学生・研究生によるブログ

学生・研究生による学びと発見のブログです。

どんな公園ができるか期待

脈診の勉強を通して

1年性のとき、学校の先輩に脈を診てもらったときのこと。 「(臓腑の)○○が弱ってる•••その上○○で○○やからこれはしんどいな」 現在と比べても、更にちんぷんかんぷんだった中医学の理論を ペラペラと展開されて、体調を心配してくれている様だったけど 何かこう「決めつけ」「レッテル貼り」をされたように感じて ムッとした記憶があります。 つい先日、学校の授業中あるベテランの先生に脈を診てもらったときに 「脾も弱いけど食べる力はあるね」などの言葉に そんなことまで分かるものなんだなあとの感想を抱く。 似た様な状況なのに、受け取ったものが全然違ったことに気がついた。 そして今回、1年性の時の感情には、自分よりも知識を持っている 先輩に対する嫉妬の様なものがあったのだと見返すきっかけに。 脈診の勉強はなかなか思うようには進展しなくて、 初学者の仲間とはいつも頭を抱えていますが、 経験不足で分からないなりに少しずつ見えているものも あるのかも知れないと思えました。ありがたいです。

不問診断学

「不問診断学でいきましょうかー」 突然の下野先生のひと言に??? 望聞問切の「問」を省くということだそうです。 思い返すと… 短時間で何人もの患者さんを診ておられる下野先生は、必要なことを聞いて日頃から不問診断に近いことをされているのかなと思います。 私がやってることは、望聞問切の「問」だけです。 問診の場に色々と引き出そうと、長くなってしまいます。 それは、やはり私の中で切経と病因病機が紐付けされていないから、問診に頼りたくなるのだろうなと思います。 でも、問診しても取捨選択できないし、 果たしてそこまで必要なんか? 「頭痛」といわれて、 頭痛の病因を見てもあまりにもいっぱいで、 え?肝火かな?脾虚かな? とかあれこれ考えるから混乱。 「難聴」「目が痛い」「鼻水」… 聞けば聴くほどいっぱい症状が出てきて、 全部調べたところで、パズルのピースみたいにピタッとはまるまで何時間もかけて、結局辻褄が合わず答えも出ず…あ、こりゃ私の身がもたへん。 何週間か前に下野先生が仰っていた 「近所だし」という言葉が今となってジワジワ来ます。 それなら、もっと大きく捉えて、清竅に行き渡らない生理学を調べた方がシンプルではないのかな?   患者さんには申し訳ないけれど、 「あ、はい、頭痛ですか」 と、サラッと通り過ぎて行った方が良いのかもしれません。 まだ1回だけですが、不問診断学、やってみると面白いですね。 今の私は聞いてもわかんないんだし、 聞いたとて結局自己満足なのかもしれません。   ○ 写真のこと ヒレンジャク GW、実家でBBQをしていたら聞き慣れない鳥の声。 日本にいるのは冬で個体数は少なく、とても珍しい鳥だそうです。

振り返って

○ 3/29 合格発表も終わり、 同じ県同士のクラスメイトとピクニック。 空と土と風と樹々の中で なんと爽快なことか。 どんな鍼灸師になりたいか 進路のことも語り合った。   ○ 3月下旬 繰返し基礎 国試では西洋医学ばかり勉強していたので 東洋医学をもう一度復習した。 各疾患を勉強をしたら、 臓腑の解剖学や生理作用や流注に戻る。 ほうほう、 基礎 ⇄ 応用の繰返しの必要性を改めて痛感。   ○ 4/2 直感 一鍼堂でお腹や背候診をすると 気色が浮き上がって見えます。 触れずとも「ここだ!」という時がある。 探そうと念じるのではなく、 とても冷静で素直な心持ち。 寧ろ、「ここだよー」って 自然と患者さんが教えてくれる という例えが近いかもしれない。   ○ 4/3 ① 脈診(寺子屋にて) 生まれつき脾が弱い人の 施術前と後の変化を診せてもらいました。 健康人の脈とは… 「胃の気の旺盛な脈」 しなやか、潤いがある、生々として力みがない “名状を以てするに難しき脈象のこと” (言葉にすること表現し難い脈) 施術前に寸・関を重按しても 僅かに触れるような脈でしたが、 施術後、脈形が細くても脈力が戻ってきた。 相対的に正気が上がり、これも善しとする。 「そもそもの体質を考慮すべきだ」 という先生の言葉を 心に留め、これから意識していきたい。   ○ 4/3 ②尺膚診 (寺子屋にて) 鍼治療を続けると 身体の変化に敏感になる。 あまり治療をしていない方の体は 言葉にし難い何か鈍い感覚があった。 尺膚診で足裏がジットリと濡れた感触、 陥凹すべき所が隆起している感触から 邪の性質を知ることで、 治療方針を立てていく。 一見肝鬱のように聞こえるが、 そもそもの本質は何か。 生体の中でどのような駆引きを展開させるか 先生の治療を聞くとワクワクした。     ○ 4/3 ③ 問診 初めて患者さんに問診させてもらいました。 「5分で問診から切経まで診てきて下さい」 と先生からお達しがあったが、10分オーバー… その後先生の問診を扉越しに聞く。 「花粉症はありますか?」 ではなく、 「花粉症は目、鼻、喉、頭痛などどこに出ますか?」 具体的な例を挙げると その後の弁証に役立つなと 教えていただけました。   ○ 4/5 色々あった日 新年度、新しい環境。 もう学生じゃないんやなと 急に襲う例えようのない不安。 勝手に緊張してピリピリ。 具合も悪くなって 集中できなくてまたピリピリ。 でも指摘されるまで気付かなかった。 「好きなものってなんですか?」 と受付さんに聞かれてハッとした。 Pinterestで密かに貯めている 好きなものコレクションが頭に浮かんだ。 自然と気持ちがアガる。 鍼灸の世界にいるから 鍼灸のことだけ考えなくちゃと 雁字搦めになって 肝心な時に気が散漫になり 集中できず空回りしていた。 「焦らんとやっていこう」 「楽しんで」 院長の言葉がありがたい。 自分のやり方で気持ちを切り替える方法を 模索していこう。 帰宅後、ノートの走り書きを目にする。 「和敬静寂」 静かな荘厳さの中に 何か穏やかな 人間の気が交流できるような雰囲気 脈診の心得の時に書き留めたものだが、 夜な夜な心に沁み渡る言葉でした。

『閃く経絡』を読んで

以前より、SNSで噂になってた本『閃く経絡』を読んでみました。 ---------------------------------------------------------- 『閃く経絡』 ”現代医学のミステリーに鍼灸の”サイエンス”が挑む!” 著者:ダイエル・キーオン 発行:日本の医道社 ----------------------------------------------------------- ダニエル・キーオンさんは医師として救急の現場に立ちながら、 キングストン大学で中医学を学び、後に北京に渡り就業を行ないました。 医師でありながら鍼灸師であるという立場で、経絡の謎を解明しようと試まれています。 鍼灸学校で習う解剖学・生理学の復習になり、 学生の立場としてはテストされているような感覚も正直あるのですが。。 医師としての立場らしく、淡々と表現されるグロテスクさも楽しむ事が出来ました。 彼の経絡に対するこの論証の一つ一つは、なかなか見ごたえがある様に思います。 実はこのような生々しい論理は好きだったりします。 この本の素晴らしいところは東洋医学に対する敬意が感じられるところです。 東洋医学の軸を動かさずに西洋医学の詳細を詰めていく方法は、 解明する探検の大変さも感じられますが、気持ち良さを同時に覚えます。 そして、医古文などを読む際に手助けとなるのが、現在の医学への探求があるという事は 太古の昔も医学に燃える医家がいるのだろうと信じる事ができるところでしょうか。 未来の優秀な方々によって、東洋医学の証明がなされていくことに夢をはせます。 以前に一鍼堂ブログの番外編として院長が挙げられていた三焦に関してのブログも添付します。 ↓ https://www.1sshindo.com/blog/zenith16946/

早起きは三文の徳

生活を一新した今年の春くらいから、朝活をしています。 諺に早起きは三文の徳とありますが、 早起きをすると健康にも良く、またそのほか何かと良いことがあるものである。 ですが、実際にどうなのでしょうか? 実践してみて実感できていることは、早起きをすると充実した時間が増え得をした気分にはなっています。 大体、いつも朝起きて1時間ほど勉強する時間を持つようにしていますが、夜に本を開いて勉強すると、その日の出来事などが思い出され集中力が削がれてしまいやすいです。それにそもそも疲れていて気力が底をついている状態です。 その点、朝起きたばかりだと、頭の中がスッキリされていて雑念があまり湧かないですし、気力も回復して集中が持続されやすいです。 なので私の場合は朝に勉強する方が効率的だなと実感しています。 健康になっているかは不明ですが、この習慣を今後も続けていこうと思います。

脾の運化 ②

脾の生理作用、運化について あらためて。 運は運ぶ、化は変化させるの意味。 ここでは特に消化・吸収を指し、具体的には 飲食物を水穀の精微に変化させて吸収し(①) 心や肺に運ぶ作用(②)をいう。 ① 胃と小腸が関わる。 水穀の精微は、気や血となり脈中を流れて全身を巡る。 気や血に転化しない精微は五臓に配分され、その余剰分は腎に精として貯蔵される。 ② 脾の、上へと向かう気機がベースになる。 その特性から、生理物質を上昇させる昇清作用がはたらき、水穀の精微を心や肺に送る。 (そして、気・血・津液・精となり全身をめぐり、生命活動が維持される。) 運化の失調から、消化や吸収が阻害されて、食欲不振のほか 気や血、精の不足から、息切れや倦怠感、眩暈、不眠などの症状をもたらす。 また、運化は飲食物中の水液を津液として吸収する面を含むため、 その失調は水の停滞を生じさせ、痰湿の原因となる *脾が受け持つふたつの運化  運化水穀  運化水液(運化水湿)  …からだ中に巡る水液のつくり出すのに加えて、余った水液を肺や腎へ送る  (余分な水は、肺から皮膚をへて汗として、腎から膀胱をへて尿として排出)   ことをして、水の流れの調節を主る。 梅雨が明けて季節が変わり、からだの重たさから一部開放されて、 一新されるような感覚がうれしく、脾についてまとめておきたくなりました。 ____________________________________________ 【参考文献】 『新版 東洋医学概論』医道の日本社 『中医学ってなんだろう』東洋学術出版社
葉桜

体表観察で②

前回書いた、体表観察で局所的にみられた冷えについて追記。 (若干の左右差はあれど)両方の足部 外側にみられたこと。 前腕では、三焦経 外関 支溝あたり。 体幹では、腋窩から肩甲骨下部にかけて。 これらはいづれも左右両側でみられた。 そもそも、両側に左右対称に表れた理由は? (左右対称に走行する経絡と関連づけて考えても良い点に当たるのか?) 以前、自転車の転倒で左手を怪我して、左肩関節の外転制限があった時 その時には冷感は左腕でだけでみられた。 ふたつのケースの差異は起因・起源のためと、とらえやすい。 一方で、腹診で腹部を観察する時には、今のところ 左右対称に表れる状態は少ない様に感じているが、 特に今回、体幹部で冷感として観察され所と腹部との距離は近い。 これから経験を積む中でどのようにして 集積されていって 今後どのように考える様になるのか。(現段階の記録として)

魂と魄

癲狂(てんきょう) 「癲」とは無症状、寡黙、無気力などが出現する抑鬱状態を指し、西洋医学のうつ病やうつ状態に相当する病状。多くは痰気鬱結による心神の活動低下などで出現する。 「狂」は落ち着きがなくなったり、騒がしく、怒ったり、罵ったり、イライラしたり、異常行動をとるなどの興奮状態の病状で、西洋医学の躁病や躁状態に相当する。多くは痰火による心神不安により出現する。 〜実践漢薬学 用語解説 三浦於菟〜 東洋医学の考えに五臓・五神・五志があります。 肝ー魂ー怒 肺ー魄ー憂 例えば統合失調症や双極性障害の治療は脳内の伝達物質を増やしたり減らしたり調整することによって症状を改善する薬物療法が行われます。 大脳の構造は発生学的に古い脳である大脳辺縁系に新しい脳である大脳皮質が外からかぶさってできています。 大脳辺縁系は人の本能的、原始的な反応が行われているところであると習ったと思います。 例えば物事の好き嫌いを一瞬で反応して記憶する扁桃体や海馬があるところです。 一方大脳皮質の特に前部である前頭前野は理性的に判断して、その場にふさわしい言動をとるようコントロールしていると言われています。 となると 肝ー魂ー怒ー大脳皮質ー新ー外ー陽 肺ー魄ー憂ー大脳辺縁系ー旧ー内ー陰 ちなみに統合失調症や双極性障害はこの大脳辺縁系のドパミンの過剰を調節する治療がメインです。抑えすぎるとうつ状態にもなってきます。 症状の一部に幻覚や幻聴、幻視などがあります。→魄のトラブル 現実には起こり得ない事を信じ込んでしまう妄想も強いです。→魂のトラブル 東洋医学からのアプローチでは魂・魄の調整も必要になってくるのかもしれません。  

平胃散

先日家の近所へランチに行った。 出てきた量が予想外のボリュームだった。 炭水化物のオンパレード。 この時代に600円でありがたい話ではあるんだけれども、自分の胃の許容量は完全に超えてしまった。   翌日、舌を見るとまあ大きくなっている。 胖大。 腹の様子も変わっている。 ただ水分で多くなっているわけではないので潤ったテカテカな様子は見受けられず。   治療対象がはっきりした平胃散で対処して腹や経穴などの反応を追ってみた。 胃経の様子と腹が変わった。 腹証奇覧だと六君子湯の腹に近かった様に思いますが、平胃散でも対処できました。 便への影響もあり。   先週見させて頂いた患者さんの状態も過食だったのでいい勉強になりました。

色々メモ

  手がビリビリ 人の身体を触らせてもらって感じることのある手のビリビリって感じは何なんだろう。   この感覚を探っていく必要がありそう。       治療後のベット 治療後のベットって何か残っているのかな。   人によってだけども、イメージとして何か薄黒く?モヤっとしたものが残っている気がする。     考え事 胸の部分がずっと気になっている。   神は働きすぎると疲れる。   自分の身体でも、思考すると気が上がる。   考えすぎ、思考しすぎると動悸がする。   一時的に落ち着けるだけなら桂枝加竜骨牡蛎湯(竜骨・牡蛎)を使えば思考の暴走、動悸は治る。   心の暴走は宗気にも影響するためか息切れも起こる。   現代語訳 素問 霊蘭秘典論篇 P161 「心なる者は、君主の官なり。神明焉より出づ。…膻中なる者は、臣使の官、喜楽焉より出づ。」     調べていこうと思ったけどここはとりあえずここまでにします。 悪癖が出てる。     形 漢字はもともと意味があったはずなのに字義を知らないと形に拘ってしまう。   そうなってくるとあんまり意味がなさそうだなと思う。     意識 今までも意識していたけど、日常の意識を使いかたをもうちょっと変えてみよう。   自分がその時どうしたいと思ったか、何に魅かれたか、嫌だと思ったこと。   学校で勉強ばかりさせられると遠のいていきそうなところ。   一鍼堂で教わって大切だと思ったことのみ実践。