生薬
薬の考え方を見ていると画一化されすぎている。
人によって色んな事を言っているので、一種の生薬単位でももっと可能性を秘めているはず。
多様な理論根拠を知っておけば自由な使い方ができそう。
また、薬を使うと言っても必ず食前がベストではない。
場合によっては、あえて食後に飲ませたり、酒を飲んでもらって薬効を変えたり増強したりもできるはず。
何が正解かは状況による気がします。
生活癖
甘いものがやめられない。
それにジャンキーなものも・・・。
食べると確実に体調が悪くなるだろうと分かっているのに食べてしまう。
いったい何何でしょうか?
分かっているのにやめられない。
世の中にもそう言う人は多いのではないでしょうか。お酒やタバコもその代表かと思います。
私の場合はそう言う気分になるのは決まって夜です。
朝や昼間はそういうものを見ても何とも思わないのですが、夜になると無性に食べたくなってきます。そしてそんな時は必ず食べすぎてしまいます。
今、色々分析してみると、朝は睡眠から目覚め、身も心もリフレッシュしていて一番健全な状態なように思います。そんな時は気分も落ち着いていて穏やかで心に余裕があります。
昼間の活動時間になると、仕事モードに入り、自分の外のことに終始注意を払って集中している状態です。きっとこの時にかなりのエネルギー(気)を変に(正しくない方法で)消耗しているんだと思います。
そして夜になると何か昼間に失ったものを解消、穴埋めしたい気分になっているように思います。それが反動となって強刺激な甘いものやジャンキーな食べ物の欲に転化しているのではとの分析です。
東洋医学的に考えてみると
人の体は均衡を保とうとします。
昼間に陽気が旺盛になって、夜に陰分が充実する。
気は陰から転化してできる。
私の場合は、本能的に昼間に失った陽気を取り戻そうと夜に過食して(間違った方法)陰分を増やそうとしているのでしょうか? もともと陽気不足なもので。。
睡眠が陰分を増やす行為なら、過食するより早く寝た方が賢明ですね。
そしたら翌朝になって充電され、また心穏やかな朝に戻れるはず。
気鬱
こんにちは高山です。
気鬱について書こうと思います。
生き物は全身に気が流れていて、いろいろな活動に使われていますが、
この気がスムーズに流れなくなってしまう状態を気鬱といいます。
イメージ的には、ホースに水が流れていて、そのホースに何かが詰まって上手に水が流れない感じ。
そして、気鬱になると、気がいくべき場所に行かない状態になるのですから、あらゆる症状が出てくるのではないかと思います。
心に気が渡らなければ、精神に異常が出たり。
脾に気が渡らなければ、代謝異常を起こしたり。
頭に気が昇らないと、頭がボーっとしたり。
あらゆる器官が気をエネルギー元に活動を行なっているので、当然たくさんの病的症状が顕著になってくると考えます。
ではなぜ、気鬱になってしまうのでしょうか、これもたくさん理由があると思います。
一つ目が肝鬱気滞。
これはよく聞きます。
肝は気の流れのバランスを整える役割がありますが、この肝が虚してしまうと、この機能が失われます。
そうすると、気の流れに異常をきたし、よくあるのが、
胸脇部の痛み、太息、など
そこから、衝任脈へ波及し、月経痛が現れる。
二つ目が、感情による気鬱。
思い悩んだり、考えすぎたりしても気の流れが悪くなるようです。
自分はよく思い悩むことが多々あるのですが、
その時は、確かに頭がボーってしたり、体が普段よりだるくなります。
そして、三つ目が痰です。
痰というのは、どろどろねばねばした塊で、この痰が気の流れを滞らせるようです。
これだけでなく他にも気を滞らせる原因があると思います。
でも、一つ目、二つ目と三つ目の気鬱の形態の違いが見られます。
肝の疎泄と、感情の異常はホースと水で例えると、
ホースに流れている水の勢いが弱ってしまっているイメージが思い浮かびます。
痰の形成による気鬱は、ホースに石が詰まってしまって、水の出が悪くなっているイメージがあります。
この考え方であるならば治療のアプローチも変わってくる気がします。
そして、気鬱の病理の変移に気鬱が火に変わるとあるのですが、これもすごく興味深いなと思います。
これは五行的に考えて、肝が心になんらかの影響を与えて、火を生み出したのかなと考えました。
気鬱になった人が全員火に変化するという事もないと思いますので、それは体質からくるのものなのかなと思いました。
自分はよく、火が昇ったように上半身が熱くなるので、この体質に当てはまるのかなと思いました。
そう考えると自分はもしかしたら気鬱傾向が強いのかもしれません。
気鬱を、解消できる方法も考えていきたいと思います。
暑邪
6月も後半、梅雨の時期真っ只中で、これから暑さも増してだんだん蒸し暑い季節になってきます。
テレビで、今年は3年間のコロナ生活明けなので、今まで屋内での閉じこもりがちな生活をしていたせいで、暑さに慣れていないため、熱中症になる人が激増するであろうと注意を呼びかけていました。
確かにそうかもしれないと思いました。
それにこのところの地球温暖化での猛暑化が追い討ち。
蒸し暑い日は、湿度が高いせいで、普段より汗が乾きにくく、乾くことで体を冷やすことがしにくくなるので、内熱がこもりやすくなります。
また湿度が高いと、喉の渇きも感じにくく、口渇を感じた時にはかなりの脱水状態になっているとも言われます。
健康な人は、暑い日が続くと身体は次第に暑さに慣れて、暑さに強くなっていきます。でもこれは一昔前の時代の話かもしれません。
現代人は近代的で便利な生活をしている上に、昨今の異常気象の影響も大いに受けています。
不規則な生活や、寝不足、暴飲暴食、七情過多などなど、ちょっとしたことで自律神経は乱れます。
自律神経がうまく働かない人は、汗をかくことや、心拍数の上昇、皮膚血管拡張によって身体の表面から空気中に熱を逃す熱放散がうまく働かなく、体温調整が難しくなります。
熱中症までにも行かなくても、暑熱が体内にこもってしまって体調を崩すきっかけになる人も増えるでしょう。院にもそんな患者さんが増えるのではと思っています。
暑邪によるリスクを回避するためにも、普段の生活を振りかえってみなくてはなりません。
鍼治療をうけて②
2021/04/07
週に1回の治療
すっかり不眠の症状が表に出て来なくなった。
今週は体調が良く、下半身が軽いと感じていた。
歩く体が軽い
すいすいと動く
軽いのに力が入る
そういえば...と思い出した。先週は腹の調子が悪かった
今回の治療中に、体調について聞かれて、
腹の調子が悪いと自分が訴えていたことを思い出した。
先週 水曜日あたりに普段の量より多く食べる機会があって、それからのことだった。
とにかくガスの量が著しくて、便の出方はでたらめ、排便の周期もばらばら。
食事は食べれるし、出せるけどずっと(下痢や便秘はなく)軟便気味。
脾胃の気に一定の損傷が起きていることは明らかと感じられた。
パンクしたタイヤを交換せずそのままに走っているから、
車内でガタガタと揺れがひどい、まるでそんな有り様だった。
それも今、整えられている
今回の治療中には、何度も深い呼吸が起こった。
からだが積極的に欠伸を、深呼吸をしにいっているみたいに起こった。
ただ普段でる欠伸に似ているけど違う。
勢いよく吸って吐いてとやっているけど、自分が意図的にやる時の深呼吸とも違う。
(この前記録に残した、なにか栓が外れて空気が抜ける様な、あのときのとも違う)
結局、治療を終えて体を起こして動き出すまでその深い呼吸が続いた
気の巡り方は、体表を動くというよりじんわりと中にという感覚
腹部には湧いてくる様な動き
(気が満ちるというのはこういうこを指すのか)
欠伸の時の様に涙が出た。じわりと出る、それが何度も続くので
流れ出たあとが温かく
お腹が温かく
手と足が充実している
体の各所に温もりがあって、一瞬
のぼせの症状が出る体調の時の五心煩熱が想起されたが
手と足と、胸 じゃなくて腹。
それから温かさの種類が違う、対極とさえ感じる
(こちらの状態を指す言葉はあるのだろうか?)
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これまで鍼を受けたことがないという人から
鍼はどんなだと興味を持って聞かれることがあり、
こうした感覚を載せて伝えられないものか考えた
自然治癒力という言葉で表すのでは全然足りない
からだそのものの力を持って癒える
体調が戻ったあとこそ自然を知る
紙飛行機がふわりと着地する光景が似合う
脈診(03)
S.T先生 より四診について教授を受ける。
四診をさせて頂いた、ある患者さんの尺位の洪脉は不可欠な情報であるとの事。
そこで『中医脉学と瀕湖脉学』(たにぐち書店)を読んでみる。
瀕湖脈学七言訣(十一、洪脈)
寸洪在左主心診、
右寸洪時肺不堪。
肝火胃虚関内察、
腎虚陰火尺中看。
寸に洪あり 左心診を主る、
右寸洪の時 肺たえざる。
肝火、胃虚 関内を察し、
腎虚、陰火 尺中を看る。
この「洪脉=大脉」が発生する病機が重要なのかと思います。
【参考文献】
『中医脉学と瀕湖脉学』(株)谷口書店
舌診(04)
舌苔について整理する
【苔色】
白苔
表証を示し、傷寒の太陽病や温熱病の衛分証でみられる。
黄苔
熱証を示す。表に熱が留まったり、邪熱が裏に入ったり。
化熱もあり表寒化熱や陽虚の水湿不化をあらわす。
灰苔
裏証を示し、裏熱・痰飲・寒湿などでみられる。
黒苔
裏証を示し、熱極か陽虚寒盛など病変の重篤な段階でみられる。
緑苔
瘟疫や湿温などであらわれ、湿熱・痰飲などの化熱が考えられる。
霉醤苔
紅・黒・黄の混ざった苔で、湿濁が長期にわたって化熱を示す。
【参考文献】
『中医臨床のための 舌診と脈診』医歯薬出版社
『新版 東洋医学概論』医道の日本社
いつ食べるか学
時間栄養学という言葉を初めて知りました。
いつ食べるのかに着目した栄養学のようです。
いつ食べるかが健康に与える影響というのが、一般的に思われている以上にとても大きいことが最近わかってきているそうです。例えば肥満、糖尿病、心疾患、脳出血、老化、うつ、ガンなどにも影響することがわかってきたそうです。
体内時計は一つで全身を調整しているのではなく、全身くまなくあることがわかっています。(ここら辺は五臓六腑の五神の話や子午流注の時間の話を連想してしまいます)それは細胞ひとつ一つに存在する時計遺伝子の機能で、今わかっているだけでも、数十種類の時計遺伝子が確認されています。
たとえばそのうちのピリオドという時計遺伝子は物質の生成と分解を一定の周期で行っていることがわかっています。
この時計遺伝子のサイクルによって食欲や睡眠欲などの周期がつくられています。
しかしこの体内時計と異なる周期で生活すると体内時計自体がズレていってしまいます。このズレがストレスのもとになって身体の不調や病気もとになって現れてくるのです。
それでは、ズレてしまった体内時計をもとに戻すにはどうすればいいでしょうか?
この時間のズレを戻す方法の一つとして食事のタイミングが大事になってきます。
その食事のベストタイミングいつなのか。
先ず朝食は起床後すぐ、2時間以内がいいです。
朝食はズレた体内時計を合わせる役割があります。
起床時は体内時計がズレている状態なのです。実は体内時計のサイクルは24時間より長いため、毎日起床時にはズレています。従って一日の体内時計の開始を朝食で合わせる必要があるのです。
あともう一つ太陽の光を浴びることで体内時計を合わせるのも欠かせないポイントです。脳の中の視交叉上核(主時計)が光を浴びることで全身の体内時計のズレを合わせる働きがあります。しかし食事を取らないと体内時計がまたズレる原因になりかねません。
昼食は朝ご飯を食べてから5時間後ぐらいに日中を迎えるのがよいです。体内時計の観点から言うと、消化吸収系の臓器が一番活発になる時間は日中になります。
夕食のベストタイミングは朝食をとってから10〜12時間後ぐらいです。できれば20時までには終えておきたいです。
子供の頃は当たり前だったことでも、大人になると大人の事情でなかなか実行が難しいのが実情です。だから不健康な大人が増えてしまうのかもしれません。
平胃散
先日家の近所へランチに行った。
出てきた量が予想外のボリュームだった。
炭水化物のオンパレード。
この時代に600円でありがたい話ではあるんだけれども、自分の胃の許容量は完全に超えてしまった。
翌日、舌を見るとまあ大きくなっている。
胖大。
腹の様子も変わっている。
ただ水分で多くなっているわけではないので潤ったテカテカな様子は見受けられず。
治療対象がはっきりした平胃散で対処して腹や経穴などの反応を追ってみた。
胃経の様子と腹が変わった。
腹証奇覧だと六君子湯の腹に近かった様に思いますが、平胃散でも対処できました。
便への影響もあり。
先週見させて頂いた患者さんの状態も過食だったのでいい勉強になりました。
















