学生・研究生によるブログ

学生・研究生による学びと発見のブログです。

落ち着く

私は鍼を刺されるのが怖く、鍼の響きも気持ちいいというよりかは痛みや不安に思うタイプです。 できることなら短くて細くて浅くて少ない鍼が良いです。 先日院長の鍼を受けた時、施術前に大きな温かい手で手で包み込まれました。 その時ふと不安な気持ちが和らぎました。 その後鍼を一本刺入していただきましたが、治療後、身体の力がストンと抜けて「気が落ち着く」という言葉がピッタリ当てはまりました。 治療を受けて、今日の私は気が散漫で地に足がついていなかったことに初めて気付きました。 七情にも「気が散る」「気が結ぶ」「気が上がる」「気が下がる」などがあり、情志の変化と臓腑は関係していると言います。 私たちも日頃から「気が〜するなぁ」と日常会話で口にします。こんな些細な言葉にも気の状態は反映されているんだと思います。 治療を受けて、先人の観察力と言葉に味わい深さを覚えました。
さかな

形態模写

=========================== 2021/11/27 『形態模写』 形態模写をすることで、患者さんの(動作時の)状況・状態を自分の体を通して得ることができ、より生の情報として取り入れて、考察に活かすこともできる為重要。下野先生からこのことについて様々な角度から指導してもらっている。 自分なりにやってみる中で、いま、ある患者さんの症状について、これにより、何か手がかりが得られそうな事があり、でも、そこに届きそうで届かない。もどかしい… =========================== 2021/11/28 『ツボの反応』 ある患者さん、霊台穴に触れたとき、こちらの指先を通して刺す様な細さで伝わってくる。確認のため上下の穴にずらして確認するも沈黙。再度触れると同じく顕著な反応。それが何を顕すものなのか、今は手がかりがなく、ただ経験としてストックする。 =========================== 2021/11/29 『見通し』 痛みや辛さは結果であってあくまで表層ということなのか。生じた後の結果ばかりに焦点を当てているから見通しが悪くてなるのか。
六甲山

血の運行

血の運行について

美しさ。

東洋医学で言うと、 一般的にブラックボックス化されているイメージでした。 しかし、 林先生の治療をみて、それが改めて覆されました。 先生の治療はブラックボックス化させるのではなく、外部で症状として出ているものを、内部の原理や構造を理解し、それをわかりやすく伝える。 そしてそれに合った配穴する。 その治療に感動し、そして、美しさを感じました。 これが自分の目指す治療だなと。 生意気ですが、将来、自分にも治療ができるという根拠のない自信が湧いてきます。 想像すると、鳥肌が立つように心躍ります。 好きな人ができたような感覚で笑 好奇心と情熱を持って東洋医学に向き合いたいと思います。

滋味深い

滋味深いとは 栄養価に富んで味のよく感じられること。 ゆっくり味わうことで醸し出される味や雰囲気。持ち味がにじみでることによって感じるおいしさ。 母と一緒に長年通っているお店で食事をしたとき、出されたお料理に母が「滋味深い」と感想を述べたら、 シェフがすごく嬉しそうな表情で「滋味深いは最高の褒め言葉です。そういう料理を作りたいといつも思っているので。」と 仰っていたことが印象に残っていました。 鍼の施術でも、 すぐに効果がでるよりもある程度時間が経ってから効果を感じるのが理想と 下野先生がお話されることがあったのですが、 それは料理も鍼も何年もの間、毎日毎日試行錯誤した結果できることで、 滋味深いと聞いたときに、鍼に使う言葉ではないと思うのですが、 一朝一夕ではできないという意味で共通しているものがあるな〜と お料理を食べながら鍼のことを思い浮かべていました。

痰飲(1)

痰飲について、『中医病因病機学(主編:宋 鷺冰、翻訳: 柴崎 瑛子)』の第9章 「内生要因」より、古典からの引用部分を抜き出す。 「千金方衍義」 その根源が不足すれば、日がたつにつれ水の精華は混濁してゆき、ついには痰飲が出来る。 そして必ず先ず呼吸した大気が及ばないところに集まるので、腸から脇、そして四肢へと達し、 しだいに胸膈へと浸蝕していき、ますます乱れていく。 つまり痰飲の病で胃から始まらないものはない。 「儒問事親」 飲ができるためには原因が五つある。それは憤慨を抑えたことによるもの、疲労によるもの、 思慮が過ぎたためのもの、飲痛によるもの、そして発熱に冷えに損傷されたためのものである。 「医碥」 痰自体は自分の津液であり、・・その静粛機能を失って加熱すれば、 津液が火に煮詰められ、粘っこい濁物に変わる。 また温が失われて寒が過剰になれば、津液が寒のために停滞し、次第に凝結して痰ができる。 「三因方」 飲食過多で道楽にふけり、大声を張り上げてひどく疲れ、運動が適当でなければ、 津液が巡らず、集まって痰飲になる。これは不内外因に属する。 「直指方」 水と飲と起源が同じだが名前が異なる。 人は脾土が欠損しているだけで飲んだ水がいつまでも転化できなかったり心下に停滞したり、 脇間に集まったり、経絡に入ったり、膀胱に溢れたりし、そのために病気になることがよくある。 「本草綱目」 痰涎などは気に従って上下し、入り込めないところはない。 心に入れば竅を惑わせて癲癇・うわ言・幻視などをひき起こす。 【参考文献】 「やさしい中医学入門」東洋学術出版社 「中医病因病機学」東洋学術出版社

二つの気海と運動連鎖

学校の解剖学だけでは限界を感じ、春休みを期に運動連鎖の講座を受講しました。 関節にも球、臼、滑車関節など様々な形があり、可動性と安定性を保つため役割が各々違います。 (学校で教わる知識はここまで) 環椎と軸椎は可動性、C3〜C7は固定性と頚椎にもそれぞれ役割があり、その下へ続く胸椎は可動性、腰椎は固定性… つまり、正しい運動連鎖とは、頸部から可動性→固定と隣合う関節は連動し、下肢まで続いていきます。 胸椎は可動性?そんなに動くの?と思いました。なぜなら、私の姿勢は、頸部が前傾し胸椎を凹ませ固定させていたからです。 本来可動性の役割を持つ関節が固定すると、隣合う固定性の関節が代償運動し、可動性の役割に転じ、さらに隣合う関節も役割が転じ…全身に影響を及ぼすと教わりました。 姿勢を良くするには「肩を寄せなさい」と言われましたが、本来可動性を持つ肩関節を固定すると呼吸が入りません。 関節の特性を踏まえ形態模写をすると納得ができました。 膻中穴あたりを軽く上方に上げると胸郭が開き鳩尾穴辺りの横隔膜が動き呼吸がしやすく、臍下丹田の力を入れなくても治まり、足の接地面が安定し、何より余計な緊張がなく楽な姿勢を保てます。ヨガの安楽座位に通じます。 そこで、膻中穴、気海穴、鳩尾穴に着目してみました。 “人身には気海が二つある。 いまひとつの気海は上気海といって膻中のことである。 上気海と気海は密接な関係があり、いずれも気病を治する大切な穴である。 膻中は上焦の中点であって、上焦の気の会する処である。而して上焦の気は宗気である” 「鍼灸治療基礎学」 代田文誌著 “膻中穴は上焦の気の病を治療することから「上気海」称されているのである。心包経の募穴である。 また任脈、足太陰、足少陰、手少陰の交会穴であり、気(宗気)の集まるところであるため気の会穴とされている。 “気海は諸気の海であり、元気を大いに補う効力と、下焦の気機を総合的に調節する効力を担っている。” 「臨床経穴学」 季世珍著 “気海は原気の海である。(中略) 原気の充実は一切の病の治を促進せしめ、原気の虚乏は全身に影響して諸病の治をおそからしめる。 古来心肺の病は膏肓の病といって、治しがたいものになっているが、肓の源は気海であり、膏の源は鳩尾である。 気海を整えれば従って鳩尾もととのい膏肓の病も治するわけである。 また、気海を一名下肓ともいう。上の膏肓に対する名である。気海は肓の源であるから、肓兪、肓門等に関する” 「鍼灸治療基礎学」 代田文誌著 東洋医学もしっかり繋がっていました! 「患者さんが院内に入った時から勝負です!」 以前、下野先生がお話しされていました。 摺り足や腰に負担が掛かる歩き方を真似してみたり、形態模写をしても他の部位にどう影響するか今ひとつ分からないままでした。 そこで解剖学の勉強をしに行ったのですが、東洋医学の知識を深めるきっかけとなり、望診や切診を勉強する上で役立つのではないかと感じました。   引用・参考文献 「鍼灸治療基礎学」代田文誌著 日本の医道社 「臨床経穴学」 珍世珍著 東洋学術出版

自分、胆経

  自分 頭ばっかり使うタイプなので、極力頭を使わずに1人で暗い世界で生きていこうと思ったけどその中で自分を失ったら意味がない。   人それぞれのやり方はあると思いますが、自分自身に過度な自己否定も行ってはいけない。   奥底にしっかりと自分を持ち、外は柔らかい状態で相手に合わせる。   つけ上がらせず、奥底の正しい位置でしっかり抱え込んでいれば外への興味も湧いてくる。   また、外界の物事に引っ張られてはいけないけど、形は合わせなければいけない。   形を合わせるために色んなことを学んでいかなければいけないし、全部できる様にならなければいけない。   しっかり抱え込んでいればどんな形にもなれる。   現状として、自分が崩れてしまったせいで弱いものへの合わせ方をさせてしまっている。   過去にあった事実は変えられないので、それはそれとして受け入れた上でやっていくしかない。   胆経 胆経で停滞が起こっている時、丘墟にも出るとは思うのですが、もう少し上の懸鐘あたりも反応が出る事もあると思いました。   表裏なので背景に肝鬱が絡んだ邪気かもしれません。   この状態を変えるにはどうするか、色んな角度からみていきたいと思います。

舌診(04)

舌苔について整理する 【苔色】 白苔 表証を示し、傷寒の太陽病や温熱病の衛分証でみられる。 黄苔 熱証を示す。表に熱が留まったり、邪熱が裏に入ったり。 化熱もあり表寒化熱や陽虚の水湿不化をあらわす。 灰苔 裏証を示し、裏熱・痰飲・寒湿などでみられる。 黒苔 裏証を示し、熱極か陽虚寒盛など病変の重篤な段階でみられる。 緑苔 瘟疫や湿温などであらわれ、湿熱・痰飲などの化熱が考えられる。 霉醤苔 紅・黒・黄の混ざった苔で、湿濁が長期にわたって化熱を示す。 【参考文献】 『中医臨床のための 舌診と脈診』医歯薬出版社 『新版 東洋医学概論』医道の日本社
木

内風

内風について