学生・研究生によるブログ

学生・研究生による学びと発見のブログです。

生活癖

甘いものがやめられない。 それにジャンキーなものも・・・。 食べると確実に体調が悪くなるだろうと分かっているのに食べてしまう。 いったい何何でしょうか? 分かっているのにやめられない。 世の中にもそう言う人は多いのではないでしょうか。お酒やタバコもその代表かと思います。 私の場合はそう言う気分になるのは決まって夜です。 朝や昼間はそういうものを見ても何とも思わないのですが、夜になると無性に食べたくなってきます。そしてそんな時は必ず食べすぎてしまいます。 今、色々分析してみると、朝は睡眠から目覚め、身も心もリフレッシュしていて一番健全な状態なように思います。そんな時は気分も落ち着いていて穏やかで心に余裕があります。 昼間の活動時間になると、仕事モードに入り、自分の外のことに終始注意を払って集中している状態です。きっとこの時にかなりのエネルギー(気)を変に(正しくない方法で)消耗しているんだと思います。 そして夜になると何か昼間に失ったものを解消、穴埋めしたい気分になっているように思います。それが反動となって強刺激な甘いものやジャンキーな食べ物の欲に転化しているのではとの分析です。 東洋医学的に考えてみると 人の体は均衡を保とうとします。 昼間に陽気が旺盛になって、夜に陰分が充実する。 気は陰から転化してできる。 私の場合は、本能的に昼間に失った陽気を取り戻そうと夜に過食して(間違った方法)陰分を増やそうとしているのでしょうか? もともと陽気不足なもので。。 睡眠が陰分を増やす行為なら、過食するより早く寝た方が賢明ですね。 そしたら翌朝になって充電され、また心穏やかな朝に戻れるはず。  

素問 陰陽応象大論篇(第5)から その3

<学生向け 近日開催予定のイベント> 【学生向け勉強会のお知らせ】東洋医学概論をモノにしよう! →(随時お問い合わせ受付中です!) 【学生向け勉強会】「素問を読もう!」申込み受付中です →毎週火曜19時〜 または 毎週木曜13時〜(途中からの参加も可能です。) こんにちは、大原です。 前回の続きです。 (前回の記事→素問 陰陽応象大論篇(第5)から) (前回の記事→素問 陰陽応象大論篇(第5)から その2) 前回は、「陰為味」すなわち 飲食物は陰(地)の気によって生じるという記述から 考察していきました。 続いて、今回は「味」と「気」が 身体にどのように作用するかについてを 陰陽で考察していく内容になります。 【原文と読み下し】 ・・・ 陰味出下竅、陽氣出上竅。(陰味は下竅に出て、陽気は上竅に出(い)ず。) 味厚者為陰、薄為陰之陽。(味厚き者は陰と為し、薄きは陰の陽と為す。) 氣厚者為陽、薄為陽之陰。(気厚き者は陽と為し、薄きは陽の陰と為す。) 味厚則泄、薄則通。(味厚ければすなわち泄し、薄ければすなわち通ず。) 氣薄則発泄、厚則発熱。(気薄ければすなわち泄を発し、厚ければすなわち熱を発す。) 壮火之氣衰、少火之氣壮。(壮火の気は衰え、少火の気は壮んなり。) 壮火食氣、氣食少火、壮火散氣、少火生氣。(壮火は気を食らい、気は少火に食らい、壮火は気を散じ、少火は気を生ず。) 氣味辛甘発散為陽、酸苦涌泄為陰。(気味の辛甘は発散して陽と為し、酸苦は涌泄して陰と為す。) 1行目ですが、 味(身体を作る飲食物)と気(身体を動かすための力)は、 味は有形なので身体の下竅(=尿道・肛門)へおもむき、 気は無形なので身体の上竅(=目・耳・鼻・口)へおもむく、とあります。 この関係からすると、味と気を陰陽で分けると、 味は陰で気は陽となります。 そして2〜3行目、 厚い味は陰で、薄い味は陽、 厚い気は陽で、薄い気は陰であると続きます。 すなわち、味は陰に属するので、 厚い味は陰中の陰、薄い味は陰中の陽であり、 気は陽に属するので、 厚い気は陽中の陽、薄い気は陽中の陰である、とあります。 これは 陰が厚くなればさらに陰に傾き(=陰中の陰)、 陽が厚くなればさらに陽に傾く(=陽中の陽)ということです。 気や味について陰陽の分類がなされていますが、 これらをよりイメージしやすくするために 次のように具体的な食材を考えてみました。 (私のイメージですが・・・) ・厚い味 → 濃い味の食べ物:ラーメン、スイーツ、お酒のおつまみ、・・・ ・薄い味 → 薄味の食べ物:おかゆ、豆腐、生野菜、だし汁・・・ 気についても、飲食物で喩えてみると分かりやすいかも知れません。 ・薄い気 → 程良い温度の料理、水、番茶、・・・ ・厚い気 → お酒、熱々の料理、わさびなど鼻がツンとする薬味、・・・ といったところでしょうか? これらが体内ではどのように働くかが4〜5行目にあります。 味厚則泄、→「泄」は泄瀉で下痢のことです。 薄則通。→「通」は気血がよく通じるということでしょう。 氣薄則発泄、→「発泄」とは発汗ということだと思います。 厚則発熱。→「発熱」はそのまま熱を発するということでしょう。 6行目から、「少火」と「壮火」という言葉が出てきます。 「壮火」とは壮(さか)んな火で、「気を散じ」とあることから 過度な陽気を表していると解釈され、これに対し、 「少火」とは「気を生ず」とあることから 正常な陽気を表していると解釈されます。 喩えると、 正常な体温ではなく、発熱した状態が続くと 体力が消耗してしまうようなことだと思います。 最後の行では 味の性質についての説明で 辛甘は発散する性質があるので陽、 酸苦は涌泄させる性質があるので陰、 とあり、五味の性質が書かれています。 「涌泄」とは吐下の作用すなわち 吐かせたり、下したりする作用をいうようです。 さて、五味の性質を陰陽で分けていますが、 なぜこのように分類されるのでしょう?考えてみます。 「辛」→ 働きは「散」 → 発散に働く → 陽 「甘」→ 働きは「緩」 → 気を緩める → 停滞している流れを動かす → 陽 「酸」→ 働きは「収」 → 引きしめる作用 → 陰 「苦」→ 働きは「堅」 → 固める作用 → 陰 (五味の働きについては 前回の記事→素問 陰陽応象大論篇(第5)から その2 を参照ください) ということでしょうか。 また、五味にはあと1つ「鹹」がありますが ここでは述べられていません。 考えてみますと 「鹹」→ 働きは「軟」 → 柔らかくする → 陽 となるかと思います。 味や気について、身体への作用を、 陰陽で考察してきました。 全体として抽象的な内容ではありますが、 自分なりに具体例を考えていくと面白いかも知れません。 参考文献 『黄帝内経 素問』 東洋学術出版社

舌の考察 2023/12/6

もう、気がついたら今年も残りわずかになってしまいました。また一年が過ぎようとしています。 この一年は毎日、やるべきことはやって、行くべきところに行き、家に帰ったら、家での作業をこなし、寝る。というルーティンを守って生活していた印象です。 もう少し余白の時間も作れればと思っていますが、来年の課題になるでしょうか。   点刺はありますが、前回ほどは舌先の密集度は低下した?かなと思います。でも舌辺に広がったようにも見えます。苔の色が黄色に傾いてきました。胃の停滞もありますが、下焦の停滞間の方が強く感じます。最近は便が硬い状態が続いています。 舌裏の怒張が濃くなっています。血の停滞が見られます。   院での治療直後です。 前回の舌の写真より舌全体に膨らみが増し、ふっくらした状態で、気血の巡りが良くなった様に感じます。色味も明るくなりました。舌の苔も程よくついています。通常のベースはこのような舌なのかなと思いました。 でもこの日に急な鼻水が湧き起こる現象が見られ、頻繁に鼻をかんでいたのが気にかかりました。本人曰く、風邪からでは無く、学校での実技でお灸を中脘に10壮をしたせいだと思うとのことでした。そのせいで気逆を起こし鼻水として上に溢れたようです。 そういうこともあるのですね。  

正邪の闘争

教科書などで病因論の基礎的な説明の中で 「外邪の侵襲を受けて正気が傷られる」 そんな表現を目にする。 そこに何か違和感を感じていた。 それは「闘争」に互い(敵と味方として)の境界が はっきりとしたイメージを付加していたから だと気づくことがあった。 代わりに、重なりあったそれらが 濃淡の違いで明滅するところをイメージする。

異名同穴③

李世珍の下で働いていた方に、異名同穴について尋ねたことがあります。 「李世珍の家の伝来の呼び方がある。」との事。 その時は、中国の『宗族(父系中心の一族)』や『圏子(利益を共にする集団)』といった文化圏を想像しました。 ③3つの異名のあるもの 穴名         異名 陰郄穴    :   少陰郄穴、石宮穴、手の少陰郄穴 隠白穴    :   鬼疊穴、鬼眼穴、陰白穴 会陰穴    :   下極穴、平翳穴、屏翳穴 京門穴    :   氣付穴、氣兪穴、腎募穴 氣衝穴    :   氣街穴、羊屎穴、氣冲穴 厥陰兪穴   :   関兪穴、厥陰穴、闕兪穴 三陽胳穴   :   通門穴、通間穴、通関穴 上巨虚穴   :   巨虚上廉穴、上廉穴、足の上廉穴 衝門穴    :   慈宮穴、上慈宮穴、前章門穴 水分穴    :   中守穴、分水穴、正水穴 人迎穴    :   頭五会穴、五会穴、天五会穴 兌端穴    :   壮骨穴、兌通鋭穴、唇上端穴 太淵穴    :   鬼心穴、太泉穴、大泉穴 大陵穴    :   心世穴、鬼心穴、心主穴 中膂兪穴   :   脊内兪穴、中膂内兪穴、背中兪穴 通天穴    :   天臼穴、天旧穴、天白穴 手の五里穴  :   尺の五里穴、大禁穴、尺の五間穴 天突穴    :   玉戸穴、天霍穴、天瞿穴 然谷穴    :   龍淵穴、然骨穴、龍泉穴 陽輔穴    :   絶骨穴、分肉穴、分間欠 陽陵泉穴   :   筋会穴、陽の陵泉穴、陽陵穴 白関兪穴   :   玉関兪穴、玉房兪穴、陽兪穴 胳却穴    :   強陽穴、脳蓋穴、絡郄穴 【参考文献】 『臨床経穴学』東洋学術出版社 『鍼灸医学事典』医道の日本社 『新版 経絡経穴概論』医道の日本社

脈診(04)

瀕湖脉学七言訣(二十、弱脉) 弱来無力按之柔、 柔細而沈不見浮。 陽陥入陰精血弱、 白頭猶可少年愁。 弱脉は力無く来て、按じても柔、 柔は沈にして細、浮では見られず。 陽は陥入し、陰精血は弱、 白頭(老人)は考えられるが、少年なら愁う。 脉が骨周辺まで沈む理由が何なのか.. 自問自答してみる。 年老いて骨が弱くなり営気を必要としているから、 骨への栄養補給の為に沈下する? いや、肌肉の中空を維持出来ない為に沈む? 衛気が衰えて、エマージェンシー発生の為に 脉が皮毛に栄養補給にやってくるのが浮脈? 現象に対しての理由は多々ありそう。 【参考文献】 『中医脉学と瀕湖脉学』(株)谷口書店

そうだ、古典を読もう

そろそろ、古典を読んでみないといけないかな。という思いに至ったので、 とりあえず、ずいぶん昔に購入していた「難経鉄鑑」を引っ張り出してみました。 かなり分厚くて重い本です。 口語で訳されて、更に詳しい解説もついているので自習できそうですが、1日一難やっても81日かかります。 数年前に一度サラッと読んではいる筈なのですが、ほとんど記憶の彼方です。 今回はじっくりと読んでみようかと思います。 難経八難を読んでみたところ 腎間の動気について書かれています。 ①生気の原 ②五臓六腑の本 ③十二経脈の根 ④呼吸の門 ⑤三焦の原 ⑥守邪の神 かっこいい言葉が満載です。  

意識

  受付にて 働いていて、脳がオーバーヒートを起こす様になる前の段階の自分の空気を変えないと。 一度先生が気を使ってくださり空気を変えて受付に戻った時の景色。 朗らかさな空気に包まれていた。 ああじゃなきゃいけないよな、鬼みたいになってはいけない。 そこから先にあるのは争いになってしまう。 真剣にやる事は大前提として、その向かうべき方向性を修正しないと。   …   その為にも言うべき事はハッキリ言う。 でも角が立たない様に言い回しなども増やして行こう。   先生方がやってることを見ればわかる。   やるべき事は沢山あるけど、真剣に楽しんで一つ一つクリアしていこう。   変える部分が沢山あるのはそれだけ本当の楽しみが詰まっている。   今までの自分の在り方に固執してもおもんない。   枠は取らないとな〜   勝手に自分が作った抑圧するものを外す。   どこまでもいけそうな感じになる。   逍遥ってこう言うことなのかな。   昔の中国なんて今より殺伐とした世界だったからこそ出来た発想かもしれない。     通じる 相手と同じ空気になった時、感情がこちらにも通じる。 相手の心の景色が浮かび上がる? 同じ反応が起こる? なんとも言葉で言い表し難いものですが、そんな体験がとても勉強になる。 波長の合う人と同じ状況になりやすい。   施術者目線に立つと、必然的に幅を増やしていく必要性が出てくる。 最近伝えてくださってるのもそういう事かなと感じる今日この頃です。   綺麗なところにいようとすんなよ自分。   そこから抜けたらもっと楽しいぞ。                     と書いてみたものの、 また葛藤が自分に向いた。   この意識では変化が薄まる。   意識のベクトルを変えていく。   相手のことをもっと観察。   内向きを外向きに。   その為にも空虚に、冷静に。

六字訣

面白い動画を見つけました。 中国式気功の一つのようで六字訣(ろくじけつ)といいます。 この功法は六字を唱えながら呼吸することで内臓を強化できるみたいです。 六字(呵呼呬吹嘘嘻)はそれぞれの内臓と対応関係にあります。 訣の意味は調べると、「おくのて」「おくぎ」とありました。 呵(ホー)→心・小腸 呼(フー)→脾・胃 呬(スー)→肺・大腸 吹(ツゥェイ)→腎・膀胱 嘘(シュー)→肝・胆 嘻(シー)→三焦 それぞれ対応する内臓の邪気を排出することを意識して行うようです。 ※詳しいやり方を知りたい方は動画をご参照ください。 回数は、健康な人が毎日行う場合は、それぞれ2回で充分で、どこか特定の内臓が弱っている人が治療目的で行う場合は回数を増やせばいいようです。 割と簡単にできそうなので、昼休みにでも取り入れてみようと思います。

発汗

学校の実技にて。 施術中、パートナーの膈兪穴を刺した直後、ドバッと首から背中にかけて発汗しました。 (膈兪穴の前に太渓穴を置鍼していました。) 数分後、自然と汗は止みました。 パートナーは施術後に「は〜スッキリした!」と言っていました。 施術前のパートナーの第一声は「今日は調子が良い!手首が痛いくらいかな」 切経では、肌肉がモチモチとつきたてのお餅みたいで、気になるのは下腿がラップに巻かれたようで浮腫がありました。 上肢や下肢が熱く、指先だけが冷えていました。百会に直接触れなくても熱感がありました。 脈幅があり、柔らかく、 舌診は、舌裏共に褪せた紫寄りの淡紅舌。舌苔が薄く一面にあり、やや胖大舌。 施術後、舌は綺麗な淡紅舌になっていました。   汗法を目的に施術したわけではなく、心配になったのは、発汗したことで正気の漏れがなかったかどうかということです。 翌日と2日後にパートナーに体調を確認しましたが、健康状態に問題はなかったそうです。 汗をかいたということは、 湿が出たとポジティブに考えてよいのか… 私も治療で足裏から汗をかいたことがあります。先生にこの現象は何か聞いてみると、それだけ湿を溜めていたと言う事だそうです。   汗証について調べましたが、自汗、盗汗などネガティブな汗しかありません。 施術後汗が出るという文献もなく困り果てました。 膈兪穴の穴性にもそれらしきことはありません。 けれども、上焦と中焦を隔てる膈兪穴というのは面白いな〜と染み染み思いました。 下野先生に伺ってみると、 「湿というのは表層にあるものと、奥にあるものがある」 モチモチの肌は湿が表にあったもの。 カサカサの浮腫んだ肌は湿が深層にあるもの。 湿のありかも様々で、古い湿は深層に入っていくものなのか、これについてはまた考察していきたいです。 下野先生:「ダメな発汗は体がむしろ冷えてしまう。ポジティブな汗は運動後の発汗と同じ」 ということで、腑に落ちました。 サウナと水風呂3セットすると、直後はスッキリするのですが、1〜2時間すると体の芯から冷たくなり、コタツに全身入れても寒くて寒くて震えていたことがありました。 発汗によって祛邪するのが目的であるが、過度に発汗させると津液を消耗し、甚だしいときは虚脱を招くということが考えられると思います。