体が重い
先週から体調が変化してなかなか身体が重くてしんどい。
舌をみると真っ白な豆腐の粕の様なもので覆われており、脾募を労宮で触ると掌から抜けていく感じがし、指腹で触るとゆるゆるになっていて、両手が重い。
お風呂で温もると脾募が赤くなっていました。
数日前は入浴時、肺経が赤くなっていました。
関係あるかわかりませんが、最初に感じた身体の変化は1ヶ月くらい前で、胸のあたりに肌荒れが起こっていて、それが段々下に降りてきていた。
今は荒れが治ってきて少し脱皮し始めた。
調べると膜原に問題がある可能性もあるかも知れないと思った。
<中医臨床のための温病学入門> P136
「呉有可が「膜原は、外は肌肉に通じ、内は胃腑に近く、すなわち三焦の門戸、実に一身の半表半裏なり、邪は上より受け、直ちに中道に趨く、故に病は多くは膜原に帰す。」と述べるように、湿熱濁邪は膜原に鬱伏して、本証を発病しやすい。」
しかしこの邪が潜伏と言うけどもいつから潜伏しているかなど書いていないので気になる。
背中を診てもらっているとき膈のあたりがと言われた事があるが繋がっていないのか。
臓腑の働きが良くなると伏せていたものが浮き出てきたりすることはないのか。
気になるのでしばらく追ってみようと思います。
参考文献
中医臨床のための温病学入門 東洋学術出版社 神戸中医学研究会編著
春になると・・・
私はいつも春先になると不調がでることが多く、
今までは梅核気や左中指に見に覚えのない腫れ(今でも原因わからず、1ヶ月位腫れていた)
今年は生理不順に胃の不調と、気分も落ち込みやすくなったりするので
春がくるのが待ち遠しい反面、不調がくることに怯え毎年身構えてしまいます。。。
でも。もう私も3年生になりますし、下野先生の施術も受けつつ、
せっかくなので自分でも鍼してみようとあれこれ原因を考えてみました。
生理不順については、最近は17日くらいの短い間隔で生理がはじまっておりそのせいで貧血気味で
胃の調子も悪いので脾の弱りが原因?年齢的に腎も原因かも?いつも春先に不調でるし肝の気があがっていることも考えないといけないのか?思いつく限りいろいろ自分の身体に鍼をして変化を観察しようと思います。
寺子屋でも先生方に、脈の変化を観察する方法や毎日自分に鍼してみたら?とアドバイスをいただいたので
さっそく実践してみます!
やっと暖かくなってウキウキする季節を心も身体も元気に過ごしていきたいです。
舌を考察①
寺子屋で患者様の舌を見せて頂きました。
受けた印象は白滑苔淡白胖大でした。
舌だけで結論付ける訳にはいきませんが、考えない訳にはいかないので何を表すのか考察していきます。
白苔は一般的には表証・寒証を表すとされます。
中医臨床のための舌診と脈診 P33
陽虛が基本にある内傷の場合には舌質が淡白・胖嫩であり、寒邪直中の場合には青紫舌の事が多い。
との事です。
もう少し詳しい箇所を見てみます。
同書籍 P 53
陽虛寒湿
淡白舌は気血不足であり、白滑苔は寒湿をあらわす。一般には、陽虛で陰血の化生が不足し、津液の蒸化もできず水湿が貯留して寒化した状態が多く、舌質が胖嫩で歯根が明らかである。
まず、「陽虛で陰血の化生が不足して淡白舌」とはどういう事か考えてみます。
現代語訳 黄帝内経素問 上巻 P112 陰陽応象大論篇
南方は陽気が盛んで、熱を発生します。熱は火気を盛んに生じ、火気は苦味を生じ、苦味は心気を滋養し、心気は血気を変化生成します。血気は充足すると脾を生じ養います。心気は舌と関連しています。
その変化についていうと天にあっては熱気となり、地にあっては火気となり、人体にあっては血脈となり、五臓にあっては赤となり、五音にあっては徴となり、五声にあっては笑となり、病変の現れ方としては憂となり、竅にあっては舌となり、五味にあっては苦となり、こころの変動にあっては喜となります。
同書籍 下巻 P 23 天元紀大論篇
熱気は少陰の根本の気
同書籍 上巻 P 93 金匱真言論篇
南方の赤色の気は、人身の心と相い応じ、心は竅を両耳に開き、精華は心に内蔵され、五味の中では苦味にあたり、五畜の中では羊にあたり…
これらはすべて火の一類に属します。四時でいえば夏の季節で、心は血脈を主り、また、五臓の主ですから、病は往々にして血脈と五臓に現れるのです。
つまり、「陽虛で陰血の化生が不足して淡白舌」とは
陽虛になると心気も不足し、血を変化生成することが出来ない。
結果として赤味が出なくなり、心の竅である舌に色が反映されなくなった状態なのではないかと考えました。
参考資料
中医臨床のための舌診と脈診 医歯薬出版株式会社
現代語訳黄帝内経素問 上巻下巻 東洋学術出版社
経験
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2021/11/16 『経験』
さらけ出してもらったことを受けて動かされるものがあると思った。患者さんから、痛みが少し和らいだ、マシになった、と伝えてもらうことが、こんな風に推進力になるとは以前想像しなかった。そしてまた、それを先生方に共有してもらえることが、自分の内にこんな感情を生むのかと新鮮だった。
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2021/11/17 『得難い日』
届けたいところに鍼を届けらるように。そう考えている時点でもう違ってしまっていることは明確なのに、あれこれ考えがよぎるし、体が硬い、頭も硬い。そんな折、院長から意識の置き方について話して頂く機会があった。同じ日、下野先生から、体の使い方について具体的な指導をして頂いた。得難い日について、これ以上書きようがないくらいです。
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2021/11/24 『お腹』
裏熱を孕むお腹。実際の患者さんのからだを診せてもらう中で、手で触れることを通して、裏熱という言葉が採用されているその意味が少しだけ知れたと思った。
触れて、感覚として最初に覚えたのは、鈍い・鈍磨、ということ。そして、そう感じたのには、皮膚表面付近がいやに分厚く感じられることが関係していると言えそうだと考えた。この厚みは何がもたらすのか?また、分厚さが遮蔽しているためか内側からの温感が感じにくい。もっと他にも、何か絡み合ってこじれた感じも受ける。通りにくいのは熱だけか?熱は籠り、その熱はどこへ移動する?体のほか精神面ではどの様に影響するのか?検討を続けたい。
今週のこと
今月から学校が対面授業になり、月経1週間前とタイミングが重なりました。
ブログを何回書いても考えがまとまらないので、今週はこの状態でありのままに書くことにします。
私は感受性が高い方ですが、今週は実習や治療や自分でも、ほぼ毎日体に鍼をしたりお灸をしましたが、痛みや熱さをほとんど感じませんでした。
「ひびき」と言われる刺激でも、普段は不快なのに今週は何ともありません。
私の中でセンサーがポッキリ折れた感じです。表面は気を張って元気そうに見えても、中はグニャグニャです。
脈も同じような感じです。脈の輪郭(断面)は雫型のようでした。浮取りは尖っていて、中〜沈取りにかけて輪郭があやふやになります。
沈(虚証)、滑(痰湿)、弦、細(血虚・陰虚)でしょうか?輪郭がボケてしまうのはどれかわかりません。
週の初めは夜だけ火照っていたのが、週末には一日中火照り、体の中で熱風の竜巻が吹くようになりました。頭痛、耳鳴りもありました。
魚腰や印堂あたりは重くて雲がかかっているようです。
舌については、舌は歯痕・胖嫩舌、舌中舌根は淡、舌尖は紅。舌根にかけて厚白苔。
それから歯痕舌が次第に消えていき、舌尖に紅点が出てきました。舌苔も少し薄くなってきました。
週末には細かな裂紋が舌中から舌尖に向けて幾筋ばかり出現しました。
肝は月経を主り、疏泄が任脈と衝脈から女子胞(子宮)に紅血を送り出す役割を担っています。月経前は疏泄が変動しやすく、肝鬱気滞、肝火上亢の場合は頭痛、急燥、不安感、乳房の脹痛などの症状が出現し憎悪する。
と教科書では記されています。
生殖器系は「腎」が主ると思い込んでいました。
私の月経前症候群の症状を振り返れば、月経が「肝」が主るのも頷けます。
【参考文献】新版 東洋医学概論 医道の日本社
ある患者の所見から
ある患者の所見から──
気虚がベースにあり年齢的にも腎精の減退は必至。
心火の過度の亢進の元に
心腎の不交が患部の症状を引き起こしている主因と想定していた。
治療中に鬱熱が発散される様が見られる等の所見が
当初こそ見られたものの最近ではそうした著しい変化が追えない。
本格的な寒気到来に合わせ体調は悪化。
寒邪を感受、裏に入り
程度のきつい手足厥冷と浮腫は定着気味。
以前にも増して処置後の変化を追うことが容易じゃなくなってきた。
最初の検討のまま只今寒症の所見が表に強く現れていると考えるべきか。
秋口には隠れていた本態が上下で現れていると捉えるべきか。
そんな時期に手の冷えが緩和が確認される日があった。
胃の気を動かして後押しをすべく配穴に変更を加えて処置。
次回に繋げる。
私の相方は何なのか
陰陽とはどういったものなのだろうか?
陰は月、陽は太陽 陰は水、陽は火というイメージが
自分の中にある。
世の中の一切の物事には陰と陽で振り分けられていて、
お互いを助け合い、依存し、制約しあっていて、片方の
存在が消えれば、一方も存在しなくなるようだ。
では、もし私が陽であると仮定すると、相方の陰は
何になるのだろうか?
家族?友人?恋人?それとも人間とは全然関係のない
ものなのだろうか。
僕が生まれてこなかったと仮定してみる。
僕がこの世に存在していなければ、私の妹達には兄がいなかった。家族や、友人、恋人の記憶にも存在しない。
小学生の時クラブチームで決勝ゴールをあげたあのゴールも存在しない。
友人と他愛もない話で笑い合った日常も存在しない。
今書いてる文書も存在しない。
未来に作り上げる物も子供も存在しない。
その先続く子孫もその歴史もない。
あげればキリがないほど消えていく。
私の相方は私の歩んできた道なのかもしれない。
私の全ての道とそれを作り上げてくれた一切の物事に感謝と敬意を表します。
PS.写真は私の地元の丹波篠山の朝日です。
身を削る
3年生前期の最後は、様々な鍼灸法の実技がありました。
色んな先生が単発の実技授業をしてくださるので今日の先生はどんなふうに身体を診て施術するのかなぁと興味深々でした。
学校の実技で「圧痛を探しなさい」と
言われたか、言われなかったか…あまり記憶はないけど、切経で圧痛を探す先生が多いなぁという印象でした。
この間までは皆がそうしてるから、私も前に倣え状態でした。
患者役になってわかってくるのは、
少腹を押圧したら痛くてたまらんのに、
徒手検査みたいに、痛みを再現するのは
なんだか気分が良くないものです。
お腹や背中を人に向けるということは、
自分の一番守らないといけない大事な所。
動物なら服従の姿勢です。
この経穴は○○に効く
○○穴はお灸すると良い
特定の症状=○○穴
と特効穴で配穴を教えてくれる先生もいらっしゃいました。
しかし、素体を無視して施術した結果、
しんどくなった人もちらほらいました。
私も逆上せた後、咽頭部が腫れて、
このまま放置したらヤバいな…
というところまできました。
「こういう時こそ鍼で治すといいですよ!」
と下野先生に背中を押されて
あれこれ調べて鍼で治療してみました。
身を削った結果、得るものも多く
良い経験になりました。
人の体をしっかり診ずして、根拠が明確ではなく方法論だけが一人歩きすると怖いなぁ…ということ。
鍼は良い風にも悪い風にも効くんだから、
素体を鑑みず、人の体を診る方法も知らず、
リスクを知らないまま施術することへの恐ろしさを感じます。
先日、下野先生に臨床論を勉強するにはどの本はどれがいいか聞いてみました。
この病気にはこの経穴といったふうに答えが載っている本と、載っていない本。
「経穴が載っていると考えが固定されてしまうから、経穴が無い方が自分で考えられますよ」
と下野先生。
型にはまることへの安心感。
型にはまることで見えなくなるもの。
今の私は、答えがない方が面白いと思いました。
遠回りなのかもしれないけれど、
創造力を掻き立てられます。
いずれまた型にはまることもあると思います。
それはそれで、また新たな気づきのきっかけになるのかな。
閃めく経絡
以前から気になっていた本を読んでます。図書館で借りれました。
「閃めく経絡」ダニエル・キーオン著
私は今まで東洋医学について記した本で、西洋人が書いた本を読んだことがありませんでした。振り返れば、ほぼ日本人か中国人で、韓国人は1人か2人くらいでしょうか。なのでとても珍しく感じました。ちなみにこの本はアマゾンでも好評価です。
著者はどんな人なのかと見てみたところ、救急診療専門医のイギリス人で、中国に留学して鍼灸を学ばれていたようです。
なので、もともと現代医学に明るく、特に発生学が得意なのか、その知識の上で鍼灸を学ばれて感じたことを掘り下げ、分析して想像した内容になっているのかなぁという印象を受けました。
著者は、「発生学からの知識に数学を取り入れて、鍼灸がどのように作用するか理解するようになる方程式を作り上げる。それは無限に複雑で美しい形であると同時に洗練された単純性を表したものになる。」ということを記しています。
今まで東洋的な言い回しに慣れてきた私には、いかにも西洋的な文面だなと感じざるおえませんが、このような考え方で西洋医学はここまで発展してきたのだろうとも思います。
まだ、この本を半分くらいしか読んでいませんが、著者は「気」とは何か、なぜ「経絡」がこのような配置になっているのかを、人体がどのように発生し、どのように作用しているのかを理解すれば明らかになると考え、発生学の見地から答えを見出そうとしています。
この後の展開が楽しみです。
近年、西洋圏でも東洋医学が盛んに学ばれ、人気があると聞いています。そうなることで、この著者のような人も増えてきて、今までになかったいろんな切り口で考えられるようになり、東洋医学もより発展していくかもしれません。そしてそうなればいいなとも思います。
台風の役割
大型台風が接近しています。
過去に甚大な被害をもたらした伊勢湾台風並みの台風だと連日報道されています。
そんなニュースの中で台風(低気圧)は反時計回りで、高気圧は時計回りに回転していると聞いて、ふと鍼を施す時の補瀉の考えが頭をよぎりました。
鍼の手技の中で
補法は右回旋(時計回り)、瀉法は左回旋(反時計周り)の考え方があります。
となると高気圧は補の働きで、台風(低気圧)は瀉の働きになります。
高気圧は上空から地上に向かって下降気流が発生しています。
低気圧は地上から上空に向かって上昇気流が発生しています。
ネジや瓶などの蓋も右に回す→閉まる(下向きの方向性)。左に回す→開ける(上向きの方向性)
これはたまたまの偶然?
再び鍼の手技の考え方に戻って
右回旋→補法→気を集める
左回旋→瀉法→気を抜く
天気の移り変わりも陰陽のバランスの均衡が保たれるようになっていると考えると、台風は地球において高まりすぎた陽気を瀉して気を抜いているのでしょうか?
確かに台風が過ぎ去った後には、爽やかな秋晴れになることが多いかも。
















