舌の考察 2023/12/13
難経は54難まで進みました。
本当はもっと進んでいるべきだったのですが、年末になってくると、いろいろと用事ができたり、雑用が増えたりと今での生活リズムが変則してしまってます。
本来は難経は今年中に終わらせる予定でしたが、このままだと来年にまでずれ込みそうです。でも変にあっせて雑に済ませるよりは、しっかり向き合って終えた方がいいので、気にしないようにします。
以下、今週の舌です。
ちょうど生理前だったで、顎周りにまた吹き出物が出始めています。いつもに比べて寝汗も多少気になるようになってきました。舌の苔は先週よりは厚みが減りました。その分点刺の広がりがあるようにも見えます。腰も立ち仕事が長くなると重だるい感じでしたが、下野先生の治療後はお陰様でなくなりました。
先週の舌の状態に比べると、締まり感が薄れ、緩んだぽってりとした舌になっています。そのせいか歯痕もやや大きいように見えます。苔も少し厚くなりつつある様です。
本人曰く、いろいろお疲れだったようで、上唇にヘルペスの痕が見られます。
以前に見させていただいた時より、裂絞が深い感じで、舌自体も乾燥している様に見えます。一時的な陰液不足で慢性化はしていません。
猛暑
患者さん
前回寺子屋で患者さんのお身体を借りる際、極力相手がそのままの自分でいられる様に、こちらの雰囲気に引っ張らないようにと意識しました。
相手の雰囲気に溶け込んでいくように意識。
先生の患者さんへのワンクッション挟む様な挨拶なども聞いていて参考になります。
映画
映画、サウンドオブメタルを見ました。
色んな視点や主人公の感情変化が上手く描かれたとても良い作品でした。
内容は突発的に聴力を失った人の話です。
失ったことで生じる世間とのギャップ。
その中でどうにか聞こえるように、元の生活に戻れる様にと試行錯誤しますが、どうも幸せにはなれない。
結局最後のシーンでは色んなものが破綻して喪失、見方によっては悲惨なものでしたが、その中でも主人公が帰る場所を見つかって良かったと感じました。
自分の生活でも聞こえる、聞こえない関係なく帰るべき場所は必要だと思います。
バガボンドの「おっさん穴」が思い返される。
訓練
最近溶け込む訓練として色んな人と会う様にしています。
やはり考えている事は違う事がほとんどで、話していてもやはり人間なので違いはある。
でもその人にはその人の物語があるので合わせる訓練にはなる。
その為には尊重が必要。
昔この先生の考え方好きだな〜と思った人がいて、大体の内容として
「みんな何かしらの夢を見てるんだからその夢に付き合うのも優しさ」
と仰っていた。
優しさというと少し誤解を受けそうなニュアンスに聞こえますが、仰っている意味はわかる。
主観はそれぞれ違う。
相手の物語に寄り添って初めて答えてくれるものなんだと感じています。
きちんと相手を大切にしなければいけない。
ルーティーン
最近は一鍼堂に行く前に難波神社で拝礼してから向かう様にしています。
何を願う訳でもないのですが、そこからが入りやすいので気に入っています。
猛暑
この時期暑くなり、水分摂取が多くなる。
そういった人の話を最近よく聞く。
同じ条件を作ってみるために、自分も長時間運動時して普段よりも水を大量に飲むようにしてみた。
現れた症状は口渇は病まず、胃部の不快感と倦怠感。
先々週みさせて頂いた患者さんも陽明のある部分に熱を持っていたことが思い返される。
激しい運動時、胃にも熱が生まれ、口渇が起こる。
その熱をさまそうと冷たいものを欲する。
胃熱を覚ます意味では一定の冷たいものは正解だと思う。
しかし多くは冷たい水やスポーツドリンクなどをチョイスし、そこに水分も多くなる。
脾が対処できなくなり、湿を溜め込む。
ここで熱+湿という条件が揃った舌を見てみる。
面白いことに表面に泡が貼っていた。
自身の体質的に酒を飲んだ時に出るこの泡。
熱と湿が中焦で発生した時に生まれるもの?
最近モデル患者さんで確認されるお腹の状態にも近づいた。
水分を摂取しすぎることなく、どうにかして胃熱への対処を行う事が必要か。
そういえば西瓜が昔からこう言った時に使われていて、天然の白虎湯とも呼ばれている事を思い出した。
瓜科の植物は熱を覚ましつつ利尿するものが多いのでこの時期は重宝しそうです。
他に自分の体の現象として勉強になった事が尿量の減少。
そこで気になった事が、果たしてよくトイレに行く患者さんが本当に利尿しているか?という疑問。
水をたくさん飲むから出さなきゃと思ってトイレに行くとしても、もしかしたら少量しか出ていないかもしれない。
相手の行動の色眼鏡を抜く訓練にもなり良かったです。
そう思うとその人の行動が自分の思っている通りの状態でない事も考えられるので、四診と結びつかない情報に意味がないと改めて実感しました。
振り返って
○ 3/29
合格発表も終わり、
同じ県同士のクラスメイトとピクニック。
空と土と風と樹々の中で
なんと爽快なことか。
どんな鍼灸師になりたいか
進路のことも語り合った。
○ 3月下旬 繰返し基礎
国試では西洋医学ばかり勉強していたので
東洋医学をもう一度復習した。
各疾患を勉強をしたら、
臓腑の解剖学や生理作用や流注に戻る。
ほうほう、
基礎 ⇄ 応用の繰返しの必要性を改めて痛感。
○ 4/2 直感
一鍼堂でお腹や背候診をすると
気色が浮き上がって見えます。
触れずとも「ここだ!」という時がある。
探そうと念じるのではなく、
とても冷静で素直な心持ち。
寧ろ、「ここだよー」って
自然と患者さんが教えてくれる
という例えが近いかもしれない。
○ 4/3 ① 脈診(寺子屋にて)
生まれつき脾が弱い人の
施術前と後の変化を診せてもらいました。
健康人の脈とは…
「胃の気の旺盛な脈」
しなやか、潤いがある、生々として力みがない
“名状を以てするに難しき脈象のこと”
(言葉にすること表現し難い脈)
施術前に寸・関を重按しても
僅かに触れるような脈でしたが、
施術後、脈形が細くても脈力が戻ってきた。
相対的に正気が上がり、これも善しとする。
「そもそもの体質を考慮すべきだ」
という先生の言葉を
心に留め、これから意識していきたい。
○ 4/3 ②尺膚診 (寺子屋にて)
鍼治療を続けると
身体の変化に敏感になる。
あまり治療をしていない方の体は
言葉にし難い何か鈍い感覚があった。
尺膚診で足裏がジットリと濡れた感触、
陥凹すべき所が隆起している感触から
邪の性質を知ることで、
治療方針を立てていく。
一見肝鬱のように聞こえるが、
そもそもの本質は何か。
生体の中でどのような駆引きを展開させるか
先生の治療を聞くとワクワクした。
○ 4/3 ③ 問診
初めて患者さんに問診させてもらいました。
「5分で問診から切経まで診てきて下さい」
と先生からお達しがあったが、10分オーバー…
その後先生の問診を扉越しに聞く。
「花粉症はありますか?」
ではなく、
「花粉症は目、鼻、喉、頭痛などどこに出ますか?」
具体的な例を挙げると
その後の弁証に役立つなと
教えていただけました。
○ 4/5 色々あった日
新年度、新しい環境。
もう学生じゃないんやなと
急に襲う例えようのない不安。
勝手に緊張してピリピリ。
具合も悪くなって
集中できなくてまたピリピリ。
でも指摘されるまで気付かなかった。
「好きなものってなんですか?」
と受付さんに聞かれてハッとした。
Pinterestで密かに貯めている
好きなものコレクションが頭に浮かんだ。
自然と気持ちがアガる。
鍼灸の世界にいるから
鍼灸のことだけ考えなくちゃと
雁字搦めになって
肝心な時に気が散漫になり
集中できず空回りしていた。
「焦らんとやっていこう」
「楽しんで」
院長の言葉がありがたい。
自分のやり方で気持ちを切り替える方法を
模索していこう。
帰宅後、ノートの走り書きを目にする。
「和敬静寂」
静かな荘厳さの中に
何か穏やかな
人間の気が交流できるような雰囲気
脈診の心得の時に書き留めたものだが、
夜な夜な心に沁み渡る言葉でした。
舌の考察 2023/12/20
先日、職場の薬局での出来事。
窓口でのやり取りの際、「処方箋に頼んでたお薬が記載されていない。先生が書き忘れている」と、患者様が言われました。
そのお薬の名前を尋ねると、「レイボー」だと言われるが、全く初めて聞く名前だったので、なかなか聴き取れませんでした。
当然薬局の在庫にはないお薬なので、処方医に問い合わせて追加処方してもらい取り寄せという形になりましたが、後で調べたところレイボーなるお薬は偏頭痛のお薬でした。2022年6月8日発売されたばかりの新しいタイプのようです。
今までのトリプタン系の偏頭痛薬とは異なった作用機序で、セロトニン1F受容体に結合して脳の神経に働き痛みを起こす物質の放出を抑えるとありました。
果たしてこの患者さんに効果があるのか。
もうすでに飲んでおられる様で、1錠では効かなかったとのこと。今回からは1回に2錠に増量してみるようです。
結局のところ、偏頭痛の原因や作用機序はまだはっきりわかっていないのが現状なので、あくまでもセロトニン仮説もその一つの考えであるため、その患者さんにフィットするかは未知数なのは必至でしょう。
偏頭痛もなかなか難しい症状です。それでいて結構多くの人が悩まされている頭痛の一つです。
そんな偏頭痛に対して鍼灸はかなり効果があることで知られていますが、実際受ける人はまだまだ少ないのかもしれません。
今週の舌です。
今週もお疲れの様子です。
色味も薄くて気血が足りてない感じです。気の不足により停滞感が見られ、むくんでいます。
脈は浮大滑 やや中空
苔はしっかりついていますが、通常に比べてば、まだまだ薄い方です。写真の写り方にもよりますが、色味はいつもより淡い様に見えます。生理後でやや淡白なのか。
そういえば最近は目が乾燥して疲れやすいです。スマホを見ると悪化します。
気虚
先日知り合いの体を見せてもらった。
責任のある立場で頭を使う事が多く、時間や食欲の関係もあり朝食抜きが多い、手首足首が細い、声が小さい、食欲不振、低血圧、真面目など
脈は微かに弦数だけども大きな問題は脈がとても弱い事
舌は辺縁に赤みが見られるが薄く小さく、微かに膩苔が乗る程度
お腹は氣滯もあるが、脾胃を示すところが頼りないのが1番の問題。
太衝、足三里がメインで太谿に軽い反応も気になった。
ここからが自分の課題の本番で、翌日相手の状況を再現してみた。
まずは同じ条件にしてみようと
朝食抜きで16時まで外でひたすら勉強で
頭脳労働+脾胃の弱り
という状態を作ってみた。
腹部は弱々しい感じになり、足三里にも反応が出て、脈も弱々しくなった。
この時、精神状態としては本当に絶望的。
経別が心と直接連絡しているからかな。
相手の立場に立ってみる。
こんな気持ちの時には相手にどう接して欲しい?
その時の自分の振る舞いはどうだったか?
あの時の相手の体勢は何を意味する?
省みて気をつけるべき点が沢山出てくる。
脾という点から見ても
臓腑経絡学P111
「臨床的にみても、脾の陽気を増す事が如何に重要であるかを示している。脾に陰虚・血虚がほとんどないのはこの為であり、脾の臓を動かす場合は、乾かす事がポイントとなってくる。
漢方薬でも茯苓、白朮をよく使うのはこの為で、穴では足三里が重要になってくる。」
自宅に戻り、食前に足三里に鍼を5分置鍼。
刺した直後にお腹にも変化が出ていました。
食欲、精神ともに上手く戻ったのですが置鍼時間が長かった為か逆上せてくる感覚もあった。
繊細な操作が必要だと思いました。
興味
色んなことを知っていかなければいけない。
体験するのが一番手っ取り早いんだろうなと思います。
色々遊ぼう。
参考資料:臓腑経絡学 アルテミシア 監修 藤本蓮風
臓腑の気
お久しぶりです。高山将一です。
風邪で長患いしまいました。
今日からどしどし疑問や、学び、気づきを述べていこうと思います。
初歩的な疑問が前々からあったのですが、「臓腑の気」とはいったい何を指すのでしょうか?
一つは臓腑の機能、もう一つは、気の一種を意味しているのか?
多くの本には、脾気や、肝気は、その臓腑の機能を指すと書いてあります。
しかし、病機には、たとえば、なんらかの原因で脾気が
化生出来なくなって、運化機能の失調で、食欲不振や、
精神疲労が見られるとあるが、
この場合、「脾気が化生出来なくなって」とあるので、
機能を指しているのではなく、物質としての気を指していると考える。
また、
臓腑の機能は、臓腑本体が機能しているのか?それとも
臓腑の気が臓腑の機能を果たしているのかも疑問です。
例えば、脾の運化、統血は脾本蔵が機能しているのか
それとも、脾気が働いているのか、
それとも、両者共に働いて機能するのか、疑問です。
この捉え方の違いで大きく治療法が変わってくるような気がします。
色々
ブログ
自分のこと長い!
めんどくさいので頭を使いながらシンプルにやることをやれ!!
以上!!!!!!!!
そんなんばっかしてたら卑屈になるぞ!!
鳥山明さん
ドラゴンボールも連載のとき、連載が辛いので終わった時大喜びしていたそう。
元々小さい頃から絵を描くのが好きで、就職先も絵が描けない仕事場に回されると退職するほどだったけどそうなるんだな。
仕事は楽しいだけじゃできない。
人にうまく会話を返せる人
会話をしていて面白い人は自分で喋るのが上手い。
色んな話を出来るから、相手が話を振ってきても喋れる。
元々が受け身ではない。
でも合わせる。
男坂
自分に足りないものを求めてネカフェへ。
そこで出会った本。
「男坂」
漫画の冒頭での挨拶も面白い。
いい本でした。
目など
楽しむ
どんな状況でも楽しむ気持ちは本当に大切だと感じる。
そうでなければその瞬間が勿体無い。
そこから学べる事は必ずある。
最近いい経験が出来ています。
気を使わせない
お気持ちは感謝。
ただ自分が弱い人物になる訳にはいかない。
淡々と目の前の事に向き合うのみ。
甘えを持たず、誇りを持って仕事に臨もう。
捉える
反応をある程度でも捉えて鍼を置くと全然動き方が違う気がします。
具体的には自身の腎経の穴を使ったのですが、切経で捉えた感覚がいつもより深く感じれた気がします。
術後は腹の形も変化し、教えて頂いた事の復習にもなって大変勉強になりました。
目
弁病論治になりがちなので気をつけたいところだけど、腎虛になるとパンダ目になりやすい傾向にあると思う。
金匱要略の桂枝加竜骨牡蛎湯の文章も参考になります。
以前先生の患者さん(新患さん)で施術後人が変わったように雰囲気が明るくなった人を思い出しました。
4月のこと。
4月から臨床現場で問診、切経をさせていただく
ことになりました。
先生が「5分で帰って来てください」
と仰っても、
患者さんのペースに嵌ると易々とタイムオーバー。
寺子屋の日の問診は
初日は2人、翌週は4人、今週4人。
え?問診はひとりじゃないの?
と内心焦りながらもやるしかない。
先生からの「愛ある鞭」です。
その後、証立てをするようにと
ご指導いただいていますが、
興奮して全くまとまりません。
問診、切経「だけ」だと思っていましたが
体力の消耗がとてつもなく激しいのです。
恥ずかしながら、問診と問診の合間の
考察中、寝てしまいました。
【4月の反省と課題】
1週目:
ただ症状を聞いてるだけ。
突っ込んで聞かないといけないこともある。
2週目:
自分を衛ること学ぶ。
切経の手の形の工夫を学ぶ。
3週目:
主訴に引っ張られ思い込んではならない。
本質が見えなくなる。
無心で5分短期決戦は集中できる。
色んな先生の言葉が寺子屋で飛び交います。
言葉で聞いていて分かった風になっていても、
自分で実際に体験しない事には分からんのだなぁと思うのです。
めちゃくちゃ緊張します。
緊張状態やと上手くいったためしがありません。
院長が「楽しんで」と仰っても
果たして、そんな日が来るのだろうか?
自問自答することもあります。
しかし、臨床を見学させていただくと
楽しくてたまらない。
そして、毎度毎度へこたれていても
身体がもちませんから、
学ぶ時、遊ぶ時、寝る時…と
メリハリをつけて、
心身共に解放する時間を作っていきます。
最近、通勤電車で
「老中医の診察室」 著:柯雪帆
を読んでいます。
先生たちが症例検討したり、
治療過程やカルテが記載され、
非常に興味深くワクワクします。
一鍼堂の臨床見学でも芽生える気持ちと同じです。
私もこんな風に寺子屋の仲間と
症例検討できるようになりたいなぁと思います。
先ずはひとつひとつ、
与えて下さった機会を大切に。
失敗を恐れず現場を「楽しむ」気持ちを
数%ずつ増やしていけばいきたいです。
生薬
薬の考え方を見ていると画一化されすぎている。
人によって色んな事を言っているので、一種の生薬単位でももっと可能性を秘めているはず。
多様な理論根拠を知っておけば自由な使い方ができそう。
また、薬を使うと言っても必ず食前がベストではない。
場合によっては、あえて食後に飲ませたり、酒を飲んでもらって薬効を変えたり増強したりもできるはず。
何が正解かは状況による気がします。















