ホーム Blog ページ 5

Blog

東洋医学・鍼灸医学の研究用ブログです。

備忘録(1)

アルバイトとして障害者の介助や老人の介護をおこなっておりますが、 今回は、とある方の入浴を介助いたします。 洗髪の際、 ゴシゴシ、ゴシゴシ、、 Aさん「もっと強くして下さい。」 稲垣 「大丈夫ですか?それでは。」 ゴシゴシ、ゴシゴシ、、(結構強くしてるけど大丈夫かな?) Aさん「もっと強くして下さい。」 稲垣 「(゚д゚)!えっ(マジで!)。わかりました。」 ゴシゴシ、ゴシゴシ、、 Aさん「強くやり過ぎて、昔は血が出たことがあるんですが、それが良いんです。 HAHAHAHAHAHA。」 稲垣 「・・・。」 Aさん「でも、寝不足の時は強さに耐えれない時があるんです。」   ★ ”養蔵”できない事での、”皮毛”への影響を思う。  

天人合一(01)

先輩に許可を頂いた患者さんに、問診に入らせて頂いております。 望診・聞診・問診・切診。 四診合参し、取穴を想定する訓練を一つ一つ手ほどきを頂きます。 患者さんの発するインフォメーションについて 自分の頭の中でシャッターを切りますが、 課題としては、一部分に注視しすぎるところでしょうか。 要は、全体が診えていないなと。 広く全体の情報を、クールダウンして俯瞰しなくては。 と、いう事で自宅に眠っていたカメラを引っ張り出してみました。 情報をいかにキャッチできるのか。 些細な情報の一つ一つを、瞼に撮る訓練をしてみたいと思います。 【参考文献】 『新版 東洋医学概論』株式会社 医道の日本社

状態・姿勢・腰陽関など

いい状態 この前の寺子屋はいい状態で入れた。 色々発見があって勉強になりました。 背中って横に出るんだなと新たな発見がありました。 季肋部からサイドにかけても繋がって反応あり。 その他教えて頂いた事とも繋がって大変いい経験が出来ました。   姿勢 椅子に座る時に両坐骨に体重が均等に分散され、仙骨が立っているか。 ちょっと姿勢を変更中。 自然と肛門は上がります。   腰陽関 一時期便秘で下剤で無理やりひねくり出していた人の背中を見せて頂いた。 腰陽関のラインで腰痛が起こっていて、触った後に見て確認してみても凄い陥没+黒く変色。 その上の突起間は詰まっているというよりもはや盛り上がっていてなんだこれって感じでした。 膝が痛いとも仰っていたので、もし刺したら利腰膝になるかもしれない。 そこへの絡みが分かっていなければ意味がない気もしますが… お腹は天枢に反応があった気がします。 大腸の募穴であるから腰陽関も関連してる? 下剤は長期的に使用すると大腸メラノーシスが起こり、大腸癌のリスクも跳ね上がるとの事ですが、腸単位で気虚血瘀を起こす?   背景 その方、見ると背景には肝鬱を抱えている。 太衝にも出るし、お腹も悪い意味でモデル体型。 歩くと母指球が痛いそうで、肝経の影響かなと想像。 改めて考えると「あれ?天枢はこちらを表しているのか?」と判断がつかない。 募穴という意味では大腸だけれども… 他にも分かっていなければいけない所を置き去りにして考えているので、課題として置いておきます。   足元 足元からガラガラっと崩れ落ちる感覚。 これをセルフで作れないか思考錯誤中。   言葉の距離感 丁寧過ぎても相手に気を使わせる。 いい面も悪い面もある。 状況によって変えなければな。 形だけ守っている時は、ジャケットを着ている時の感じと似てます。 大切なのはそこじゃないだろうと反省。   食事制限 寺子屋に入ってから一度やり過ぎては良くないと判明した僧侶の様な食事。 以前と認識を変えたので、補助になるかと思って再度挑戦。 ある程度までいくと自汗→軽度の気虚発熱と言った事が起こる。 やっぱりダメでした。 ただその中でもゆっくり、しっかり噛むと言った事は自分のテンポを落とせる事が実感出来て良かったです。 しっかり味の向こう側も体験できました。   相手 人と接する時、相手ときちんと交流する。 感情ではなく向き合う。 お互いが準備ができていなければ通じない。 受付の仕事はその下準備なのに、最近は最低です。 下準備をおろそかにして先生にお渡ししてしまっている。 なぜと考えてミスした日付と時間帯を追ってその時の自分の状態を思い返す。 大体のシーンで状態が良くない。 自身の余分なものが多い。 空回りです。   表情 表情や顔の状態を弁証に結びつけても面白いかもしれないと思った。 鬱症状では表情筋が固まるが、頬のあたりを肝あたりに配当できないか。 素問刺熱論篇 「肝熱病者、左頬先赤」 緊張すると上手く笑えないといった現象を人の停滞と見れないか。 学校の教科書では肝は下焦と習いますが、あれは温病学だけの話だと思う。 昔ガンの人の本を読んだ時、例え面白くなくても頬を上げるだけでも状態が良くなるといった内容があった。 どうしてもガンになると気鬱は入り易いので、現象としてはそこの解除といった意味なのかなと思いました。 学術資料が少ない中での試論なので、追っていくものとします。   参考資料 「現代語訳黄帝内経素問 中巻」P22、23 東洋学術出版社 南京中医学院編著
夕焼け

中医内科学 その2 心の病理①

前回の記事 『中医内科学 第2版』冒頭 臓腑の働きについて 『中医内科学 第2版』P.49〜、P.72〜より 心 『霊枢』邪客篇にて 「心なる者、五臓六腑の大主なり、精神の舎(やど)る所なり。」 とあり、 心の主な生理作用は、神明を主るものである。 『素問』痿論篇にて、 「心は身の血脈を主るなり」 とあり、 心は血脈を主るとは、また特別重要な生理作用であり、 ゆえに神明を失し、血脈が不利になることは、 心の基本病理変化である。 (1)心不主神明(心、神明を主らず) ・・・心が常を失すると、心神安ぜず、神舍を守らず、 患者に失眠りや多夢、恍惚(こうこつ)、健忘、惊悸、恐怖、 妄言、妄見、ときに悲しみ、ときに喜ぶ、ふるまいが常を失して、 痴呆、癲狂等の病証。 甚だしき場合は、神明が閉塞あるいはばらばらになる、 うわごと、意識がはっきりしない、 神明が臓腑百骸を統率・主宰できなければ、 患者の生命に危険がおよぶ。 ゆえに 『素問』霊蘭秘典論篇では 「主が明らかならざれば十二官危うし、 使道閉塞して通ぜず、形すなわち大いに傷れる」とあり 心が神明を主らなければ、心神が失養して、邪気受けて心竅を乱す。 心の要は正常な神志活動の進行であり、 必ず気血陰陽の充養を頼る。 ・・・ ゆえに『景岳全書』では 「営は血を主り、血虚なれば心を養えず、心虛なれば心は舍を守れず」 とある。 心竅に、火熱、痰濁、瘀血などの邪気が犯せば、神明は主を失し、 軽ければ火熱擾心、神志不寧となり、患者は失眠や多夢、煩躁あるいは精神狂躁等を引き起こし、 甚だしければ痰濁、痰火、瘀熱が心竅をあざむき、嗜睡、痴呆、昏迷等を引き起こす。 ゆえに『霊枢』邪客篇では 「心なる者、その蔵強固にして、邪容(い)るあたわざるなり。 これに容(い)ればすなわち心傷れ、 心傷るればすなわち神去り、神去ればすなわち死す。」とある。 (2)心不主血脈(心、血脈を主らず) については次回に続きます。 ■参考文献 『中医内科学 第2版』 人民衛生出版社

背中

ありがたい事に最近人の背中を触らせて頂く機会が増えてきました。   しかし現状として捉えることが出来ていない。   正直な感想としてはどうしたものか。   手が重いと仰って頂く事が多い。   ベターって感じで触ってしまっているのかな。   そんな感じなので何とか手を軽くする様に訓練しないといけないなと思っています。   前に脈診の際に教えて頂いた体勢も意識してみよう。   患者側が体験出来たことも勉強になりました。   なかなか人に背中を触られる経験ってしないので、触られたら嫌な部分ってあるんだと知れました。   また背候診と繋がるかは分かりませんが、自分の身体で食事を変えたら何か変化あるのかなと思って一回の食事量と肉をだいぶ減らして変化を追ってみています。   感覚の部分はあまり感じれていませんが、肉食の人の肌のキメが荒いということと筋肉が硬くなるという事は体感する事が出来ました。   なんの役に立つか分かりませんがせっかくやってみたので書いて残させていただきます。

朱丹溪の処方について。

反佐論 『たとえば近代の医家が宗とし法とするものに丹渓の書がある。その朱丹溪が呑酸を治療する際には炒黄連(さおうれん)を君とし呉茱萸(ごしゅゆ)を佐とする《左金丸》のが常である。また心腹が痛むものを治療する際には、山梔子(さんしし)を倍加して炒乾姜(さかんきょう)を佐とするとよいと言っている。このように寒薬を君とし熱薬を佐とするような処方の構成は、私には理解できない。もしその症状が熱によって出ているものなら冷やせばよいだろうが、どうしてさらに呉茱萸や生姜といった熱する薬を用いるだろうか。もしその症状が寒によって出ているものなら熱せばよいだろうが、どうしてさらに黄連や梔子といった冷やす薬を用いるのだろうか。・・・その疾病の原因を理解できないので、熱薬を用いたり寒薬を用いたりするのである。また、病状と方剤の寒熱が同じか違うかを判断できないので、その病気に対して真の見解を持つことができず、寒熱両方の見解を持ったまま治療していくことになるのである。これが医家における病の最たるものであり、自分自身を深く反省しよく戒めなければならないところである。』 黄連  :清熱燥湿、清熱瀉火、瀉火解毒 呉茱萸 :暖肝・散寒止痛、下気止嘔 山梔子 :清熱瀉火・除煩、清熱利湿、清熱涼血・止血、清熱解熱 炒乾姜 :温中散寒、回陽通脉、温肺化痰・化飲 左金丸(別名:回令丸、萸連丸):清肝瀉火、降逆止嘔 君薬 :主となる病態を治療するもので配合薬の中で最も重要なもの 臣薬 :君薬の作用を強めたり主証に付随する兼証を治療するもの 佐薬 :君薬・臣薬を補助するもの 使薬 :諸薬を調和したり服用しやすくするもの   張景岳は景岳全書の陰陽論の中で劉河間と朱丹溪を、陰陽に対しての治療方針について批判的でありましたが、反佐論の中でも丹渓の書を用いて説明がされています。 病因の把握、治療方針の見立てなど、歴代の医家達にも様々違いがあるように難しいところなのかと思います。 そして、そこが研究し続ける重要なテーマに思います。   【参考文献】 『現代語訳 景岳全書 伝忠録』たにぐち書店 『中薬学』東洋学術出版社 『方剤学』医歯薬出版株式会社 『新版 東洋医学概論』医道の日本社

陰陵泉

こんにちは高山です。 今日は陰陵泉穴について書いていきたいと思います。 陰陵泉って初めて聞いた時、ちょっとカッコいいって思いました。 陰陵泉の漢字を見てみると、 「陰」は陰陽の陰であったり、 陰真、陰津、陰虚、陰血など陰に関わりのある経穴って イメージです。 「陵」はあまり馴染みの漢字ではなかったのですが、訓読みで「いささぎ」という読みがあるようで、 意味は天皇や皇后のお墓という意味があるそうです。 ということはすごく大事な場所ですね 「泉」は水が湧き出るところ。 つまり陰陵泉は陰に属していて水が湧き出るすごく大事なところって意味で捉えることが出来るかもしれません。 名前のイメージ通り、陰陵泉の穴性は利水と言われています。 脾の運化機能の失調による、水湿や水飲の滞留を通調してくれる作用があります。 つまり脾の失調による水様便や浮腫など、もしかしたら 花粉症の透明な鼻水にも効果があるのかもしれません。 逆に脾の関わりが薄そうな、胸水や、自汗、尿量減少、 関節に水が溜まるなどにも効果があるのでしょうか? 弁証によっては効果があったり、なかったりするのかもしれません。 陰陵泉は脾経の合穴であるので、脾に関係のない水による疾患には効果がないのでしょうか? 水が密接に関わってくる臓腑は腎、脾、肺、三焦な感じがします。 これら全てに陰陵泉に効果があれば、すごく便利かもしれません。 水に関連する経穴をよく調べてみようと思います。

終了しました【学生向け勉強会のお知らせ】東洋医学概論をモノにしよう!

こんにちは。 鍼灸学生の皆さんへお知らせです。 この6月から、金曜日または土曜日の午後に 学生向けの東洋医学の講座を開催していく予定です。 目標はズバリ「東洋医学概論を自分のものにしよう!」です。 ・『東洋医学概論』の授業が、よく分からない方 ・東洋医学系の試験科目の点数を上げたい方 ・将来は伝統的な鍼灸治療を行っていきたい方 にオススメです。 内容の丸暗記ではなく理解をしていくことで、 試験の点数UPはもちろん、将来、 東洋医学の考え方に基づいた治療を行うための 助けになればと思います。 参加希望・お問い合わせはこちらへ↓ 学生向け勉強会フォーム ↑「エントリーしたい議題」の欄に 金曜日参加希望の方は「金曜日・東洋医学概論」と、 土曜日参加希望の方は「土曜日・東洋医学概論」とご記入ください。 送信後、事務局から追って御連絡差し上げます。 (参加申し込み人数が2名に満たない場合は中止となります。御了承願います。) 以下、詳細です。 【参加対象】 鍼灸学生(1年生~3年生)で、 東洋医学の授業の内容をより理解したいという方 【スケジュール】 (1)金曜日の部(終了しました) (基本的には、毎月第2・第4金曜日の15時00分〜17時00分頃) ・第1回 2018年6月15日(金)15時〜17時頃 ・第2回 2018年6月29日(金)15時〜17時頃 ・第3回 2018年7月13日(金)15時〜17時頃 ・第4回 2018年7月27日(金)15時〜17時頃 ・第5回 2018年8月10日(金)15時〜17時頃 ・第6回 2018年8月24日(金)15時〜17時頃 (2)土曜日の部(終了しました) (基本的には、毎月第2・第4土曜日の14時30分〜16時半頃) ・第1回 2018年6月16日(土)15時30分〜17時30分頃 ・第2回 2018年6月30日(土)14時30分〜16時30分頃 ・第3回 2018年7月14日(土)14時30分〜16時30分頃 ・第4回 2018年7月28日(土)14時30分〜16時30分頃 ・第5回 2018年8月11日(土)14時30分〜16時30分頃 ・第6回 2018年8月25日(土)14時30分〜16時30分頃   【予定内容】 講義テーマ (基本的には、学校の教科書の順番に沿って行っていきます。 進捗状況によってはズレが生じます。) 第1回 東洋医学の特徴、陰陽論 第2回 生理物質(気・血・津液・精) 第3回 蔵象① (各臓腑のはたらき 「肝」・「心」) 第4回 蔵象② (各臓腑のはたらき 「脾」・「肺」) 第5回 蔵象③ (各臓腑のはたらき 「肺」続き、「腎」) 第6回 病因病機 【参加費】 1回あたり2,500円 【会場】 一鍼堂 大阪本院 内(緑地公園駅から徒歩2〜3分) 【講師】大原 気になる方はぜひお問い合わせください! 参加希望・お問い合わせはこちらへ↓ 学生向け勉強会フォーム ↑「エントリーしたい議題」の欄に 金曜日参加希望の方は「金曜日・東洋医学概論」と、 土曜日参加希望の方は「土曜日・東洋医学概論」とご記入ください。 送信後、事務局から追って御連絡差し上げます。 (参加申し込み人数が2名に満たない場合は中止となります。御了承願います。)   上記勉強会とは別に、 東洋医学概論の内容の基礎ともいえる「黄帝内経」の内容を 原文から紐解いていく勉強会も開催中です。 こちらも気になる方はぜひお問い合わせください! 詳細はこちら↓ 【学生向け勉強会】「素問を読もう!」申込み受付中です →毎週火曜19時〜 または 毎週木曜13時〜 (途中からの参加も可能です。)

舌診(01)

舌の研究 修行生のSさんと勉強をします。 「左腕の外転について難あり。」との主訴により 刺鍼を行いました。 〈前〉 〈後〉 上逆し易い体質と考え、 上がらない重しをしっかりとさせる事を 長期的な目標としております。 主訴を受け、 気血の巡りをよくしたいと思い その阻害要因が中焦より下焦へと続く 舌の苔に診られる通りの邪熱かと考えます。 刺鍼後、 左腕の外転にやや改善が診られた事で好転反応はあり。 舌苔が面積も厚さも少なくなってる事、 舌体より気虚症状の減少が診られる事などから ある程度の効果があったのかと推測されます。 経過を観察をしていきます。  
緑地公園 桜2

鍼治療を受けて

先日鍼治療を受けて感じたこと 鍼を置かれた後、 即座に足底の方に向けて動き出す 勢いがあってまるで足から抜けていくような動き 同時に大きな呼気が生じる、 呼吸が何度か続けて起こる。 ふと治療に入る前に心に抱えていた、感情的なこだわり (直近で起こった事について「解せない」と思う、苛立ち、怒りに似た感情) が手放せて軽くなったことに気づく (これは気滞に当てはまるのか?) この直後に体の別の部位、 肩の力みについて意識が入り、肩の緊張が緩む。 この肩の力みは腰の弱さ(慢性腰痛あり)と関連していると自覚する ____________________________ ある部分の滞りが他の部位にも波及していくように ほどける時にも推進力のようなものが働くのだろうか 普段はおとなしい腰痛が悪化する時には、 体が疲労倦怠の状態にあることが多い。 腰に違和感を感じ始めた後に続くのが、 上半身と下半身の疎通不良、からだ全体の動きの硬さや気鬱の症状 (気虚が先で、気滞が後か?) 記事を書きながら、考えていたが 「どちらが」という検討に意味がないと思えてきた ただ、はっきりとしたこと これまでは気病が4種に分類されていること、 この4つをこれまで概念的にしか見てこなかった。 表れる症状を単語と結んで並べていただけだった。