学生・研究生によるブログ

学生・研究生による学びと発見のブログです。

新しい年

ようやくこの本が手に入りました。 このシリーズの傷寒論はもう読みました。 とても読みやすいです。でもどの本でもそうですが、一度読んだだけではあまり自分の知識に落とし込めません。何度も読み返すのが理想なんでしょうが、気になる他の本もたくさんあって辛いところです。 いつも朝の起床時に1時間ほど自習をしています。寺子屋でお世話になり始めてからの習慣になりました。自分なりに気に入っている習慣です。 これで更に帰宅後の夜にも自習の時間を作りたいのですが、身体の電池切れでなかなか習慣になりませんでした。 今年も新しい年が始まりました。また日々の生活を見直しつつ過ごして、新しい発見を楽しみたいと思います。

練習

カルテを書く練習と情報を振り返って考えを整理する目的のために記載してみます。 一週間後、再び研究生での練習会。 前回に引き続き、状態の確認をする。 腰痛はやや持ち直したが、今朝から新たな症状である胸の辺りの痛みが気になるように。息を吸うときに顕著化するとのこと。場所で言うと胸骨と左第3肋骨の接着部あたり。今までにないような倦怠感や感覚鈍麻様もあり。 舌質:淡紅暗(いつもより鮮やかさに欠ける) 舌苔:舌根部を中心に厚膩 脈:沈で脈壁はあるが中身が足りない薄い感じがする。(→まだ何脈なのか分類する能力が足りない) 腹診:両脾募の胸脇部の張り感。中脘を中心に抜け感。右肝相火の張り。臍下下焦の湿熱感。 背侯診:T3のつまり感。T7、T9、T12の黒ずみ感。左側のT12〜L4に渡っての張り感、逆に右側の抜け感。 その他気になったところ: 足のふくらはぎは、左が張っていて、右が弛緩している。 脈診で脈を抑えたり、切経で手の経脈を触ると連続して咳が出てくる。(→気滞、気逆を悪化させるのか) 弁証 腎の納気が弱まり、肺で気滞を起こしているのか。 治法 腎気を補い、肺の母である脾を助ける。 配穴 前回と同様に補腎の(右)太渓 (左)上巨虚(→反応点であり、肺経の表裏関係、脾胃にも影響できるのではないか) 治療後の変化 舌の色にやや赤みがさした。 急な唾液、鼻水、涙が増量(不思議な現象→副交感神経優位にシフト? 気が動いて詰まっていたものが流れ出たのか、はたまた気の固摂作用が弱まって漏れ出たのか、後者でないことを祈る) 手掌の温かさがアップ 脈状は中位にまで起き上がり膨らんで、脈壁が緩んだ感じ。 背中の左右差がやや均一化 胸の痛みは若干の軽減あり。 今後の課題 治法と配穴を結びつけるのが難しいです。 私の場合、手が育っておらず、必要な反応穴が取れない。 身体の観察力も何となくそんな感じがするとか、まだまだぼや〜とした感じで、はっきりした明確さをもって表現できない。 地道に積み重ねていきます。

山崎、太陰など

山崎 色々取っ払うために学生時代から何となく好きだった山崎駅にいきました。   特に何かがある訳ではないのですが、人通りもそんな多くなく、鳥や風の音が聞こえる中にある踏切の音もいい感じです。   何もない中、外の世界と向き合った時に以前教わった環境のお話が思い返された。   自分だけになってもいけませんが、自我の確立のさせ方も少し見えてきた気がします。   自分の課題と向き合う時、人と関わってどうこうするよりも先にそっちが必要ですね。     太陰など 太陰は太陰と呼ばれるだけあってやはり陰が一番深いところなんだと実感。   心の在り方にも影響するなと思います。   ベクトルが自分に向いて陰鬱な時、脾の弱りも考えられる。   思考がどう向かうかもわかりやすいです。   先週聞かせて頂いた話も水に関係していて、これから梅雨時に入ってどう臓腑が変化していくかみていくと勉強になりそうです。   また、ここで生まれた痰湿は氣滯と結びついて胆に波及する事もあると思う。   胆経に反応がある場合、痰湿を兼ねていることが多いと思います。    

今日の一曲

Takaaki Itoh - Bloom After Broken Life  https://www.youtube.com/watch?v=8nnwbs_umFA 勉学や人生の諸問題で、煮詰まった時に、僕はたまにこれを聴き返す。 【破綻したあとに咲く、「何か。」】 こういう音楽を、勉強時のBGMに取り入れることがあります。 いったい、何回、聴いた(=破綻≒何か咲く)ことやら…… ※林先生より「Blogは自由に、なんでも書いていい。」と承ったので、今後はこういう記事も増やしていきます。 ※怒られたら止めます。

楽しむ

  最近は鍼ではありませんが、切経を通じてでも人間性は大切だと感じる事が多いです。   馬鹿騒ぎする訳にはいきませんが、自分にとってはある種の明るさや前向きさは必要。   それが楽しむ気持ちに繋がると感じます。   過去へ執着しているより今を生きる。   どんな状況であれ今を一生懸命生きる。   絶望的な状況だと感じていても自分自身の捉え方次第で変わる。   雑念なんて抱いている時点で今を生きていない。   教えて頂いた歌も自分に必要なとてもいい内容でした。   学術・人間性など勉強しなければいけない事ばかりですが、どんな事であれ自分を戒めつつ楽しんでいければなと思います。   学校の勉強も楽しもう。   淡々としながら。

コーヒー

先日勉強会で、寺子屋メンバーが コーヒー(約350ml)を飲む前と飲んだ後で 身体がどう変わるか実験をしてた。 (ブログにあるので、参照ください。)   以前、接客業をしていた時、 テンションがもたないので コーラ、コーヒー、エナジードリンクを 飲んでる人がとても多かった。 覚醒作用があり、一時的に気の流れも良くなるのだとか。 私はコーヒーや炭酸を飲むと 胸が痛くなったり、痞えたり動悸がする。 嗚咽したり、吐きそうになることも。 よっぽどのことがない限り飲まないです。 タンブラーに入れてコーヒーを飲む人がカッコよくて羨ましいのですが…   コーヒーは安寧作用があり、 温性で昇発と利尿作用がある。 それを知って、私は日頃から逆上せやすく 気が上りやすいため、 コーヒーを飲むと動悸が起きることに納得しました。   温性なので身体を潤す成分もなくなってしまいます。 便秘がちで乾燥肌の私にはよろしくありませんね。   下野先生曰く、日常から飲んでいると 脾が弱くても麻痺してくるそうです。 キンキンに冷えたアルコールを 飲むうちに慣れてくると 同じような感覚だそうです。   【脾胃の病因病機  一部抜粋】 外邪の侵入、情志的な要因、食生活の乱れ、労倦などの要因も 直接的・間接的に脾胃の疾患をもたらす原因となる。 また体内にある病理産物、痰飲、水湿、瘀濁なども脾胃の病変を続発させたり悪化させたりする内在要因となる。 【胃失和降】 胃腸の伝導機能の失調という症状と胃気上逆とあう症状の2種類が現れる。 ○ 胃腸の伝導機能の失調 便秘、脘腹脹満して痛む ○ 胃気上逆 悪心、嘔吐、げっぷ、胃酸過多、しゃっくり [原因] 外邪の侵入、食生活の不節制、思いどおりに事が運ばない、痰飲の停滞、脾胃虚弱、大小便の閉塞など   もう、どっからでも脾と胃を傷める可能性がある。 体質的に脾胃虚弱な人が抑鬱で肝胃不和となり、飲食不摂で辛い物、肉、酒、味の濃いものばかり食べたり、温補剤を飲みすぎたりする コーヒーも温補剤になるのかな? こんなケースもあり得そう。 ひどくなれば経に沿って頭痛や逆流性食道炎、清竅にまつわる症状が現れるのでは… と思いました。   参考図書 ○ 最新カラー図解 東洋医学 基本としくみ ○ 中医病因病機学

紫色から色々探る

昔の人の認識を知るために。 神農本草経では霊芝を「青芝、赤芝、黄芝、白芝、黒芝、紫芝」と六種に分類している。 神農本草経攷異 青芝「味酸平。…補肝気。」 赤芝「味苦平。…益心気。」 黄芝「味甘平。…益脾気。」 白芝「味辛平。…益肺気。」 黒芝「味鹹平。…益腎気。」 紫芝「味甘温。…益精気。」 紫以外の五色に関しては通常の解釈でわかりやすい。 では紫の益精気とは何なのか。 まずは紫について考えたい。 これは高貴な位を表す事も多くある。 例えば紫禁城の名前の由来など。 日本でも儒教を学んでいたとされる聖徳太子が定めた冠位十二階では、紫(徳)・青(仁)・赤(礼)・黄(信)・白(義)・黒(智)との順位で位が定められている事から紫の立ち位置と文化の伝来が伺える。 人体にも紫宮という経穴があり、それが何を指すのか。 神仙思想でも度々出てくる紫。 五色以外にも着目する必要がありそう。   参考資料: 神農本草経攷異 有明書房 森立之著 煉丹術の世界 大修館書店 秋岡英行・垣内智之・加藤知恵著  

ランチ

先日、職場の人たちとランチに行きました。 ベトナム料理を食べるのは久々です。 そのお店は老舗で、私が学生の頃にも行ったことがある思い出のお店です。 そして以前に比べるとメニューのバリエーションがかなり増えている気がしました。 そんな数多くあるメニューの中から一つに選ぶのは至難の業でした。それぞれの料理がとても美味しそうで、どれも捨てがたい一品です。そして目移りしながらやっとの思いで、フォーと海老塩ごはんのセットに決めました。 結果、選んで正解でした。 フォーはココナッツミルクを加えたピリ辛味でしたが、ベースのうまみのある出汁が更に味に奥行きを持たせていて、スープもお腹いっぱいになるまで飲み切ってしまいました。 フォーにはパクチーが外せませんが、それ以外にもカットレモンが添えられていて、フォーに絞っていただきました。 仕事帰りに寄ったこともあり、あの時のちょっと疲れた私にはピッタリだったのかもしれません。 たっぷりの香草に柑橘の香りで、爽やかになれたと思います。 ベトナム料理はタイ料理と似ていて、甘い、辛い、酸っぱい、料理が多いように思います。風土的に高温多湿でもあるので、甘みで消化を促し、辛味で発汗して、酸味で発汗しすぎないように体温調節をしているのかも。 長年の年月が自然と歴史と相まって、その土地に合う味付けに発展していくのでしょうか。

保護中: 知り合いのおばちゃんとの会話

以前、僕は知的障害者授産施設で、生活支援員として、1年限定の約束で働いていた。 その時、その施設でボランティアで来ておられたおばちゃんと、先日、某所にて久々に会った。 ひさしぶり、からの挨拶で、その施設の現在のよもやま話に花が咲き、 「福祉なんてね、真面目な人間がやるもんじゃないよー」などと、ぶっちゃけトーク。 …… 僕が鍼灸師の専門学校に通っていることを話すと、 「アンタまだモラトリアムかいね~」 と、呆れられながら、苦笑された。 しかしその後、別れ際、おばちゃんから言われたことに対して、背中に稲妻が走った。 「 鍼灸師なんてね、本来は目の見えない、視覚障害者のための職業だったのよ! アンタは【晴眼者】なんだから、しっかり勉強せな、アカンよ!! 」 確かにはっきり、【晴眼者】という単語を飛び出してきたことに対して、僕は瞬時に、おばちゃんの博識さと、己自身の甘さを痛感させられた。 そうだった。 学校に入る前、かなり入念に、自分なりに、業界のリサーチをしていたつもりだった。 そこで異口同音に言われたことは、 「鍼灸学校なんてどこに行ってもおんなじ。国家試験なんて簡単だし。免許をとってからの勉強のほうが遥かに大事だよ。」 と。 しかし、ある意味、自分が視覚障害者の職業を、奪っているのではないか、という認識や自覚はなかった。 もう少し、ヒリヒリした感覚を持って、学業に臨もう。 そう思わされた。 オバちゃんには感謝してる。

上ル・下ル(02)

介護施設などで、少しでも通常と違う事があると連絡をするシステムがあります。 連絡ノートであったり、端末機器への入力であったり。 中枢性の疾患のある利用者も多く居られ、時として介護士を悩ませたりします。 機嫌が悪かったり、意味不明な事を発したりと。 記録には『〇〇様、不穏。△△など、される。』などと記されたりします。 そんな”不穏”な状態の方で多くみられるのが便通が滞っているケース。 大便秘訣について再確認する。 病因病機により四つに分けるとすると、 ①熱秘:実熱による。顔面紅潮や口渇、口臭の可能性あり。 ②氣秘:気滞による。曖気が多く、腹部や胸肋部の張満感の可能性あり。 ③虚秘:気虚(息切れ、疲労感など)あるいは血虚・陰虚(顔色が悪い、疲労感など)による。 ④冷秘:陽虚による。大便がゆるく、腹部や四肢の冷えなどの可能性あり。 上がるものが上がり、下がるもの下がらないと 様々なところで問題が出てくるのかと思う。 備忘録として記す。 【参考文献】 『新版 東洋医学概論』医道の日本社