学生・研究生によるブログ

学生・研究生による学びと発見のブログです。

六經病機(01)

太陽病病機 【01】営衛不調 【02】表寒裏飲 【03】邪入經輸 【04】邪陥胸中 【05】実邪結胸 【06】邪陥心中 【07】邪熱下痢 【08】經邪入腑 【09】臓腑陽傷 【10】臓腑陰傷 【01】営衛不調 営は陰で、衛は陽である。衛営は拮抗する事によって、衛外を守り固め開闔を主るという生理機能をもつ。 外的要因により膚表の営または衛の力量に変化が生じ、陰陽昇降のバランスが崩れる。 成無己(金代)は「風は衛にあつまる。・・寒は営にあつまる。」(『注解傷寒論』)とする。 外邪(風)を感受すれば、衛の昇散活動が優位に立ち、衛強営弱病機を発生させる。 外邪(寒)を感受すれば、営の沈降し静かであるという性質が優位に立ち、営強衛弱病機を生み出す。 太陽表虚証。 衛の昇散性が優位となり、外表部に浮揚し、発熱する。 弱くなった営の沈降凝集し静かであるという特性が弱まり、内部を守れず自汗し脉が浮緩となる。 自汗がでれば、衛が散漫となり皮膚の温煦作用が失われ、悪風(風に当たると寒気)する。 太陽中風、陽浮而陰弱、陽浮者、熱自發。 陰弱者、汗自出。 嗇嗇悪寒、淅淅悪風、翕翕發熱、鼻鳴乾嘔者、桂枝湯主之。 方一。 太陽表実証。 営の沈降凝集し静かであるという性質が強くなり、衛が肌表の内側に抑鬱されて、膚表を温めることができなくなり、悪寒が現れる。 陽気が発散されず発熱する。 営の沈降凝集し静かであるという性質が、無汗・脉の浮緊となる。 血を滞らせれるので、頭痛や関節の痛みが現れる。 太陽病、頭痛、發熱、身疼、腰痛、骨節疼痛、惡風無汗而喘者、麻黄湯主之。 方五。 表寒裏熱証。 風寒両方を感受すれば、寒邪は営に入り、風は衛に入る。 営の沈降凝集し静かな性質が強くなり、悪寒ひどくなり無汗。 衛の昇散活動性が強くなるが、汗が出ないので熱を排出できず内部に鬱滞する。 その為に高熱して煩躁し、表裏とも実証となる。 太陽中風、脉浮緊、發熱、惡寒、身疼痛、不汗出而煩躁者、大青龍湯主之。 若脉微弱、汗出惡風者、不可服之。 服之則厥逆、筋惕肉瞤、此為逆也。 大青龍湯方。 八。 【参考文献】 『中医病因病機学』東洋学術出版社 『中医臨床のための 方剤学』医歯薬出版株式会社 『傷寒雑病論』東洋学術出版社

切経と艾

原穴診を学び始めました。 お腹や背中と違って凸凹だらけで場所も狭く、 上肢や身体の使い方ももっと工夫しなくちゃいけません。 ついつい手が硬くなります。 寺子屋先で練習しているときも、 指がピッタリはまった時は、 何と表現すれば良いのかわからないけど、 穴にも奥行きや方向のようなものがあり、 立体的に捉えることができました。 この景色が何を意味するのか? この方向に鍼をしたらどうなるんやろ? 疑問が生まれ、発見がある度に好奇心が湧きます。   先日、学校で失眠穴にお灸をしていた時に、 患者さんの踵に対面する状態で艾炷を据えると とてもやりにくいのです。 手の背屈位で可動域が狭く力が入ります。 どう頑張っても踵に艾炷を垂直に据えられません。 「場所変えて据えてみたらどうや」 と先生からアドバイスをいただき、 患者さんの左側に立って据えると良いとわかりました。 切経でも手や腕の可動域を考慮し、流れるように優雅に、疲れないやり方を見つけることも課題です。 どんな面に対しても艾炷を垂直に立てられるようになることは切経にも繋がりそうです。   さて、昨日は豊中院に行き、原穴診をさせていただきました。 太衝を触るとくすぐったいと患者さんが仰りました。 お腹はくすぐったいことがあっても、 足の甲は初めて聞きました。 「手が重たいのかもしれませんね」と新川先生。 姿勢や力加減、色々と課題を見つけることができました。 腹診、背候診、脈診、原穴診も別々のものとしてしか捉えることができませんが、 「積み重ねていくことで、別々だったものも一連の流れが診えてくるようになりますよ!」 と新川先生が仰りました。 今はあれもこれもと情報が錯綜し、 楽しいけれど時たま不安になります。 様々な先生の治療を見学させてもらい、 お話しを聞くことができる環境、 寺子屋で皆で学び共有できる環境は 本当に恵まれていると思います。 切経の勉強と共に、今までとは違った視点で艾を捻り艾炷を立てながら臨床に向けて積み重ねていこうと思います。

せっかくなんで

最近、漢方薬を自分でアレンジして飲んでいます。 先月の強い寒波がやってきたくらいの時に、時々寒気に襲われていておかしいなと思っていた時期がありました。とりあえず桂枝湯も入ってるからと思い、以前にもらって余っていた柴胡桂枝湯を飲み始めたら、横隔膜下の引きつりが和らいでいるのに気がつきました。 改めて自分は胸脇苦満状態だったんだと思いました。 上半身を左右に伸展すると左側の方が硬く、左腸骨稜に付着している筋肉が引っ張られて痛みがあります。夢分流腹診でいう、左の肝相火が実しているということでしょうか。 とりあえず疏肝理気をしてあげたいです。 勤めている薬局に生薬があるので、今飲んでいる柴胡桂枝湯に生薬をプラスして、自分の身体を使って実験してみたいと思います。

今の状態

頭でっかちの石頭でありのままを受け入れることができない大馬鹿者。   そんな表現が今の自分に相応しい。   起きた現象に対して拾って集めた記憶にあるものを当てはめて喜んで…   そんな状態でそこに先入観無しで向き合えるのか。   そもそもそんな状態でありのまま受け取れているとでも思っているのか。   都合のいい部分だけ捉えて形を変えて頭に入れていないか。   こんな事をやっていたら全ての現象に申し訳ない気持ちになる。   人に対してもそう。   向き合うための準備が出来ていない。   もっと素直に、正直に生きたい。   こんなんじゃ薄っぺらい言葉しか吐けないし、行き着く先は量産型の人間。   変えないと話にならない。   今のところ対策として、朝起きた時に今起きている現象をそのまま受けとることを意識して(意識せず)、感じたことをノートに書き留めてみています。

舌の考察 2023/11/1

ポッテリしていて、歯根があるが、張りがあり、少しの気虚と気滞水滞を感じる。 舌苔 白 厚 舌質 淡紅 舌裏 まだら 白いところと赤いところがまだらになっている。精血の枯れはないが、気血の充実度が足りない感じがする。 歯痕あり 舌体が浮腫んでいるが、痩せ感も感じる。気血の枯れなのか。 舌質 どちらかと言うと淡白傾向 充実度が低い。 小さい点刺が舌尖から舌辺などわりと見られる、赤味はキツくない。 うつ熱的なものが気血を消耗しているのか。 舌苔 きめ細かいが、べっとりしている。中央から奥は黄膩苔。長年の湿邪の停滞を思わせる。

気について

東洋医学を学んでいると、気についての話が常に出てきて、ずっと私を悩ませているものの一つです。 最近手に取った「積聚治療」という書籍を読んで、少し頭の中が整理されたような気がします。 気は宇宙を構成する要素であることは、古代中国での文献にすでに表現されている。 最新の物理学において、世の中の物質の最小単位は素粒子(クオーク)から成り立っているとも聞きます。 呼び方が違うだけであって、この素粒子は東洋的に言えば「気」であることになります。 結局のところ、世の中、全宇宙は全て解体してみると気というものでしかないということになります。 気にも「見える気」と「見えない気」があるようです。 「見える気」について、この書籍には身体の構造を例に挙げて、8層に分けて分類しています。 ①骨 8層の中で一番硬く、深層にあるもの ②筋 骨より柔軟性に富んだ状態であり、骨よりも浅い ③肌肉 筋肉や腱、靭帯よりも一層柔らかい ④血脈 血液やリンパ液などを示して流動性がある ⑤皮毛 固形性の気の中で最も消耗しやすい ⑥汗 血が変化したもので、私にもまだ見える気の状態 ⑦熱気 身体から発散するもの、人体の変化した状態そのもの。熱気は液体から気体の状態になって身体から発散する気のさま。目には見えないですが、感知できるレベル ⑧オーラなど 人体の最も外側の気らしいですが、私には見えませんし感知不能です 身体には深さに応じて異なる気の層があることになるが、これらの質に根本的な違いはなく、ただその密度が異なるだけである。身体は気の重層構造になっているととらえ、表面に近く浅いところほど気の密度が低く、深いところほど気の密度が高いと表現できる。 積聚治療 気を動かし冷えを取る 小林詔司 より 学びとしては、「見える気」という考え方が新鮮でした。

胃・小腸・大腸

  霊枢を読み進めていって勉強している事を書いていきます。   《現代語訳 黄帝内経霊枢 上巻》 P104 邪気蔵府病形篇「黄帝がいう。「私は五臓六腑の気が、みな井穴から出て、滎穴と輸穴を経て合穴に入ると聞いたことがある。 その気血はどの道を通って注ぎ、進入した後どの蔵府および経脈と連結しているのだろうか。その道理を聞きたいものだ。 岐伯が答える。「これは手足の陽経が別絡から内部に進入して、六府に連続しているのです。」 黄帝がいう。「滎穴・輸穴と合穴には、治療の上で一定の作用があるのか」。 岐伯が答える。「滎穴・合穴の脈気は深いところにあるので、内府の病気を治療できます」。 黄帝がいう。「人体内部の府の病は、どうやって治療するのか」。 岐伯がいう。「陽経の合穴を取ります」。」 黄帝がいう。「合穴には各おの名称があるのか」。 岐伯が答える。「足の陽明胃経の合穴は三里にあります。手の陽明大腸経の脈気は足の陽明胃経を循り巨虚上廉で合します。手の太陽小腸経の脈気は足の陽明胃経を循り巨虚下廉で合します。手の少陽三焦経は足の太陽膀胱経で合します。足の太陽膀胱経は委中で合し、足の少陽胆経は陽陵泉で合します」。」   →下合穴の説明が書かれていました。 腑病にはこれらを使いなさいと提示されています。 ここでは特に、足陽明胃経の上廉(上巨虚)・下廉(下巨虚)が大腸・小腸の合穴に設定されている点が気になりました。   《中医薬大学全国共通教材 腧穴学》 P 64 「中医理論によると大腸小腸は全て、広義の胃に属すので大腸小腸の下合穴は胃経上にあるのである。」 《中医薬大学全国共通教材 全訳中医基礎理論》 P130 「胃の通降作用とは、小腸が食物残渣を大腸に送ったり、大腸が糞便を排泄したりする機能も含んでいる。」   →答えなのでしょうが黄帝内経における根拠が書かれていません。 いや、普通に考えて胃から大腸まで繋がっているじゃないか!とよぎりますが、それは西洋医学の解剖学的所見なので東洋医学を考える上では参考にできません。 極力黄帝内経に理由を求めていきます。 胃〜大腸は、水穀の受納〜糟粕の排出までのラインのはずなので、まずは水穀が糟粕になるまでの流れを追っていきます。   <現代語訳 黄帝内経素問 上巻> P210 五臓別論篇「六腑には、常に水穀が充実しているものですが、反対に精気は充実していません。 この道理は、水穀が口から入ったあと、胃は実するが腸は空虚であり、食物が下へ送られる段階になると、腸は実するが胃は空虚になると理由にもとづいています。」   《現代語訳 黄帝内経霊枢 上巻》 P479 腸胃篇 「「黄帝が伯高に問う。「わたしは六腑の消化器官がどのようになっているか、腸胃の大小・長短、水穀を容れる容量の多少などを知りたいと思う」。 伯高言う。「すべてをお話しいたしましょう。 穀物が口から入って体外に出るまでの消化器官の深浅・遠近・長短の数値は次のとおりです。 唇から歯までは長さ九分、口の端から端までは幅二寸半。歯から会厭までは深さ三寸半、水穀五合を容れることができます。 舌は重さ十両、長さ七寸、幅二寸半。咽門は重さ十両、幅一寸半、咽門から胃までは長さ一尺六寸。 胃の形は曲がりくねっており、それを伸ばすと長さ二尺六寸、周囲一尺五寸、水穀三斗五升を容れることができます。 小腸は腹腔の中にあり、後は脊柱に付き、左から右へ向かって周り廻り、腹腔内で幾重にも折り重なって廻り、下口は廻腸に注ぎ、外側は臍の上に付き、廻り折れ曲がり、湾曲すること全部で十六回、周囲二寸半、直径八分と三分の一、長さ三丈二尺。 廻腸は臍の所に位置し、左に向かって廻り、下向きに重なって、折れ曲がり湾曲すること、同じく十六回、周囲四寸、直径一寸と三分の一、全長二丈一尺。 広腸は脊椎に付き、廻腸が送る糟粕を受け取り、左に向かって廻って脊椎の前に重なり、上から下へ行く程太くなり、最も太い所で周囲八寸、直径二寸と三分の二、長さ二尺八寸。 腸胃の水穀を運輸消化する過程は、口唇から肛門まで総長六丈四寸四分、全部で三十二回の湾曲があります」。」   《臓腑経絡学》 P 63 「大腸は、廻腸、広腸、直腸、肛門(魄門)から成る。」   《中医学ってなんだろう》 P 241 「「大腸の伝導」は、広い意味での「胃の降濁」の一部と言えるものです。 胃気が下降していることは、大腸の伝導の前提となります。」   →飲食物が胃に入って糟粕を排出するまでの過程が示されており、それは胃を起点に一連の流れで繋がっているので古人はこのラインを胃の代表する一つのグループとして考えた。 腸の伝導機能とは胃の降濁機能の一部とも言える。 関連が深いからこそ、わざわざ「腸胃篇」という一つの篇にまとめたのかもしれない。   ↓「胃の通降(降濁)機能」 ①胃◯→小腸→大腸 ②胃→小腸◯→大腸 ③胃→小腸→大腸◯ ④胃→小腸→大腸→◯(糟粕)   続いて「胃経上にある下合穴を刺し腑病を治す」とはどの様な事なのか考えてみたいと思います。   参考資料 <現代語訳 黄帝内経 霊枢 上巻> 東洋学術出版社 南京中医薬大学編著 <現代語訳 黄帝内経 素問 上巻> 東洋学術出版社 南京中医薬大学編著 <中医薬大学全国共通教材 腧穴学> たにぐち書店 主編 楊甲三 <中医薬大学全国共通教材 全訳中医基礎理論> たにぐち書店 主編 印会河 <中医学ってなんだろう> 東洋学術出版社 小金井信宏著

『閃く経絡』を読んで

以前より、SNSで噂になってた本『閃く経絡』を読んでみました。 ---------------------------------------------------------- 『閃く経絡』 ”現代医学のミステリーに鍼灸の”サイエンス”が挑む!” 著者:ダイエル・キーオン 発行:日本の医道社 ----------------------------------------------------------- ダニエル・キーオンさんは医師として救急の現場に立ちながら、 キングストン大学で中医学を学び、後に北京に渡り就業を行ないました。 医師でありながら鍼灸師であるという立場で、経絡の謎を解明しようと試まれています。 鍼灸学校で習う解剖学・生理学の復習になり、 学生の立場としてはテストされているような感覚も正直あるのですが。。 医師としての立場らしく、淡々と表現されるグロテスクさも楽しむ事が出来ました。 彼の経絡に対するこの論証の一つ一つは、なかなか見ごたえがある様に思います。 実はこのような生々しい論理は好きだったりします。 この本の素晴らしいところは東洋医学に対する敬意が感じられるところです。 東洋医学の軸を動かさずに西洋医学の詳細を詰めていく方法は、 解明する探検の大変さも感じられますが、気持ち良さを同時に覚えます。 そして、医古文などを読む際に手助けとなるのが、現在の医学への探求があるという事は 太古の昔も医学に燃える医家がいるのだろうと信じる事ができるところでしょうか。 未来の優秀な方々によって、東洋医学の証明がなされていくことに夢をはせます。 以前に一鍼堂ブログの番外編として院長が挙げられていた三焦に関してのブログも添付します。 ↓ https://www.1sshindo.com/blog/zenith16946/

柑橘の皮の力量は

何の理気剤がいいだろうか。 自分の身体の不調としては、中焦、下焦にものが停滞しやすい感じがします。ものを食べると確実に悪化します。お腹の張りやもたれ感があって便秘しやすいです。 ♦︎陳皮 ミカン科ウンシュウミカンなどの成熟果実 性味 辛苦 温 帰経 脾胃肺 肺胃の気をよく巡らせ整え化痰燥湿する。行気燥湿の常用薬。薬力は強くなく比較的軽度な病態に使用される。青皮に比べ行気作用は温和で、脾胃気滞証に多用される。 無難な印象。 ♦︎青皮 ミカン科オオベニミカンやコベニミカンなどの未熟果皮 性味 苦辛 温 帰経 肝胆胃 陳皮より強力な行気作用(破気)作用を有し、よく鬱滞を除く。主に肝気を巡らせる。 青みかんの皮がこんなに強力に作用するなんで不思議です。一番興味がある生薬です。破気だなんてちょっとスリリング。でも帰経的にも求めているものにピッタリかも。 ♦︎枳実 ミカン科酸橙などの幼果 性味 苦辛 寒 帰経 脾胃大腸 強力な行気力を有し、凝縮停滞した気・痰・食積を取り除く寒性の理気薬。熱証をはじめ、各種の気滞にも多用される。枳穀に比べて行気力が強く、中下焦(胃腹部)に主に作用する。 今飲んでいる柴胡桂枝湯に枳実を足すと、四逆散の働きが加わりそうです。 ♦︎枳穀 ミカン科酸橙などの未熟果実 性味 苦辛 寒 帰経 脾胃大腸 薬効は枳実と同様。枳実に比べ行気作用は弱いが、中上焦(胃・胸部)によく作用する。腹部膨満感(痛)などに多用される。 枳穀は手に入らなかったのでお試しは今回は見送ることになります。残念。他の柑橘系にはない胸部にも作用するとあるので、実際に飲んでみてどうなるのか、気になるところではあります。 ーーーー実践漢薬学 東洋学術出版社ーーーー    

鍉鍼・雰囲気

  鍉鍼 今治療の現場で鍉鍼を使われている事もあり、私も気になったので知り合いの身体を借りて勉強させて頂いた。   舌を見ると辺縁が赤みをおび、舌先が他部分よりさらに赤い。   脈は少し沈み、硬く右の関が弱い。   お腹を見せていただくと胃の部分や臍周辺がカチコちに固まっていて、膨隆が見られる。   また、左下腹部が冷たく左脾募に変な膨らみがある。   目は緊張感を帯びていて、言葉には節々に鋭さがある印象。   本人曰く、左腰に腰痛がある。   足先の温度を見ても右足より左足が冷たい。   特に気になった点は足の真ん中あたりでガラッと雰囲気が違ってくるところ。   脾経を見ると足先周辺に黒ずみが見られる。   この腹部の板状とのつながりを見出して良いものか。   下焦には抜けた様な反応あり。   肝経と脾経の二箇所に鍉鍼を置いてみたのですが、お腹・脈・舌と変化がありました。   鍉鍼でも変化はあるんだなと改めて実感できました。   しかし胃の部分の硬さが取れず、どうしたものか。   また試させてもらおう。       雰囲気 テキパキと気持ちよく動く人ってやはり見ていると気持ちのいいものですし、そうありたいなと思います。   ふと頭に浮かんだ没頭という言葉、改めて考えると没という漢字が使われているところが面白いです。