学生・研究生によるブログ

学生・研究生による学びと発見のブログです。

服薬

自分の体で薬を色々試している。 この前、ある薬を服用してすぐに先週刺した箇所周辺に反応があった。 しかし長続きせず。 瀉法の薬だから当然か。 一過性の反応もあるものだと感じた。 動き方として面白いものがあるので、この薬の反応はまた追っていきたい。 しかし一般的に漢方薬はゆっくり効くというけど、実際はそんなにゆっくりでもないよなと感じます。  

自習

温病学の本を読んだせいか、漢方薬の方の勉強にシフトしています。 その時に気になる興味があるものから学ぶ方が効率的でもあるので、やりたい勉強をすることにします。 必然的に病機、病態、治法の学びにもなるので鍼灸にも役立つかと。 とりあえずメルカリで本を集めてます。 でもなかなか欲しい本が売ってないです。
庭園

『舌鑑弁正 訳釈』より”紅にて震える舌”から学ぶ。

こんにちは稲垣です。 顫動する紅舌を『舌鑑弁正 訳釈』より学びます。 第一百十三、紅戦舌。 鸇掉不安、蠕蠕微動也。 深紅、赤紅而戦者、宜三黄石膏等湯。 紫紅、瘀紅而戦舌、宜三黄白虎大承気。 淡紅而戦者、宜十全大補湯。 鮮紅、灼紅而戦舌者、宜六味地黄湯、 此舌虚火、実火皆有之(均裏証、無表証)、誤治即壊。 旧説指為汗多亡陽或漏風所致、 且不詳弁而概用温補、謬也。 (引用:『舌鑑弁正 訳釈』P244~245) 第113 紅戦舌 舌の震えが止まらずクネクネする。 深紅・赤紅で震えるものは、三黄石膏湯がよい。 紫紅・瘀紅で震えるものは、三黄白虎大承気湯がよい。 淡紅で震えるものは、十全大補湯がよい。 鮮紅・灼紅震えるものは、六味地黄湯がよく、 この舌は虚火・実火ともにあり(ひとしく裏証で、表証はない)、誤治は壊証になる。 旧説は汗多くて亡陽であったり、漏風によるというが、 詳しく調べずに概して温補を用いるのは、間違っている。 ※十全大補湯については《和剤局方》を出典とする 『中医臨床のための 方剤学』と『舌鑑弁正 訳釈』の生薬について 成分が一部異なっており、精査していきたいと思います。 梁玉瑜は旧説の主治の方として紅戦舌に対して温補剤を一概に用いる事に注意を促し、 戦舌でも、紅舌の様々について湯液を選定されています。 《戦舌》 深紅・赤紅 → 解表清裏剤 「三黄石膏湯」 紫紅・瘀紅 → 寒下剤   「三黄白虎大承気湯」 淡紅    → 氣血双補剤 「十全大補湯」 鮮紅・灼紅 → 補陰剤   「六味地黄湯」 舌体がふるえ動いたり、舌筋がぴくぴくと動き、自分では制御できないことである。 「顫動舌」「顫抖舌」「舌顫」「舌戦」などと呼ふ。 虚損あるいは動風によって生じ、筋脈が陽気の温養と陰液の濡潤をえられないために 安寧を欠いて顫動したり、肝風内動にともなって振戦が引き起こされる。 (引用:『中医臨床のための 舌診と脈診』P30) 内熱の強そうな患者さんの、手足に動きがあるのが気になっており、 戦舌の特徴を調べることにより、熱と体の動きとの共通点を見つける事ができたらと考えました。 現時点では明確な発見には至っておりませんが、今後につなげたいと思います。 【参考文献】 『舌鑑弁正 訳釈』たにぐち書店 『中医臨床のための 方剤学』医歯薬出版 『中医臨床のための 舌診と脈診』医歯薬出版

最後の夏休み

切経を「練習」という気持ちで取組んでいて、気持ちが緩んでいました。 「学生」というポジションに甘えがありました。   「来年の今頃には臨床に立てるようにせんとな」 昨日に続き今日、2人の先生がお話しされました。 「はい」と即答できない、不安と焦り。 傷寒論を読み始め、原文を読めるようにと 先日父が漢文の読み方を教えてくれました。 後押しをしてくれる人々と寺子屋という恵まれた環境。 わからないなりにも、寺子屋で得たひとつひとつの経験を体に触れ手に染み込ませ、 自分なりに考察を重ねていきます。 寺子屋に来てもうすぐ1年。 あの頃よりかは少し成長できたかな⁈ 学生最後の夏休みがもうすぐ終わります。 今日感じた経験を心に留め、 来年の今頃は臨床に立てるように 毎回、集中して本番のごとく取組むべし!

水からのメッセージ

水の本を読みました。 水とはいったい何なんでしょうか。水は生命力だと言うことです。…人間は水によって栄養素を体内に取り込み、それらは血液によって体中に運ばれ、循環します。…水とはエネルギーの運び屋といえるのです。水は情報を転写し記憶することができるのです。……水は地球を循環し、私たちの体の中を経て、さらに世界へと広がっていきます。…水を知ることは宇宙と大自然、生命全てを知ることなのです。 水は答えを知っている その結晶にこめられたメッセージ 江本勝   著者は長年にわたって水の研究をされていて、特殊な機械を使って情報を転写した水を与えることで健康を回復させると言う独自の療法もおこなっていたようです。 そんな中で「雪の結晶は、二つとして同じものはない」という言葉にヒントを得て、水を凍らせて水の結晶写真を撮りはじめたところ、いろいろな発見があったそうです。 まずは世界各地の自然水を調べてみる 次に水に音楽を聴かせてみる それから水に言葉を見せてみる 驚いたことに全てにおいて色々な表情の水の結晶が写真に現れています。本の中にそれぞれの写真が紹介されています。一見の価値ありです。 そんな中でも美しい結晶として「愛・感謝」が最強のようです。 強いて言えば「感謝」が一番ともありました。 日常の食事をいただく時にも「いただきます。」、感謝を持っていただくことによって、その食べ物も良いエネルギー体に変化するということです。 全てにおいてよく「感謝」が大事とききますが、そういうことに通ずるのですね。 すべては人間の意識がつくっている。イメージが世界を作っている。 とも書いてありました。

食について

過食や、少食は万病の元だと考えます。 生き物は気、血、津液から構成されています。 この気、血、津液は食べ物から構成されています。 だから、食べ物は生き物が正常に生きていくには、正常に食べ物を摂取していかなくてはならないと考えます。 そして、食べ物を化成しているのは主に脾の役割です。 なので、脾の失調は万病の始まりとも言えるのではないでしょうか? 少食になると、脾で食べ物を水穀の精に変えることが出来なくて、気血津液を化成することが出来なくなり 臓腑機能の失調や、気虚、血虚など、虚症が顕著になるのではないでしょうか。 たしかにお腹が減っている時は頭がボーってしたり、体に力が入らない時が多々あります。 しかし、少食は食べたいけど食べ物がないから食べない時と 食べ物を食べてないけど、お腹が減らないという2種類があると思います。 前者よりも後者が問題だと考えます。 食べてないのにお腹が減らないということは生理的な現象に反します。 これにはどのような原因があるのでしょうか? やはり、一つに脾の機能失調があるのではないでしょうか? 逆に過食になると、脾胃が食べ物を精に化成できる容量を超え、食べ物が脾胃に溜まってしまう。 そうすると脾胃を傷つけててしまったり、食滞、食積が溜まって、痰に変化して、あらゆる場所に病を起こしてしまう。 これも食べても食べてもお腹が減ってしまうのは生理的に異常があると考えます。 食べても運化されずそのまま流されてしまったり、 身体に気、血が十分に行き渡らずにずーっと運化してしまって食欲が抑えられないなど、多々原因はあると思います。 食べ過ぎて太っている方や、少食で痩せすぎな方も、 意志が弱くてそうなってしまっていると考える方が多くいますが、 東洋医学的に考えると根性論ではなく、病の一つとして考えることもできます。

岐路

1日か2日でもどる。初診から数回、治療後の体の状態は3日は持たない。言葉を変えながら尋ねたが「元通り」だという。元の状態より悪化はしていないが、元通りだそう。問診の難しさはこの辺りにもあると感じる。治療直後は「全然違う、楽」だという。曲がっていて普段立たない腰が立ち、歩くのが楽だという。胃脘部の苦しさが無いという。この患者さんにとっての「違い」「変化」の尺度があり、それに照らして単純に有りか無しで答えられているだろうから、それを踏まえて受け取る必要がある。所見において変化が認められる部分はあるが、年齢的にこれまで積み上げてこられたものが大きく見られて、全体で見ると、変化の割合はとても小さなものに見える。治療方針はただ疏通することにおいていないつもりだが、結果、そのようになってしまっているのか。判定するためでも、不安ながら、来院ペースの変更を提案した。 現在は、週に1度〜2週に1度の来院ペース。一定期間、週2度で診せて欲しいと提案してみたところ、それで良くなるんだったらと受け入れてくれた。望まれる結果に繋げられるかどうか。これまでのペースのときとの所見の違いを追えるかどうか。

穴性について思うこと

先日母が風邪をひき、熱は下がったが咳が治り切らずに寝れないとの事で治療した。 脈は寸部が圧迫されている印象。   腹診後、腹を出した状態で咳をする時の動き方をみる。 触った感覚と視覚的なもの、腹の動き方を確認する。 何となくここかな?と思う部分がある。   配穴では、最初手足で使う。 しばらく置いて、マシにはなるんだけどまだ残っている印象。   背中を出してもらう。   確認すると、膈兪の周辺が湿気を帯びて一部硬くなっている。 そこに鍼を置く。 しばらくすると溢れ出す鼻水。 咳も治ってきた。   後々、学術的にも考え直した。 膈兪は血会であり、本ではやはり血の鬱滞に特に多く使われている印象。   今回は、舌下の血色や舌下静脈・脈などからでも瘀血所見は見られたが、そこは痰湿が中心に絡んでいて起きたものだと感じた。 後々考えると、「血会」に縛られすぎて感覚を疑う怖さも感じた。   また、東洋医学に限らず、一面を見たものがそれが全てだと感じて範囲外の認識が見えなくなる現象は良くある。 全てにおいて太極的な視点は必要だと改めて感じた。

先々週の施術で

水分穴の少し右だったように思う。(今も反応あり) 刺入深度は1ミリか2ミリか。 置鍼開始して少しして、 息がうまく吸えていないことに気づく。 吐くことはできている。 入ってこない、がそのことに特に不安はない。 数分して抜鍼の後、それまでの状態をはずみに 誘いこまれるようにからだにもたらされた深い呼吸と何か。 横隔膜の動きが抑制されていたのか。 これも穴性のひとつにあたるのか。 他の方においても似た作用をもたらすのか。

舞台など

舞台 主役をどこに置くか。 そこが以前からずっと課題として残っている。 受付でもこのシーンはこの人にやってもらった方がいいかな?と考えたりもするが黒子になる意識が薄い。 これはチームで行っている事。 受付時、一緒に働いている方々にやって頂いている事を思い返す。 上手い人達はサラッとして作意がないが、落としたところを助けて頂いている。 そうなる為にまずは太極的に、先の動きも考える。 感じられるところまでいければいいが、まずは考えてみる。 考えた上で考える事が違っていれば考えを捨てる。 自分の場合、内省して答えを出すというより、他からヒントをもらって練度を上げていきたい。 外を見る目を養う為にも意識を変えなきゃいけないな。 やり方は色々試していきます。   舌の考察①     色:淡紅 形:軽く歯痕舌、軽く胖大 その他:斜舌 裏は出すのに苦労している様子も窺える。 正気が無くて出せないというより、緊張して舌を操作出来ていない印象。 口の開け方、舌下静脈は偏る     脾気虚。 口の開け方や斜舌など偏りを感じる。 気の偏りがあるかもしれない。 また、舌下を見せるのに歯が見えるまで出すところに真面目で気逆を起こしやすい要素があると思われる。   舌の考察②     前回よりも舌下静脈付近の細絡が目立つ。 これも瘀血の症候としてみれそうか。 以前として強い歯痕舌が見られ、気虚の程度が強い。   考察③ 暗紅色、裏に熱がこもり、瘀血。 自身の体なので他の情報と一致させられるが、舌先右の赤みは右の上焦の停滞と一致させられるかもしれない。