学生・研究生によるブログ

学生・研究生による学びと発見のブログです。

今日は痰について書いていこうと思います。 痰は津液が濃密になり、粘ることにより形成されるものだそうです。 ネバネバ、ドロドロしたイメージです。 津液はサラサラした水のイメージです。 ではなぜサラサラしたものがドロドロに変わってしまうのでしょうか? 津液というのは飲食物が水穀の精に変化してそれが津液に変わる また、気が津液の元という考えもあります。 つまり、津液を作る過程でなんらかの異常があり、痰ができてしまうのでしょうか? あるいは、津液がなにか不純物が混ざってドロドロになってしまうのか。 あるいは、熱で津液が焼かれてドロドロになってしまうのか。 何が原因で痰が形成されてしまうのかが疑問です。 津液を形成するのは基本的には脾の役割で、つまり脾の失調によって痰が形成されてしまう。 そして、痰は気に従ってあらゆるところへ留まるとあるので、痰による症状は様々です。 肺に行けば痰や咳嗽が出る 脾に行けば胸焼け 経絡上に留まればあらゆる部位の疼痛、など症状は多岐に渡ります。 そして、気の流れを止めれば、気鬱、気滞が起こり、万病の元です。 脂肪は痰という考えにも至るのでしょうか? つまり、太り過ぎの方は脾の働きが悪く、 正常に運化が出来なくて、食べてもお腹が減り、 水穀が正常に気化されず痰になって、脂肪として体の周りに痰がついているという考えも一つあるかも知れません。 痰がどのようなことが原因で形成されてしまうことについてよく考えたいと思います。

閃輝暗点

先日、閃輝暗点というものを経験しました。 今までに経験したことがなかったので正直焦りました。 仕事をしていたら、右目の視野の真ん中が見えにくくなっていることに気がついて、ちょうど太陽などの強い光を直視した後に、その部分が緑っぽくなって見えにくい感じです。 おかしいなと思って目をつぶってみたらギザギザした半円状のものが見えてプリズムみたいに光ってました。それがだんだん大きくなってきてますます見づらい状態になってきたので、とりあえず近くに眼科があったので診てもらいました。眼科に着いた頃にはその症状はなくなっていましたが、診てもらった結果は片頭痛の前兆によく起こる症状の閃輝暗点だということでした。 私の場合は片頭痛は起きなかったですが、そういう人も多いそうです。とりあえず失明などの重症の前兆でなかったのでひと安心でした。 眼科では脳血管の痙攣が原因だといわれましたが、あとでネットで調べると発生のメカニズムはまだよく解明されていないようですが、今は視覚野の血管痙攣説よりも大脳皮質神経の機能不全が、視覚中枢の後頭葉から始まり、徐々に周辺に広がるという脳神経細胞の機能不全説が有力となっているようです。 何だか機能不全説の方が重症に聞こえるんですけど・・・ 要するにその部分で気血不足が起こったんでしょう。そして原因はストレスです。 ストレスと言われると何でも納得させてしまう力がありますね。

胃火上炎について

胃熱証について学んでいて気づいたことです。 胃火上炎:胃で滞った熱が経に沿って上昇する病理変化 胃熱が強くなると上方へ昇る。 辛い物、アルコール、脂っぽいものなど刺激の強いものの取り過ぎ 外感した熱邪が胃に伝わること ストレスなど情志に内傷され肝鬱が起こること などによる火熱化火により胃の津液が損傷して胃気が消耗する。 →受納、和降の機能低下が起こる 胃津が損傷され、腸の潤いがなくなる→大便秘結 +胃熱の亢進により胃濁を伴って上昇→口臭発生 消化器の機能失調→胃気上逆?→呑酸 胃熱→口渇、冷たいものが欲しくなる、食欲亢進 深部で熱が鬱滞→口渇、煩熱、嘈雑、灼熱痛←拒按 熱邪が胃を破る→吐血 火熱が経脈を塞ぐ→血分が乾く→歯肉炎、歯周炎 胃で水穀を受納できない→食欲低下?→水穀を得られない →気血不足?→津液不足亢進 胃に火熱が発生→上炎→頭痛、咽頭痛、顎、顔面部の腫れ (経に沿って熱が上昇するため)   熱は摂取した水穀をどんどん消化する働きがあり、食べても食べても 空腹感を感じてしまう状態になる。 お正月に胃熱によって食欲が亢進するのは何故なのか、と考えていましたが この症状のことを、「消穀善飢」ということがわかりました。 【memo】 肝鬱との関連 水穀を消化することで火熱は更に強くなってしまうのか? 水穀を入れないことで火熱が鎮まることはあるのか? (火熱の原因による?) 胃濁とは 胃で本来降ろすはずだったものなのか? 消化しきれなかったもの、ということなのか?

臓腑について学ぶ(02)

伝導不随:大腸の腑氣の鬱滞と津液の不足により起こる。 大腸 〇 燥熱傷津(熱秘) 熱邪と糟粕が結びつき、津液を焼いて乾燥させる。 熱の原因として 「表寒が裏に入って熱化する」 「温邪が肺胃より大腸に順伝する」 「五志の異常が火化し、胃腸を攻撃する」 「味の濃いものばかりを食べて内熱が生じる」 〇気機鬱滞(気秘) 肝氣の鬱滞より脾胃の氣機も鬱滞し、腸道の伝導機能が動かない。 そして火化する。 〇気血虚衰(虚秘) 大腸の伝導能力がなくなってしまう。 排便後は疲れてしまう。 氣血の欠虚原因として 「普段から氣血が欠虚しており、津液が不足している」 「産後の陰血不足」 「長患いの為、脾肺の氣が虚す」 「年老いた為に元気が不足」 〇陰寒凝滞(冷秘) 腸道が温まらず氣機が停滞する。 冷やす原因として 「冷たいものを食べ過ぎ中焦の陽気が打撃をうける」 「長患いの為に脾胃が陽虚になり寒が発生する」 《私議》 氣がスムーズに動いているのか?水分量が適切なのか?との問いについて、 他の臓腑にも共通するのか、考察します。 鍼灸学生の頃、解剖学の先生に小腸と大腸の違いを質問した事がありました。 細胞の形態の違いなどから、大腸を「要は外ですわ。」と教えられた事がありました。 なるほど!と合点がいったのを覚えております。 【参考文献】 『中医病因病機学』東洋学術出版社

易経 その1

東洋医学を学んでいると、易経の八卦の話が出てくることが、度々あります。それは東洋医学の陰陽五行の考え方が易経の陰陽の考え方をベースに発展してきた理論があるからです。 八卦にはそれぞれ象徴となるマークがあり、 「卦名」と「正象」 ☰乾(けん)=天(てん)→金 ☱兌(だ)=沢(たく)→金 ☲離(り)=火(か)→火 ☳震(しん)=雷(らい)→木 ☴巽(そん)=風(ふう)→木 ☵坎(かん)=水(すい)→水 ☶艮(ごん)=山(さん)→土 ☶坤(こん)=地(ち)→土 以上の関係性で結ばれています。 ずいぶん以前に初心者のための易経の入門書を勧められて購入したことがあり、それはある勉強会でそれを題材に講義をうけるためでした。その時パラパラと主要なところを開いて線を引いただけで、全体を読むこともなく、それ以降ずっと私の本棚に眠っていました。 今回こちらで学習をする自由な時間をいただいたこともあり、何年かぶりに本を開いて初めから最後まで一読したところ、少し興味を持つことができました。 つづく  

穴の名前、実技での体験など

テスト前で暗記の時期に入りました。 経穴丸暗記は面白くないので、少しですが付随する情報を書いて認識を深めたいと思います。   腎経 ①湧泉 (井木穴、子穴だが腎なので瀉法厳禁)、回陽九鍼穴 足背、足屈曲時、足底の最陥凹部 まんが経穴入門P184 由来「足の少陰腎経の木穴に属し、腎経の脈気が湧き出る」 五兪穴では(井・滎・輸・経・穴)があり、陽経には原が加わる。 霊枢:九鍼十二原では気血の巡りを自然界の水の流れで例えた。 井穴は水源。   ②然谷 (滎火穴) 足内側、舟状骨粗面の下方、赤白肉際 まんが経穴入門P184 由来「別名、※龍淵 火が深いところで燃え盛り、水の相剋を受け付けない」 ※考察 龍の火のイメージが符合しているのか。   ③太谿(原穴、兪土穴) 足関節後内側、内果尖とアキレス腱の間の陥凹部 まんが経穴入門P185 由来「内踝の真後ろの深い陥凹部にあるため、湧泉から出て然谷を通った腎水の流れがここで一つにまとまる」 診断でも使える穴な事がよく分かります。     気になること 最近絡穴が気になっています。 豊隆の調べ物をしている時になぜ豊隆は化痰作用があるのか。 それは絡穴で脾と連絡しているからだという内容に触れたので、穴性を学ぶ時もこういう事も意識していきたいと思います。   実技で 実技の授業である穴に置鍼5分くらいされた。 その時恐らく肝がやられて季肋部あたりが痛み始めた。 この時に何で左何だろうと不思議になった。 理論的には 中薬の配合 P 78 「左右者、陰陽之道路也」とあるように、肝気は左から上昇することで、木気は行き渡り(条達)、肺気が右から下降することで、金気は正常に運行(粛降)します。   とありました。 五行でも左に属するのでその辺もあるのでしょうか。 逆に肝気虚と呼ばれる状態にこの治療をしたらどうなるのか。 気になりました。 本では存在している肝気虚も、実際は肝は剛臓なので中々ないとは思いますが…     プライベート 先週から1ヶ月間だけ兵庫県に住むことになりました。 引っ越し中々大変でしたがやっと落ち着いてきました。 テストが終わったら武庫川にでもゆっくり散歩に行こうと思います。   気持ちの面 後期試験が終われば2回生になります。 色々自分に対して思うことがありますが、極力無心でやれることを黙々とやりたいと思います。   参考資料 まんが経穴入門 周春才編著 土屋憲明訳 医道の日本社 中薬の配合 丁光迪編著 小金井信宏訳 東洋学術出版社

症状の記録

記録/9月22日午前 食後数分で胃のあたりがキュウと縮こまるように詰まる感じが苦しい。程度は強め。 座っているより楽なので横になっていると、 足の裏が熱くて気持ちが落ち着かず、やたら口渇感を覚えた。 昨夜はまるで嵐のようだったと思い返しながら軽めに済ませた朝食、 そのすぐ後で同じような胃脘部の苦しさに見舞われてまたかと驚く。 舌体紅、白膩苔、舌先に点刺、舌辺に歯痕あり。 脈は弦、やや数(普段との違いが感じ取れていないだけの可能性が高い) 20日の夕食にめずらしく焼肉を腹一杯頂いた。 からだは対応に追われているのかとも知れない。 食滞胃脘。ベースに脾腎の虚があり? 足底の熱感と同時に表れた口渇がかなり顕著だったこと 自分の舌であまり見ない紅色の舌を観察したこと

身を削る

3年生前期の最後は、様々な鍼灸法の実技がありました。 色んな先生が単発の実技授業をしてくださるので今日の先生はどんなふうに身体を診て施術するのかなぁと興味深々でした。 学校の実技で「圧痛を探しなさい」と 言われたか、言われなかったか…あまり記憶はないけど、切経で圧痛を探す先生が多いなぁという印象でした。 この間までは皆がそうしてるから、私も前に倣え状態でした。 患者役になってわかってくるのは、 少腹を押圧したら痛くてたまらんのに、 徒手検査みたいに、痛みを再現するのは なんだか気分が良くないものです。 お腹や背中を人に向けるということは、 自分の一番守らないといけない大事な所。 動物なら服従の姿勢です。 この経穴は○○に効く ○○穴はお灸すると良い 特定の症状=○○穴 と特効穴で配穴を教えてくれる先生もいらっしゃいました。 しかし、素体を無視して施術した結果、 しんどくなった人もちらほらいました。 私も逆上せた後、咽頭部が腫れて、 このまま放置したらヤバいな… というところまできました。   「こういう時こそ鍼で治すといいですよ!」 と下野先生に背中を押されて あれこれ調べて鍼で治療してみました。 身を削った結果、得るものも多く 良い経験になりました。 人の体をしっかり診ずして、根拠が明確ではなく方法論だけが一人歩きすると怖いなぁ…ということ。 鍼は良い風にも悪い風にも効くんだから、 素体を鑑みず、人の体を診る方法も知らず、 リスクを知らないまま施術することへの恐ろしさを感じます。   先日、下野先生に臨床論を勉強するにはどの本はどれがいいか聞いてみました。 この病気にはこの経穴といったふうに答えが載っている本と、載っていない本。 「経穴が載っていると考えが固定されてしまうから、経穴が無い方が自分で考えられますよ」 と下野先生。   型にはまることへの安心感。 型にはまることで見えなくなるもの。 今の私は、答えがない方が面白いと思いました。 遠回りなのかもしれないけれど、 創造力を掻き立てられます。 いずれまた型にはまることもあると思います。 それはそれで、また新たな気づきのきっかけになるのかな。

卒腰痛

先日経験した卒腰痛について。 過去経験したなかで最も激烈な痛みを伴うものだった。 昼間、仕事中からシクシク痛んでいた。 数日前から多少気になってはいたが、晩悪くても翌朝には動けていたし、軽く見積もっていた。 振り返ってみると、根拠もなしに、きちんと見立てることをせず、見ようとしていなかった。 昼間から、腰を庇いながら動いていた。 陽も落ちて、1日の疲れもあり、 衛気の働きが低下していた為なのか。 他方では、何かにつけて苛々していて感情面の起伏が自覚されていた。 歩けていたので庇いながら帰ろうと考えていた。 寒暖差のある日で、建物を出てみると夜風が冷気を含んでいた。 直後、腰に激痛が走り、体の震えが止まらなくなる。 六淫が臓腑を直接に侵襲することもある、とされる その型をそのまま体感したような心地だった。 身をもって経験してはじめて、それまで自分が 言葉が指し示すことを実際に想像することを殆ど何もしていなかったのだと知る。 それどころか、 表から徐々に傷られるのと対置しておかれた考え方、というくらいの距離感で見ていた。 悪寒、ただし寒気というより震えが先行する。 ガタガタ震えながら、足はそれ以上進まなくなり立ちすくむ中、 体をそのまま外気に晒しているのは良くない、 損傷が大きくなるばかりと感じられ、建物内に逃げ込む。 部屋に戻ってからは安静にしていたが、 直接に裏へ入ったことを示すように、急転悪化する。 横にした体は寝返りを打つにもうめき声を上げながらでないとできない。 護りをまるで失っている状態に近く、危機的な状況と感じた。 何をしていても痛く、 普段どうしてこの痛みが生じないのかが不思議に思えた。 体は動かせないが何か食べないと駄目だと思った。 小便など積極的な排泄も必須だと思った。 半日かかって一番悪い状態からは脱したものの、 弱りきった状態で、あのとき身を置いていた環境がまずければ、 もっと拗らせていたことは容易に想像できる。 未だ痛みに伴い腰の虚脱感が左脚後面を足部までつたう。 からだについて多方面から捉え直す契機にしたい。

腹など

腹 中脘くらいを押すと痛む。 これを実という人もいるが、虚という人もいる。 喜按などは絶対的な法則ではないと思う。 そもそも虚実が混じれば判断できなさそう。   脾胃 考え事は脾胃を痛める。 でもその意は神がコントロール。 痛む背景には心が関わる。 心血が消耗。 この段階での舌を習った。 背景にあるものが環境だったり何らかの原因で思考が忙しくなった場合、それが取れなければ回復も遅れる。   そう考えると環境もしくは環境に対する捉え方の変化が脾胃を回復させる事もあると思いました。 忙しすぎて寝れなくても脾胃が痛む。 また、虚里は胃の大絡。 だから脈が弱くなる。   相手に対して 自身の課題をクリアする為にも自分自身の課題をとりあえず一旦横に置く。 相手を見て自身の課題を知る。 その前提で考える。 物事を考える時、自身を投影させて相手を考えると、結局思考の癖が自身と重なるところ以外見えない。 むしろ歪めてしまう事もある。 何かを解決したい時、相手が何を求めているか。 相手にどんな示し方をすればいいか。 様子を見ると相手は頭が働くからとても心配性。 色んな可能性を考えて答えがわからない。 頑張りすぎて出来るのにエンストを起こして出来なくなってる。 そんな時どんなトーンで、どんな言葉で接したらいいんだろう。 言い方キツくなかったかな。 まずは相手の話を聞いて、安心してもらえる様にしないと。 歩調を同じく合わせて一緒に作れる人がやりやすいかな。 相手の世界から見た景色はどうなっているんだろう。 相手から見た景色を見る必要がある。 その為にも主役を置き換える。 また、そこには患者さんと先生方といった主役も入ってくるのでそこも考えないと。 大変だ。   舌の考察① 舌根部に膩苔、真ん中に裂紋。 歯痕、いつもに比べ厚さも色も薄い舌になっている。 何らかの原因で気血が消耗され、脾胃が弱って必要なものが作られずゴミが溜まってしまう状態。 裏の色も薄い。 風邪をひかれたとの事なのでそれが原因として大きいか。 辺縁も邪在少陽と見るべきか。 腹、背中などが気になる。     舌の考察② 舌の色がいつもに比べ暗紅色かつ白さが目立つ。 裏も赤みが少ない。 舌先のみ変色。 心熱により陰分が焼かれて褪せているのか。