学生・研究生によるブログ

学生・研究生による学びと発見のブログです。

平胃散

先日家の近所へランチに行った。 出てきた量が予想外のボリュームだった。 炭水化物のオンパレード。 この時代に600円でありがたい話ではあるんだけれども、自分の胃の許容量は完全に超えてしまった。   翌日、舌を見るとまあ大きくなっている。 胖大。 腹の様子も変わっている。 ただ水分で多くなっているわけではないので潤ったテカテカな様子は見受けられず。   治療対象がはっきりした平胃散で対処して腹や経穴などの反応を追ってみた。 胃経の様子と腹が変わった。 腹証奇覧だと六君子湯の腹に近かった様に思いますが、平胃散でも対処できました。 便への影響もあり。   先週見させて頂いた患者さんの状態も過食だったのでいい勉強になりました。

突発性難聴

突発性難聴の方に柴苓湯が使われていたので調べてみます。 柴苓湯 (中医臨床のための方剤学/東洋医学出版社 P.106より抜粋) 組成:小柴胡湯合五苓散 効能:和解半表半裏(通調少陽枢機)・利水 主治:半表半裏証あるいは少陽枢機不利で、浮腫、水様便などの水湿停滞が顕著なもの。    淡滲利水の五苓散を合方し、水湿の除去をつよめる。   少陽枢機不利とは何なのか? 枢機:肝心かなめの大切なところ。 枢⇒戸の開閉装置のくるる 機⇒石弓の引き金 扉の開閉がうまくいかず水が停滞している状態のことかな?と考えました。 ただ、2週間程度服用していたが症状改善には至っていない様子なので、 漢方変更するなら何になるのか、引き続き考えてみます。   参考文献 中医臨床のための方剤学/東洋医学出版社

様子など

  様子 まれに中の様子がわかる事がある。 先週は顕著で、隣の部屋の様子が映像化された。 勘違いかもしれませんが感覚として残しておきたいと思います。   流れ 受付をしていて乱れ始めると何かが起こる。 不思議です。 正しい流れの時は乱さない様に流れに沿っていきたい。   自分の性質 うんざりする事が多い。 その後の立ち上がり方も含めて見直していきたい。   先週聞いたこと 自分の腹でも確認。 取れなかったけど、あの人もこんな感じだったのかな。 次回以降この部位も取れる様になりたい。   力 昔よりは余分なものは減ったと思う。 でも残っている部分がまだまだ沢山ある。 心と体は切り離せないなとつくづく感じます。   脈 人にとらせてもらった。 尺部を深めに抑えた時、全身?で感じる何かがあった。 深みに入れた感覚はあったけど、それが何なのか分からない。 経験として置いておきます。

緊張など

ワクチン 先週に引き続き、ワクチン後遺症の方の体を見させて頂いた。   舌では先週に引き続き辺縁に付いた黒いものが気になる。   少し薄れた様に見えるが、腹部にも邪気の停滞は残っている様に見え、背部にもその様子だ出ていると感じた。   脈は浅い位置で硬くなっていて根が張っていない。   腹部では八味地黄丸でよく出る様なお腹も混合されている。   ワクチンは要因の一つに過ぎないのでそこに引っ張られない様にしたい。   ベースを考える。   しかし心を触るのは怖くてできない。     緊張   その方の体は朝見させて頂くスケジュールだった。   起きて準備する時、どう気を引き締めるか。   余分なものが浮かび上がらない様に厳粛な気持ちにする。   今までにない良い緊張感ができた気がする。   そんな必要はないけど、この状態を無理矢理中医学に置き換えてみる。   張錫純の識神(心)を使わない事で元神(腎)を使わないみたいな認識が一致すると感じた。   そこから診病奇侅にある経穴の認識とも結びつけれそうな気もしてるけど、もう少ししっかり読み込んでいきたい。   参考資料 診病奇侅 医道の日本社 中医臨床のための医学衷中参西録 東洋学術出版社 神戸中医学研究会編訳  

異名同穴③

李世珍の下で働いていた方に、異名同穴について尋ねたことがあります。 「李世珍の家の伝来の呼び方がある。」との事。 その時は、中国の『宗族(父系中心の一族)』や『圏子(利益を共にする集団)』といった文化圏を想像しました。 ③3つの異名のあるもの 穴名         異名 陰郄穴    :   少陰郄穴、石宮穴、手の少陰郄穴 隠白穴    :   鬼疊穴、鬼眼穴、陰白穴 会陰穴    :   下極穴、平翳穴、屏翳穴 京門穴    :   氣付穴、氣兪穴、腎募穴 氣衝穴    :   氣街穴、羊屎穴、氣冲穴 厥陰兪穴   :   関兪穴、厥陰穴、闕兪穴 三陽胳穴   :   通門穴、通間穴、通関穴 上巨虚穴   :   巨虚上廉穴、上廉穴、足の上廉穴 衝門穴    :   慈宮穴、上慈宮穴、前章門穴 水分穴    :   中守穴、分水穴、正水穴 人迎穴    :   頭五会穴、五会穴、天五会穴 兌端穴    :   壮骨穴、兌通鋭穴、唇上端穴 太淵穴    :   鬼心穴、太泉穴、大泉穴 大陵穴    :   心世穴、鬼心穴、心主穴 中膂兪穴   :   脊内兪穴、中膂内兪穴、背中兪穴 通天穴    :   天臼穴、天旧穴、天白穴 手の五里穴  :   尺の五里穴、大禁穴、尺の五間穴 天突穴    :   玉戸穴、天霍穴、天瞿穴 然谷穴    :   龍淵穴、然骨穴、龍泉穴 陽輔穴    :   絶骨穴、分肉穴、分間欠 陽陵泉穴   :   筋会穴、陽の陵泉穴、陽陵穴 白関兪穴   :   玉関兪穴、玉房兪穴、陽兪穴 胳却穴    :   強陽穴、脳蓋穴、絡郄穴 【参考文献】 『臨床経穴学』東洋学術出版社 『鍼灸医学事典』医道の日本社 『新版 経絡経穴概論』医道の日本社

暑邪

6月も後半、梅雨の時期真っ只中で、これから暑さも増してだんだん蒸し暑い季節になってきます。 テレビで、今年は3年間のコロナ生活明けなので、今まで屋内での閉じこもりがちな生活をしていたせいで、暑さに慣れていないため、熱中症になる人が激増するであろうと注意を呼びかけていました。 確かにそうかもしれないと思いました。 それにこのところの地球温暖化での猛暑化が追い討ち。   蒸し暑い日は、湿度が高いせいで、普段より汗が乾きにくく、乾くことで体を冷やすことがしにくくなるので、内熱がこもりやすくなります。   また湿度が高いと、喉の渇きも感じにくく、口渇を感じた時にはかなりの脱水状態になっているとも言われます。   健康な人は、暑い日が続くと身体は次第に暑さに慣れて、暑さに強くなっていきます。でもこれは一昔前の時代の話かもしれません。 現代人は近代的で便利な生活をしている上に、昨今の異常気象の影響も大いに受けています。 不規則な生活や、寝不足、暴飲暴食、七情過多などなど、ちょっとしたことで自律神経は乱れます。 自律神経がうまく働かない人は、汗をかくことや、心拍数の上昇、皮膚血管拡張によって身体の表面から空気中に熱を逃す熱放散がうまく働かなく、体温調整が難しくなります。 熱中症までにも行かなくても、暑熱が体内にこもってしまって体調を崩すきっかけになる人も増えるでしょう。院にもそんな患者さんが増えるのではと思っています。 暑邪によるリスクを回避するためにも、普段の生活を振りかえってみなくてはなりません。

EBV

■EBウイルス(EBV:エプスタイン・バール・ウイルス) 国家試験は終わりましたが、確認の為に調べておりました。 今までは出題中の4択より1つを見つける知識に重点がありましたが、国試が終わって疾患を調べていると、欲しい情報が異なってきます。 例えば国家試験を見てみると~ (科目でいえば”衛生”や”病理”で出てきやすいのですが) 【過去問】 ウイルスが原因となる腫瘍はどれか? 1、甲状腺腫瘍 2、バーキットリンパ腫 3、ウィルムス腫瘍 4、グラビッツ腫瘍 《正解 2》 1、甲状腺腫瘍←ヨウ素不足、腺腫誘発物質の過剰摂取など 2、バーキットリンパ腫←EBウイルス 3、ウィルムス腫瘍(腎臓がん)←遺伝子異常など 4、グラビッツ腫瘍(腎細胞がん)←喫煙、高血圧、肥満、長期透析など キーワードとして、EBウイルスに関しては 『伝染性単核球症(B細胞にEBウイルスが感染)、バーキットリンパ腫、上咽頭がん、キス病』 ぐらいの知識が把握できていれば、正とするのか、誤とするのかは対応できると思います。 しかし、実際に疾患をお持ちの患者さんが来られたら、 国試のテクニックではなく、悩みに寄り添える知識が必要になってくるな・・と、 因みにバーキットリンパ腫を発見したのはデニス・パーソンズ・バーキット。 イギリス軍の外科医として植民地のアフリカで従事する際に、ウガンダで子供のリンパ腫と出合い、発見することになります。 そこから地理学的相関関係を調査する為に1万5千キロに及ぶ調査を行い、地域分布を調べる事となります。   ■戻気(れいき) 戻気は、癘気(れいき)・異気・疫気・疫毒・乖戻の気(かいれいのき)とも呼ばれる生物要因。 六淫以外の発病要因で、自然界あるいは生物体内に存在し、生命力と発病作用を備えおり伝染性と流行性をもつ。 『素問』   刺法論篇      「五疫の至るや、みな相染易し、大小を問うなく、病状相似たり」 『諸病源候論』疫癘病候篇     「病は長幼の別なく、ほとんどみな似ている」 『温疫論』  原病篇       「この気が来ると、老幼や強弱にかかわりなく、これに触ったものは発病する」 『温疫論』  原病篇       「都市に発生するものもあれば、村落に発病するものもあり、ほかに安全なところはない」 『温疫論』  原病篇       「邪は口鼻から入る」「呼吸する間に、外邪はこれに乗じる」 『諸病源候論』温病令人不相染易候篇「人が乖戻の気を感受して発病すると、病気は伝染し、ついに一門が滅亡し、外部にまで及ぶ」   【参考文献】 『中医病因病機学』東洋学術出版社

水レポート

前回に水をこだわってみようというブログを書きましたが、現時点で2種類のお水を試してみました。 初めは「ごろごろ水」を20ℓほど購入して飲みました。 奈良の霊峰大峯山からの鉱泉水で採水地に五代松鍾乳洞ごろごろ水と記載がありました。 何だがありがたいお水だなと思い飲んでいました。 実際に飲んでみた感じもクセもなくクリアですっきりとした喉越しの美味しいお水でした。 やっぱり天然水は普通の水とは違うんだな思い、気をよくした私は、次に一番口コミが良かった「温泉水99」というお水を入手して今飲んでいます。 「常温でもおいしい水」SNSでも話題沸騰中、 モデルや芸能人も違いを実感! とのキャッチコピー付きです。 ところが、かなり期待して飲んでみたのですが、私には美味しくなかった。 そんな筈はないと思いながら、今も飲んでいます(笑) 「温泉水99」 鹿児島垂水温泉、火山帯の地下750mより47℃で湧き出す温泉水 浸透力:食材によく浸透して旨み成分等を引き出す、お茶の出がよい、お米がふっくら炊きあがる 油と混ざる水:乳化作用により白く濁り、混ざったまま さびにくい:酸化が遅いため、水道水と比べて錆びがでにくい アルカリ:pH9.5~9.9の高アルカリ性、美容と健康に 軟水:硬度2mg/1Lといった驚異的な低硬度の軟水  (ラベルに記載)   なぜ美味しくないと感じるのか? 私には苦く感じるし、重く感じるのです。 口コミには 「まろやか・マイルドな味わいに、ほのかな甘み」 とあります。 私の体質や体調によるのでしょうか。残念です。

肺は気を主り、呼吸を司る

今回はあらためて、五臓の肺が司る 呼吸についてまとめてみました。 肺は気を主り、呼吸を司る といわれています。   肺は呼吸を通して、清気を取り入れる。 清気をもとに宗気・営気・衛気などが生成される。 また、清気は体の上部へ送られて、視覚・聴覚・嗅覚・発生などを正常に保つ。   連続する呼吸運動が、全身の気を動かす原動力となる。 気を上へ、外へ動かす。気を下へ、内へ動かす。(宣発と粛降) そうして気の運行の中心を担う。 気と共に、全身をめぐる脈に気血が通され、(肺は百脈を朝す) 津液の運行が支えられる。(水道を通暢する)   当然人のいちばん身近に在って、 健康なときは特に意識することも少なく静かで、 裏では人体(心も)を成り立たせる根元的な働きを担う。 そして、そこにバランスしていること。 検討するほどますます面白さを感じるところだと再認識しました。 ____________________________________________ 【参考文献】 『中医学ってなんだろう』東洋学術出版社

手を作る

近頃、切経を学んでいると、 高校でやっていたことに似ているなと思う。 デッサンでひたすら軽く腕を動かし、 極々白に近い灰色を描く練習をしていた。 ティッシュ、木、石、レンガ、瓶、おたま、布、長靴、林檎、ハンマー、フランスパン… 描きながらモチーフを執拗なくらい触って 寒熱燥湿軽重硬柔、形状や密度、奥行きを 手に染み込ませた。 なぜその形になったのか、 なぜそんな手触りなのか、 考えながら描いていた。 デッサンなんか修行みたいで好かんと思っていたけれど、段々と瞑想チックな面白いゾーンになってくる。 意識の持っていき方が 望経や切経もよく似ているのかもしれない。 でも、人体デッサンでは、モデルさんの身体に直接触れることは御法度だった。 鍼灸学校に入学するまで人体の感触は未知のゾーン。   鍼灸学校に入学した頃、 ある先生が「手を作りなさい」と仰った。 身体を切経していると色んな感触に出会う。 「あなたの肌肉は硬いね」 とある先生が仰り、初めて自分の肌は硬いのかぁと自覚した。 他の先生は、 「キメが細かいからあなたは感受性が高いね」「乾燥しているね」 と仰った。 なぜ、そんな風になるのか、 東洋医学を勉強し始めてから少し見えてきたと思う。 〇〇さんはプラスチックみたいやなぁ 〇〇さんは部分的に紙みたいなところがあるなぁ… 〇〇さんはお腹だけ黄色いなぁ… 肌肉の感触や色を捉えることに注力してみると、何が悪いかよくわからないけど、 直感的におや?っと思うことがある。 そして、似たような身体に出会うことがある。 共通する何かがあるのかもしれない。   ある日、TVで地形の成立ちみたいなものを観て、 肌肉=土なんだし、身体も地形みたいなものがあるのかもしれないなぁ… と思うようになってきた。 下野先生も、身体を大きく地形を捉えてみるのも良いですよ、と教えてくださった。 身体は面白い。 なぜこんな形になるのか? なぜこんな感触なのか? そこまで書いてる本はあるのかな? あれば興味があるけど、 手を作りながら自分で考えていくのも面白そうだ。