学生・研究生によるブログ

学生・研究生による学びと発見のブログです。

気について

東洋医学を学んでいると、気についての話が常に出てきて、ずっと私を悩ませているものの一つです。 最近手に取った「積聚治療」という書籍を読んで、少し頭の中が整理されたような気がします。 気は宇宙を構成する要素であることは、古代中国での文献にすでに表現されている。 最新の物理学において、世の中の物質の最小単位は素粒子(クオーク)から成り立っているとも聞きます。 呼び方が違うだけであって、この素粒子は東洋的に言えば「気」であることになります。 結局のところ、世の中、全宇宙は全て解体してみると気というものでしかないということになります。 気にも「見える気」と「見えない気」があるようです。 「見える気」について、この書籍には身体の構造を例に挙げて、8層に分けて分類しています。 ①骨 8層の中で一番硬く、深層にあるもの ②筋 骨より柔軟性に富んだ状態であり、骨よりも浅い ③肌肉 筋肉や腱、靭帯よりも一層柔らかい ④血脈 血液やリンパ液などを示して流動性がある ⑤皮毛 固形性の気の中で最も消耗しやすい ⑥汗 血が変化したもので、私にもまだ見える気の状態 ⑦熱気 身体から発散するもの、人体の変化した状態そのもの。熱気は液体から気体の状態になって身体から発散する気のさま。目には見えないですが、感知できるレベル ⑧オーラなど 人体の最も外側の気らしいですが、私には見えませんし感知不能です 身体には深さに応じて異なる気の層があることになるが、これらの質に根本的な違いはなく、ただその密度が異なるだけである。身体は気の重層構造になっているととらえ、表面に近く浅いところほど気の密度が低く、深いところほど気の密度が高いと表現できる。 積聚治療 気を動かし冷えを取る 小林詔司 より 学びとしては、「見える気」という考え方が新鮮でした。

重心

=========================== 2021/09/23 『重心』 先日自分の立ち姿を写真に撮ってもらった際、その腰の入っていない具合が、重心が下りていない様が、露骨に写し出されていた。脈診のときに指導された内容にも通じる。生活態度から諸々見直す必要あり。 =========================== 2021/09/24 「鍼治療を受けて」 初めのて治療をうけた時は(数年前)は見つけた反応に名前をつけようとしていた。たらだの表面をぞわぞわ動くそれを衛気の動きなのかと考えたり… いまは、からだのうえに今回はどんなことが起きるのかを待っている間が貴重な時間で、予想とか期待とか、なくなってきた。 置鍼中のからだの動きは、何週か似た展開のこともあるが結局は、新しいものに切り替わる。 =========================== 2021/09/25 「先輩から」 具体的に書けませんが、忘備録として。 “それ”では単に経絡の操作になってしまうー ありがとうございました。自分のやっていることに対する客観的な視点が少し補なわれた気がします。 =========================== 2021/09/26 「七情」 学生の頃から、そして今も疑問に思っている。そんな極めて強い作用でなくたって常に影響を受けているだろうと考える。5種(7種)の分類を、それで取りこぼすもの置いても優先するのにどんな背景があるのか。そして何より、感情とセットになっている信念との話抜きにして語れないのではないかという点。 いまの疑問を疑問としてー

腎虛

最近、腎虛の意味を再考中。 どうやら途中からそれが指す意味が変わっていそうだ。 それを知れたので、時々ある方剤の違和感が取れた。 現代風な視点からでは見えないものが見えてくる。 では、昔の腎虛を現代の解釈に合わせるとどの様に表現するのか。 課題です。

肺、金、従革、皮毛、鬼

『五行大義』 金曰従革。従革者革更也。範而更。形革成器也。 西方物既成殺気之盛。 金に従革と曰ふ。従革とは、革は更なり。範に従いて更まる。形革まりて器を成すなり。 西方の物、既に成りて、殺気の盛んなるなり。 『京都薬用植物園の麻黄』より、解表薬から肺系へと探求をしております。 『肺』 五行においては金。 五体としては皮毛。 五性としては従革。 皮毛は”外からのシールド”とだけに、囚われていたように思います。 肺の宣発作用に注目して、粛降作用を見逃していたようにも思え、臓腑の作用を再確認しなくてはと気づかせて頂きました。 また、『五行大義』より ”(皮毛という)大きな袋があるから(臓腑という)中身を沢山詰め込める” という”器”の機能もあるのだと教えられたように思います。 肺經の經穴では別名に気になるところがあり、繋がりを求めたいと思います。 『手の太陰肺經』 井木穴  ”小商”  別名:鬼信 原穴   ”太淵”  別名:鬼心 合水穴  ”尺沢”  別名:鬼受、鬼堂 (別名の”鬼”が気になって調べていますが、根拠には辿り着かずに探求を継続中。) 『大漢和辞典』 【鬼】 、、人が死ねば心思をつかさどる魂は天にのぼって神となり、形體は地に歸り、形體の主宰である魄は鬼となる。 [説文]鬼、人所歸爲鬼、从儿、田象鬼頭从厶、鬼陰⽓賊害、故从厶。 陰気と肺、金、従革、皮毛、鬼について共通項を見出せそうで、未だ掴めておりませんが、 今後も探求を深めていきたいと思います。 【参考文献】 『五行大義』明徳出版社 『大漢和辞典』大修館書店 『臨床経穴学』東洋学術出版社 『新版 経絡経穴概論』医道の日本社

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素問 六微旨大論篇 第六十八 帝曰. 遲速往復.風所由生.而化而變.故因盛衰之變耳. 成敗倚伏.遊乎中.何也. 岐伯曰.成敗倚伏.生乎動.動而不已.則變作矣. 帝曰.有期乎. 岐伯曰.不生不化.靜之期也. 帝曰.不生化乎. 岐伯曰. 出入廢.則神機化滅.升降息.則氣立孤危.故非出入.則無以生長壯老已. 非升降.則無以生長化收藏. 是以升降出入.無器不有. 故器者生化之宇.器散則分之生化息矣. 故無不出入.無不升降.化有小大.期有近遠.四者之有.而貴常守.反常則災害至矣. 故曰.無形無患. 此之謂也. 帝曰善.有不生不化乎. 岐伯曰.悉乎哉問也.與道合同.惟眞人也. 帝曰善. 帝曰く、遅速と往復とは、風の生ずる故由にして、しかして化し、しかして変ずるは、故より盛衰に因るの変のみ。 成敗倚伏して中に遊ぶとは、何ぞや。 岐伯曰く、成敗は倚伏して、動より生じ、動きて已まざれば、すなわち変作こる。 帝曰く、生化せざるか。岐伯曰く、出入廃されれば、すなわち神機は化して滅し、升降息めば、すなわち気立は孤にして危うし。 ゆえに出入するにあらざれば、すなわちもって生・長・壮・老・已するなく、升降するにあらざれば、すなわちもって生・長・化・収・蔵するなし。 ここをもって升降・出入は、器としてあらざるなし。ゆえに器なる者は生化の宇にして器散ずればすなわちこれを分かち、生化息まん。 ゆえに出入せざるなく、升降せざるなし。 化に小大あり、期に近遠あり。四者これあれば、常の守らるるを貴び、常に反すれば、すなわち災害至る。ゆえに曰く、形なければ患いなし、と。 此れをこれ謂(『現代語訳 黄帝内経素問 下』P91より抜粋 訳:松村巧) 『生・長・壮・老・已』 『生・長・化・収・蔵』 韻を踏んだ二つの言葉。 この章においては『化する』という”ターニングポイント”としての動詞が重要に思います。 生長【陽】から収蔵(老已)【陰】への変換に着目してみた訳を考えてみました。 『生長・壮・老已』 『生長・化・収蔵』 『生長・壮・老已』 生長して→壮じて(大人になって)→老已(年老い亡くなる)する 『生長・化・収蔵』 生長して→化して(変化して)→収蔵する 【参考文献】 『黄帝内經』中医古籍出版社 『現代語訳 黄帝内経素問 下』東洋学術出版社

先週の患者さん

  先週の患者さん 以前見たことのある空気感だった。 脾虚がベースにあり気遣いをされる方。 ストレスを受けていてもどこか他に気を使われている。 ストレスを受けたとしても体質や本人の処理の仕方で傷つく臓腑は違う。   また、自身がここが気になると先生に報告した穴で治療するとどうなるか。 以前別の患者さんで聞いた話を思い出した。 匙加減を間違うときっと暴発してしまう。   直接的、表裏と二つの側面から難しいのかと想像。   フットサル 鍼灸とは全く別の話です。 フットサル選手の感覚を知りたくて、 「ガチガチの個サルより緩い個サルの方がドリブルが難しくないか?」と聞いてみた。 帰ってきた答えがブレースピードが早すぎると相手によっては反応できないから、そういう時は自身のプレースピードも下げてプレーするらしい。 ガチガチならガチガチ、小学生なら小学生とそこに応じたスピードでプレーすると上手くいく。 とは言ってもやはり自身に近い方が楽で、小学生相手が一番難しいらしいです。 色々役立てそうな感覚だと感じました。   手 手で覚える。 この事を明日はより強く意識いこうと思います。   その為にもきちんと集中します。   周辺 どんな状況でも周りへの意識を忘れずに。 そこが抜けた瞬間治療どころでは無くなる。   気遣い 受付をしていて、診察券を返すときに予約時にメールアドレスを伝える。 その時に自身が不親切な案内だった。 その事実が自身の課題を表していると思った。 改めるべき点。 優しくないといけない。

視点・公孫・合谷

主語 自分の課題を解決するために主語を置き変えて視点も変えてみようと思う。 意識を変えてみたら実践中なのですが対人でも変化がありました。     打撲から奔豚 今朝起きたてに上がってくる感じ・落ち着かない感じがした。 奔豚だと思います。 昨日の実技の授業の時もそうでしたが、右の神門が触られると嫌な感じでした。 脈は全体的に強くなっている。 体を色々探ってみた。 すると右の公孫がべコーンと凹んで奥に何かいる感じでした。 何故こんな事になったのか考えていると日曜の夜にフットサルで右足の公孫あたりを軽く打撲していました。 衝脈との関わりでこの症状を起こしているかなと思ってその方向に打ってみました。 その後の神門の変化・公孫の形状変化・排便の変化・奔豚の変化・周辺の血管の様子など勉強になりました。   灸実技 学校では灸の授業でやたらと合谷を使います。 これをされた後の座学の授業の様子を見ると結構な人数がボーっとしています。 原穴的には大腸経ですが空間的に太衝と結びつけても氣滯の弁証にも使えると思います。  

飽和

久しぶりに友達が家に遊びに来ることになりました。 なのでその準備をしなくてはと、部屋を片付け始めたところ、とんでもなく散らかっていることに気つかされました。 知ってはいましたが、よくもまぁこの10年ほどでモノがこんなに増えたものだと、片付けながらつくづく思いました。 増えすぎた服、カバン 増えすぎた靴 増えすぎた食器、調理器具 定期購読しているまだ封を開けていない雑誌の山 買い込み過ぎたインスタント食品 そして書籍 以前から断捨離しなければと思い続けていましたが、いざモノを捨てようとしても、まだ使えるし、また使うことがあるかもしれないと思い、結局捨てずにそのままになっていました。 でもとうとう家の収納に限界が来てしまっていたようです。 こころの切り替えをしなくてはいけません。 「部屋はその人の心の状態を表している」 とも聞いたことがあるので、本当に耳が痛いです。  

寺子屋で

3月23日(水) 患者さんの舌の観察をしました。 患者さんにお会いする前に、先生の許可を得てカルテを見せていただき、主訴から舌の状態を想像しました。 歩くと息が切れて疲れやすいということから、見た目は弱々しく舌色は淡白舌で舌体は痩せて小さい、 気虚のイメージで考えていました。 実際は、 全体的に絳紫色を帯びた地図舌、ところどころ凸凹と丘のような形状がみられ、舌下静脈の怒張あり。 細身ではありますが弱々しい感じは全くなく、はきはきしたキャリアウーマンという印象でした。 息切れして疲れやすい⇒気血が不足している⇒淡い舌色と思いこんでいましたが、 実際の色は紅が強く熱を帯びていた。 舌下静脈の怒張から瘀血があるため気血のめぐりが悪くなり、 それが息切れや疲れやすさの原因になっているのか。その瘀血はどこからきているのか? 地図舌や凸凹な形状は何を表しているのか? 次回、経過がわかればまた考察します。

募原など

理由 最近、陽明と厥陰の古代の認識を調べていて面白い認識を見つけた。 部位で結びついている可能性、面白いです。   募原 起きた現象があったので、募原(膜原)について調べ中。 見ていくと温疫論(呉有性)の認識がとても勉強になる。 また、現代医学的に考えてもコロナと脂肪細胞の関連から説明できそう。 メトホルミンがコロナの後遺症予防に有効とされる理由もわかる。 募原の認識と一致するところも多い。