柑橘の皮の力量は
何の理気剤がいいだろうか。
自分の身体の不調としては、中焦、下焦にものが停滞しやすい感じがします。ものを食べると確実に悪化します。お腹の張りやもたれ感があって便秘しやすいです。
♦︎陳皮
ミカン科ウンシュウミカンなどの成熟果実
性味 辛苦 温
帰経 脾胃肺
肺胃の気をよく巡らせ整え化痰燥湿する。行気燥湿の常用薬。薬力は強くなく比較的軽度な病態に使用される。青皮に比べ行気作用は温和で、脾胃気滞証に多用される。
無難な印象。
♦︎青皮
ミカン科オオベニミカンやコベニミカンなどの未熟果皮
性味 苦辛 温
帰経 肝胆胃
陳皮より強力な行気作用(破気)作用を有し、よく鬱滞を除く。主に肝気を巡らせる。
青みかんの皮がこんなに強力に作用するなんで不思議です。一番興味がある生薬です。破気だなんてちょっとスリリング。でも帰経的にも求めているものにピッタリかも。
♦︎枳実
ミカン科酸橙などの幼果
性味 苦辛 寒
帰経 脾胃大腸
強力な行気力を有し、凝縮停滞した気・痰・食積を取り除く寒性の理気薬。熱証をはじめ、各種の気滞にも多用される。枳穀に比べて行気力が強く、中下焦(胃腹部)に主に作用する。
今飲んでいる柴胡桂枝湯に枳実を足すと、四逆散の働きが加わりそうです。
♦︎枳穀
ミカン科酸橙などの未熟果実
性味 苦辛 寒
帰経 脾胃大腸
薬効は枳実と同様。枳実に比べ行気作用は弱いが、中上焦(胃・胸部)によく作用する。腹部膨満感(痛)などに多用される。
枳穀は手に入らなかったのでお試しは今回は見送ることになります。残念。他の柑橘系にはない胸部にも作用するとあるので、実際に飲んでみてどうなるのか、気になるところではあります。
ーーーー実践漢薬学 東洋学術出版社ーーーー
今日の気付き
今日は白石さんの舌の写真を撮りました。
なかなか思うようにうまく撮れない・・。
教えていただいたコツを忘れないようメモして次回の撮影に活かします。
その後、腰の調子がイマイチと白石さんがお話されていたので、腰をみさせてもらったところ、
左の腰が右にくらべ張っており色も暗い感じがあったので、そこばかりに意識がいっていたのですが、
診る人によっては右の腰のほうがよくないと言われることもあるよ〜とお話されていました。
考えが偏りすぎて情報を見逃してはいけないですね。
まだまだ私の視野が狭いので毎回毎回学ぶことばかりで、勉強会、楽しいですo(´∀`)oワクワク
心血虚証
心の血不足によって血脈が空虚になり、身体を滋養することができなくなる。
心血が不足すれば「神」にも影響が出る。
思慮過多、心労過多、目の使い過ぎ、血の生成不足(脾胃の失調からくる)などが原因。
心悸、怔忡、胸悶、眩暈、健忘、不眠多夢、顔面蒼白などの症状が現れる。
心血虚が痩せやすいのは、脾胃からの影響を受けて血の生成不足が起こり、
身体が栄養を吸収できないため。(舌もやせてくる)
心血が不足し、神を滋養できなくなると落ち着かなくなり、不安になる、心悸怔忡がおこる。
(眩暈や健忘が現れるのは血が少なくなり、髄海を養えないため)
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卒腰痛
先日経験した卒腰痛について。
過去経験したなかで最も激烈な痛みを伴うものだった。
昼間、仕事中からシクシク痛んでいた。
数日前から多少気になってはいたが、晩悪くても翌朝には動けていたし、軽く見積もっていた。
振り返ってみると、根拠もなしに、きちんと見立てることをせず、見ようとしていなかった。
昼間から、腰を庇いながら動いていた。
陽も落ちて、1日の疲れもあり、
衛気の働きが低下していた為なのか。
他方では、何かにつけて苛々していて感情面の起伏が自覚されていた。
歩けていたので庇いながら帰ろうと考えていた。
寒暖差のある日で、建物を出てみると夜風が冷気を含んでいた。
直後、腰に激痛が走り、体の震えが止まらなくなる。
六淫が臓腑を直接に侵襲することもある、とされる
その型をそのまま体感したような心地だった。
身をもって経験してはじめて、それまで自分が
言葉が指し示すことを実際に想像することを殆ど何もしていなかったのだと知る。
それどころか、
表から徐々に傷られるのと対置しておかれた考え方、というくらいの距離感で見ていた。
悪寒、ただし寒気というより震えが先行する。
ガタガタ震えながら、足はそれ以上進まなくなり立ちすくむ中、
体をそのまま外気に晒しているのは良くない、
損傷が大きくなるばかりと感じられ、建物内に逃げ込む。
部屋に戻ってからは安静にしていたが、
直接に裏へ入ったことを示すように、急転悪化する。
横にした体は寝返りを打つにもうめき声を上げながらでないとできない。
護りをまるで失っている状態に近く、危機的な状況と感じた。
何をしていても痛く、
普段どうしてこの痛みが生じないのかが不思議に思えた。
体は動かせないが何か食べないと駄目だと思った。
小便など積極的な排泄も必須だと思った。
半日かかって一番悪い状態からは脱したものの、
弱りきった状態で、あのとき身を置いていた環境がまずければ、
もっと拗らせていたことは容易に想像できる。
未だ痛みに伴い腰の虚脱感が左脚後面を足部までつたう。
からだについて多方面から捉え直す契機にしたい。
脈診(05)
『中医脉学と瀕湖脉学』
(引用:P11「第一部 現代中医脉論」の”脉診の方法 3.指の置き方”より)
『並べる指の間隔は患者の身長に対応して、
腕の長いものには少し広めに置き、
腕の短いものに対しては指を詰めて並べる。
指の位置が決まれば、三指で同時に診脉するのを総按といい、
また単按といって、一部の脈象を重点的に診るために、
中指と環指をもち挙げることによって寸脉を診たり、
示指と環指をもち挙げて関脉を診たり、
示指中指をもち挙げて尺脉を診たりすることも行われる。
示指ないし中指のみを用いて単按することもある。
実際の診脉においては総按も単按もあわせて駆使される。』
寸・関・尺 を総按にて診ようと固執していたように思います。
特に自身の手が大きいとこもあり、
もっと指の使い方に柔軟さが必要だったと思いました。
そういえば、院長に診て頂いた時が極めてフレキシブルだったと思い出しました。
【参考文献】
『中医脉学と瀕湖脉学』たにぐち書店
体表観察
寺子屋の切経にて心窩部の痞えや鳩尾穴の肥厚がある人は、胃経に圧迫されていると学びました。
肋骨弓が浮き上がる「リブフレア」という現象は呼吸が浅いと言われますが、流注に着目すると、胃や脾経の圧迫で呼吸筋である横隔膜が圧迫されることで呼吸が浅くなったり食道が圧迫され飲食物が痞えるのだなと思いました。
肌肉が経絡に引っ張られて形状が変化する事を知った後に、「外反母趾は脾経が肝気が強いために肝経に引っ張られている」と書籍で読みました。
母も外反母趾で、先日から腫れが強まってきたと話していたことを思い出しました。
痛みは間欠的ですが、肝気が高まる春は木剋土として出現する病因の一つとして考えられるのかもしれません。
また、仰臥位で足がベッドに付くように外旋している人も胃経と胆経の流注から胆経にひっぱられるているのでは?
また、足の捻挫も同様に考えられるのではと思いました。
数少ないケースだけで確信を得たわけではないが、体表を大地と捉え、地形が変化する要因は何なのか。
流中の理解と共に体表観察をしていきます。
参考文献
臓腑経絡学 藤本蓮風 著
出版 森ノ宮医療学園出版部
フロー状態
フロー状態とは深く集中して周りが見えなくなるほど没頭した状態を言うらしいです。
このフロー状態に入っている時は、感情や思考が生じにくい。
イライラ・焦り・がっかりなどのストレスに通じる感情が生じにくく、日頃の心の奥底にある気になっていることも一旦忘れられる利点があります。
なのでフロー状態を終えた後は、気分が良くなって、ストレスが軽減されます。
実際にフロー状態の時に、血液を採取してみると血中にドパミンやオキシトシン、セロトニンなどの幸せホルモンが増えることがわかっているとのことです。
代表的な幸せホルモン
エンドルフィン→高揚感・満足感・幸福感を高める
オキシトシン→愛情を形成、心に安らぎをもたらす
ドパミン→達成感・爽快感・集中力を引き出す
セロトニン→精神を安定、不安・ストレスを和らげる
〜NHK きょうの健康より〜
いかに日常的にフロー状態に入る頻度を高めるかが、心の安定や幸せ度を高める鍵になりそうです。
一番手っ取り早いのは、好きなことをすることでしょう。
好きな本や漫画を読む
好きなドラマや映画を観る
ネットサーフィン、ネットショッピング
友達とのおしゃべりなどもいいと思います。
私の友達はストレスが溜まると料理をするそうです。料理をしている時はその他のことは忘れ、心が整理され、気分がスッキリすると言います。同じ意味で掃除をする友達もいます。
家事がストレス解消になるなんて羨ましいです。
そうでなくても日常的にできるアイテムがいくつかあると便利ですね。
ただひとつ気をつけないといけないのは、長時間しない方がいいみたいです。1時間以内がベストなようです。集中度が切れるとかえってストレスになってしまうみたいです。
学校の実技の時間で
授業で、あるテーマのもと、足部、腰部、腹部のツボにお灸を据えることに。
足部で太渓、水泉、復溜との指示だったけど
若干変更してクラスメイトの足で冷えが気になるところにやってると
先生から、場所が違う、(実際にやっていたツボが)陽経だからお灸は駄目、
との指摘をいただく。
陽経だから、とだけの説明では言葉が足らない・・
消化するまでに少し時間がかかったけど、
指導の仕方にも色々あるのだなと考えることにしたら、
いま与えてもらっている環境について違う角度で見れることに気づく。
いよいよ週にひとコマだけになってしまった実技の時間を
次に活かせるように。
基礎理論〜気、血〜
藤原です。引き続きまとめです。よろしくお願い致します。(参考:「中医学入門」神戸中医学研究会編著)
〜基礎理論〜気、血〜
〜気〜
陽に属す。生理物質。
物質的な基礎のもとに発現する人体各種の生理機能に相当。
【気の生成】
陰陽(元気)の助けにより
「水穀の気(脾)」+「清気(肺)」=「後天の気」
→「宗気」(いったん胸中に集まり、全身各部の気の源になる気)
→ 「衛気」(脈外)
「営気」(脈中)
「臓腑の気」{肺、心、脾胃(中気)、肝、腎}
「経絡の気」
【気の運行】
「心の推動作用」と「肺の宣散•粛降作用」により全身に隅々まで散布し、
「肝の疏泄」により調節され、
「腎の蒸騰」により基本的な推動と調整をうける。
【気の機能】
推動、防御、固摂、気化(物質転化)の4作用。
「気機」:昇降出入の運動形式
〜血〜
陰に属す。
血液のもつ濡養作用とその物質的基礎。
「血液」「循環」の意味。
【血の生成】
「水穀の精微から得た津液(脾)」が
「営気」の作用により脈中に入るとともに
「清気(肺)」と結合し、
「心」の作用で、赤く変化し生じる。
【血の運行】
「肺の治節作用」、「心の推動」によりリズミカルに循環し、
「肝の疏泄」により流量調整され、
「脾の統摂」(気の固摂)により脈内に保持。
【血の機能】
「濡養作用」
•全身の組織と器官に栄養を与え滋潤
•気(営気)と陰陽を載せて全身に散布
【血の意味の違い】
「血」=濡養作用
血の機能面を「営気」、物質面は「営血」
血液をたんに「営」と呼ぶこともある。
★特に学んだこと★
脈内で血は営気と陰陽を載せている。
気と血は別々に存在するのではなく、一体になっている。
以上、ありがとうございました。
朱丹溪の処方について。
反佐論
『たとえば近代の医家が宗とし法とするものに丹渓の書がある。その朱丹溪が呑酸を治療する際には炒黄連(さおうれん)を君とし呉茱萸(ごしゅゆ)を佐とする《左金丸》のが常である。また心腹が痛むものを治療する際には、山梔子(さんしし)を倍加して炒乾姜(さかんきょう)を佐とするとよいと言っている。このように寒薬を君とし熱薬を佐とするような処方の構成は、私には理解できない。もしその症状が熱によって出ているものなら冷やせばよいだろうが、どうしてさらに呉茱萸や生姜といった熱する薬を用いるだろうか。もしその症状が寒によって出ているものなら熱せばよいだろうが、どうしてさらに黄連や梔子といった冷やす薬を用いるのだろうか。・・・その疾病の原因を理解できないので、熱薬を用いたり寒薬を用いたりするのである。また、病状と方剤の寒熱が同じか違うかを判断できないので、その病気に対して真の見解を持つことができず、寒熱両方の見解を持ったまま治療していくことになるのである。これが医家における病の最たるものであり、自分自身を深く反省しよく戒めなければならないところである。』
黄連 :清熱燥湿、清熱瀉火、瀉火解毒
呉茱萸 :暖肝・散寒止痛、下気止嘔
山梔子 :清熱瀉火・除煩、清熱利湿、清熱涼血・止血、清熱解熱
炒乾姜 :温中散寒、回陽通脉、温肺化痰・化飲
左金丸(別名:回令丸、萸連丸):清肝瀉火、降逆止嘔
君薬 :主となる病態を治療するもので配合薬の中で最も重要なもの
臣薬 :君薬の作用を強めたり主証に付随する兼証を治療するもの
佐薬 :君薬・臣薬を補助するもの
使薬 :諸薬を調和したり服用しやすくするもの
張景岳は景岳全書の陰陽論の中で劉河間と朱丹溪を、陰陽に対しての治療方針について批判的でありましたが、反佐論の中でも丹渓の書を用いて説明がされています。
病因の把握、治療方針の見立てなど、歴代の医家達にも様々違いがあるように難しいところなのかと思います。
そして、そこが研究し続ける重要なテーマに思います。
【参考文献】
『現代語訳 景岳全書 伝忠録』たにぐち書店
『中薬学』東洋学術出版社
『方剤学』医歯薬出版株式会社
『新版 東洋医学概論』医道の日本社
















