学生・研究生によるブログ

学生・研究生による学びと発見のブログです。

弦脉

弦脉 瀕湖脉学では 「主病:肝胆病、痛病、痰飲等」 よく見ていくと 「虛勞内傷・中焦の気不足・肝病の脾に乗じた病証等でも弦脉が見られる。 …もし弦で、細く、刀の刃に添うようにきつい感じのする弦脉が出現するなら、胃気のまったくない脈なのでその病は難治と心得なければならない」 と記載あり。 中医臨床のための舌診と脈診 「動脈硬化の老人などにみられる弦で硬い脈は、胃気が低下していることを示す。」 こちららでは硬いと表現。 二つあれば大体の感じは伝わる。   少し東洋医学からは逸れるが、動脈硬化について調べる。   病的な分類としては ①粥状硬化 ②細動脈硬化 ③メンケベルグ型動脈硬化 もしくは加齢による生理的変化。 コレステロールによる粥状硬化、AGEsによって修復されたコラーゲンの問題などにより硬くなったり色々。 慢性的な痛みによる脈管の緊張も考えられる。 勉強不足なので断定を避ける。   実際の症例を見ていくと重症患者には弦脉が現れている。 相剋。   邪気 実の反応ばかり邪気と言われるけども虚も邪。      

ホップ

豊中に行って業務終わりくらいに先生が受付さんに話をしていた。 横で話を聞かせて頂く。 その話と単語から連想するイメージ。 トーン、雰囲気もあるのかな。 心が軽くなった。 その時の感情を食材で表現したくてスーパーへ行く。 今回はホップで試してみたけど、少し違うな… でも、ホップが含まれるものを採ると眠くなると言うのは収穫でした。 もちろんノンアルコールです。  

ただいま、寺子屋

国試と卒業式を終え 半年ぶりに寺子屋に帰って来ました。 そして本日国試の合格発表があり無事合格しました。 今日は国試でお休みしていた間のことを 書こうと思います。 寺子屋はお休みしましたが、 体調管理のため一鍼堂に通っていました。   秋の卒業試験前は胸痛、息切れ、動悸。 締め付ける服や下着が着れなくなりました。 コロナに罹患して以来、 のぼせと耳鳴りがひどく、 疲れるとすぐ喉が痛くなり ここで放置してしまうと 発熱して咳が止まらなくなります。 卒試直前は 「間食を避けるように」 と院長が仰っていました。 脾の負担を減らし、脳に気血が行くようにということかな? お世話になっていた漢方の先生が以前 「甘いもん食べたらアホになるし心が病む」 と言っていました。 しかし、この頃学校では脳に栄養が行くと ブドウ糖ラムネが大流行。 とにかく何事もほどほどにですね。   卒試が終わり、油断してファーストフードを食べた後、 コロナは陰性でしたが38度の熱が出て咳が止まらなくなりました。 下野先生が以前話していたことを思い出しました。 「クリスマス、正月明けは温病チックな人が多い」 去年高熱を出した時に、内科の先生が 「熱が出るのは胃腸を大切にせえへんからや」と 脂質カットメニュー表をくれました。 肝鬱で脾がコテンパに弱っているし 脂っこい食事、夜中のおやつ、 クリームと名のつくもの(アイス、ケーキ、チョコ)を避け 徹底的に和食生活することにしました。 冬になり、学校の暖房が暑くて逆上せが酷くなり 眠ることができなくなりました。 冬場寒冷となるべき時に反って温暖であったり、 厚着し過ぎたりしても精気を外洩れせしめ「陰虚」の体質を作ってしまう。 同気相求むですね。 香辛料を控えるように、 カイロ、ストーブ、入浴 直接熱に当たる事を避け 重ね着して暖をとる。 毎晩22時には寝る! 院長から生活指導もしていただきました。 「精を蔵さずして発生する所の温病」 精を蔵さず陰虚となり「陰虚伏熱」   国試が近づくにつれ 精神的に追い詰められ疲れがピークの中、 今年は立春と卒試が重なりました。 立春になると毎年決まって発熱する私は、 インフルもコロナの大流行もあり 異常に気が立っていて この頃から右の太白と公孫の間が痙攣し始めました。 脾が悲鳴を挙げてるのかなぁ・・・ 国試が終わるとピタッと止みました。 冬から春にかけての季節の変わり目 「木の芽時」に国試や入試がある日本は酷… 治療を通して面白いなぁ〜と思ったのが、 体の変化と治療後のリズムがわかってきたことでした。 そして鍼だけで乗り切れるか、 鍼の効果を妨げないように 秋頃からサプリも漢方もやめました。 治療の翌日は、力が抜けて木偶の棒になります。 「頑張れない日」ができました。 初めは勉強できへんやんか…と 嘆いたてましたが、 ちゃんと植物が育つように大地を整えて 上にばかり行こうとせんと 大地にも根を張れるように 敢えてそうしてくれてはるんやと思うようになりました。 翌々日からちゃんとヤル気スイッチが入りました。 コロナと切っては切れない3年間、 学校でマスクを外したのは卒業式が初めてでした。 コロナ世代やと悲観したこともありましたが、 後遺症に鍼が効くことも学べました。 師との出会い 鍼師を生業としたいと夢を抱く同志 応援してくれた家族や友人 満足いく学生生活が送れました。 これからやりたかった勉強をして 早く臨床に立てるようになります。 参考文献:「温病の研究」 楊 日超著  
庭園

『舌鑑弁正 訳釈』より紅舌を学ぶ。

こんにちは稲垣です。 『舌鑑弁正 訳釈』の”紅舌総論”より学びます。 ・・痩人多火、偏於実熱、医者拘於外貌、輒指為虛、 誤服温補、灼傷真陰、域誤服滋補 (名為滋陰降火、実則膩渋酸歛膠粘、実熱、引入陰分)、 漸耗真陰、亦成絳舌、而為陰虛難療矣 (其初必有黄苔、医者不知、久之内傷己甚、不能顕苔、而変絳色矣。 凡陰虛火旺之病、自生者極少、多由医家誤用補薬逼成也)。 不論病状如何、見絳舌則不吉。・・ (引用:『舌鑑弁正 訳釈』P221~222) ・・痩せた人は火が多く、実熱に偏る、医者は外見にとらわれ、痩せていれば虛とする、 誤って温補を服用し、心陰を焼き傷る、誤って慈補を服用 (滋陰降火という、実すれば則ち膩渋酸歛膠粘、実熱、陰分に引き入れる) 真陰が次第に消耗、また絳舌となる、陰虚が治り難くなる (初めは必ず黄苔、医者は知らず、時と共に内傷が甚だしくなり、苔が目立たぬまま、絳色となる。 陰虚火旺の病、自らそうなるものは極めて少なし、多くは医家の補薬の誤用によるもの)。 病状がどうあれ、絳舌は則ち吉ならず。・・ 実際の臨床に立たせて頂いて、感じることの一つに 下焦の邪が強い患者さんが少なからず居られ、 その下焦をいかにクリーニング出来るかが重要に思えるケース。 補瀉の取り扱いは極めて慎重であるべきだと思いました。 鍼灸学校においては腎に実証はないと教育されますが。。 経験を積み考察を深めたいと思います。 今回は黄苔の存否などは分かりやすいと思えました。 【参考文献】 『舌鑑弁正 訳釈』たにぐち書店

所見の記録 2

(前回の続き) 眠りが浅いようで一度目覚めると 覚醒してしまって寝付けない。 譫語など、その他の症状から 心火亢盛は当てはまると言えそう。 陰分の枯渇が著しく、 同時に上気しやすく重しが効かない。 これにどう処置がとれるのか。(とるべきか) また、どのような経過をたどり、 バランスを取り戻していくのか。

体が重い

  先週から体調が変化してなかなか身体が重くてしんどい。   舌をみると真っ白な豆腐の粕の様なもので覆われており、脾募を労宮で触ると掌から抜けていく感じがし、指腹で触るとゆるゆるになっていて、両手が重い。   お風呂で温もると脾募が赤くなっていました。   数日前は入浴時、肺経が赤くなっていました。   関係あるかわかりませんが、最初に感じた身体の変化は1ヶ月くらい前で、胸のあたりに肌荒れが起こっていて、それが段々下に降りてきていた。   今は荒れが治ってきて少し脱皮し始めた。   調べると膜原に問題がある可能性もあるかも知れないと思った。   <中医臨床のための温病学入門> P136 「呉有可が「膜原は、外は肌肉に通じ、内は胃腑に近く、すなわち三焦の門戸、実に一身の半表半裏なり、邪は上より受け、直ちに中道に趨く、故に病は多くは膜原に帰す。」と述べるように、湿熱濁邪は膜原に鬱伏して、本証を発病しやすい。」   しかしこの邪が潜伏と言うけどもいつから潜伏しているかなど書いていないので気になる。   背中を診てもらっているとき膈のあたりがと言われた事があるが繋がっていないのか。   臓腑の働きが良くなると伏せていたものが浮き出てきたりすることはないのか。   気になるのでしばらく追ってみようと思います。     参考文献 中医臨床のための温病学入門 東洋学術出版社 神戸中医学研究会編著      

振り返って

○ 3/29 合格発表も終わり、 同じ県同士のクラスメイトとピクニック。 空と土と風と樹々の中で なんと爽快なことか。 どんな鍼灸師になりたいか 進路のことも語り合った。   ○ 3月下旬 繰返し基礎 国試では西洋医学ばかり勉強していたので 東洋医学をもう一度復習した。 各疾患を勉強をしたら、 臓腑の解剖学や生理作用や流注に戻る。 ほうほう、 基礎 ⇄ 応用の繰返しの必要性を改めて痛感。   ○ 4/2 直感 一鍼堂でお腹や背候診をすると 気色が浮き上がって見えます。 触れずとも「ここだ!」という時がある。 探そうと念じるのではなく、 とても冷静で素直な心持ち。 寧ろ、「ここだよー」って 自然と患者さんが教えてくれる という例えが近いかもしれない。   ○ 4/3 ① 脈診(寺子屋にて) 生まれつき脾が弱い人の 施術前と後の変化を診せてもらいました。 健康人の脈とは… 「胃の気の旺盛な脈」 しなやか、潤いがある、生々として力みがない “名状を以てするに難しき脈象のこと” (言葉にすること表現し難い脈) 施術前に寸・関を重按しても 僅かに触れるような脈でしたが、 施術後、脈形が細くても脈力が戻ってきた。 相対的に正気が上がり、これも善しとする。 「そもそもの体質を考慮すべきだ」 という先生の言葉を 心に留め、これから意識していきたい。   ○ 4/3 ②尺膚診 (寺子屋にて) 鍼治療を続けると 身体の変化に敏感になる。 あまり治療をしていない方の体は 言葉にし難い何か鈍い感覚があった。 尺膚診で足裏がジットリと濡れた感触、 陥凹すべき所が隆起している感触から 邪の性質を知ることで、 治療方針を立てていく。 一見肝鬱のように聞こえるが、 そもそもの本質は何か。 生体の中でどのような駆引きを展開させるか 先生の治療を聞くとワクワクした。     ○ 4/3 ③ 問診 初めて患者さんに問診させてもらいました。 「5分で問診から切経まで診てきて下さい」 と先生からお達しがあったが、10分オーバー… その後先生の問診を扉越しに聞く。 「花粉症はありますか?」 ではなく、 「花粉症は目、鼻、喉、頭痛などどこに出ますか?」 具体的な例を挙げると その後の弁証に役立つなと 教えていただけました。   ○ 4/5 色々あった日 新年度、新しい環境。 もう学生じゃないんやなと 急に襲う例えようのない不安。 勝手に緊張してピリピリ。 具合も悪くなって 集中できなくてまたピリピリ。 でも指摘されるまで気付かなかった。 「好きなものってなんですか?」 と受付さんに聞かれてハッとした。 Pinterestで密かに貯めている 好きなものコレクションが頭に浮かんだ。 自然と気持ちがアガる。 鍼灸の世界にいるから 鍼灸のことだけ考えなくちゃと 雁字搦めになって 肝心な時に気が散漫になり 集中できず空回りしていた。 「焦らんとやっていこう」 「楽しんで」 院長の言葉がありがたい。 自分のやり方で気持ちを切り替える方法を 模索していこう。 帰宅後、ノートの走り書きを目にする。 「和敬静寂」 静かな荘厳さの中に 何か穏やかな 人間の気が交流できるような雰囲気 脈診の心得の時に書き留めたものだが、 夜な夜な心に沁み渡る言葉でした。
開放感

体表観察で

2021/03/31 練習で先輩の体をみせてもらった 腹部、手、足と順にみせてもらう中 両足で足部外側、踵から第5指にかけて(膀胱経の走行と一致) 著しく冷えている状態を観察した(はじめて観察した所見) 足底の一部、足首(アキレス腱のあたり)にも 冷えは感じられたけど、こちらは、もやりと感じる程度の柔らかい冷え 足の外側のラインの冷えは、触れる手が痛い、 「固い」冷え方、というか 短期的に生じたものでないものに思われた 昨日観察した内容を振り返るなかで、 2つは、冷えとして括ることはできても種類が異なるものといま、考える なぜあんなに風に冷たくなるのか 仮に足首から下をしばらく冷水に曝しても、あんな冷え方はしない 流れ、道筋における不良があるためとするのが妥当か? 他の可能性は? その時には、 別の所見で唇が乾燥していること、自覚症状に喉が渇きがあること などもあわせて注目していたが そもそも経絡の疎通に問題があるだけで、あの様な固さと伴う冷え方を 体は呈すものなのか? 鍼を打たせてもらった後にも、その部分の所見に変化は見られなかった この後、どのように変化していくのか

本音と建前

東洋医学では、当然のように弁証を立てることを行なわれているが、弁証で心火があるから…と 心にアプローチする事が正解とは限らないようだ。 心包経を触って状態が悪い方向に行ってしまう。 状態と穴性しか診ていなかった。 考察する事は難しく、先生にアドバイスをいただいてばかりだが、 自分の失敗を機に、大切な事を教わった。 本音と建前 原因と結果 よく混同してしまうので、 ここに書き留めておこうと思う。   -------------------------------------------------- 「恋愛みたいなもの」 と院長が仰っていたが、 聞いた時はよく分からなかった。 最近失恋が続いたので ちょっと気持ちが滅入ってしまった。 何故そうなったか。 考えてもわからない時、 離れていくことがわかる時もある。 失恋しても、グズグズするよりか、 自分を磨くしかない。

風寒邪の咳嗽から穴性を学ぶ②

前回の続きを書いていきます。 中医鍼灸 臨床経穴学 P25 「風寒外束、肺失宣降(風寒の邪による宣降失調) 症状:喉が痒い、咳嗽、痰は稀薄である。鼻閉、鼻水。声が重い。または発熱、悪寒、頭痛。無汗。舌苔薄白、脈浮など。 処方:中府、風門、大椎(瀉)…疏風散寒、宣肺止咳。」 2パターン目は発熱〜です。 これは太陽傷寒病であると思いました。 なぜこの様な事が起こるのか調べてみます。 中国傷寒論解説 P43 「太陽傷寒病の要点は衛気の閉塞であり、衛気が閉じる原因は外寒が凝滞することである。」 →つまり発熱から後の部分も外寒が凝滞した結果、衛気を閉塞させて起こっている状態と言えると思います。 この様な状態が発熱以下を起こす理由を見てみます。 中国傷寒論解説 P43 「寒邪によって脈が収縮して拘急するので、「陰陽倶に緊」の脈象となり、寸関尺の部位に浮緊の脈象が現れる。 寒邪に傷めつけられると、まず衛陽が圧迫されるので、太陽傷寒では常に悪寒が現れ、引き続いて発熱する。」 P27 「太陽が邪を受けると、温煦衛外機能が失調するので悪寒が現れる。… 太陽病では、衛陽の気が圧迫されると、正気は奮起して邪気と闘争を始めるので、当然発熱が見られるはずである。」 →つまり①悪寒…衛気の温煦衛外機能失調 ②発熱…正気と邪気の闘争反応 ③脈浮…正確には浮緊で寒邪によって脈が収縮 であると思います。   中国傷寒論解説 P26 「いわゆる「頭項強痛」とは、頭が痛み項が強ばることの形容で、首が左右に廻らず、前後に曲げられない状態をいう。 「霊枢」本蔵篇では、「経脈は、血気行きて陰陽を営むがゆえに、筋骨を濡して関節を利するなり」 と言っている。 いま太陽に邪を受けると、経気の運行が妨げられるので、頭項強痛の証候が出現するのである。」 →頭痛は経気不利によって起こっています。 舌診カラーガイド 薄白苔「苔が白いのは寒邪を、薄いのは浅い病位と軽い病状を示す」 →苔薄白はこの理由かと思います。   また、肺気の宣発機能に影響して咳が出ることもあるので、パターン①と②が複合した状態も起こり得ると思います。   参考資料 中国傷寒論解説 東洋学術出版社 劉渡舟著 中医鍼灸臨床経穴学 東洋学術出版社 李世珍著 舌診カラーガイド エルぜビア・ジャパン 原敬二郎監修