経験
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2021/11/16 『経験』
さらけ出してもらったことを受けて動かされるものがあると思った。患者さんから、痛みが少し和らいだ、マシになった、と伝えてもらうことが、こんな風に推進力になるとは以前想像しなかった。そしてまた、それを先生方に共有してもらえることが、自分の内にこんな感情を生むのかと新鮮だった。
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2021/11/17 『得難い日』
届けたいところに鍼を届けらるように。そう考えている時点でもう違ってしまっていることは明確なのに、あれこれ考えがよぎるし、体が硬い、頭も硬い。そんな折、院長から意識の置き方について話して頂く機会があった。同じ日、下野先生から、体の使い方について具体的な指導をして頂いた。得難い日について、これ以上書きようがないくらいです。
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2021/11/24 『お腹』
裏熱を孕むお腹。実際の患者さんのからだを診せてもらう中で、手で触れることを通して、裏熱という言葉が採用されているその意味が少しだけ知れたと思った。
触れて、感覚として最初に覚えたのは、鈍い・鈍磨、ということ。そして、そう感じたのには、皮膚表面付近がいやに分厚く感じられることが関係していると言えそうだと考えた。この厚みは何がもたらすのか?また、分厚さが遮蔽しているためか内側からの温感が感じにくい。もっと他にも、何か絡み合ってこじれた感じも受ける。通りにくいのは熱だけか?熱は籠り、その熱はどこへ移動する?体のほか精神面ではどの様に影響するのか?検討を続けたい。
症状の記録として②
2021/03/18
前回記した不眠の症状について、この数日で動きが見え始めたので経過を記録
・夜間覚醒時に自汗、煩悶などを伴う激しい熱感あり(発症当初はこの連続だった)
・依然として目覚めてしまうが状況に変わりはないが、暴れるような熱感はなく
落ち着いている(しばらくすればまた眠れる)
・落ち着いている、が再度入眠できない。仕方なく起きて活動を開始する(昼間眠たくなる)
・朝方に目覚めて、そういえば夜間1度か2度起きたなと思い出す
(夜間に「また起きてしまった」と考えは抱かず精神的な負荷が少ない)
・それまで長く眠れても3時間くらいだったのが、5時間半くらい眠れる
何より起床時の安心感というか体の充実感が違う
日ごとに見ると、一進一退で改善に向かっているのか分からず
精神的にもしんどく感じる期間がありながら、
大きなスパンで経過を振り返って見ると、点が線に繋がり緩やかなカーブで
調子を取り戻していることが分かる
刻々と変わる
移り変わる
同じでない
急性の症状だけでない、
こうした緩やかな症状においても
細かく見れば変化の仕方はダイナミックであることを体験的に認識
教科書的には陰虚の時には舌苔が少なくなって現れるとある
自分の体を通してみた時、
紫舌にびっしりとついた膩苔に黄苔が載ることが多い普段の状態が
朝まで問題なく眠れた朝には、膩苔はなく程よく潤った舌体には歯痕も少なかった
勉強会
勉強会の症例検討にて。
複数の症状に関連している臓腑の候補は出てきても、バランスを見ながらどこから治療を組立てるか。
話を聞けば聞くほど、治療も必要だけど、生活スタイルも見直さないといけないだろうなぁ…(でも、深く介入できる人なのか、距離感も大切)
ただその気力も今はなさそうだから、どこを動かせばいいのか。
何を主に、何を従にするか。
戦法のようで、ずっと考えています。
人それぞれ心も体、生活スタイル全て違うし、同じ手では通用しないと思います。
複数の方法を立てて、状態を見ながら良い選択肢を見つけていくこと。
自分と重なる症例だと、ついつい主観的になってしまう癖を改めないといけません。
尺膚診で混乱中
最近は黄帝内経をじっくり読もうと思って勉強中です。
霊枢から始めているのですが、邪気蔵府病形篇まで進めると一つの大きな難関が待ち構えていました。
尺膚診です。
まだ理解できていませんが現時点での解釈をアウトプットしていきます。
『現代語訳 黄帝内経霊枢 邪気蔵府病形篇』 P89
<そもそも病人の顔色と、脈のようす、尺膚のようすはみな疾病と一定の相応関係があり、あたかも太鼓とばちとが相応じるように、一致しないではいられないものなのです。>
→相関関係があるなら尺膚の様子から脈の予想を立てる事も可能なのではないでしょうか。
どの様な関わりがあるのかを見ていきます。
『現代語訳 黄帝内経霊枢 邪気蔵府病形篇』 P 92
<脈状が急であれば、尺部の皮膚もまた緊張しています。脈状が緩であれば、尺部も弛緩しています。脈状が小であれば、尺部もまた痩せ、脈状が大であれば、尺膚も大きく隆起しております。脈状が滑であれば、尺膚もまた潤滑、脈状が濇であれば、尺膚も枯れてまいります。>
『現代語訳 黄帝内経霊枢 邪気蔵府病形篇』 P 102
<「五臓が病変を表わす六種の脈状、鍼を刺す方法はどのようか。」
「およそ脈状が緊急であるようなら、多くは寒邪であり、脈状が緩であるようなら、多くは熱であり、脈状が大であるようなら、多く気が有余で血が不足です。脈状が小であるようなら、多く気血がどちらも不足です。脈状が滑であるなら、陽が盛んで、僅かに熱があります。脈状が濇であるようなら、瘀血であり気が虚であって、微かに寒があります。…」>
→文字が多いので簡単にすると
脈 尺膚 病変
急 緊張 寒邪
緩 弛緩 熱
小 痩せる 気血両虚
大 隆起 気が有余で血不足
滑 潤滑 陽盛、僅かに熱
濇 枯れる 瘀血・気虚・微かに寒
となります。
しかし実際尺膚診の運用を見てみると
『鍼灸治療 上下左右前後の法則』 P 63
<尺膚診の出典は、『霊枢』論疾診尺、『素問』脈要精微論などにあり、森立之の『素問攷注』中に、尺膚診の資料が掲載されています。『霊枢』論疾診尺の尺膚診に関わる部分をみていきましょう。>
とあり、邪気蔵府病形篇の内容はあまり反映されていない模様。
両篇を読んでもしっくりこない…
私の認識が不足している可能性も大いにあるので、一旦置いておいて先に読み進めていこうと思います。
参考資料
現代語訳 黄帝内経霊枢 上巻・下巻 東洋学術出版社 南京中医薬大学編著
鍼灸治療 上下左右前後の法則 メディカルユーコン 藤本蓮風著
体表観察で
2021/03/31
練習で先輩の体をみせてもらった
腹部、手、足と順にみせてもらう中
両足で足部外側、踵から第5指にかけて(膀胱経の走行と一致)
著しく冷えている状態を観察した(はじめて観察した所見)
足底の一部、足首(アキレス腱のあたり)にも
冷えは感じられたけど、こちらは、もやりと感じる程度の柔らかい冷え
足の外側のラインの冷えは、触れる手が痛い、
「固い」冷え方、というか
短期的に生じたものでないものに思われた
昨日観察した内容を振り返るなかで、
2つは、冷えとして括ることはできても種類が異なるものといま、考える
なぜあんなに風に冷たくなるのか
仮に足首から下をしばらく冷水に曝しても、あんな冷え方はしない
流れ、道筋における不良があるためとするのが妥当か?
他の可能性は?
その時には、
別の所見で唇が乾燥していること、自覚症状に喉が渇きがあること
などもあわせて注目していたが
そもそも経絡の疎通に問題があるだけで、あの様な固さと伴う冷え方を
体は呈すものなのか?
鍼を打たせてもらった後にも、その部分の所見に変化は見られなかった
この後、どのように変化していくのか
鍼とからだ
2021/11/10
深部、からだの奥で結ばれていた熱。
それが体の表層にはっきりと立ち上がるのを
目の当たりにして、
患者は横になって静かなのに
静けさのなか躍動する。
ただその現象に立会い驚いた。
奥に押し留めていたのは何の作用を受けてか。
潜在するもの表に現すきっかけをもたらす鍼。
言葉に置き換えるのがとても難しい。
口内炎
ここ最近、口内炎がよくできる。
私の場合、口内炎がでるのは食事が偏っているサインなので、そこを改善し
あとは塗り薬をぬってビタミンをとっていればすぐに治るのだが、
折角の機会なので自分で考察し、鍼をしてみる。
口内炎、あんなに小さいデキモノなのに地味に痛い。鍼の効果に期待!
針先、切経、治療報告
切経
経まずは形を追ってみた。
その後、手を当てる時にしっかり当たれば深さと方向が感じられた様な気がする。
また、その他の関連部位と反応を繋げても勉強になりました。
みるときの心の状態、大切だなと感じました。
変な緊張感は不要。
自分を作らない。
また、日常の訓練として、全てにおいて距離感を大切にしたい。
鍼先
学校で鍼を受けました。
よくあるパターンだったのでそこからどう動くのかは経験済みだったので自分でリカバリーできるか試してみた。
ただ自分のリカバリーする為の治療でも失敗を沢山しているので同じ穴でもやり方は変えてみた。
針先から伝わる感覚がいつもと違い、以前失敗した時と脈の前後の反応も違うのでここからどう動くか。
処置が今日なので明日以降どう変化するか楽しみです。
日曜鍼を受けて
結論から書いていくと翌日以降は調子が良くなって施術を受けさせてもらって良かったなと思いました。
お腹が弱ると自身の体感として猫背気味になるのでそのへんもピンとしましたし、翌日のある変化が起こったあとは脈も均等でした。
学校の授業での鍼などもあり、純粋な前後の状態を確認してもらえなかったのが残念なくらいです。
前後変化としては、その日はとても口が渇き、冷たいものを飲みたくなる現象と睡眠が浅いと言った状態になりました。
翌日、倦怠感があり何となく湯船に浸かったら変わるかなと思って入浴しました。
しばらく浸かっていると急にお腹が膨れて汗がひき、一瞬の不安感、吐き気が出た後、排便したくなり急いでトイレに駆け込むと排便と共に状態が良くなると言った経過でした。
その後の反応や施術後の変化を見ると選穴は合っていたはず。
後の反応は必ず起こり得るものなのか、もしくはコントロールできるものなのか。
自分が治療する時のために頭の隅に置いておこう。
六字訣
面白い動画を見つけました。
中国式気功の一つのようで六字訣(ろくじけつ)といいます。
この功法は六字を唱えながら呼吸することで内臓を強化できるみたいです。
六字(呵呼呬吹嘘嘻)はそれぞれの内臓と対応関係にあります。
訣の意味は調べると、「おくのて」「おくぎ」とありました。
呵(ホー)→心・小腸
呼(フー)→脾・胃
呬(スー)→肺・大腸
吹(ツゥェイ)→腎・膀胱
嘘(シュー)→肝・胆
嘻(シー)→三焦
それぞれ対応する内臓の邪気を排出することを意識して行うようです。
※詳しいやり方を知りたい方は動画をご参照ください。
回数は、健康な人が毎日行う場合は、それぞれ2回で充分で、どこか特定の内臓が弱っている人が治療目的で行う場合は回数を増やせばいいようです。
割と簡単にできそうなので、昼休みにでも取り入れてみようと思います。
異名同穴④
腧穴(しゅけつ)とは、いわゆる「つぼ」と呼ばれるものの総称である。
腧穴には、十四経脉上(正経十二經脉・督脈・任脈)にある「經穴(正穴)」、経脉に所属せず治療効果から発生し名称と部位が定まっている「奇穴」、奇穴の中でも1901年以降になってから定められた「新穴」、押すと心地がよかったり、圧痛を感じたりするが、名称も部位も定まっていない「阿是穴(天応穴、圧痛点)」などが含まれる。
經穴(正穴) : 十四經脉上にあり名称、部位が定まっている。
奇穴 : 十四經脉上になく名称、部位、主治症が定まっている。
(新穴 : 1901年以降に定められた奇穴)
阿是穴(天応穴、圧痛点): 名称や部位は定められていないが、病態と深く関わって出現したり、治療点となる部位がある。
④4つの異名のあるもの
穴名 異名
陰交穴 : 少関穴、横戸穴、丹田穴、小関穴
陰都穴 : 食呂穴、食宮穴、石宮穴、通関穴
横骨穴 : 下極穴、屈骨穴、曲骨穴、下横穴
客主人穴 : 上関穴、客主人穴、客王穴、太陽穴
曲地穴 : 鬼臣穴、陽沢穴、鬼臣穴、鬼腿穴
頬車穴 : 機関穴、鬼牀穴、曲牙穴、鬼林穴
曲骨穴 : 尿胞穴、屈骨穴、曲骨端穴、回骨穴
三陰交穴 : 承命穴、太陰穴、下三里穴、女三里穴
心兪穴 : 背竅穴、俉焦の間穴、心の兪穴、背兪穴
上脘穴 : 上管穴、上紀穴、胃脘穴、胃管穴
衝陽穴 : 会原穴、趺陽穴、会湧穴、会骨穴
神門穴 : 兌衝穴、中郄穴、鋭中穴、兌骨穴
身柱穴 : 知利気穴、散気穴、塵気穴、知利毛穴
臑会穴 : 顴髎穴、臑交穴、臑輸穴、臑兪穴
太谿穴 : 昌細穴、照海穴、陰蹻穴、大系穴
中府穴 : 膺中兪穴、肺募穴、府中兪穴、膺兪穴
中極穴 : 気原穴、玉泉穴、膀胱募穴、気魚穴
瞳子髎穴 : 太陽穴、前関穴、後曲穴、童子髎穴
命門穴 : 属累穴、竹杖穴、石門穴、精宮穴
腹結結 : 腹屈穴、腸結穴、腸屈穴、陽屈穴
陽関穴 : 関陽穴、寒府穴、陽陵穴、関陵穴
湧泉穴 : 地衢穴、地衝穴、蹶心蹶、涌泉穴
労宮穴 : 五里穴、鬼路穴、掌中穴、鬼窟穴
【参考文献】
『新版 経絡経穴概論』医道の日本社
『鍼灸医学事典』医道の日本社
















