学生・研究生によるブログ

学生・研究生による学びと発見のブログです。

肺陰虚証を勉強していて思った事2

乾燥する、という部分について思うところがあったので書いていきます。   咳をし過ぎる: 水分を失っていき乾燥する。 肺が乾燥し肺の熱が上逆することで咳になり、下気道、上気道、口腔内が 熱を受けて乾燥し、乾咳がでる。 津液が減るため?痰はない、または少量。   しゃべり過ぎ、エアコン、喫煙によっても乾燥する、また 久病によっても身体の潤いが失われることがあるとのこと。 煙が陽熱にあたり、その熱で乾燥すると聞きましたが 煙にあたることによって熱を受けるということなのか、それとも 煙を身体に取り込むことによって肺が熱を受けることなのか。 灸実技の授業で教室が煙だらけになっているときは、すごく 陽熱にあたっているということになるのか?   脾で作られた津液が肺にいき、乾燥により、粛降機能が働かなくなると 大腸や腎に影響がおきる。腎は根源的な陰をもつといわれていて そこが働かなくなることで、再利用できる津液を上昇させることができず 肺や全身に津液を運べなくないために熱を持った肺を冷ますことができなくなる。 肺は津液が少なくなってもひたすら上気道や体表に運んで発散させる。 (この機能は熱で弱まったりしないのでしょうか…?) 腎は再利用できない濁は膀胱を通じて尿となって排出される。 (再利用できる出来ないは、腎の機能?作用?の具合にも関係がある?)   身体が乾燥する病は「痩せる」場合が多いということですが 津液が減り、身体に潤いが足りないためにやせるということは 身体が海藻のように乾くと干からびていくような感じなのか。 色々考えていたら肺陰虚証を忘れそうになってきました。。  

LED光と五行

この前観たテレビ番組で、LED光治療を美容治療に活用する最新医療を特集していました。 LEDとは発光ダイオード(光る半導体)のことで、青色発光ダイオードは日本人が発明したとしてノーベル賞にも輝き、当時話題にもなりました。 今ではLEDは一般の家庭用電球として普通に利用されています。 それが最近では美容皮膚科などで美肌効果などを期待して利用されているそうです。 波長が短いと紫色〜青色 波長が長いと橙色〜赤色 光の色によって期待できる効果が変わるとのことで、その色と陰陽五行との法則性はあるのか気になったのでちょっと調べてみました。 ⚫︎青色 (期待できる効果) 皮脂の過剰な分泌を抑える アクネ菌を殺菌して、ニキビをできにくくする。 (考察)青色は波長が短いので、表皮に主に影響すると考えると、難経の菽法診でいう皮毛の部分に当たります。ここには脈外を流れる衛気のエリアで、皮脂の分泌の調整、殺菌は衛気とリンクしてそうですが、そもそも3 菽の肺のエリアです。東洋理論から言えば、白色であって欲しかったです。 ちなみに最近知ったのですが、青色は東洋医学の五臓六腑では三焦の色を表すんだそうです。 ⚫︎赤色 (期待できる効果) 真皮層にまで到達して、血行を促進し、新陳代謝をアップすることで美肌に導く。当然くすみやクマの改善のほか、ニキビやニキビ跡の炎症も抑えるといった表皮の再生も促す働きも期待できる。頭皮に照射すれば、薄毛にも期待できる。 (考察)赤色を照射することで、血脈の深さ(心)が活性化するのではないでしょうか。このエリアではリンクしているように思います。 ⚫︎白色 (期待できる効果) 波長がさらに長く、真皮のさらに奥にまで到達するため、赤色LEDと同様の働きがあるほか、筋肉層までアプローチすることも可能。筋繊維にアプローチすることで、シワやたるみの改善に期待できる。 (考察)白色は筋肉層とあるので、菽法診でいう 12菽 筋の深さ(肝)に相当します。本来白色は肺の色なので、こちらはリンクしませんでした。 ⚫︎黄色 (期待できる効果) 青色LEDと赤色LEDの中間の波長を持つ黄色LEDは細胞の修復機能をケアする効果があるとされているため、敏感肌のケア、ターンオーバの周期の改善に一定の効果を発揮する可能性がある。またリンパの流れの改善による、むくみ、たるみ、シワへの改善もしたいできる。 (考察)黄色は 9菽 肌肉の深さ(脾) です。運化の働きなどがある脾の働きにむくみ、たるみ、シワなどのキーワードがピッタリきます。 ⚫︎緑色 (期待できる効果) 痛みを抑制し、神経系の炎症を減らす可能性がある。 シミ治療。 (考察)緑色は肝の色です。12菽 筋の深さ(肝)になります。 確か神経は肝の分類に入ってたように思うのですが、自律神経にも影響していますし。シミも肝斑と関係がありそうです。 ⚫︎黒色 そもそも光に黒色などあるのだろうか・・・ ここは除外です。 まだまだLED光の医療活用は研究途上の部分が多いため、今後の新たな発見や利用応用による展開に期待したいところです。

心血虚証

心の血不足によって血脈が空虚になり、身体を滋養することができなくなる。 心血が不足すれば「神」にも影響が出る。 思慮過多、心労過多、目の使い過ぎ、血の生成不足(脾胃の失調からくる)などが原因。 心悸、怔忡、胸悶、眩暈、健忘、不眠多夢、顔面蒼白などの症状が現れる。 心血虚が痩せやすいのは、脾胃からの影響を受けて血の生成不足が起こり、 身体が栄養を吸収できないため。(舌もやせてくる) 心血が不足し、神を滋養できなくなると落ち着かなくなり、不安になる、心悸怔忡がおこる。 (眩暈や健忘が現れるのは血が少なくなり、髄海を養えないため)   - - - - - - - - -  - - - - - - - - - -...

五行大義(3)

炎上 火曰炎上。炎上者南方揚光輝、在盛夏氣極上。 故曰炎上。王者向明而治。蓋取其象。 古者明王南面聽政、攬海内雄俊、積之於朝、以助明也。 退邪佞之人臣、投之於野以通壅塞。 任得其人則天下大治、垂拱無爲。 易以離爲火爲明。重離重明、則君臣倶明也。明則順火氣。 火氣順、則如其性。如其性則能成熟、順人士之用。 用之則起、捨之則止。 若人君不明、遠賢良進讒佞、棄法律疎骨肉、 殺忠諫赦罪人廢嫡立庶、以妾爲妻、則火失其性、不用則起、 隨風斜行、焚宗廟宮室燎于民居。 故曰火不炎上。 火は炎上という。炎上なるもの南方に光輝を揚げ、盛夏にあって氣が極まり上がる。 故に炎上という。王なるもの明りに向かって治る。およそ、その象をとる。 明王、南面し政を聴き、海内の雄俊をとり、朝廷に積み、もって明を助ける。 邪佞の人臣退き、これを野に投げ、もって壅塞を通ず。 得たその人に任せ、すなわち天下大きく治み、垂拱になすなし。 易は離をもって火となし、明となす。離を重んじ、明を重んじれば、則ち君臣ともに明らかなり。明、則ち火氣の順なり。 火氣の順、則ちその性のごとし。その性のごとくは則ち能く成熟し、人士の用に順ず。 これを用いて則ち起こり、之を捨てれば則ち止む。 もし人君、明からずして、賢良に遠く讒佞に進め、法律を棄て骨肉を疎み、 忠諫を殺し罪人を赦し、嫡を廢して庶をたて、妾をもって妻となせば、則ち火はその性を失い、用いざるに起こり、 風に随いて斜めに行き、宗廟・宮室を焚き、民居を燎く。 故に火に炎上せずという。 【参考文献】 『五行大義』明德出版社 『漢辞海』三省堂 『易経』徳間書店

「11/10(土) 漢方薬「桂枝湯」を学ぼう!」の感想

講師は大原先生より学びました。 傷寒論より太陽病~厥陰病を説明され、 実際に桂枝湯を煎じ、飲用を楽しみながら温かい時間を過ごさせて頂きました。 学生の身で、混沌の日々を過ごしておりますが 通行人や電車で同乗する人達を観る際に、仕草や素行を観察してしまいます。 例えば この人は落ち着きがない、汗が多い、座り方が横柄、疲れてる、顔色が悪い、 歩き方、目の力強さ、物の持ち方、声の大きさ、、、、 その標は?本は? 虚している?、実している?、陽虚?、陰虚?、内熱?、肝気?、腎虚?、、、、と しかし、本日の漢方講座を経験すると、今までは力の入り過ぎた感覚で見ていた様に思いました。 飲用より身体を整えていく感覚を思うと 力を抜いて観察し、全体像より症状とか異変の把握に努めなくてはならないと感じました。 臓腑を補した影響が、体全体へと達すると思えたからなのでしょうか。 この”『補する』を重点とする”という事を 「10/7(日) 学生向け勉強会」後半戦の院長特別講座で教えて頂きました。 その後半戦のフィーリングは一つの起点となっていますが、共通項を得られたのが本日の収穫の一つです。 大原先生、お疲れ様でした。 いつも配慮頂く院長に感謝いたします。ありがとうございました。 【番外編】 (講座が終了し、方剤の効能についての雑談中) 大原先生 「・・は腎陽と腎陰の両方を補うんですよ。逆じゃなくて両方を補えるんです!」 稲垣 「なるほど、太極を大きくするのですか・・」 と返答した際の大原先生の顔が 『稲垣、易経できやがったな』的な顔は脳裏から離れません( ̄▽ ̄)

日々の発見

○ 格言 パニックを起こす私にも ポンっと思い出せる先生の言葉があって、 その言葉は大抵10文字以内ぐらいです。 カルテに書き留めた走り書きやメモを読み直たり、 先生とお話しして突き刺さるシンプルな言葉。 今の支えとなり、課題であり、目標となっています。     ◯ 波長が合う ガードが堅い患者さんだ、とそれとなく聞いていました。 「先入観は置いときましょう」 と下野先生から言葉をいただき、どんなもんかなぁと 患者さんの世界感にお邪魔してきました。 中々言葉では表現できませんが、 自然と問診、切経ができる不思議な経験をしました。 これを波長が合うという事だそうです。    

先々週の施術で

水分穴の少し右だったように思う。(今も反応あり) 刺入深度は1ミリか2ミリか。 置鍼開始して少しして、 息がうまく吸えていないことに気づく。 吐くことはできている。 入ってこない、がそのことに特に不安はない。 数分して抜鍼の後、それまでの状態をはずみに 誘いこまれるようにからだにもたらされた深い呼吸と何か。 横隔膜の動きが抑制されていたのか。 これも穴性のひとつにあたるのか。 他の方においても似た作用をもたらすのか。

難経十六難

先日、難経十六難を読みました。 印章に残ったところを書き留めてみます。 肝は色を司ります。 色は眼を喜ばせる原因となるもので、目は鮮麗なもの(鮮やかで美しいもの)をみるのを好みます。これが人情です。 →ふむふむ 芸術肌の人は肝タイプが多いのかも知れません。あくまでも個人の感想です。 肝が病んでいる時は、肝の本質的な性質が現れて、浄潔なもの(清浄で清潔なもの)を喜ぶようになります。 →いたって普通ではないでしょうか。これも人情だと思います。不潔で汚いものを好む人は少ないと思います。ひょっとして病んでいる時だから偏って過剰に好むようになるということでしょうか。例えば潔癖症みたいな感じ? 怒りは自分の思いと異なる時に表れます。自分の思いは陽であり、それと異なるものは陰です。陰が陽を抑える時、陰中の陽となり、春の少陽の状態と合致することになります。陽が抑鬱されると逆します。怒りは逆上の気ですので、肝木の本気が現れたものと考えることができます。 →肝気が条達できるように、自分の思いも大切にしてあげないといけませんね。 『難経鉄鑑』第十六難 たにぐち書店より引用

現代語訳 景岳全書

現代語訳 景岳全書 伝忠録 著:張景岳 訳:伴尚志 今の自分のレベルを考えたら、”原文からのディテールの正確さ”よりも 精度が落ちたとしても全体像の把握を優先したいと考え、 たにぐち書店さんの景岳全書を選択しました。拝読いたします。 いきなり、劉河間や朱丹溪をディスっているので、 何故そういう考えに至ったのか・・理由を知りたいと思います。 【参考文献】 『現代語訳 景岳全書 伝忠録』たにぐち書店

動かし方など

  動かし方 自身の受けた治療について。 下焦を動かしたいからと言ってアプローチするところは下焦に直接的にアプローチすればいいとは限らない。 上からのアプローチは自身で受けたものでは2回目ですが、何故か新鮮に感じられ、治療翌日の動き方も今までと違う気がして勉強になりました。   標本? 症状には経絡・経筋など枝葉があるけども、それを考える時は臓腑でも同じ。 相剋・相生など五行では習いますがそう言ったものに限らない話で、あるのかもしれませんが書籍ではなかなか載っていない自身の知らない繋がりが隠れている。 何か教わった事で一つのキッカケで色んな関連したものが「バババっ!」と繋がっていく感覚。 自分の中で発見があるとても楽しい時間でした。 自分の体で灸を受けた時も同じ反応が出ます。   本体性振戦 調べると「原因はよく分からないけど震える状態」に付けられる病名。 場所は手指・頭・声に多いらしい。 薬はβ遮断薬が良く使われる。   陽明蓄血 現代語訳 宋本傷寒論 P422 「陽明の証があり、患者に健忘がある場合は、必ず蓄血がある。なぜかというと、その患者にはもともと瘀血があり、これが患者に健忘をおこさせている。大便は乾燥して硬くなっていても、かえって排便は容易で、しかも大便の色が必ず黒ずんでいる。この場合は、抵当湯で瘀血を攻下すればよい。」 役立ちそうなのでメモとして残します。 この本再販されないかな…   生き方 とても大切だと感じる出来事が最近多い。 どんな過酷な環境でも自分を失わず、自分の思う正しい生き方をして鍼灸師として治療にあたれる。 そういう治療家になりたい。   参考資料 現代語訳宋本傷寒論解説 東洋学術出版社 生島忍編著