虫、蟯虫に対して用いる。
2:止痢
細菌性下痢に、単味を服用
3:止咳
肺結核(肺瘻)の咳嗽、百日咳(頓咳)などに用いる。
4:治瘧
瘧疾に用いる。
5:解毒消腫
皮膚化膿症の初期に用いる。
肺疾患や皮膚疾患にも応用があるところが、興味深く思います。
肺の”水の上源”、胃の”喜湿悪燥”など一定の水分量を共通にするところが気になるところです。
【参考文献】
『中医臨床のための中薬学』東洋学術出版社
『大漢和辭典』大修館書店
(葫:第九巻802頁)
『新版 東洋医学概論』医道の日本社
新しい年
ようやくこの本が手に入りました。
このシリーズの傷寒論はもう読みました。
とても読みやすいです。でもどの本でもそうですが、一度読んだだけではあまり自分の知識に落とし込めません。何度も読み返すのが理想なんでしょうが、気になる他の本もたくさんあって辛いところです。
いつも朝の起床時に1時間ほど自習をしています。寺子屋でお世話になり始めてからの習慣になりました。自分なりに気に入っている習慣です。
これで更に帰宅後の夜にも自習の時間を作りたいのですが、身体の電池切れでなかなか習慣になりませんでした。
今年も新しい年が始まりました。また日々の生活を見直しつつ過ごして、新しい発見を楽しみたいと思います。
学校の実技の時間で
授業で、あるテーマのもと、足部、腰部、腹部のツボにお灸を据えることに。
足部で太渓、水泉、復溜との指示だったけど
若干変更してクラスメイトの足で冷えが気になるところにやってると
先生から、場所が違う、(実際にやっていたツボが)陽経だからお灸は駄目、
との指摘をいただく。
陽経だから、とだけの説明では言葉が足らない・・
消化するまでに少し時間がかかったけど、
指導の仕方にも色々あるのだなと考えることにしたら、
いま与えてもらっている環境について違う角度で見れることに気づく。
いよいよ週にひとコマだけになってしまった実技の時間を
次に活かせるように。
脈診について
長い年数をかけて習熟していくものと習う
書籍では列記されているけど、
遅数をみるのと、浮沈や虚実をみるのとでは全然ニュアンスが違うと考える
「ぴんと張った弦に触れたように、まっすぐで長くはっきりと触知できる」
このような書き表し方になるのは
脈気を捉えるためには、実際指先に触れる感覚を通して行うことになる為で
時間をかけて養っていくべきは、脈状分類の技術というより、脈に触れてリンクするため
の意識の向け方なのかも知れない
そもそも、この考え方は全くの検討違いなのかも知れないが今は分からない
疑問が変化した記録として
4月のこと。
4月から臨床現場で問診、切経をさせていただく
ことになりました。
先生が「5分で帰って来てください」
と仰っても、
患者さんのペースに嵌ると易々とタイムオーバー。
寺子屋の日の問診は
初日は2人、翌週は4人、今週4人。
え?問診はひとりじゃないの?
と内心焦りながらもやるしかない。
先生からの「愛ある鞭」です。
その後、証立てをするようにと
ご指導いただいていますが、
興奮して全くまとまりません。
問診、切経「だけ」だと思っていましたが
体力の消耗がとてつもなく激しいのです。
恥ずかしながら、問診と問診の合間の
考察中、寝てしまいました。
【4月の反省と課題】
1週目:
ただ症状を聞いてるだけ。
突っ込んで聞かないといけないこともある。
2週目:
自分を衛ること学ぶ。
切経の手の形の工夫を学ぶ。
3週目:
主訴に引っ張られ思い込んではならない。
本質が見えなくなる。
無心で5分短期決戦は集中できる。
色んな先生の言葉が寺子屋で飛び交います。
言葉で聞いていて分かった風になっていても、
自分で実際に体験しない事には分からんのだなぁと思うのです。
めちゃくちゃ緊張します。
緊張状態やと上手くいったためしがありません。
院長が「楽しんで」と仰っても
果たして、そんな日が来るのだろうか?
自問自答することもあります。
しかし、臨床を見学させていただくと
楽しくてたまらない。
そして、毎度毎度へこたれていても
身体がもちませんから、
学ぶ時、遊ぶ時、寝る時…と
メリハリをつけて、
心身共に解放する時間を作っていきます。
最近、通勤電車で
「老中医の診察室」 著:柯雪帆
を読んでいます。
先生たちが症例検討したり、
治療過程やカルテが記載され、
非常に興味深くワクワクします。
一鍼堂の臨床見学でも芽生える気持ちと同じです。
私もこんな風に寺子屋の仲間と
症例検討できるようになりたいなぁと思います。
先ずはひとつひとつ、
与えて下さった機会を大切に。
失敗を恐れず現場を「楽しむ」気持ちを
数%ずつ増やしていけばいきたいです。















