学生・研究生によるブログ

学生・研究生による学びと発見のブログです。

自分の確認手段など

週末 先週の週末くらいですが、学校での様子をみると全体的にイライラしている様子の人が多かった気がします。 こちらから話を振る訳でもなく、久しぶりに昔出ていた症状が出てきたなど会話で出てきた。 そういう時期だったのかなと勉強になりました。 肝火の人は目と喋り方が爆発的な特徴を持つ気がします。   自分の確認手段 最近自分のどんな状態が良くて、どんな状態が良くないか前よりは実感できる様になってきた気がします。 良くない状態を作ってしまっている時、現実に存在する音、匂いなどに対する取りこぼしが多く、みるものの視点が近い。 その状態になっている時を確認すると変な没頭の仕方をしてしまっている事が多い。 改善方法としては、今に集中したら状態は良くなる。 もっと受動的に。 要らないものが多すぎる。 もっと自分と周りの環境を一致させたいな。   場所によって 小腸経の切経を行う時、相手の顔近くに手を置いてもらうやり方で労宮でみようとすると物理的に距離感が近くなりやすい。 最近は手の指でもみれたらいいなと思い、指先でも軽く触れるよう色々指先で触る訓練中です。   流れ   細かい部分を見るのはいいけども、そこに囚われた瞬間他の情報との関連を切ってしまっているので別物になる。 診断時、そうならないためにもサッパリ生きなきゃなと思います。

下巨虚

前回の続きです。   合穴である下巨虚について調べていきます。   《現代語訳 黄帝内経霊枢 上巻》P108 邪気蔵府病形篇 「小腸の病の症状は、下腹部が痛み、腰や背骨が引きつり睾丸まで痛み、大小便がつまり苦しみ、耳の前が発熱し、或いは寒が甚だしく、或いは肩の上の熱がひどく、手の小指と薬指の間が熱く、或いは絡脈がおちくぼみます。これらはみな小腸の病です。 手の太陽小腸経の病は、胃経の下巨虚に取って治療します。」   ↑の文章を基に考えていきます。   《現代語訳 黄帝内経霊枢 上巻》P507 張論篇 「小腸張の症状は、下腹部が張り、腰にかけて痛みます。」   → ・下腹部は小腸のある部位なのでそこが痛み、それが腰まで影響している。 ・耳の前、肩の上は小腸経上にあるのでそこに反映されているのだと思います。 ・手の小指と薬指の間に関しては、小指あたりに経の走行がありますがそれを指すかはわかりません。   《現代語訳 黄帝内経素問 上巻》P164 霊蘭秘典論篇 「小腸はすでに胃で消化された食物を受け取り、食物の精華を抽出して、全身に輸送します。」 《全訳 中医基礎理論》P131 「張介賓は『素問 霊蘭秘典篇』を「小腸は胃の下に位置し、胃中の水穀を受盛して清濁を分ける。そこで水液は前部に吸収され、糟粕は後ろに送られる。脾気は化して上昇し、小腸の気は化して下降する。そのため化物が出るというなり」と注釈している。」   《中医学ってなんだろう》P239 「小腸の蔵象 内部の状態 小腸が清濁を分けられなくなり、余計な水分が大便に混入する。または濁ったものが尿に混入する。 →現象 ・大便が緩い ・下痢 ・尿がにごる など。 内部の状態 小腸から、水分がきちんと吸収されない。 →現象 ・尿の量が減る 内部の状態 小腸の働きが悪くなり、濁ったものが下へ送られなくなる。 →現象 ・お腹が張る ・腹痛 ・嘔吐 ・便秘 など。」   《穴性学ハンドブック》P159 「下巨虚 湿 分清濁、祛湿邪、燥湿、滲湿」   《全訳 経絡学》P 52 「李東垣は張元素に学んだが、その著書である『薬類法象』で、昇降や浮沈により薬性を論じて、茯苓は手の太陽(小腸)へ入り、麻黄は手の太陰(肺)へ入るとし、それぞれの経脈に導く引経薬、報使薬、向導薬を打ち出している。」   →胃からドロドロになって降りてきたものを小腸が受け取る。 受け取ったものを清・濁に小腸が分別する。 清は水穀の精微で、脾の運化へ 濁は大腸へ送られる 小腸の働きが悪いと分別ができず、そこに留まる。 すると下へ送ることができないので留まり、張って痛む。 穴性学ハンドブックで分清濁とある様に、下巨虚によって小腸の働きが改善すると清は脾、濁は大腸へと送られていく。 結果として小腸の張りなども改善される。 また、祛湿邪 滲湿とある様に利水滲湿薬で小腸に入る茯苓の様な一面もあるかもしれない。 邪気蔵府病形篇の寒熱の現象がなぜ起こるのかがもっと調べていく必要があると思います。   参考資料 《現代語訳 黄帝内経素問上巻》 東洋学術出版社 南京中医学院編 《現代語訳 黄帝内経霊枢上巻》 東洋学術出版社 南京中医学院編 《中医学ってなんだろう》    東洋学術出版社 小金井信宏著 《全訳 中医基礎理論》     たにぐち書店  印合河主編 《全訳 経絡学》        たにぐち書店  李鼎主編 《穴性学ハンドブック》     たにぐち書店  伴尚志編著

想像

先日不調だという友人の舌の写真を送ってもらいました。 絳舌、舌尖は鮮紅色で細かな裂紋を認め心火が旺盛。胖大、舌痕があり、舌面はやや乾燥し、津液の損傷も考えられました。 脈を直接みることができませんでしたが、 「脈を予想してみることも大切」だと下野先生に教えていただきました。 普段、友人の脈は細く針金のような輪郭の脈で速く、不調になると輪郭がはっきりせず弛緩して沈取りで消えそうになります。 後日舌と脈を見させてもらいました。 舌はあまり変化がありませんでした。 脈は右は前述したようでしたが、左は細く上焦で指腹を弾くような感触でした。 上焦は実し、下焦は虚しているのでは?と考えました。 脈の左右差をどう捉えるかはこれから勉強が必要です。 舌も脈も時々で変化していくものなので、定期的に診させてもらおうと思います。 今回の経験を機に舌を診て脈を想像する、またその逆も日頃から実戦してきます。

ホルモンからの支配

書籍「閃めく経絡」 ダニエル・キーオン を読み終えました。 感想としては、いろいろと盛りだくさんの内容で、私にとっては気づきや謎解きのヒントになるようなありがたい本でした。 まだ十分理解はできていませんが、 印象に残った部分、具体例をあげると、 中医学が想定している腎の機能のほとんどを副腎が担っている。 副腎は身体で最高濃度の神経堤細胞誘導体(腎精)を含む点で非常に興味深い腺である。 副腎→髄質→アドレナリン、ノルアドレナリン、ドパミン 例えば、パニック障害の時は強い恐怖心を呼び起こし、警報装置が誤作動を起こすように過剰にアドレナリンやノルアドレナリンが分泌されて、血圧を高め、心拍数を上げて、めまいや動悸などを起こします。 強い恐怖心は副腎を刺激するのです。(→過剰な恐れは腎を損なう) また脳では過度な不安や恐怖によって扁桃体のドパミン受容体が活性化することがわかっているそうです。(→脳髄も腎に含まれます) またドパミンは意志の力を発揮するのに非常に重要とあります。(→五神の志) 臓器から放出されたホルモンは感情の変化(こころ)と深く関わっているのです。ホルモンや神経伝達物質は各臓器からの気持ちが添付されたメッセージなのかもしれません。 そう思うと益々面白いなと思います。 またこうも書かれていて、 つまりホルモンは我々の脳の延長であり、脳と区別がつかないものだ。 あたかも臓器が脳から生じたかのようだ。(あるいは逆かもしれない) そうなると人間の感情は臓器が作る、ホルモンや神経伝達物質によって支配されている!? P︎MSや更年期障害、うつ病などの精神疾患、心因的なことが絡む疾患などが代表的なものでしょうか。 こういったトラブルに対して東洋医学では、五臓を正常化することで解決できることに繋がるんですね。 きっと。  

腹診で 1

同じ方のお腹を定期的にみる中、 お腹全体に何か分厚い膜でも被さった様に 感じられる場合がある。 普段の お腹の柔らかさが感じられる時に 受け取れる、内からの感覚が感じ取れず、 温冷どちらも特に立っておらず、 鈍さ・硬さとして感じる。 (続く)

同情

数週間ぶりに診せてもらって 復調した患者さんの姿に、 前回は浮き沈みする揺れる姿に 一喜一憂していたことに はっきりと気付かされる。 同情はしないー 以前教わっていたことが指していることが 少し分かった気がした。

舌の経緯

寺子屋である患者さんの舌診をさせていただきました。 西洋医学的に同じ診断をされた別の方の舌を以前写真に撮っていたので比較してみました。 舌型は異なりますが、どちらも舌色や苔の配置などが特徴的でバランスが極端になっている事に気付きました。 今日見させてもらった舌や、以前写真におさめた舌も断片的で、どのような変化が起きるのかまだ想像ができません。 そこで、症状が悪化した時、快癒に向かった時、舌がどうなるか、患者さんの生活環境や職業、発症しやすい時期など、症状が悪化するまでの経緯も先生に聞いてみました。 「またこの症状が出たらどうしよう…」と不安に思う気持ちが更にプレッシャーを与え症状を悪化させる要因になるという先生の言葉が印象的でした。
桜

食べることについて①

皆さま、初めまして。 受付をしております、鍼灸学生のイワイです。 ここでは、日々の学習のことやそこで生じた疑問など様々なことについて、学生なりに書いていきます。 どうぞよろしくお願いします。 早速ですが、新年度になりました。 桜が満開で見頃を迎えてますね! 春といえば、「新しいこと」を始めるのに適した季節だというわれています。新しいチャレンジや生活など、楽しみな気持ちと新しいことに取り組む不安もあると思います。 私達の身体は何か取り組むとき必ずエネルギー、気力、体力が必要になります。 そこで、新しいことに向き合うために、日々の生活の中で欠かすことのできない〝食事〟について勉強し、食べることで身体へどういう影響がでるのか、西洋医学と東洋医学での、それぞれの概念について勉強しました。 西洋医学的には、私達が食事した際、口から入った食べ物は 口→食道→胃→小腸→大腸→肛門 という順ではいって、外で便として出て行きます。この過程の中で、体内に栄養素を取り込み、身体に必要な物資に再合成し、吸収されています。 では、東洋医学的にはどういう概念でしょうか? 東洋医学的に考えると、まず人体の構成や生命活動を維持するのに最も基本的な物資のことを〝精〟といいます。 この〝精〟には、父母から受け継いだ〝先天の精〟と飲食物を摂取することにより得られる〝後天の精〟の2つから成り立ちます。先天の精の量は生まれたときから決まっていますが、後天の精は飲食物を摂取することで絶えず補充されています。 次回は、後天の精について勉強したことを書いていきたいと思います。 ————————————————————— 【参考文献】 「生理学 第3版 」東洋療法学校協会 編 「新版 東洋医学概論」東洋療法学校協会 編

客氣の”客”

景岳全書 伝忠録 夏月伏陰續論 『主氣と異なるものとして、客氣がある。天は五氣を周らし、地は六氣を備えている。・・ ・・この客氣は冬であろうと夏であろうと、その季節とは異なる氣を引き起こして、人々を病気にさせる氣である。・・』 『夏期になると陰気は伏して内にある。これは本来、天地の間における陰陽消長の理である。・・』 の冒頭から始まるこの篇ですが、 朱丹溪との陰陽の考え方の違いを解説し、張景岳の持論を展開している章になります。 この章を咀嚼した内容は別の機会に上げさせて頂くとして、 ときおり出てくる”客”が気になりましたので、調べてみる事としました。 【客氣(かくき)】 1⃣一時のから元気。血氣の勇。假(仮)勇。 2⃣其の歳の運を動かす外部から來る運気。主気に對(対)していふ。 客 ①よせる。よる。身を寄せる。 ②まらうど(客人)。主の對。 ③上客。一座の尊敬する人。 ④かかり人。 ⑤外來人。 ⑥あひて。 ⑦たびびと。 ⑧たび。 ⑨居處(いどころ)の定まらない者。 ⑩人。士。 ⑪とくい。得意。顧客。 ⑫來しかた(過ぎ去った時)。過去 ⑬姓。 この夏月伏陰續論の客氣に関していえば、主たる氣とは別の 「病をもたらす得体の知れない氣」といったところでしょうか。 景岳全書の後の章、「命門余義」の中には 『・・三焦の客熱として邪火がある場合も火が原因となっているのであり、・・』 とあります。この客熱もまた、主体の火化とは異質の火に感じられます。 經穴では、 小陽胆経の經穴で上関穴を別名:客主人といいますが、この場合は 「頬骨弓を挟んだ、下関穴の相手方」という意味として、鍼灸学校で教えて頂きました。 その意味合いだけなのかどうか、今後の新たな発見を目指したいと思います。 【参考文献】 『大漢和辞典』大修館書店 『新版 経絡経穴概論』医道の日本社 『現代語訳 景岳全書 伝忠録』たにぐち書店

夙川にて

図書館、公民館など、外で勉強する事が殆どです。 好きな場所で、夙川沿いの静かなところに”西宮市立中央図書館”があります。 休憩に川沿いで新鮮な空気を吸うのですが、ふと思い出した事がありましたので。 以前に、六甲山からの鉄砲水で犠牲者が出たことがありました。 その時に『山上が曇れば大蛇が通る』という伝承を知ります。 古人が鉄砲水を大蛇に例えて後世に伝えやすくしたのだと思います。 それをきっかけとして、スサノオノミコトがヤマタノオロチ退治を ”治水対策の比喩”であるとの仮説にも出会う事になりました。 クラスメイトが話の中で「東洋医学=スピリチュアル」との認識に違和感を覚えたのを覚えています。 東洋医学を学ぶという事は災害の地に建つ石碑のように、 古人が未来へ向けた思いに耳を傾ける事のように思います。 とか、思い出しながら国家試験に向けての勉強の年末です。