学生・研究生によるブログ

学生・研究生による学びと発見のブログです。

頭痛と舌の記録

少し前になりますが、頭痛が一週間ほど続いた後、38度発熱しました。 PCR検査を受けたところ陰性で、胃腸炎と診断を受けました。 頭痛は日を追うことに痛みが悪化し、拍動性と動作時痛みが側頭部から後頭部にかけてあり、片頭痛とばかり思っていましたが、激しい痛みで立てなくなった後、発熱しました。 頭痛が起きる数日前は急に気温が下がり風がとても強かったです。 下肢に熱を持ち転筋、易怒、焦燥感、耳鳴り、更に光が眩しく感じられるようになり、発熱と共に目が抉られるように痛み立てなくなりました。 肝火からくる頭痛と考えました。 それと共に悪心、食欲不振、便秘、歩くと身体の中が痛いという症状も現れました。 肝気が鬱結して疏泄失調を起こしていた時に、脂っこい物を食べて肝胃不和の状態を起こしていました。 当時は何が起きていたか全く考えられず、舌の写真を記録しました。 発熱と共に苔が一斉に広がり、黄膩苔、裂紋が長くなり舌体が紅く膨張しました。 舌の状態が刻々と変わることに驚きました。

淡々

菜根譚を読んでいると色々ヒントが散らばっていると感じる。   「醸肥辛甘非真味、真味只是淡。神奇卓異非至人、至人只是常。」   神農本草経を読んでいても、神農はあくまで1人ではないと思いますが、その人達はこういった感覚も持っていたように感じる。 もしくは美食に溢れた現代人だからこう思うのか。 また、それをどの様に表現したか。   切経を行う時も同じことだと思う。 何かをやろうとするではなく、無駄を削ぎ落として純粋でありたい。 雑音なんて知らない。 患者さんとの一対一。 一つ一つが淡々とした真剣勝負。 そういった気持ちで望みたい。   参考書籍 座右版 菜根譚  講談社 久須本文雄

台風の役割

大型台風が接近しています。 過去に甚大な被害をもたらした伊勢湾台風並みの台風だと連日報道されています。 そんなニュースの中で台風(低気圧)は反時計回りで、高気圧は時計回りに回転していると聞いて、ふと鍼を施す時の補瀉の考えが頭をよぎりました。 鍼の手技の中で 補法は右回旋(時計回り)、瀉法は左回旋(反時計周り)の考え方があります。 となると高気圧は補の働きで、台風(低気圧)は瀉の働きになります。 高気圧は上空から地上に向かって下降気流が発生しています。 低気圧は地上から上空に向かって上昇気流が発生しています。 ネジや瓶などの蓋も右に回す→閉まる(下向きの方向性)。左に回す→開ける(上向きの方向性) これはたまたまの偶然? 再び鍼の手技の考え方に戻って 右回旋→補法→気を集める 左回旋→瀉法→気を抜く 天気の移り変わりも陰陽のバランスの均衡が保たれるようになっていると考えると、台風は地球において高まりすぎた陽気を瀉して気を抜いているのでしょうか? 確かに台風が過ぎ去った後には、爽やかな秋晴れになることが多いかも。  

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素問 六微旨大論篇 第六十八 帝曰. 遲速往復.風所由生.而化而變.故因盛衰之變耳. 成敗倚伏.遊乎中.何也. 岐伯曰.成敗倚伏.生乎動.動而不已.則變作矣. 帝曰.有期乎. 岐伯曰.不生不化.靜之期也. 帝曰.不生化乎. 岐伯曰. 出入廢.則神機化滅.升降息.則氣立孤危.故非出入.則無以生長壯老已. 非升降.則無以生長化收藏. 是以升降出入.無器不有. 故器者生化之宇.器散則分之生化息矣. 故無不出入.無不升降.化有小大.期有近遠.四者之有.而貴常守.反常則災害至矣. 故曰.無形無患. 此之謂也. 帝曰善.有不生不化乎. 岐伯曰.悉乎哉問也.與道合同.惟眞人也. 帝曰善. 帝曰く、遅速と往復とは、風の生ずる故由にして、しかして化し、しかして変ずるは、故より盛衰に因るの変のみ。 成敗倚伏して中に遊ぶとは、何ぞや。 岐伯曰く、成敗は倚伏して、動より生じ、動きて已まざれば、すなわち変作こる。 帝曰く、生化せざるか。岐伯曰く、出入廃されれば、すなわち神機は化して滅し、升降息めば、すなわち気立は孤にして危うし。 ゆえに出入するにあらざれば、すなわちもって生・長・壮・老・已するなく、升降するにあらざれば、すなわちもって生・長・化・収・蔵するなし。 ここをもって升降・出入は、器としてあらざるなし。ゆえに器なる者は生化の宇にして器散ずればすなわちこれを分かち、生化息まん。 ゆえに出入せざるなく、升降せざるなし。 化に小大あり、期に近遠あり。四者これあれば、常の守らるるを貴び、常に反すれば、すなわち災害至る。ゆえに曰く、形なければ患いなし、と。 此れをこれ謂(『現代語訳 黄帝内経素問 下』P91より抜粋 訳:松村巧) 『生・長・壮・老・已』 『生・長・化・収・蔵』 韻を踏んだ二つの言葉。 この章においては『化する』という”ターニングポイント”としての動詞が重要に思います。 生長【陽】から収蔵(老已)【陰】への変換に着目してみた訳を考えてみました。 『生長・壮・老已』 『生長・化・収蔵』 『生長・壮・老已』 生長して→壮じて(大人になって)→老已(年老い亡くなる)する 『生長・化・収蔵』 生長して→化して(変化して)→収蔵する 【参考文献】 『黄帝内經』中医古籍出版社 『現代語訳 黄帝内経素問 下』東洋学術出版社

風寒邪の咳嗽から穴性を学ぶ①

初めまして。 2月より寺子屋でお世話になり始めました日下と申します。 先生方の様な治療家になれるよう様々な事を学んで成長したいと思います。 よろしくお願い致します。 最近穴性学を学び始めたので勉強した内容をアウトプットさせて頂きます。 中医鍼灸 臨床経穴学 P25 「風寒外束、肺失宣降(風寒の邪による宣降失調) 症状:喉が痒い、咳嗽、痰は稀薄である。鼻閉、鼻水。声が重い。または発熱、悪寒、頭痛。無汗。舌苔薄白、脈浮など。 処方:中府、風門、大椎(瀉)…疏風散寒、宣肺止咳。」 この意味を考えていきたいと思います。 まずは穴性を調べる前に、風寒邪がなぜこの様な状況を引き起こすか考えていきます。 記載には2パターンありますが、処方が同じなので異病同治だと思います。 先にパターン①について考察していきます。 ①喉が痒い 霊枢経脈篇に肺経の流れが書かれていますが、その中に「従肺系横出腋下」とあります。 この肺系は喉嚨をさし、肺経の流れが悪くなれば経絡上にある喉にも影響すると考えられます。 また、痒みを感じるのは魄によるものだと思いました。 肺は魄を蔵すと言われますが、魄は魂と比べて、「本能的な、比較的低級な精神活動・神経活動のこと。」と言われ、 ここには痒いといった感覚も含まれます。 風寒邪によって肺経の流れが悪くなった結果、肺の蔵す魄にも影響が及んだのではないでしょうか。 ②咳嗽 肺失宣降とある様に、正常な状態では肺は宣散粛降という働きをしますが、その機能が弱ると気が上逆して咳が現れます。 ③痰は稀薄である。 肺が宣降失調を起こし、通調水道機能に影響を及ぼしたためかと思います。 中医病因病機学P448 「寒痰寒飲は肺に潜伏し、肺の宣降機能が失われる。症状は、咳嗽・喘息・澄んだ痰が出る・大量の白い痰が出る、などである。」 ④鼻閉 素問 金匱真言論篇に「入通於肺。開竅於鼻。」 肺の機能失調が鼻に影響しているのだと思います。 ⑤鼻水 ③と同じ理由かと思います。 ⑥声が重い 風寒喉瘖と言われるものです。 中医基本用語辞典 P209「風寒が外から襲い、肺気の宣発・粛降運動が失われ、風寒の邪気が喉部に停留し、声帯の開閉が不順になって本病証を生じる。」 穴性を学ぶにはその人に何が起こっているのかをまず知る必要があるかと思ったので調べてみました。 経絡の走行経路なども意識できるので勉強になります。 その他記載のない参考文献: 「臓腑経絡学」 アルテミシア 藤本蓮風監修 P39、42、44 「中医学って何だろう」東洋学術出版社 P194、196、211

なりたいもの

今まで色んな大きな人達の生き方を見てきた。 カッコイイ生き様の人は見ていて勉強になる。 ダサい生き方をしてはいけない。

先々週の施術で

水分穴の少し右だったように思う。(今も反応あり) 刺入深度は1ミリか2ミリか。 置鍼開始して少しして、 息がうまく吸えていないことに気づく。 吐くことはできている。 入ってこない、がそのことに特に不安はない。 数分して抜鍼の後、それまでの状態をはずみに 誘いこまれるようにからだにもたらされた深い呼吸と何か。 横隔膜の動きが抑制されていたのか。 これも穴性のひとつにあたるのか。 他の方においても似た作用をもたらすのか。

行動

行動   とにかく相手に合わせながら動く。   ごちゃごちゃ考えず、いい意味で一心不乱に。   流れを止めない。   自分も相手も頭を使った時は空気が止まる。   先週見させて頂いた人の時、時間をかけすぎてしまっていた。   戻り、報告の際受けた時間をかけすぎというご指摘。   術後の反応を探るときはとにかく早く。   見れる見れないは関係なく行った。   何より驚いたのは患者さんの拍子抜けした空気。   「え?終わり?」   言葉にしなくても伝わった。   見れる見れないはこちらの都合。   患者さんには関係のない話。   患者さんのステージの上で見れる様になる。   相手には相手の都合がある。   常にそこを見ずに先はない気がしました。   都合を考えずに触ってしまって申し訳なくなる。   明日の寺子屋。   燃え盛る様なものをいらない。   ただ相手に任せる事を意識してみる。      

振り返って

○ 3/29 合格発表も終わり、 同じ県同士のクラスメイトとピクニック。 空と土と風と樹々の中で なんと爽快なことか。 どんな鍼灸師になりたいか 進路のことも語り合った。   ○ 3月下旬 繰返し基礎 国試では西洋医学ばかり勉強していたので 東洋医学をもう一度復習した。 各疾患を勉強をしたら、 臓腑の解剖学や生理作用や流注に戻る。 ほうほう、 基礎 ⇄ 応用の繰返しの必要性を改めて痛感。   ○ 4/2 直感 一鍼堂でお腹や背候診をすると 気色が浮き上がって見えます。 触れずとも「ここだ!」という時がある。 探そうと念じるのではなく、 とても冷静で素直な心持ち。 寧ろ、「ここだよー」って 自然と患者さんが教えてくれる という例えが近いかもしれない。   ○ 4/3 ① 脈診(寺子屋にて) 生まれつき脾が弱い人の 施術前と後の変化を診せてもらいました。 健康人の脈とは… 「胃の気の旺盛な脈」 しなやか、潤いがある、生々として力みがない “名状を以てするに難しき脈象のこと” (言葉にすること表現し難い脈) 施術前に寸・関を重按しても 僅かに触れるような脈でしたが、 施術後、脈形が細くても脈力が戻ってきた。 相対的に正気が上がり、これも善しとする。 「そもそもの体質を考慮すべきだ」 という先生の言葉を 心に留め、これから意識していきたい。   ○ 4/3 ②尺膚診 (寺子屋にて) 鍼治療を続けると 身体の変化に敏感になる。 あまり治療をしていない方の体は 言葉にし難い何か鈍い感覚があった。 尺膚診で足裏がジットリと濡れた感触、 陥凹すべき所が隆起している感触から 邪の性質を知ることで、 治療方針を立てていく。 一見肝鬱のように聞こえるが、 そもそもの本質は何か。 生体の中でどのような駆引きを展開させるか 先生の治療を聞くとワクワクした。     ○ 4/3 ③ 問診 初めて患者さんに問診させてもらいました。 「5分で問診から切経まで診てきて下さい」 と先生からお達しがあったが、10分オーバー… その後先生の問診を扉越しに聞く。 「花粉症はありますか?」 ではなく、 「花粉症は目、鼻、喉、頭痛などどこに出ますか?」 具体的な例を挙げると その後の弁証に役立つなと 教えていただけました。   ○ 4/5 色々あった日 新年度、新しい環境。 もう学生じゃないんやなと 急に襲う例えようのない不安。 勝手に緊張してピリピリ。 具合も悪くなって 集中できなくてまたピリピリ。 でも指摘されるまで気付かなかった。 「好きなものってなんですか?」 と受付さんに聞かれてハッとした。 Pinterestで密かに貯めている 好きなものコレクションが頭に浮かんだ。 自然と気持ちがアガる。 鍼灸の世界にいるから 鍼灸のことだけ考えなくちゃと 雁字搦めになって 肝心な時に気が散漫になり 集中できず空回りしていた。 「焦らんとやっていこう」 「楽しんで」 院長の言葉がありがたい。 自分のやり方で気持ちを切り替える方法を 模索していこう。 帰宅後、ノートの走り書きを目にする。 「和敬静寂」 静かな荘厳さの中に 何か穏やかな 人間の気が交流できるような雰囲気 脈診の心得の時に書き留めたものだが、 夜な夜な心に沁み渡る言葉でした。

楽しむ

  最近は鍼ではありませんが、切経を通じてでも人間性は大切だと感じる事が多いです。   馬鹿騒ぎする訳にはいきませんが、自分にとってはある種の明るさや前向きさは必要。   それが楽しむ気持ちに繋がると感じます。   過去へ執着しているより今を生きる。   どんな状況であれ今を一生懸命生きる。   絶望的な状況だと感じていても自分自身の捉え方次第で変わる。   雑念なんて抱いている時点で今を生きていない。   教えて頂いた歌も自分に必要なとてもいい内容でした。   学術・人間性など勉強しなければいけない事ばかりですが、どんな事であれ自分を戒めつつ楽しんでいければなと思います。   学校の勉強も楽しもう。   淡々としながら。