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東洋医学・鍼灸医学の研究用ブログです。

告知!第7回 鍼灸学生の為の勉強会

【参加資格】 ・鍼灸学生 ・本年4月からの新卒鍼灸師 ・これからこの業界を目指す方 (※免許を取得し鍼灸師になった方は今回はご遠慮頂いております。) 【日時】 2018/3/18(日) 15時〜17時頃 【内容】 参加者の意向に沿った内容を設定 【場所】 一鍼堂 二階 【費用】 一人3,000円 【募集人数】 一鍼堂内部で患者さんのいない時間に行います。 目のみえる範囲でやりますので、 一定の人数制限を行います。 ————————– 今年もやります! 第7回の未来の鍼灸師のための勉強会です。 1・2年生の鍼灸学生さんは 学生生活にも慣れ、 将来自分が進むべき道というのが 少し見えて来たかも知れません。 また新に鍼灸学生さんになる方は 夢を大きく持ってこの業界に進もうと 思っておられると思います。 そして国家試験が終わった 3年生の皆さんはここからが本番であり、 希望とともに不安も多いかと思います。 そんな皆さんの為に、 また勉強会を開催することとなりました。 日々臨床で苦悩、喜びを感じている 鍼灸師に聞きたいことがあれば どんどん聞いて下さい! 今回も相手の呼吸がきちんと感じられる 少人数での講座とします。 一定数に達した場合は 定員とさせていただきますので、 ご容赦下さいませ。 また皆さんから、 こういうことをやって欲しいという お題も受け付けますので、 仰って下さい。 エントリーはこちら ↓ ↓ ↓ 学生向け討論会フォーム Facebookでの告知ページはこちら。 コメントを残して頂く事も可能です。 https://www.facebook.com/events/1749825538389987/ 一鍼堂
日にあたる猫

食べることについて②

皆さまこんにちは、イワイです。 前回の続きです。 〝後天の精〟とは生まれ持った〝先天の精〟とは別に 飲食物から補います。この後天の精の全身へのルートをみてみますと、 後天の精 ↓ 別名 水穀の精微といわれる ↓ 一部は気、血に化生→全身の組織、器官に行き渡る ↓ 残りの一部は 腎 に収まる となっています。 次は〝精〟の作用についてです。①〜③ ①生殖 ②滋養→人体の組織、器官に滋養する 詳しくみてみると、 精は必要に応じて、血へ変化。 ↓ 血も旺盛、正常に各組織、器官を滋養。 精は気へ化生。 ↓ 人体の新陳代謝を推動、抑制し生命活動を維持する。 精は人体を構成する基本物質と捉えられており、 東洋医学では精が充足していると、 生理機能は正常に働くと考えられています。 ③神の維持 神:広義では、生命活動の総称であり、精が充足することで、神の機能が保たれる。 狭義では、精神、意識 、思惟活動を主るもの。 ここからは、勉強した感想です。 飲食物を食べることで、西洋医学的に考えるとエネルギー源となるということ、一方で東洋医学的に考えると、エネルギー源という役割と五臓六腑が正しい働きを出来るようにしていたり、精神活動も主ることになるので、幅広い意味で捉えることが出来ることに気づきました。 【参考文献】 『新版 東洋医学概論 』東洋療法学校協会

福音

こんにちは、高山です! 先日、数少ない仲のいい友人から嬉しいお知らせが届きました! 大学受験に合格しました! 3年間の受験勉強の末、医学部受験に合格したみたいです。 彼とは、16歳の時に修学旅行でバスの席がずっと一緒で、意気投合して仲良くなりました。 話に毒とクセがあって面白い奴で、気弱でちょっと変な ところも、自分と似ていて、いいやつです。 共通点は自然と生き物が好きというところ。 その後も、一緒に山や川、池に行って虫取り網を持って 生き物取りをしました。いい思い出です。 卒業後の進路は医学部を目指すと言って、その後は 連絡をとらなくなり、成人式にも来ませんでした。 そして、去年の夏休み、インスタグラムで連絡が取れて、 久しぶりに遊ぼうって事で、滋賀の山奥にザリガニ取りに行きました。 相変わらず面白いやつで安心しました。笑 終始、話で爆笑していました。 見送る際、「今年は絶対合格できる」って後押ししました。 そして先日、彼から「終わったー、受かった!」って連絡がきて 自分のことのように嬉しくて、そして、賞賛しました。 血の滲むような努力、絶え間ない時間、親からの期待、 いつ終わるのかという恐怖、が言わなくても感じ取れました。 彼の姿は、これから、自分が目指すべきものの励みになりました。 彼は西洋医学で、自分は東洋医学を極めようと語りました。 受験に終わりがあっても、 東洋医学に終わりはあるのかは正直わかりませんが、 絶えず、勉学と新しい発見に 向き合おうと思いました。

舌・形体など

舌・形体など 舌を見た時、舌の厚さが大きくなり、水々しくなっている舌を良く見る。   本で確認すると淡胖舌が近いような。   たぶん水分を抱え込んでいるんだろうな〜と想像する。   お腹を触らせて頂くと臍下あたりに違和感を感じることが多いです。   そういう人と話すとそんなに食べている訳ではないけど痩せないと言っている人が多いような…   腎が弱ると水もダブつき動かず溜まっていく。   水は性質的に重く、下へ下へ溜まっていくので、手首・足首を見た時ポッチャリしている事も多い気がする。   腎が弱いので肉体疲労ですぐへバッてしまう。   脈を取ると根がない様な、そんな印象を抱く人が時々います。   ただ、こう言った部分のみに着目すると先入観に繋がり、色々見落としそうなのでその程度にとどめておこうと思います。   何となく 何かを見る時、自分はとても小さな存在だと思うと広く見渡せる。 逆に大きな存在であると思うと足元しか見えない。 そんな気がします。   うった感じ この前人に鍼をうたせてもらった。 ズシンとした感じを受けたんだがあれは何だったんだろうか。 体全体に乗っかってくる様な。 患者側も感じたらしいです。 打つ時の心持ちは至ってシンプルだったと思う。
通り雨直前の空を見上げる

【用語集】肝腎陰虚

肝腎陰虚 これらを解釈する際、 肝と腎の関係性が重要となる。 腎精の不足や、腎陰が欠損すると、 肝にも波及し、肝陰や肝血の不足へつながる。 その逆もしかりである。 肝血は腎精から化し、腎精は肝血によって補うというように、 相互に助け合っている。 この関係が崩れることで、肝腎の陰虚を呈する。 さらに、 肝腎の陰分が不足する事で肝の陽気を制御出来なくなる 「肝陽上亢」の状態へと発展することもある。 また、 肝腎ともに「相火」を統括するが、 肝腎の陰分が不足すれば、 相火を制御出来ず、火の勢いは強くなり、 熱傾向が顕著となる。 参考文献: 『黄帝内経素問』 『黄帝内経霊枢』 『中医基本用語辞典』 東洋学術出版社 『基礎中医学』 神戸中医学研究会 『中国医学辞典』 たにぐち書店 『臓腑経絡学』 アルテミシア 『鍼灸医学事典』 医道の日本社

中国の思想(05)

老子 六十六章 統治者はへりくだらねばならぬ 江海所以能為百谷王者、以其善下之。 故能為百谷王。 是以欲上民、必以言下之、欲先民、必以身後之。 是以聖人、処上而民不重、処前而民不害。 是以天下楽推而不厭。 以其不争故、天下莫能与之争。 江海のよく百谷の王たるゆえんは、その善くこれに下るをもってなり。 故によく百谷の王たり。 ここをもって民に上たらんと欲すれば、必ず言をもってこれに下り、 民に先んぜんと欲すれば、必ず身をもってこれを後る。 ここをもって聖人は、上に処るも民は重しとせず、前に処るも民は害とせず。 ここをもって天下推すことを楽しみて厭わず。 その争わざるをもっての故に、天下よくこれと争うことなし。 (引用:『中国の思想[Ⅳ]老子・列子』P105~P107) 《私議》 以前、会社員をしていた時は『人・物・金』を管理するのが仕事でした。 その時の上司からよく言われたのが「頭を垂れる稲穂かな」。 経験豊富な年功を積まれた方々の立ち居振る舞いをみて、 内心『流石!』と思う事は本当によくありました。 今は臨床に立っておりますが、患者さんを目の前にして思う事もあり、 繊細さも難しさも感じます。 【参考文献】 『中国の思想[Ⅵ]老子・列子』徳間書店

表陽の虚は胃腸の虚に係がる

傷寒論攷注 「案ずるに前條云う所の悪寒已めども、「発熱汗出」然れども猶戸隙の風、傍人起居衣袖の扇風を悪、其脈必ず浮緩、此の証元来表気疏泄有り、故に邪の発散は表実証于速い、然れども表陽の虚は胃腸の虚に係がる、故に表実の一汗にして解するに比べれば、則ち其癒は却って遅く…」   この文から色々発展して思考できそうです。 ここは中風について述べている文で、表陽の虚がなぜ胃腸の虚に繋がるのか。 ここの繋がりはなんなのか。 調べていきます。   傷寒論攷注 「案ずるに「中風」の一証、其人素衛気疏泄して堅からず、或いは労力奔走等の事有り、陽気を擾動かし、表をして開泄せしめて、其虚隙に乗じる也…」   これは霊枢の下の文に繋がると思います。   『現代語訳 黄帝内経霊枢』 営衛生会篇 P 340、341 「 「黄帝がいう。人が熱い飲食物を食べて、これが胃中で未だ精微物質に消化されていないのに、食べるとすぐに発汗する。汗は顔面から出ることもあり、背中から出ることもあり、半身だけ出ることもある。この様に衛気が通常の通路を通らないで、汗となって出るのは何故か。」 岐伯が答える。 「それは、外表に風邪の侵襲を受けて、腠理が開き、毛孔は緩んで、衛気が体表に向かって走り、正気の通路を通ることができないからです。 これは衛気の本性が慓悍ですばやく、どこかに弛緩して開いている部位があれば、そこから出ていこうとするためです。」 」   とりあえず汗に関しては風邪に襲われて腠理が開き、衛気がそこから出ていくから。   『現代語訳 黄帝内経素問』 五臓別論篇 P212 「 黄帝がいう。 「気口の脈を単独で診察するだけで、五臓の変化を知ることができるのはなぜであろうか。」 岐伯がいう。 胃は水穀の海であり、六腑の源泉となっています。 飲食物は口から胃に入り、全て胃に貯留し、脾による輸化の働きによって五臓の気を滋養しています。 気口もまた太陰経であり、さまざまな脈に朝見することを主ります。 こうしたわけで、五臓六腑の気と味は、いずれも胃に源をもって気口に反映するのです。」 」 」   肺経が脾胃の気を受けている事が分かります。 手太陰肺経の始まりである中府の名前も 「中焦の気が集まるところ」 である事から納得できます。   また、脈診で寸口を取るのは、八会穴の脈会である太淵あたりが良く反映されるからではないかと思いました。   最初の傷寒論攷注の文の 「表陽の虚は胃腸の虚に係がる」 とはこういう事なのかなと思いました。   『中医臨床のための方剤学』 P 29 桂枝湯「生姜・大棗の配合は、脾胃を昇発し営衛を補充し振奮させる。」 とあり、桂枝湯に脾胃の薬が配合されている意味にも繋がると思いました。   参考資料 『現代語訳 黄帝内経霊枢』 東洋学術出版社 南京中医薬大学編著 『現代語訳 黄帝内経素問』 東洋学術出版社 南京中医学院編 『中医臨床のための方剤学』 東洋学術出版社 神戸中医学研究会編著

ミート、霊道、名前

  ミート 体の使い方の件で、なぜそうするかのイメージが繋がって発見がありました。   要領はサッカーのキックと共通する部分も多いにあると感じて発見がありました。   ただ、その前段階で患者との信頼関係が出来上がっていないと相手も反応してくれないと思うので 色々感じ取りながら、向き合いながら相手を主体にやっていこうと思います。     霊道 患者さんの状態を観察させて頂いきました。 成因についても教えていただき、またそれがなぜ起こるか。 穴から背景が見える現象が勉強になりました。 その時の患者さんの様子も覚えておこうと思います。   名前 その場所にいる時はどういった自分でありたいのか。 自分のスタンスを表す名前にしたい。 一つは「貞」を盛り込みたいと思います。   意味は二つの意味で一つは自分のためで、もう一つは医療人としての意味を込めました。   自分のための意味としては   貞には「定」という意味があり、精神が安定して惑わされないという意味もある。 頑固になる訳ではなく、一つ自分の核を持って物事に向き合いたいと思います。 堅物になりたい訳ではありませんが、奥底にはいるべきものを納めて浮つかないようにしたい。   医療人としての意味は易学の乾元亨利貞から取りました。   この意味を表す前置きとして、 「尚書」の「天一生水、地二生火」 の言葉があり、 万物発生論としてまず水が生まれたとの考え方が私は好きだからです。   菅子でも 「人は水である。男女の精気が合し、形となったものである」とあり、水に人間を例えています。   水は坎水なので、坎を探ると陰の画象、陽の画象、陰の画象で出来上がっている様に中に陽を宿す。   その水が生まれる前段階として 乾(純陽)と坤(純陰)が交わりがあり、 坤(陰)の中に陽(陽)が入ることで水が生まれた。   昔、大変自分に影響を与えた本で火神派ではなく火神派的な医案解説集という本があり、そこには 生命現象とは「無形の陽気」が「有形の陰気(肉体)に宿っている状態」といった内容が書かれていました。   ここで患者さんの生命現象の本質を水の中に宿る陽で見てみた時、 乾の特性である「元亨利貞」は 訓読みで 「元まり亨り利しく貞し(はじまりとおりよろしくただし)」   易経講話 「天の大元気の働きによって、万物は始まり生まれるのである。それが元であり、始まるのである。 それが始まり生まれると、だんだん盛んになり、十分に伸びていくのである。 それが亨であり、通るのである。 盛んになり十分に伸びていくと、それぞれの物が各々そのよろしきを得、その便利とするところを得るのである。 大きくなるべきものは大きくなり、小さくあるべき物は小さくできあがり、太いものは太く、細いものは細く、各々そのよろしきところを得、各々その利とするところを得るのである。 それが利であり、よろしきである。 各々そのよろしきところを得ると、その正しきところを堅固に守って完全に出来上がるのである。 それが貞であり、正しきである。」   これが私には良い状態の人間の一生の様にも感じられ、貞は完成形なので、患者さんの最大限のパフォーマンスを最大限発揮できる貞の状態に持っていきたい。 との意味から貞を選びました。   一文字でいくか、他の文字も入れるか考えてみます。   参考資料 易経講話(1) 公田連太郎 明徳出版社 P141〜146 火神派ではなく火神派的な医案解説集 小金井信宏著 星雲社P26〜35、P108 中国の水の思想 法蔵館 蜂屋邦夫 P148、149  
毎朝見る光景。自然と空の様子が目に映ります。

側・舌

側 豊中院で先生の身体をみさせて頂いた。 先日寺子屋でここを見といてくださいと言われた部分に反応があった。 中に差し込んでいる様な形。 背候診の時もついでに触って様子を伺う。 停滞している印象。 少陽枢機不利が原因かと思った。     舌 今日患者さんの問診、切経などさせて頂いた。 その患者さんを含めて思う事。 舌を見て、 「子供の様な舌だな。」 と思う方がちらほらいる。 このあたりは持って生まれたものではなく、臓腑の現れ方として共通するものがあると思う。 水の溢れ方も特徴的。

心血虚証

心の血不足によって血脈が空虚になり、身体を滋養することができなくなる。 心血が不足すれば「神」にも影響が出る。 思慮過多、心労過多、目の使い過ぎ、血の生成不足(脾胃の失調からくる)などが原因。 心悸、怔忡、胸悶、眩暈、健忘、不眠多夢、顔面蒼白などの症状が現れる。 心血虚が痩せやすいのは、脾胃からの影響を受けて血の生成不足が起こり、 身体が栄養を吸収できないため。(舌もやせてくる) 心血が不足し、神を滋養できなくなると落ち着かなくなり、不安になる、心悸怔忡がおこる。 (眩暈や健忘が現れるのは血が少なくなり、髄海を養えないため)   - - - - - - - - -  - - - - - - - - - -...