LED光と五行
この前観たテレビ番組で、LED光治療を美容治療に活用する最新医療を特集していました。
LEDとは発光ダイオード(光る半導体)のことで、青色発光ダイオードは日本人が発明したとしてノーベル賞にも輝き、当時話題にもなりました。
今ではLEDは一般の家庭用電球として普通に利用されています。
それが最近では美容皮膚科などで美肌効果などを期待して利用されているそうです。
波長が短いと紫色〜青色
波長が長いと橙色〜赤色
光の色によって期待できる効果が変わるとのことで、その色と陰陽五行との法則性はあるのか気になったのでちょっと調べてみました。
⚫︎青色
(期待できる効果)
皮脂の過剰な分泌を抑える
アクネ菌を殺菌して、ニキビをできにくくする。
(考察)青色は波長が短いので、表皮に主に影響すると考えると、難経の菽法診でいう皮毛の部分に当たります。ここには脈外を流れる衛気のエリアで、皮脂の分泌の調整、殺菌は衛気とリンクしてそうですが、そもそも3 菽の肺のエリアです。東洋理論から言えば、白色であって欲しかったです。
ちなみに最近知ったのですが、青色は東洋医学の五臓六腑では三焦の色を表すんだそうです。
⚫︎赤色
(期待できる効果)
真皮層にまで到達して、血行を促進し、新陳代謝をアップすることで美肌に導く。当然くすみやクマの改善のほか、ニキビやニキビ跡の炎症も抑えるといった表皮の再生も促す働きも期待できる。頭皮に照射すれば、薄毛にも期待できる。
(考察)赤色を照射することで、血脈の深さ(心)が活性化するのではないでしょうか。このエリアではリンクしているように思います。
⚫︎白色
(期待できる効果)
波長がさらに長く、真皮のさらに奥にまで到達するため、赤色LEDと同様の働きがあるほか、筋肉層までアプローチすることも可能。筋繊維にアプローチすることで、シワやたるみの改善に期待できる。
(考察)白色は筋肉層とあるので、菽法診でいう 12菽 筋の深さ(肝)に相当します。本来白色は肺の色なので、こちらはリンクしませんでした。
⚫︎黄色
(期待できる効果)
青色LEDと赤色LEDの中間の波長を持つ黄色LEDは細胞の修復機能をケアする効果があるとされているため、敏感肌のケア、ターンオーバの周期の改善に一定の効果を発揮する可能性がある。またリンパの流れの改善による、むくみ、たるみ、シワへの改善もしたいできる。
(考察)黄色は 9菽 肌肉の深さ(脾) です。運化の働きなどがある脾の働きにむくみ、たるみ、シワなどのキーワードがピッタリきます。
⚫︎緑色
(期待できる効果)
痛みを抑制し、神経系の炎症を減らす可能性がある。
シミ治療。
(考察)緑色は肝の色です。12菽 筋の深さ(肝)になります。
確か神経は肝の分類に入ってたように思うのですが、自律神経にも影響していますし。シミも肝斑と関係がありそうです。
⚫︎黒色
そもそも光に黒色などあるのだろうか・・・
ここは除外です。
まだまだLED光の医療活用は研究途上の部分が多いため、今後の新たな発見や利用応用による展開に期待したいところです。
神闕
寺子屋で診させていただいた臍は独特な形状でした。
「臍の形状は深く落ち込んでいた方が良い」
と書籍などに記載があります。
色々と空間論の話は読むが中々理解ができません。
臍の「気の偏在を診る」とはどのような診察意義があるか再度整理していきます。
【臍(神闕)及び臍周の見解】
1.臍の形の傾斜(変形)は気の偏在(邪の方向性)を示す。
2.臍周囲の緊張・膨隆は肝気と関わりがある(気滞)。
睡眠不足で神経が疲れているとき等は、臍周囲の邪(膨隆、緊張、動悸、冷え等)がみられる。
3.臍周の弛緩は生気の弱りを示す。
甚だしい場合は臍が中心から移動する。
4.臍周の気の流れの方向は時計周りである。
臍もまた、腹部の肌肉を大地と見立てた時に、地形が崩れて形状が変わるのだと思いました。
臍周囲の肌肉が上部に引きつれ緊張した場合は上逆を示し、相対的に下に引っ張る力が劣り肌肉も弛緩して平衡が崩れていることを示しているそうです。
臍の形状だけではなく、周囲の肌肉の状態を切経することで、気のベクトル=「気の偏在」を診ることが重要だとわかりました。
臍周囲の緊張、膨隆などは肝気と関わるとありますが、引っ張られる方向が左右だと肝相火に関与するのか?
腹診は邪を診ているのであるのであれば、
臍とはまた区別して考えるべきか⁈
ちょっとわからないので実践を積みながら観察していくことが、これからの課題です。
臍の中央、神闕穴についても調べてみました。
【神闕】
臍中、気舎、闕会、維会、命蒂、気合 等の別名がある。
神闕という名は外台秘要よりはじまった。
神は心に蔵される。
闕は宮城の門観である。
故に神闕は神の出入りする門である。
救急療法に用いられる所以である。
「闕」とは宮殿の門。転じて、天子の居る所。
宮城。
任脈上で心包絡の膻中穴と同じ名前でもあり、
「膻中は気の海たり」と言われることから
神闕は気の様子を伺う穴として重要そうです。
「臨床を重ねていくうちに分かるようになってきますよ」
と下野先生も仰っていました。
腹証奇覧ならぬ、臍証奇覧のようなものが
できてくるのかもしれません。
楽しみです。
【参考文献】
「鍼灸療学基礎学」 代田文誌 著
「体表観察学」藤本蓮風 著
「経穴解説」 藤本蓮風 著
『閃く経絡』を読んで
以前より、SNSで噂になってた本『閃く経絡』を読んでみました。
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『閃く経絡』
”現代医学のミステリーに鍼灸の”サイエンス”が挑む!”
著者:ダイエル・キーオン
発行:日本の医道社
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ダニエル・キーオンさんは医師として救急の現場に立ちながら、
キングストン大学で中医学を学び、後に北京に渡り就業を行ないました。
医師でありながら鍼灸師であるという立場で、経絡の謎を解明しようと試まれています。
鍼灸学校で習う解剖学・生理学の復習になり、
学生の立場としてはテストされているような感覚も正直あるのですが。。
医師としての立場らしく、淡々と表現されるグロテスクさも楽しむ事が出来ました。
彼の経絡に対するこの論証の一つ一つは、なかなか見ごたえがある様に思います。
実はこのような生々しい論理は好きだったりします。
この本の素晴らしいところは東洋医学に対する敬意が感じられるところです。
東洋医学の軸を動かさずに西洋医学の詳細を詰めていく方法は、
解明する探検の大変さも感じられますが、気持ち良さを同時に覚えます。
そして、医古文などを読む際に手助けとなるのが、現在の医学への探求があるという事は
太古の昔も医学に燃える医家がいるのだろうと信じる事ができるところでしょうか。
未来の優秀な方々によって、東洋医学の証明がなされていくことに夢をはせます。
以前に一鍼堂ブログの番外編として院長が挙げられていた三焦に関してのブログも添付します。
↓
https://www.1sshindo.com/blog/zenith16946/
脾胃が弱くなる
食べる量が充分ではない状態が続くことによって
脾胃が弱くなる、とは?(→水穀が入ってきても生気が精製されなくなる)
=虚弱になる?ということ? =病気になる?→昇降異常?
=機能が弱くなる?
脾胃の機能の主なもの:「納運(受納機能/運化機能)」
運化:飲食物を消化し吸収する過程であり胃と小腸が関わる。
失調すると消化吸収が阻害され食欲不振になる。
受納:水穀を受け入れる場所。水穀を腐熟させ水穀の精微へと変化させる。
胃は水穀で満たされることから水穀の海と呼ばれる。
胃が受納できる⇒食欲がある、ということ。
教科書ではそれぞればらばらに習っていることも、実際には
同じ身体の中で起こっていることであって機能が対立し、融合し合っている、のは
脾胃だけでなく他の臓腑もそうなのかもしれないな、と思いました。
臓腑の生理や機能についてあやふやになっていることが沢山あると感じたので
しっかりと復習することにします。
一年経過
一鍼堂の寺子屋でお世話になり始めて、今月で1年が経過しました。
この一年の時の流れが早かったのか遅かったのかどちらか改めて振り返ってみて、どちらなんだろうと考えてみましたが、正直即答できる感じではなく、ハッキリわかりませんでした。
早かったように感じますし、遅かったようにも感じます。
ただ充実した1年であったのは間違いないです。
1年を通して、こんなに鍼灸の勉強に向き合ったことは今までになかったと思います。
これもひとえに、一鍼堂という学びの場に参加できたことに尽きると思います。
何かを学ぶ際には周りの環境がとても大事だと思いますし、特に私の場合は自分の意思や決意が軟弱なので、すぐに自分の甘い心に負けてしまいがちです。
でも一鍼堂での院長や各先生方、スタッフの方々の鍼灸に対する向き合い方にプロ意識を強く感じますし、そんな空間に自然と触れていると自分も精進して行きたいという強い気持ちが生まれてきます。
それに他のワクワク感を抱いた優秀な寺子屋生の皆さんと交流することで鍼灸に対する勇気や希望など、とてもよい影響を受けることができます。
只々、今の心境は、この場に居させていただくだけで大変ありがたい気持ちでいっぱいです。
施術日記(01)
ご協力いただきました。
T.I 先生をモデルに勉強させていただきます。
舌診の鍛錬
【目的】
① 舌診における基準のレベルアップ。
② 事前・事後の変化を漏れなく獲る。
舌が右に傾いています。
舌尖が少し細くなって、力が入っているように思えます。
苔の具合ですが、昔は白膩が強かったのかな?と。
淡い剥離が舌辺に散見されます。
陰陵泉(右)に3番鍼にて置鍼(10分)
刺鍼後は全体的に力が抜けたように感じます。
舌辺の剥離?斑点?も主張が弱くなっているように思います。
力が抜けた分、相対的にそう感じるだけかもしれません。
画像ではわかりにくいですが、実際には正気が出てきたように感じました。
この時は気づかなかったですが、
画像を編集している際に ”唇の渇き” が気になりました。
側頭部痛 2
(前回の続き)
側頭部痛(表面的な痛み)
を引き起こしている機序が何かー
その場では
結局見立ては固めることができず、
ただ、どうしても足部とくに三陰交付近に
深く引き込まれる感覚と
舌、顔の気色に熱の所見が認められる
ことなどから、三陰交に取穴した。
処置後、
体がやや熱くなっているとのことだった。
停滞していたものが動いたひとつの徴としてよいのか。
下焦の瘀血が気滞を生じさせ疎通を阻んでいたのか。(それならば瘀血の素因を何とみるのか)
「温か」ではなく「熱い」というのはどうなのか。
想像し考えること
先日の勉強会で症例検討をしました。
患者さんの主訴、特徴、生活スタイルを聞いて私ならどう考えるか、この訴えなら舌、脈はこんな感じかな?
まだまだ知識がつたなすぎて、みんなの前で意見をいうのも正直物怖じしてしまう状態なのですが、
受け身の授業とは違い、勉強会の2時間があっという間でした。
今まで私の中の勉強は受験勉強のことで、塾でテクニックを教わり効率よくいい点をとって合格することがメインで、
わからなかったらすぐ問題集の答えをみて覚える。じっくり考えない。
それでなんとか乗り越えられたのですが、東洋医学というものはそう簡単にはいかなくて
今までの概念をひっくり返して取り組まないといけないのできっとわからずにもがき苦しむんだろうなと
自分から飛び込んだくせに楽しむことを忘れ、どう勉強したらいいかわからないツライ!というマイナス感情に陥っていました。
ですが、症例検討で患者さんの状態を想像して考えて全然正解はわからないけどこうかな?って思うことがワクワクして
あ、私勉強を楽しんでいるやん!もっと知りたい。そう思えたから一歩前進!と勉強会の帰り道密かに喜びを噛み締めてました。
まだ1回しか勉強会してないのになんて大げさなと我ながら思いますが、次の勉強会も楽しみです。
たくさんの意見に触れたいので勉強仲間が増えたら嬉しいです。
脉要精微論篇 第十七(01)
黄帝問曰、診法何如。
岐伯對曰、診法常以平旦。
陰氣未動、陽氣未散、飮食未進、
經脉未盛、絡脉調匀、氣血未亂。
故乃可診有過之脉
切脉動静、而視精明、察五色、
観五藏有餘不足、六府強弱、形之盛衰。
以比参伍、決死生之分。
患者さんが来院され、部屋に案内して暫く。
問診に入らせて頂き、四診を行うも
患者さんの全体象が掴めていないなぁ・・と反省の日々。
対峙した時の弱さをつくづく思う。
治療する側として、心持ちから何から必要なものが多々あり。
切脉一つするにせよ、無駄遣いを心掛けなくてならないと緊張感を持つ。
【参考文献】
「現代語訳 黄帝内経素問 上巻」東洋学術出版
自分の確認手段など
週末
先週の週末くらいですが、学校での様子をみると全体的にイライラしている様子の人が多かった気がします。
こちらから話を振る訳でもなく、久しぶりに昔出ていた症状が出てきたなど会話で出てきた。
そういう時期だったのかなと勉強になりました。
肝火の人は目と喋り方が爆発的な特徴を持つ気がします。
自分の確認手段
最近自分のどんな状態が良くて、どんな状態が良くないか前よりは実感できる様になってきた気がします。
良くない状態を作ってしまっている時、現実に存在する音、匂いなどに対する取りこぼしが多く、みるものの視点が近い。
その状態になっている時を確認すると変な没頭の仕方をしてしまっている事が多い。
改善方法としては、今に集中したら状態は良くなる。
もっと受動的に。
要らないものが多すぎる。
もっと自分と周りの環境を一致させたいな。
場所によって
小腸経の切経を行う時、相手の顔近くに手を置いてもらうやり方で労宮でみようとすると物理的に距離感が近くなりやすい。
最近は手の指でもみれたらいいなと思い、指先でも軽く触れるよう色々指先で触る訓練中です。
流れ
細かい部分を見るのはいいけども、そこに囚われた瞬間他の情報との関連を切ってしまっているので別物になる。
診断時、そうならないためにもサッパリ生きなきゃなと思います。
















