学生・研究生によるブログ

学生・研究生による学びと発見のブログです。

加味

先ずは一番気になっていた青皮から始めてみます。 柴胡桂枝湯のエキス顆粒にミルで潰した青皮を加え、お湯を注いで出来上がり。 ん〜〜、美味しくなっている。 柑橘系の香りで爽やかさが加わり、私の好きな味です。毎回飲むのが楽しみになりました。 2日ほどこの組み合わせで飲んでみたのですが、何となくいいかもしれないという感じで、もう少し長く検証した方が良かったんでしょうが、我慢できず他の生薬も気になって、陳皮を加えることにしました。 生薬の組み合わせに相須薬対というのがあって、同じ性能と効果を示す生薬を組み合わせることで、効果を強める考えもあるので、まあ、いいか。 柴胡桂枝湯+青皮+陳皮 そして数日経過。 上腹部は問題ない感じですが、まだ中・下腹部がどうもスッキリしない。 更に大腸に働く枳実も加えよう。 柴胡桂枝湯+青皮+陳皮+枳実 枳実が加わったら、少し苦くなったような感じがします。 そして数日経過。 悪くはないですが、でもまだ何かが足りないような感じ。  

血の色は赤い

血液の赤色はどっからきているのか? 西洋学的に考えると赤血球に含まれるヘモグロビンの色だと学校で習いました。 ヘモグロビンは鉄(ヘム)とタンパク質(グロビン)が結びついたもので、この鉄が赤色素を持っているためです。 いっぽう、東洋医学的にはどうなのかというと話が複雑になります。 血は水穀の精微と腎精から化生される とあります。 二通りのパターンがあるようです。 パターン ① 飲食物が脾胃の運化を受けて水穀の精微に転化したのち、営気によって脈中に滲注し、肺に上輸されて清気と合するとともに心火(心陽)の温煦を受けて赤く変化し血となる。 つまり消化管で得られたエネルギーの素みたいなものを肺と心まで運び上げた後に、心のパワーで温められてようやく赤く変化するらしいのです。それまでは無色なのでしょうか? パターン② 腎精化血であり、腎陽の温煦により腎精が血に転化して脈中に入る。 この書き方だと腎の温煦でも赤くさせるのかがハッキリしません。でもきっと心と同じように温煦パワーで赤い血になっているのでしょう。 そういえば西洋学的に腎臓から産生・放出されるエリスロポエチンというホルモンが、骨髄での赤血球を産生を日々促しつづけているので、ここでは怖いほどシンクロしていますね。 因みに、エビやタコは青色の血(銅の色)、植物は緑色の葉緑素(マグネシウムの色)だそうです。 (基礎中医学 神戸中医学研究会 p19参照)  

気になった文章、歴史

気になった文章 「小腹控睾。引腰脊。上衝心。邪在小腸者。連睾系。屬于脊。貫肝肺。絡心系。 氣盛則厥逆。上衝腸胃。燻肝。散于盲。結于臍。故取之盲原以散之…」   霊枢 四時気第十九   大変勉強になりました。 天台烏薬散が使われるシーンに近い気がします。 また、これも更に探っていくと別の原因にも繋がってくるので、治療方法は変えていかないといけないとも思いました。   歴史 歴史を追うと、太素が幕末の偉い人達に与えた影響は大きそうで、これを踏まえて色々見ていっています。 色々繋がってくるので面白いです。 全く別物の認識がゴロゴロ出てきて勉強になります。

服薬

自分の体で薬を色々試している。 この前、ある薬を服用してすぐに先週刺した箇所周辺に反応があった。 しかし長続きせず。 瀉法の薬だから当然か。 一過性の反応もあるものだと感じた。 動き方として面白いものがあるので、この薬の反応はまた追っていきたい。 しかし一般的に漢方薬はゆっくり効くというけど、実際はそんなにゆっくりでもないよなと感じます。  

勉強会

勉強会の症例検討にて。 複数の症状に関連している臓腑の候補は出てきても、バランスを見ながらどこから治療を組立てるか。 話を聞けば聞くほど、治療も必要だけど、生活スタイルも見直さないといけないだろうなぁ…(でも、深く介入できる人なのか、距離感も大切) ただその気力も今はなさそうだから、どこを動かせばいいのか。 何を主に、何を従にするか。 戦法のようで、ずっと考えています。 人それぞれ心も体、生活スタイル全て違うし、同じ手では通用しないと思います。 複数の方法を立てて、状態を見ながら良い選択肢を見つけていくこと。 自分と重なる症例だと、ついつい主観的になってしまう癖を改めないといけません。

腹など

腹 中脘くらいを押すと痛む。 これを実という人もいるが、虚という人もいる。 喜按などは絶対的な法則ではないと思う。 そもそも虚実が混じれば判断できなさそう。   脾胃 考え事は脾胃を痛める。 でもその意は神がコントロール。 痛む背景には心が関わる。 心血が消耗。 この段階での舌を習った。 背景にあるものが環境だったり何らかの原因で思考が忙しくなった場合、それが取れなければ回復も遅れる。   そう考えると環境もしくは環境に対する捉え方の変化が脾胃を回復させる事もあると思いました。 忙しすぎて寝れなくても脾胃が痛む。 また、虚里は胃の大絡。 だから脈が弱くなる。   相手に対して 自身の課題をクリアする為にも自分自身の課題をとりあえず一旦横に置く。 相手を見て自身の課題を知る。 その前提で考える。 物事を考える時、自身を投影させて相手を考えると、結局思考の癖が自身と重なるところ以外見えない。 むしろ歪めてしまう事もある。 何かを解決したい時、相手が何を求めているか。 相手にどんな示し方をすればいいか。 様子を見ると相手は頭が働くからとても心配性。 色んな可能性を考えて答えがわからない。 頑張りすぎて出来るのにエンストを起こして出来なくなってる。 そんな時どんなトーンで、どんな言葉で接したらいいんだろう。 言い方キツくなかったかな。 まずは相手の話を聞いて、安心してもらえる様にしないと。 歩調を同じく合わせて一緒に作れる人がやりやすいかな。 相手の世界から見た景色はどうなっているんだろう。 相手から見た景色を見る必要がある。 その為にも主役を置き換える。 また、そこには患者さんと先生方といった主役も入ってくるのでそこも考えないと。 大変だ。   舌の考察① 舌根部に膩苔、真ん中に裂紋。 歯痕、いつもに比べ厚さも色も薄い舌になっている。 何らかの原因で気血が消耗され、脾胃が弱って必要なものが作られずゴミが溜まってしまう状態。 裏の色も薄い。 風邪をひかれたとの事なのでそれが原因として大きいか。 辺縁も邪在少陽と見るべきか。 腹、背中などが気になる。     舌の考察② 舌の色がいつもに比べ暗紅色かつ白さが目立つ。 裏も赤みが少ない。 舌先のみ変色。 心熱により陰分が焼かれて褪せているのか。

今週のこと

今月から学校が対面授業になり、月経1週間前とタイミングが重なりました。 ブログを何回書いても考えがまとまらないので、今週はこの状態でありのままに書くことにします。 私は感受性が高い方ですが、今週は実習や治療や自分でも、ほぼ毎日体に鍼をしたりお灸をしましたが、痛みや熱さをほとんど感じませんでした。 「ひびき」と言われる刺激でも、普段は不快なのに今週は何ともありません。 私の中でセンサーがポッキリ折れた感じです。表面は気を張って元気そうに見えても、中はグニャグニャです。 脈も同じような感じです。脈の輪郭(断面)は雫型のようでした。浮取りは尖っていて、中〜沈取りにかけて輪郭があやふやになります。 沈(虚証)、滑(痰湿)、弦、細(血虚・陰虚)でしょうか?輪郭がボケてしまうのはどれかわかりません。 週の初めは夜だけ火照っていたのが、週末には一日中火照り、体の中で熱風の竜巻が吹くようになりました。頭痛、耳鳴りもありました。 魚腰や印堂あたりは重くて雲がかかっているようです。 舌については、舌は歯痕・胖嫩舌、舌中舌根は淡、舌尖は紅。舌根にかけて厚白苔。 それから歯痕舌が次第に消えていき、舌尖に紅点が出てきました。舌苔も少し薄くなってきました。 週末には細かな裂紋が舌中から舌尖に向けて幾筋ばかり出現しました。 肝は月経を主り、疏泄が任脈と衝脈から女子胞(子宮)に紅血を送り出す役割を担っています。月経前は疏泄が変動しやすく、肝鬱気滞、肝火上亢の場合は頭痛、急燥、不安感、乳房の脹痛などの症状が出現し憎悪する。 と教科書では記されています。 生殖器系は「腎」が主ると思い込んでいました。 私の月経前症候群の症状を振り返れば、月経が「肝」が主るのも頷けます。 【参考文献】新版 東洋医学概論 医道の日本社  

楽しむ

  最近は鍼ではありませんが、切経を通じてでも人間性は大切だと感じる事が多いです。   馬鹿騒ぎする訳にはいきませんが、自分にとってはある種の明るさや前向きさは必要。   それが楽しむ気持ちに繋がると感じます。   過去へ執着しているより今を生きる。   どんな状況であれ今を一生懸命生きる。   絶望的な状況だと感じていても自分自身の捉え方次第で変わる。   雑念なんて抱いている時点で今を生きていない。   教えて頂いた歌も自分に必要なとてもいい内容でした。   学術・人間性など勉強しなければいけない事ばかりですが、どんな事であれ自分を戒めつつ楽しんでいければなと思います。   学校の勉強も楽しもう。   淡々としながら。

知らず知らず

加味平胃散を飲んでいると調子が良い人の足を触らせてもらいました。   その人は普段から腐膩がたくさん付く人で、酷い時は口を開けると唾液粘性を帯びているからか糸を引く時もあった。   食事も過剰摂取気味で、脈をとると滑が顕著。   朝、腹痛が起こる事があるらしい。   腸鳴があり、食事量を減らせばゲップが無くなる。   お腹、背中は触れませんでしたが、服の上からでも何となく胃の隆起がわかる。   話を聞くと天枢あたりに痛みが走る事があるらしい。   足を触らせて頂くと右の上巨虚がパンパンで左は色が変わっていた。   下合穴は診断、治療に使えるらしいので刺してみるとどうなるか気になるところでした。   また、穴性学の本では天枢と同時に使われる事もあるが、天枢は大腸の募穴でもある。   どちらも大腸の状態が反映されやすいのかな。   しかし知らず知らず胃腸にバイアスがかかりすぎているなぁ。   初診では広くみようとしたはずなのに、いつの間にか細部に引きずり込まれている。   完全に整体観念の欠如です。   もっときちんと向き合わなくてはいけない。

できる事だらけ

体の使い方でずっと指導して頂いている事を強く意識する。 方向性。 土台を固めた上で預けて脈をみる。 鍼を行うときにもその感覚が活きる気がする。 押手などでしっかり固定化した上でどこに届けるのか。 人に練習させてもらって、この意識で置いたらいい感覚だった。 この先に微細な調整などもあるんだろうな。 指の使い方なんかも少し馴染んできて良い感じです。 生まれた感覚を大切に、ブラッシュアップしていきます。     寺子屋時に学びの姿勢に関して受けた言葉に対して思うところ。 結局のところ、それを生業とするプロとしての責任感を持った上で、楽しんで学びを進めれるかというところに帰ってくると思う。 伝えて頂いた学び方なら、何事にも答えや正解といった枠を作らないので限界がないし、やれる事は無限に広がっていく。 先に患者さんの治療があるならこれ以上の事はないよなと思う。