学生・研究生によるブログ

学生・研究生による学びと発見のブログです。

ツボ

今日は高山です。 自分は柔整と鍼灸どちらとも授業を受けていて、 絶賛期末テストテスト真っ只中です。 ストレス溜まってます。 特に苦手な教科が経穴学です。 何百個もあるツボをひたすら覚えるだけ。 これはほんとうに面白くなくつまらない。 どの場所にあるかを覚えて、 別名の墓穴やら兪穴やらを覚える。 これがどういったツボで、どういった効果があるのか、 どういった時に使うのかが肝だと思う。 そこはすっ飛ばし。 独学します。

舌診(01)

舌の研究 修行生のSさんと勉強をします。 「左腕の外転について難あり。」との主訴により 刺鍼を行いました。 〈前〉 〈後〉 上逆し易い体質と考え、 上がらない重しをしっかりとさせる事を 長期的な目標としております。 主訴を受け、 気血の巡りをよくしたいと思い その阻害要因が中焦より下焦へと続く 舌の苔に診られる通りの邪熱かと考えます。 刺鍼後、 左腕の外転にやや改善が診られた事で好転反応はあり。 舌苔が面積も厚さも少なくなってる事、 舌体より気虚症状の減少が診られる事などから ある程度の効果があったのかと推測されます。 経過を観察をしていきます。  

気が昇る

こんにちは高山将一です! 最近の人には気が過度に昇ってしまう人が多いような気がします。 よく怒ったり、イライラしたり、カーッとなる人が多いような感じがします。 そうすると身体が熱くなり、顔が真っ赤になる傾向がある、特に上半身にかけて。あまり下半身が熱くなるって言うイメージはありません。 なぜすぐに気が昇ってしまうのでしょうか? それは気をあるべき場所に留めておくことができなるからではないかと思います。 気をしっかりと留めておくことができればすぐにカーッとなったり怒ったりしてしまうことが少なくなるのではないかと思います。 気をしっかりと留めておくにはどうすればいいのでしょうか? やはりこれも臓腑が関係してくるのでしょうか? イメージ的には腎か肝か心の作用が関わってくるような気がします。 腎は気を留める、肝は気のバランスを整える、心は精神を整える。 この3つの失調が入り組んで気の過度な上昇を導いているような気がします。 ps写真は、太陽が東から昇ってまいりました!

京都薬用植物園の麻黄

先日、武田薬品工業(株)京都薬用植物園の『初秋の研修会』に行ってまいりました。 東洋医学の理解の為に、漢方の勉強の一環です。 ガイドの案内で植物園を一周します。 管理する研究員の方々は展示に趣向を凝らしていました。 「麻黄は砂漠に生息しているので、砂漠を模したスペースを造園中です」との事。。 『中薬学』などで、麻黄の効能(辛温解表薬・・)などについて書物の中を散策する事はありましたが、その植物の生息環境を考える事はありませんでした。 その気づきを頂いただけでも行った甲斐はあったように思います。 実際には麻黄の種類も豊富で砂漠のみの生息ではないようですが、基本的には乾燥した地域に生息するようです。 ”乾燥した地域に生息し、解表薬となる” この自然環境が導き出した答えに、探求心が沸き起こります。 水の上限で潤いの必要な華蓋に対して、効能のある植物が乾燥した地域に生息し、成分を蓄える・・ 私は中国で砂漠となると、思いつくのがタクラマカン砂漠でした。ゴビ砂漠もあり、砂漠は実際には複数存在します。 解表、皮毛、肺、砂漠・・西?、金の相生⇒水 『五行大義』 金居少陰之位。西方成物之所。物成則凝強。少陰則清冷。故金以強冷為體、従革為性。 現在は『五行大義』をよく読みますが、面白いルールが隠れていうように思えて仕方がありません。 【参考文献】 中薬学(東洋学術出版社) 方剤学(東洋学術出版社) 五行大義(明德出版社)

痰飲(1)

痰飲について、『中医病因病機学(主編:宋 鷺冰、翻訳: 柴崎 瑛子)』の第9章 「内生要因」より、古典からの引用部分を抜き出す。 「千金方衍義」 その根源が不足すれば、日がたつにつれ水の精華は混濁してゆき、ついには痰飲が出来る。 そして必ず先ず呼吸した大気が及ばないところに集まるので、腸から脇、そして四肢へと達し、 しだいに胸膈へと浸蝕していき、ますます乱れていく。 つまり痰飲の病で胃から始まらないものはない。 「儒問事親」 飲ができるためには原因が五つある。それは憤慨を抑えたことによるもの、疲労によるもの、 思慮が過ぎたためのもの、飲痛によるもの、そして発熱に冷えに損傷されたためのものである。 「医碥」 痰自体は自分の津液であり、・・その静粛機能を失って加熱すれば、 津液が火に煮詰められ、粘っこい濁物に変わる。 また温が失われて寒が過剰になれば、津液が寒のために停滞し、次第に凝結して痰ができる。 「三因方」 飲食過多で道楽にふけり、大声を張り上げてひどく疲れ、運動が適当でなければ、 津液が巡らず、集まって痰飲になる。これは不内外因に属する。 「直指方」 水と飲と起源が同じだが名前が異なる。 人は脾土が欠損しているだけで飲んだ水がいつまでも転化できなかったり心下に停滞したり、 脇間に集まったり、経絡に入ったり、膀胱に溢れたりし、そのために病気になることがよくある。 「本草綱目」 痰涎などは気に従って上下し、入り込めないところはない。 心に入れば竅を惑わせて癲癇・うわ言・幻視などをひき起こす。 【参考文献】 「やさしい中医学入門」東洋学術出版社 「中医病因病機学」東洋学術出版社

基礎理論〜精、陰陽〜

初めまして藤原です。 院内にある「基礎中医学」は絶版になっていたので、同じ神戸中医学研究会編著の「中医学入門」から読み始めました。 学校で学んだ内容もありますが、理解不十分だったこと、新しく知ったこと、気になったことを中心にまとめてみます。 誤解していたら教えていただけるとありがたいです。 よろしくお願い致します。 〜基礎理論〜「精」と「陰陽(狭義)」 「精」生命エネルギーの基本物質。 水穀の精微から得られる「後天の精」 =「五臓の精」(各臓の実体である組織•器官を形成する物質) 五臓の精の余りから得られる「特別な腎精」(五臓の腎精とは異なる) 特別な腎精が命門に送られ「先天の精」の働きをかりて、全身の陰陽のもとになる「陰陽」を形成。「陰陽=腎陰腎陽=命門の火」 「元気」=「陰陽」であり、「気」とは別。 「陰陽(狭義)」は基礎物質の一つ。 すべての生理機能が必要とする生理環境を産出し維持する。 ※広義の陰陽である哲学的概念とは区別する。 命門でつくられた「陰陽」は三焦を介して五臓六腑に運ばれ「臓腑の陰陽」になる。 全身に到達するには「血」と「津液」に載り、「気」によって推動される必要があり、気•血・精・津液とは相互に不可分の関係。 「先天の精(生命の火)」は生命を維持して天寿を決定するが、天寿を全うできるか否かは「陰陽」の平衡状態が算出する生理環境と密接に関係。 逆に、「先天の精(生命の火)」が消えなければ「陰陽」の化生は持続。 (例え) ロウソクの芯(先天の精) 芯の燃焼(生命の火) ロウ(陰陽) 芯の燃焼を長く維持できるか否かはロウの質と量によって決まる。 •(狭義の)陰陽は基礎物質 •元気は気ではなく陰陽 •陰陽は五臓の精の余りから作られる •陰陽の作用は基礎物質が存在する環境(生理機能に必要な環境)の産生と維持

祖母の脈を診る。

祖母。94歳。要介護4。今年2月に脳梗塞。 30年前ぐらいに大腸癌→人工肛門。 発声はあれど会話は覚束ない。 食欲旺盛。 六部定位脈診……の真似事をしてみる。 …… 肝心脾肺腎のうち、腎が沈なのは予想通りだったか、脾がやたら強いのには腰を抜かした。 次いで、肺も強い。 肝心はかなり弱かった。 うーん、もっと色んな人の脈を診ないと比較ができん。

本音と建前

東洋医学では、当然のように弁証を立てることを行なわれているが、弁証で心火があるから…と 心にアプローチする事が正解とは限らないようだ。 心包経を触って状態が悪い方向に行ってしまう。 状態と穴性しか診ていなかった。 考察する事は難しく、先生にアドバイスをいただいてばかりだが、 自分の失敗を機に、大切な事を教わった。 本音と建前 原因と結果 よく混同してしまうので、 ここに書き留めておこうと思う。   -------------------------------------------------- 「恋愛みたいなもの」 と院長が仰っていたが、 聞いた時はよく分からなかった。 最近失恋が続いたので ちょっと気持ちが滅入ってしまった。 何故そうなったか。 考えてもわからない時、 離れていくことがわかる時もある。 失恋しても、グズグズするよりか、 自分を磨くしかない。
松の新芽

教科書の読み方を考える

傷寒の邪が人に中る場合、一般に浅い部分から徐々に深い部分に入っていくとされる。 あくまで基本の型として教科書的な説明として受けとめ理解したら良いとは分かりつつも、引っかかる。 鍼灸学校1年の冬、日暮れ時に学校を出たところで激しい悪寒戦慄に見舞われたことがあったが、 からだは反射的に手腕に力を込めて項に緊張状態を作り出そうとしているようで、 ガタガタと震える体は自分の意思で全く抑えが効かず、 やばい、やばい と声も漏らしながら多分まっすぐ歩くこともできていなかったはずで、 その時のことを思い返すと、自分の経験と「徐々に入ってくる」と表される様相は印象がかけ離れている。 太陽病の説明として、正気と邪気が体表において抗争する病証とのまとめは綺麗すぎてよく分からなくなる。 今後、この点についてどのような見方をもつようになるのか。 現状として記録 ______________________________________________________ 【参考文献】 新版 東洋医学概論/医道の日本社

現代語訳 景岳全書

現代語訳 景岳全書 伝忠録 著:張景岳 訳:伴尚志 今の自分のレベルを考えたら、”原文からのディテールの正確さ”よりも 精度が落ちたとしても全体像の把握を優先したいと考え、 たにぐち書店さんの景岳全書を選択しました。拝読いたします。 いきなり、劉河間や朱丹溪をディスっているので、 何故そういう考えに至ったのか・・理由を知りたいと思います。 【参考文献】 『現代語訳 景岳全書 伝忠録』たにぐち書店