学生・研究生によるブログ

学生・研究生による学びと発見のブログです。

関衝穴

自分で自分のからだのうえで 経穴の反応を追う中で 様々なことをみる。 関衝穴近くをとるとき 緊張が解けて呼吸が一段深まる ことが(よく)起こる。 反応はダイレクトで即効性がある。 ただ、自分のからだの上だけのものなのか。 ある方から、 5本の指の中で 体幹に直接繋がっているのが薬指と 教わった時のことが思い出される。

陽損及陰

「陽損及陰」の項目を読んでいて 友人の所見が当てはまると思った。 長く患っているのでどちらが根本か。 陰虚症状が顕著、 いま特に行動面で陽が亢進していて、 でも 自分が彼に出会う前の暮らしぶりを 聞くとやはり当てはまるものを感じる。 これをどう処置に結ぶべきか。

処置後のからだで

切経で、腰部の経穴に 置鍼後にはその穴の部位を中心に 揺らぐように広がるものがあった。 (処置の前にそこに特に拾えるものが無かった) 処置後の患者は体の力が程よく抜けて 安心しているように見えた。 穴性について考察する起点にしたい。

脈診について

ある患者さんの脈を見せてもらった。 処置の前後で、自分には 脈の幅や硬さつまり形が(ほとんど)同じに思われた。 一方で 処置の後の脈には、 指腹を通りすぎた直後に伝わってくる 余波というか余力というか、 前に進む力の様なものが加わったと感じられた。 それが脈状の印象を確かに変える。 あるいは処置後であることを知る 自分の主観がそう感じさせるのか。 訓練を積んでいく中で、 今回の様なケースでも前後で形状の差異を 拾えるようになっていくのか。

腹診で 2

(前回の続き) 症状としては ・気鬱 ・浮腫み(下肢) ・睡眠は浅く、悪夢が多い 以前にお腹が似た状態だったときも、気鬱があった。 “分厚さ”は何がもたらすのか。 浮腫みとの関係か、精神状態や気鬱の表れか。 処置後には「硬さ」の密度が少し下がり、 ゆとりが生まれた印象を受けた。

腹診で 1

同じ方のお腹を定期的にみる中、 お腹全体に何か分厚い膜でも被さった様に 感じられる場合がある。 普段の お腹の柔らかさが感じられる時に 受け取れる、内からの感覚が感じ取れず、 温冷どちらも特に立っておらず、 鈍さ・硬さとして感じる。 (続く)

脈診で

患者さんの体を診せてもらい、 脈診で『やや数』として報告したところ、 「脈が細いからそう感じるかもしれないが速くはない」 と聞き、そのあとすぐ、実感を伴ってそれを知る。 処置後、テンポは同じで、脈幅が広がった。 指腹を通して受ける印象がガラリと変わる。 先程の言葉の意味をここで知る。 気血の流れを滞らせていた邪が動く様しむけた、 と説明を受けた。 こういう変化の仕方のときには、 調子が上向くことを予感させるものがある。 できるなら、明日や明後日の脈をみてみたい。

はじめましてのご挨拶

はじめまして。鍼灸学校2年生の赤澤と申します。 一鍼堂さんで治療を受けたことをきっかけに鍼灸治療に興味を持ち、 仕事を辞めて思いきって鍼灸の専門学校に入学したものの 入学してからもコロナ禍で授業が中断されることが度々あり、現在もオンライン授業がメインで なかなか通学できず、実技授業も思うようにできていないという現状に 何をしに学校に入学したのか心折れかけることが多々ありますが、 文句をいってもしょうがないので、今自分にできることに目を向けて、 卒業まで取り組んで行こうと思っております。 どうぞよろしくお願いいたします。        

切経で

切経で、 ある方の背中を見せてもらったときに 肌の表面の質感が、まるで境界線が引かれた様に その上下ではっきりと異なる様を見た。 境界線は、左右はそれぞれ肩甲棘に沿う様に見られ、 脊柱に近づくにつれ、より下方まで伸び脊柱で合する。 胃脘部のムカつきを主訴とする方で、 境界線の上方だけで、毛穴が一様に広がっている。 内部にこもる熱が体表に表れていると見てよいのものなのか。 前回(ひと月前)には気が付かなかった。 これからの経過とともに見守りたい。

所見の記録 2

(前回の続き) 眠りが浅いようで一度目覚めると 覚醒してしまって寝付けない。 譫語など、その他の症状から 心火亢盛は当てはまると言えそう。 陰分の枯渇が著しく、 同時に上気しやすく重しが効かない。 これにどう処置がとれるのか。(とるべきか) また、どのような経過をたどり、 バランスを取り戻していくのか。